29 / 33
5章:デドナンの戦い
デドナンの戦い
しおりを挟む
—ドッ! ド―ン!
爆発音とともに地響きがあたりに伝わった。そして爆熱と爆風で舞い上がった砂煙がドーム状に渦巻いた。敵と共に砂煙に消えたベレヌスにデドナン王都に馬を走らせるデドナン兵は後ろを振り向きベレヌスのみを案じた。
「げっほ! げっほ!」
激しく咳込む音と共にベレヌスが砂煙の中から現れ、すぐに一行と轡を並べた。
「やりすぎだよ」
カムロスの言葉にベレヌスは苦笑を浮かべ、再び先頭で兵を率いた。
デドナン首都を囲む塀の上ではデドナンの兵や民たちが外を見ていた。近づいてくる一団の中にデドナン兵の甲冑を身に着けていないものが混ざっていることに気が付く。そして、4人の中にデドナン宰相家三男ベレヌスがいることに気が付いた兵は目を輝かせ、同時にその横にトールの姿がないことに絶望を覚えた。
重たい音を立て開く門。開き始めた隙間からベレヌスたちはデドナン王都に入った。
「すぐに閉めよ」
ベレヌスは最後尾にいたテオーナが入ったことを確認し半分も開いていない門を閉めるよう、指示を出した。ベレヌスは自分たちを囲う民の中に見知ったものを見つけ懐かしい思いを抱くが、懐かしい再会をする時ではない。
「カムロス、ドルドナ、テオーナ様は私と共にこのまま城に。ほかの者はけが人の手当てを。警戒を怠るな。些細な変化も見逃さず報告せよ」
ベレヌスの言葉に兵は敬礼し、動き出す。その姿を確認するとベレヌスは馬から降りることなく城に向かうべく環状区を駆け上った。
「ベレヌス!」
送り出したトールのことが心配で城門で立っていたラヴァルはベレヌスの姿に驚き、駆け寄った。
「父上、兄上が」
顔を伏せたベレヌスの肩をラヴァルは優しく抱きしめた。ラヴァルはわかっていた。トールが生きて戻ってくる可能性が低いということを。
「そうか」
ラヴァルはそれしか言えなかった。しばらくベレヌスを抱きしめていたラヴァルだが、すぐに宰相の心に切り替え、ベレヌスから離れると背を向けた。
「これからのことを話そう」
「はい、父上」
ベレヌスは伏せていた顔を上げ、ラヴァルの背をみた。その背は力なく倒れていくように見えた。ベレヌスは低く呻く声に予知でも幻でもないことに気が付いた。
「父上!」
ベレヌスはラヴァルが地面にぶつかる前に抱き留め支える。心臓のあたりを押さえ苦しそうに顔を歪めるラヴァルに、ベレヌスはただ事ではないとテオーナを振り返った。テオーナもすぐにラヴァルに駆け寄り、診察をする。脈をはかり、ラヴァルの手に額をかざすテオーナをベレヌスは不安げに見つめた。テオーナはゆっくり額から手を離した。
「どうですか」
「死ぬことはないが」
ベレヌスはテオーナの死ぬことはないという言葉にわずかに安堵した。兄を失い、ここにきて父親まで失うことになるなど考えたくもなかった。
ベレヌスはいまだ苦し気な息を繰り返すラヴァルを見つめた。ベレヌスは悩んだ。親子の情を優先させるか。宰相家としての務めを果たすかを。悩むベレヌスの腕を震えながらも力強い手が掴んだ。ベレヌスの悩みは消えた。
「父上をお部屋に。医者を手配してくれ」
ベレヌスは不安げに囲んでいる兵に命じた。兵はすぐにベレヌスからラヴァルの体を預かると頭を下げ、城の中に消えた。ベレヌスはその背を見送り、背を向けた。
カムロスとドルドナは戸惑ったようにベレヌスを見た。
「行かなくていいのかい」
カムロスの問いかけにベレヌスは首を横に振った。
「俺にはすべきことがある」
