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アリコス王国
しおりを挟む漆黒の森に騎士団が訪れた日から数日
騎士団が王国に帰ってきた
「王様、騎士団が帰ってきました」
「ここに連れて来なさい」
「かしこまりました」
「して、聖獣様はどうだった?」
「そ、それが」
「漆黒の森に入り半ば程で漆黒の森の守り人
だと名乗るものが出てきました」
「なんだと!!
守り人と言うのは神と聖獣様に認められた
者しかなれないんだぞ!!」
「そ、それでは。あの方は」
「それで、ノコノコ帰ってきたのか?」
「は、はい」
「馬鹿もの!!もう一度会いにいけ!!」
「し、しかし」
「何を言われても粘るのだ!!わかったな?!」
「は、はい~!!」
ある騎士の家では
「あなた、もう行くのですか?」
「ごめんな?王様の命令なんだ。
でも必ず生きて帰ってくるよ」
「はい。行ってらっしゃい」
「行ってきます」
チュッ
「お前達、休む時間をやれなくてすまん。
早く終わらせて全員無事で帰ってこよう」
「「「「はい!!!」」」」
そう言い、アリコス王国騎士団の旅は
1日も経たずに再開された
そんなことも知らずに漆黒の森の住人達は
呑気に……いやいや楽しそうに過ごしていた
『マナ~!!神様の挨拶の時間だよ!!』
『はーい、今行く~』
サァーーー
(人間がまた来るのか)
誰も気づいて無いわけじゃ
なかったみたいだ。
(めんどくさい人達だ)
『まーーなーー』
『今行く!!』
タッタッタッ
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