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ヴァーノン公爵令嬢side
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ずっと、ギルフォード殿下が好きだった。
子供の頃、パーティーでお見かけして以来ずっと。
公爵令嬢としての身分のおかげもあり、殿下の婚約者候補に選ばれた。他にも何人か候補者がいたが、それとなく私の想いを伝えたところよくわかってもらえたようだった。彼女たちは決して身分不相応な真似はしなかった。
婚約者候補筆頭としてかなり殿下と交流を持つことができ、殿下のお屋敷で何度もお茶会をした。その際に私が嫁いだ後のことも考えて使用人とも親しくなるよう努めた。
けれど、殿下は私を選んではくれなかった。どうしても番を諦めきれないからと。
私はいつまでも待つ気でいたが、殿下に私のためにも次の縁談を探したほうがいいとまで言われてしまい、殿下の幸せを願っていますと言って大人しく引き下がった……というふりをした。どうせもう番いなんて現れないだろうからひとまず、様子を見て、また徐々にアプローチしていけばいいそう思っていた。
こんなに殿下が好きなのにどうして私は彼の番じゃないのだろう?
そんな悲しみを抱えたまま日々を過ごしていたが、ある日父からまだ内々のことだが殿下に番が現れたと聞かされた。
私はとうとうこの日が来てしまったのかと大きな衝撃を受けた。いや!殿下が私以外の誰かになってしまうなんて!そう思っていたが、番なのだ。きっとお互いが惹かれあっているに違いない。そう思っていた。
しかし、しばらくしてから殿下と共通の友人から信じられないことを聞いた。
なんと殿下の番が彼に触れないで欲しいなんて言ったらしい。なんて無礼な!一体何様なの?
番に触れてもらうなんてとても幸せなことじゃない。お可哀想な殿下。私が番だったらそんな悲しい思いをさせてあげくそんな相談なんて友人にさせて悩ませたりなんてしないのに!
他国出身だがなんだが知らないけれど、他国の文化だと言い張ってそんなことを言いだすなんて殿下の気を引きたいだけに決まっているわ。そんなことするなんてなんで意地悪な番かしら。
一体どんな女なのかしら?こうなったらその番とやらに私が直々に会って殿下に相応しいか確認しなくてはいけないわ。そしてこんな駆け引きにもならないようなふざけたことするなと注意をしてあげなくてはいけないわ。
これも全て殿下の幸せのためだもの。その為なら嫌われ役だっていくらでも買って出てやるわ。
***
殿下の番に会いに行ってみれば、なんとも間抜けな女だったわ。
あんな女が殿下の番だなんて。あんな女より私の方が相応しいのにあんな女と結婚だなんて。
どうして?お可哀想な殿下。
あの女私がせっかく注意してあげたのに、ポカンと口を開けたまま聞いていたわね。私の話理解できていたのかしら?理解できない頭の出来なのかしら?もしかして、元の身分は平民だったのかしら?
それに何の言い訳もしてこなかったわ。まぁ公爵令嬢の私に口答えしなかった点だけは褒められるわね。
この私が直々に教えて差し上げたのだからきっと殿下とあの番の女は上手く行ってしまうわね。
あぁなんて健気な私。
子供の頃、パーティーでお見かけして以来ずっと。
公爵令嬢としての身分のおかげもあり、殿下の婚約者候補に選ばれた。他にも何人か候補者がいたが、それとなく私の想いを伝えたところよくわかってもらえたようだった。彼女たちは決して身分不相応な真似はしなかった。
婚約者候補筆頭としてかなり殿下と交流を持つことができ、殿下のお屋敷で何度もお茶会をした。その際に私が嫁いだ後のことも考えて使用人とも親しくなるよう努めた。
けれど、殿下は私を選んではくれなかった。どうしても番を諦めきれないからと。
私はいつまでも待つ気でいたが、殿下に私のためにも次の縁談を探したほうがいいとまで言われてしまい、殿下の幸せを願っていますと言って大人しく引き下がった……というふりをした。どうせもう番いなんて現れないだろうからひとまず、様子を見て、また徐々にアプローチしていけばいいそう思っていた。
こんなに殿下が好きなのにどうして私は彼の番じゃないのだろう?
そんな悲しみを抱えたまま日々を過ごしていたが、ある日父からまだ内々のことだが殿下に番が現れたと聞かされた。
私はとうとうこの日が来てしまったのかと大きな衝撃を受けた。いや!殿下が私以外の誰かになってしまうなんて!そう思っていたが、番なのだ。きっとお互いが惹かれあっているに違いない。そう思っていた。
しかし、しばらくしてから殿下と共通の友人から信じられないことを聞いた。
なんと殿下の番が彼に触れないで欲しいなんて言ったらしい。なんて無礼な!一体何様なの?
番に触れてもらうなんてとても幸せなことじゃない。お可哀想な殿下。私が番だったらそんな悲しい思いをさせてあげくそんな相談なんて友人にさせて悩ませたりなんてしないのに!
他国出身だがなんだが知らないけれど、他国の文化だと言い張ってそんなことを言いだすなんて殿下の気を引きたいだけに決まっているわ。そんなことするなんてなんで意地悪な番かしら。
一体どんな女なのかしら?こうなったらその番とやらに私が直々に会って殿下に相応しいか確認しなくてはいけないわ。そしてこんな駆け引きにもならないようなふざけたことするなと注意をしてあげなくてはいけないわ。
これも全て殿下の幸せのためだもの。その為なら嫌われ役だっていくらでも買って出てやるわ。
***
殿下の番に会いに行ってみれば、なんとも間抜けな女だったわ。
あんな女が殿下の番だなんて。あんな女より私の方が相応しいのにあんな女と結婚だなんて。
どうして?お可哀想な殿下。
あの女私がせっかく注意してあげたのに、ポカンと口を開けたまま聞いていたわね。私の話理解できていたのかしら?理解できない頭の出来なのかしら?もしかして、元の身分は平民だったのかしら?
それに何の言い訳もしてこなかったわ。まぁ公爵令嬢の私に口答えしなかった点だけは褒められるわね。
この私が直々に教えて差し上げたのだからきっと殿下とあの番の女は上手く行ってしまうわね。
あぁなんて健気な私。
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