ベレヌスの力強い声にテオーナだけが満足そうに頷いた。ベレヌスは先ほどまでラヴァルを支えていた手をみた。頼りになりそうな手ではない。
「しかし、自分には仲間がいる。なんとかしてみせる」
手を握り絞め、仲間を見た。
「皆、手を貸してくれ」
ベレヌスは駆け付けた警備隊長を連れ、来た道を戻った。ラヴァルが倒れた以上、城で話し合う必要はない。ベレヌスは戦いの地になるであろう環状区外を目指した。
「ベレヌス、どうするつもりだ」
「戦うしかない。今から逃げたところで追いつかれるのが関の山だ」
ドルドナの問いかけにベレヌスは答えた。
ドルドナは確かにと頷くとすがるような眼でベレヌスを見る民たちを見た。ドルドナはどのような気持ちでこの視線を受け止めているのかとベレヌスを思いやった。
「警備隊長」
「はっ!」
「兵士の数は」
「1000ほど」
ベレヌスは1000という数字に悩んだ。1000という数字は少ない。水の都グラスでみた敵の数は、1000はいなかった。しかし、さらに増援が来ることは必定。しかも相手は人間ではない。
「どんな手を使っても勝たねば」
ベレヌスはたどり着いた王都と外を遮る門を見上げた。そして振り返り、ベレヌスは決心した。
「油とわら、それに火薬を用意しろ」
「まさか、ベレヌス」
カムロスはベレヌスがしようとしていることが分かった。テオーナはいい案だと頷き、ドルドナは首を傾げカムロスを見上げた。警備隊長も不安そうに命令を承ることができずにいた。そんな反応を示す仲間を気にせず、ベレヌスはこう続けた。
「すべての民を城に入れるぞ」
警備隊長はベレヌスが何をしようとしているのかを気が付いた。
「ベレヌス様!それはなりません!」
「なにがいけない。ものは壊れても直すことができる。人はそうはいかない」
ベレヌスは説くように警備隊長に言った。警備隊長はそれはそうだがと、食い下がりつつも発言をした。
「民を城に入れるなど、前代未聞」
民を入れ城で何か起きればそれこそ、ことだと警備隊長は難色を示す。ベレヌスは警備隊長から視線を外し、不安げに瞳を揺らしベレヌスたちを伺い続けていた民のほうへ向いた。
ベレヌスは空気を深く吸い込んだ。
「闇の軍勢が人間を滅ぼすべくここに向かってきている」
ベレヌスの言葉に民たちは息を飲み込んだ。
「激しい戦いになる。皆には城へ退避してもらいたい」
民たちは信じられないという表情を隠すことなくベレヌスを見た。
「食料と大切なものだけをもって城に行きなさい。困っているものがいたら手を差し伸べ、共に城に行きなさい。慌てることはない」
民は優しいベレヌスの声に落ち着きを取り戻し互いに顔を見合わせた。沈黙の後に大声が上がった。
「俺も戦います!」
「俺もだ!」
「私も」
民の中から威勢の良い声が上がり出し、それは勝鬨のように広がった。ベレヌスはその光景に目を丸くした。まさか、民が戦うと声を上げるとは思っていなかったからだ。ベレヌスはありがとうというと、あとの采配を警備隊長に任せ塀の上に上がった。塀の上に上がれば燻る煙を上げる水の都グラスが確認できた。
「必ず勝ってみせる」
その背をドルドナがバッシンと力強く叩いた。ベレヌスは思わぬ衝撃に驚きドルドナのほうに顔を向けた。
「当然だ。勝つぞ」
ドルドナは笑顔だ。今度はドルドナとは反対に立っていたカムロスがベレヌスの背を叩く。ベレヌスはすぐに反対を振り返った。
「勝つに決まってるじゃないか」
カムロスまでも笑顔であった。なぜか勝利を確信しているかのような2人にベレヌスは目を見開いた。そしてしばらくのち、小さく笑った。
「そうだな」
