3 / 8
第三章:大阪来襲
しおりを挟む
それから一週間。ゴンゾウは毎日訓練を続けていた。
そんなある日、社務所に緊急通報が入った。
「八ツ橋さん! 大変です! 通天閣が鴨川を北上してます!」
「...は?」
モニターを見ると、確かに通天閣が二本足で歩いている。
「あれ、ロボットだったんですか!?」
「ツーテンカクガーです。大阪の防衛ロボット」
「そんなのあるんだ...」
通天閣ロボの頭部スピーカーから声が響く。
『京都の諸君! 我々、大阪連合は、京都を大阪の傘下に置く! 抵抗は無意味や!』
京都市民は鴨川沿いで立ち止まり、通天閣を眺めている。
「また大阪か...」
「先週も来てたよな」
「今回は通天閣が歩いてるけど」
みんな、慣れた様子だった。
----------
「竹岸くん、出撃です」
「え!? 無理ですよ! まだ『止』がちゃんと書けないんです!」
「大丈夫。実戦で覚えます」
「覚えられるか!」
八ツ橋はゴンゾウの背中を押した。
「京都のために、お願いします」
「責任重大すぎる!」
----------
ゴンゾウがコックピットに入ると、鷹野の声が無線で響いた。
「ゴンゾウさん! 聞こえる!?」
「聞こえます!」
「いいか、トリイムの起動シークエンスは『起』『動』の二文字だ! まず『起』と書け!」
ゴンゾウは震える手で筆を取り、空中に『起』と書いた。
トリイムが震え始める。
観光客たちがざわめいた。
「え、鳥居が...?」
「揺れてる...!」
次に『動』と書く。
瞬間、トリイムの変形が始まった。
鳥居の柱がゆっくりと伸び、腕になる。横の貫が回転し、胸部装甲に収まる。地面が割れ、そこから巨大な脚が出現する。
「うわああああ!」
「地震!?」
「鳥居が動いてる!」
観光客は悲鳴を上げながらスマホで撮影を始めた。
変形完了。
全高30メートルの巨大ロボット、トリイムが立ち上がった。
そんなある日、社務所に緊急通報が入った。
「八ツ橋さん! 大変です! 通天閣が鴨川を北上してます!」
「...は?」
モニターを見ると、確かに通天閣が二本足で歩いている。
「あれ、ロボットだったんですか!?」
「ツーテンカクガーです。大阪の防衛ロボット」
「そんなのあるんだ...」
通天閣ロボの頭部スピーカーから声が響く。
『京都の諸君! 我々、大阪連合は、京都を大阪の傘下に置く! 抵抗は無意味や!』
京都市民は鴨川沿いで立ち止まり、通天閣を眺めている。
「また大阪か...」
「先週も来てたよな」
「今回は通天閣が歩いてるけど」
みんな、慣れた様子だった。
----------
「竹岸くん、出撃です」
「え!? 無理ですよ! まだ『止』がちゃんと書けないんです!」
「大丈夫。実戦で覚えます」
「覚えられるか!」
八ツ橋はゴンゾウの背中を押した。
「京都のために、お願いします」
「責任重大すぎる!」
----------
ゴンゾウがコックピットに入ると、鷹野の声が無線で響いた。
「ゴンゾウさん! 聞こえる!?」
「聞こえます!」
「いいか、トリイムの起動シークエンスは『起』『動』の二文字だ! まず『起』と書け!」
ゴンゾウは震える手で筆を取り、空中に『起』と書いた。
トリイムが震え始める。
観光客たちがざわめいた。
「え、鳥居が...?」
「揺れてる...!」
次に『動』と書く。
瞬間、トリイムの変形が始まった。
鳥居の柱がゆっくりと伸び、腕になる。横の貫が回転し、胸部装甲に収まる。地面が割れ、そこから巨大な脚が出現する。
「うわああああ!」
「地震!?」
「鳥居が動いてる!」
観光客は悲鳴を上げながらスマホで撮影を始めた。
変形完了。
全高30メートルの巨大ロボット、トリイムが立ち上がった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる