俺と召還魔法師と異世界改造

南柱骨太

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第1章:本物の魔女だった?

第5話 魔王様と対面ですか!

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 心を通わせ、極上の幸せを抱きしめて寝た、翌朝。
 嬉し恥ずかしな目覚めを経て、朝食を摂った。
 勤務が時間に不規則なこともあり、女中さんがそこそこの食材を揃えてくれているそうだ。独り暮らしが長いこともあって、ミラは料理も得意とのこと。ちなみに、料理は祐二も同じで、そこそこ出来る。
 その朝食の席で、昨夜も話した今後の予定と今日の予定を確認する。
「我が団でも色々と意見を求められると思う。なので状況を知っていてもらいたい」
 なのでミラの執務室で色んな資料や報告書を読み漁る予定。
 ‥‥‥‥だったのだが。


 第7軍ビル、ミラの私室に転移し、執務室に入るなり何かに気付くミラ。
 そしてため息。
「陛下からお呼び出し。耳が早いったら」
 机の上の書状を読み、呆れたように祐二に告げる。お疲れさん、とか祐二が思っていると。
「ユージを連れて来いですと」
「え? 何で?」
 素で返してしまった。


 ゼファール連合王国の国王。つまりはこの世界における魔王様。
 てっきり謁見室とかに出向くのかと思ったら、執務室でした。
 第7軍のビルからは専用の転移室を通り、王城の玄関ホールへと出た。そこで祐二だけ衛兵のチェックを受け、ホールから階段を上って3階にその部屋がある。
「第7軍副団長、ミラです」
 執務室のドア前で、両脇を固める衛兵に会釈をすると、ミラはドアをノックしてそう告げた。
「入れ」
 しばらくの間があり、返事があったのでミラは「失礼します」とドアを開けた。
 思ったより部屋は狭い。とはいえ大きなテーブルとソファーといった来客セットがあって、大きな執務机、たくさんの書棚が並んでいて、20畳程の広さだが狭く感じるような状態だ。
 床は赤く装飾されたフカフカのじゅうたん。壁や天井は金細工で彩られ、かなり豪華な印象。
 そんな部屋の奥、執務机で書類と格闘している少女と、その少女に付き添う30代くらいに見える男性が居た。

「そちらが召還したという賢者殿か?」
 男性が問う。執務机から少し離れた場所から、少女に向けて立っていたミラがそうです、と返す。
 祐二はミラの後ろに控えるように、同じように立っている。ひざまずくとかはしないようだ。
「ですが、あまり軍師には向きません。技術とか魔法の指導は望めます」
 昨夜、詳しく打ち合わせた通り、ミラはそう告げる。
 またここに来る際、求められるまで話すなと言われたので、祐二は黙ってミラに任せていた。
「そうなのか? 名は何という?」
「ユージと申します」
「ふむ‥‥種族は人族か?」
「そうです」
 ミラと男の質疑応答を聞いていた祐二は、机に座る少女は何者だろうとか、横に立つ男と対話しているが、男は角も無いから魔族じゃないよなぁとか、そんな事を考えていた。
 すると。
「ユージ殿と個人的に話がしたい。ミラは下がってくれ」
 とか男が言い出した。



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