爆発音とともに地響きがあたりに伝わった。そして爆熱と爆風で舞い上がった砂煙がドーム状に渦巻いた。敵と共に砂煙に消えたベレヌスにデドナン王都に馬を走らせるデドナン兵は後ろを振り向きベレヌスのみを案じた。
「げっほ! げっほ!」
激しく咳込む音と共にベレヌスが砂煙の中から現れ、すぐに一行と轡を並べた。
「やりすぎだよ」
カムロスの言葉にベレヌスは苦笑を浮かべ、再び先頭で兵を率いた。
デドナン首都を囲む塀の上ではデドナンの兵や民たちが外を見ていた。近づいてくる一団の中にデドナン兵の甲冑を身に着けていないものが混ざっていることに気が付く。そして、4人の中にデドナン宰相家三男ベレヌスがいることに気が付いた兵は目を輝かせ、同時にその横にトールの姿がないことに絶望を覚えた。
重たい音を立て開く門。開き始めた隙間からベレヌスたちはデドナン王都に入った。
「すぐに閉めよ」
ベレヌスは最後尾にいたテオーナが入ったことを確認し半分も開いていない門を閉めるよう、指示を出した。ベレヌスは自分たちを囲う民の中に見知ったものを見つけ懐かしい思いを抱くが、懐かしい再会をする時ではない。
「カムロス、ドルドナ、テオーナ様は私と共にこのまま城に。ほかの者はけが人の手当てを。警戒を怠るな。些細な変化も見逃さず報告せよ」
ベレヌスの言葉に兵は敬礼し、動き出す。その姿を確認するとベレヌスは馬から降りることなく城に向かうべく環状区を駆け上った。
「ベレヌス!」
送り出したトールのことが心配で城門で立っていたラヴァルはベレヌスの姿に驚き、駆け寄った。
「父上、兄上が」
顔を伏せたベレヌスの肩をラヴァルは優しく抱きしめた。ラヴァルはわかっていた。トールが生きて戻ってくる可能性が低いということを。
「そうか」
ラヴァルはそれしか言えなかった。しばらくベレヌスを抱きしめていたラヴァルだが、すぐに宰相の心に切り替え、ベレヌスから離れると背を向けた。
「これからのことを話そう」
「はい、父上」
ベレヌスは伏せていた顔を上げ、ラヴァルの背をみた。その背は力なく倒れていくように見えた。ベレヌスは低く呻く声に予知でも幻でもないことに気が付いた。
「父上!」
ベレヌスはラヴァルが地面にぶつかる前に抱き留め支える。心臓のあたりを押さえ苦しそうに顔を歪めるラヴァルに、ベレヌスはただ事ではないとテオーナを振り返った。テオーナもすぐにラヴァルに駆け寄り、診察をする。脈をはかり、ラヴァルの手に額をかざすテオーナをベレヌスは不安げに見つめた。テオーナはゆっくり額から手を離した。
「どうですか」
「死ぬことはないが」
ベレヌスはテオーナの死ぬことはないという言葉にわずかに安堵した。兄を失い、ここにきて父親まで失うことになるなど考えたくもなかった。
ベレヌスはいまだ苦し気な息を繰り返すラヴァルを見つめた。ベレヌスは悩んだ。親子の情を優先させるか。宰相家としての務めを果たすかを。悩むベレヌスの腕を震えながらも力強い手が掴んだ。ベレヌスの悩みは消えた。
「父上をお部屋に。医者を手配してくれ」
ベレヌスは不安げに囲んでいる兵に命じた。兵はすぐにベレヌスからラヴァルの体を預かると頭を下げ、城の中に消えた。ベレヌスはその背を見送り、背を向けた。
カムロスとドルドナは戸惑ったようにベレヌスを見た。
「行かなくていいのかい」
カムロスの問いかけにベレヌスは首を横に振った。
「俺にはすべきことがある」
ベレヌスの力強い声にテオーナだけが満足そうに頷いた。ベレヌスは先ほどまでラヴァルを支えていた手をみた。頼りになりそうな手ではない。
