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#1 レツオウガ起動
Chapter01 邂逅 04-09
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「大鎧装、展開ッ!」
瞬間、コンソールを中心とした四隅から青色の光が立ち上った。間欠泉のように噴出する四本の青は、しかし即座に形を曲げ、辰巳達を包み込むように絡み合う。
ドームのように編み上げられる霊力のワイヤーフレーム。細かく分岐しながら造られていくその形状は、それまで欠けていた武者鎧の頭部分の骨組みを、瞬く間に形作る。
そんな骨組みの隙間から、立ち上がったキクロプスを睨み据えながら、辰巳は最後の仕上げを叫ぶ。
「ウェイクアップ! オウガ・エミュレート!」
閃光が、辺り一帯を薙ぎ払った。変形システムの余剰霊力が、光となって一斉に排出されたのだ。
『WOOO……!!』
反射的に目を背け、しかし即座に引き戻したキクロプスは、その巨大な目に見た。
正面にあったオウガのワイヤーフレームが、身体と同じ群青色の装甲に置き換わっているのを。
欠けていた武者鎧の兜が、そこに存在しているのを。
今しがた叫んだ言葉の通り、辰巳はワイヤーフレームを軸として、かつて存在した頭部を擬似再現したのだ。
かくして、刃のような前立てを額に掲げる、巨大な機械の鎧武者――オウガは完成した。
ゆっくりと振り向くオウガ。青と銀を主とした寒色で統一されている鋼の中で、唯一赤色に輝いている双眸が、まっすぐにキクロプスを貫く。
『WOOOOOO……ッ!!』
警戒の唸りを発するキクロプス。剥き出しになった牙が、盛り上がる筋肉が、包み隠さぬ闘争心を顕にする。
「主人同様にやる気十分らしいな。まぁ、こっちもだが」
それを真っ向から受け止めながら、オウガは構えた。右足を一歩引き、左腕を盾のように掲げるという、校内で辰巳が見せたのと寸分違わぬ構えだ。
そしてオウガは――パイロットである辰巳は、一直線に告げる。
「どうあれ、打ち倒す。それだけだ」
かくして白昼堂々と、誰にも見えぬ巨人達の戦いが、ここに幕を開けた。
瞬間、コンソールを中心とした四隅から青色の光が立ち上った。間欠泉のように噴出する四本の青は、しかし即座に形を曲げ、辰巳達を包み込むように絡み合う。
ドームのように編み上げられる霊力のワイヤーフレーム。細かく分岐しながら造られていくその形状は、それまで欠けていた武者鎧の頭部分の骨組みを、瞬く間に形作る。
そんな骨組みの隙間から、立ち上がったキクロプスを睨み据えながら、辰巳は最後の仕上げを叫ぶ。
「ウェイクアップ! オウガ・エミュレート!」
閃光が、辺り一帯を薙ぎ払った。変形システムの余剰霊力が、光となって一斉に排出されたのだ。
『WOOO……!!』
反射的に目を背け、しかし即座に引き戻したキクロプスは、その巨大な目に見た。
正面にあったオウガのワイヤーフレームが、身体と同じ群青色の装甲に置き換わっているのを。
欠けていた武者鎧の兜が、そこに存在しているのを。
今しがた叫んだ言葉の通り、辰巳はワイヤーフレームを軸として、かつて存在した頭部を擬似再現したのだ。
かくして、刃のような前立てを額に掲げる、巨大な機械の鎧武者――オウガは完成した。
ゆっくりと振り向くオウガ。青と銀を主とした寒色で統一されている鋼の中で、唯一赤色に輝いている双眸が、まっすぐにキクロプスを貫く。
『WOOOOOO……ッ!!』
警戒の唸りを発するキクロプス。剥き出しになった牙が、盛り上がる筋肉が、包み隠さぬ闘争心を顕にする。
「主人同様にやる気十分らしいな。まぁ、こっちもだが」
それを真っ向から受け止めながら、オウガは構えた。右足を一歩引き、左腕を盾のように掲げるという、校内で辰巳が見せたのと寸分違わぬ構えだ。
そしてオウガは――パイロットである辰巳は、一直線に告げる。
「どうあれ、打ち倒す。それだけだ」
かくして白昼堂々と、誰にも見えぬ巨人達の戦いが、ここに幕を開けた。
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