「しかし、自分には仲間がいる。なんとかしてみせる」
手を握り絞め、仲間を見た。
「皆、手を貸してくれ」
ベレヌスは駆け付けた警備隊長を連れ、来た道を戻った。ラヴァルが倒れた以上、城で話し合う必要はない。ベレヌスは戦いの地になるであろう環状区外を目指した。
「ベレヌス、どうするつもりだ」
「戦うしかない。今から逃げたところで追いつかれるのが関の山だ」
ドルドナの問いかけにベレヌスは答えた。
ドルドナは確かにと頷くとすがるような眼でベレヌスを見る民たちを見た。ドルドナはどのような気持ちでこの視線を受け止めているのかとベレヌスを思いやった。
「警備隊長」
「はっ!」
「兵士の数は」
「1000ほど」
ベレヌスは1000という数字に悩んだ。1000という数字は少ない。水の都グラスでみた敵の数は、1000はいなかった。しかし、さらに増援が来ることは必定。しかも相手は人間ではない。
「どんな手を使っても勝たねば」
ベレヌスはたどり着いた王都と外を遮る門を見上げた。そして振り返り、ベレヌスは決心した。
「油とわら、それに火薬を用意しろ」
「まさか、ベレヌス」
カムロスはベレヌスがしようとしていることが分かった。テオーナはいい案だと頷き、ドルドナは首を傾げカムロスを見上げた。警備隊長も不安そうに命令を承ることができずにいた。そんな反応を示す仲間を気にせず、ベレヌスはこう続けた。
「すべての民を城に入れるぞ」
警備隊長はベレヌスが何をしようとしているのかを気が付いた。
「ベレヌス様!それはなりません!」
「なにがいけない。ものは壊れても直すことができる。人はそうはいかない」
ベレヌスは説くように警備隊長に言った。警備隊長はそれはそうだがと、食い下がりつつも発言をした。
「民を城に入れるなど、前代未聞」
民を入れ城で何か起きればそれこそ、ことだと警備隊長は難色を示す。ベレヌスは警備隊長から視線を外し、不安げに瞳を揺らしベレヌスたちを伺い続けていた民のほうへ向いた。
ベレヌスは空気を深く吸い込んだ。
「闇の軍勢が人間を滅ぼすべくここに向かってきている」
ベレヌスの言葉に民たちは息を飲み込んだ。
「激しい戦いになる。皆には城へ退避してもらいたい」
民たちは信じられないという表情を隠すことなくベレヌスを見た。
「食料と大切なものだけをもって城に行きなさい。困っているものがいたら手を差し伸べ、共に城に行きなさい。慌てることはない」
民は優しいベレヌスの声に落ち着きを取り戻し互いに顔を見合わせた。沈黙の後に大声が上がった。
「俺も戦います!」
「俺もだ!」
「私も」
民の中から威勢の良い声が上がり出し、それは勝鬨のように広がった。ベレヌスはその光景に目を丸くした。まさか、民が戦うと声を上げるとは思っていなかったからだ。ベレヌスはありがとうというと、あとの采配を警備隊長に任せ塀の上に上がった。塀の上に上がれば燻る煙を上げる水の都グラスが確認できた。
「必ず勝ってみせる」
その背をドルドナがバッシンと力強く叩いた。ベレヌスは思わぬ衝撃に驚きドルドナのほうに顔を向けた。
「当然だ。勝つぞ」
ドルドナは笑顔だ。今度はドルドナとは反対に立っていたカムロスがベレヌスの背を叩く。ベレヌスはすぐに反対を振り返った。
「勝つに決まってるじゃないか」
カムロスまでも笑顔であった。なぜか勝利を確信しているかのような2人にベレヌスは目を見開いた。そしてしばらくのち、小さく笑った。
「そうだな」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる