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【R18】試される『愛』後編
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一度達したセーラは肩で息をしながら、下をふと見た。
その時、ルイスのギラギラした目と目があった。
互いに息を呑み、視線を逸らそうとした瞬間止っていた振動が再び始まった。
しかも、先程までよりも強い。
「ああ!! またイクっ! あっあああああ」
あふれ出す愛液がどんどん増えていき、ルイスの顔を汚していく。
ルイスは降ってくる愛液を求めて舌を伸ばした。
しかし、届かない。
すぐそこにあるのに、届かない。
セーラは快楽に呑まれ、ルイスは目の前の光景に夢中になっていた。
そのせいで気づかなかった。
王妃の命令で侍女がセーラの手錠から鎖を外したことに。
セーラの身体がガクンと下に落ちる。
ルイスは反射的に迫ってきた秘部にむしゃぶりついた。
凄い水音が室内に響き渡る。
それと同じくらいセーラの嬌声も響いた。
「あらあら、今からこれで大丈夫かしら」
思わず王妃は呟いたが、無我夢中になっている二人には届かなかった。
仕方がないので王妃は隣に座っている彼女に声をかけた。
「ねぇ。あなたもそう思わない?」
しかし、彼女も二人の痴態に目を奪われ、自分を慰めるのに夢中なようだ。
ドレスの下がどうなっているかなんて知りたくもない。
王妃は溜息を吐き、彼女の耳元で囁いた。
「あなたも気持ちよくなりたいなら、別室に行ってもいいわよ。あなた好みの人を用意してあるから。まぁ、その場合資格は失うことになるけれど」
彼女はギラギラした目で王妃を睨みつけただけで、その場から動こうとはしなかった。
王妃は「ふうん」と片眉を上げ、それ以上は何も言わなかった。
セーラの秘裂にはルイスの舌が疑似肉棒のように出し入れされていた。
すぐにセーラは何度目かわからない絶頂に達した。
一方、ルイスは暴発寸前の肉棒を今すぐに目の前の秘裂に入れたくて堪らなかった。
けれど、今入れたら自分は我慢できずに出してしまうだろうことも理解していた。
せめて、この手が自由になれば自分で抜くことができるのにと苛立ちが込み上げる。
しかし、王妃は無情にも次の指示を侍女に出した。
「さて、そろそろいいでしょう」
侍女数人が動き出して、ぐったりしたセーラを抱える。
ルイスが焦って暴れようとするが、それよりも先にセーラの秘部がルイスの肉棒の先を咥えこんだ。
ルイスが「うっ」と声を漏らす。
セーラは熱いナニかが自分の秘部に触れたことに気付いて我に返った。
「まって!」
セーラが叫んだ瞬間侍女達はセーラの身体を下ろした。
何かが破けた感覚と強烈な快感が一気にセーラを襲った。
ルイスも情けない声を上げる。
王妃ら見届け係に声をかけた。
見届け係は慌てて処女喪失を確認し、記録を書き記した。
あまりの衝撃に動けない二人をさらに追い詰めるように容赦ないレベルの振動が始まった。
しかも、身体が密着しているせいで振動をダイレクトに感じる。
ただでさえ熱い膣内がルイスの肉棒から精子を絞り出そうとして蠢き締め付けた。
ルイスは自分の理性が焼き切れる音を聞いた。
そして、唐突に理解した。
セーラは俺のものだ。
他の男には絶対に渡さない。
その為には子宮をマーキングする必要がある。
ルイスは結ばれた両手をセーラの背中に回し腰を引き寄せると遠慮なく最奥を目指して突き上げた。
子宮の入口に肉棒がめり込む。
今までとは比べようもない締め付けにルイスは堪らず獣のような声を上げながら子宮の奥めがけて己の魔力を帯びた精子を送り込んだ。
荒く息を吐く二人。
我に返ったルイスが王妃を見た。
王妃は満足そうに微笑み。
「さて、これで証明されたわね。
さぁ、私達も出て行きましょう。
後は二人で好きに楽しんでちょうだい」
王妃はすでに冷たくなっている空席をちらりと見てから立ち上がった。
部屋から出る間際、王妃は振り返って言った。
「忘れるところだったわ。
その手錠の解錠条件は『三回以上達すること』よ」
それだけ告げると今度こそ出て行った。
最後に見届け係が一礼して部屋を出たのを見届けて、セーラは上半身を起こした。
ルイスの顔を見ないようにしてとりあえずは自分の手錠を外す。
王妃の言ったとおりに外れてホッとした。
ルイスはその間無言で身動ぎ一つしなかった。
セーラはルイスの傷ついている顔を見たくなくて、極力視線を下げたまま腰を上げようとした。
しかし、止まっていたはずの振動が再び襲ってきて足の力が抜けた。
当然、ずぶずぶとルイスの肉棒を吞み込んでしまう。
「いやぁ、なんでっ」
リモコンは王妃様が持っていったはずなのに、まさか遠隔操作できるのだろうか。
セーラは気付いていなかったが、セーラの腰に回っているルイスの手には渡されたリモコンが握られていた。
ルイスはスイッチを最大にするとリモコンをベッドの下に投げ飛ばした。
その音でセーラも気づく。
恐る恐るセーラはルイスを見た。
ルイスの目は未だに欲望に濡れ、セーラだけを捉えていた。
ゴクリと唾を飲み込んだのはどっちだったのだろうか。
どちらともなく唇を合わせて腰を揺らし始めた。
一度我慢するのをやめてしまえば残ったのは際限のない快楽だった。
「ルイスっ! またイっちゃう!」
「セーラ! 俺も一緒に!」
何度も何度もルイスはセーラの中に精子を吐き出し、セーラは数え切れない程絶頂に達した。
ルイスの手錠が外れてからは体位を変え、思う存分快感を貪った。
それは、二人の体力が限界を迎えるまで行われた。
二人が意識を取り戻した時、まず妊娠という言葉が頭に浮かんだ。
避妊薬をすぐにでも手配しなければと慌てる二人に王妃から言付けを預かった侍女が言った。
「『避妊薬は事前に二人が飲んだ食前酒に混ぜておいたので安心してちょうだい。さすがに、今回ので妊娠するのは可哀相だもの』とのことです」
用意周到な王妃にルイスもセーラも頭を抱えた。
呆れたような溜息を洩らすルイスにセーラは思い切って尋ねた。
「彼女のところに行かなくても良いのですか?」
ルイスと彼女の未来が断たれたことは間違いない。けれど、こんな終わり方でいいのだろうかと気になった。
自分がそんなことを言える立場ではないと分かっていながらも思わずにはいられなかったのだ。もし、自分と彼女の立場が逆だったとしたら……想像するだけで心臓がはちきれそうだ。
けれど、ルイスはじっとセーラを見つめ、「ああ」と一言だけ返すだけだった。
その一言には複雑な感情が含まれているのだろうと察したセーラはそれ以上問い詰めることはしなかった。
―――――――
初夜の後、ルイスとセーラの関係は表面上何も変わらなかった。
国民からは相変わらず理想の夫婦だと言われている。
しかし、裏での二人の仲は明確に変わってしまった。
他に愛する人がいたはずのルイスは王妃の目論見どおりセーラに夢中になった。
側妃を狙う女性は今も後を絶たないが、ルイスは他の女性に目もくれなかった。
ただ、ルイスの愛情表現は些か過激だった。
ルイスは人がいないところなら場所を選ばずにセーラを愛した。
時には人のいない会議室で、時には咲き誇る薔薇に囲まれた庭で、もちろん二人の寝室でも抱いた。
それだけではなく、羞恥心に頬を染めるセーラを言葉で責め立て、王妃から紹介してもらった商人から買った玩具を使って快楽責めにしたりもした。
こうしてルイスはセーラが自分無しではいられないように身体に教え込むと同時に執拗にセーラの中をマーキングした。
そんな毎日を送っていれば子供ができるのは当たり前だった。
王妃は想像以上の結果に満足したが、息子の異常な執着心を目覚めさせてしまったことについては反省せざるを得なかった。
私的な場で王妃から謝罪されたセーラは反対に感謝を述べた。
それでも心配げな王妃にセーラは「あれぐらい執着された方が愛されてると感じることができるから嬉しい」と言った。
王妃は呆気に取られた。
そして、二人の『愛』は自分の心配など必要ないくらい確かなものだということに気づいて久々に声を上げて笑った。
その時、ルイスのギラギラした目と目があった。
互いに息を呑み、視線を逸らそうとした瞬間止っていた振動が再び始まった。
しかも、先程までよりも強い。
「ああ!! またイクっ! あっあああああ」
あふれ出す愛液がどんどん増えていき、ルイスの顔を汚していく。
ルイスは降ってくる愛液を求めて舌を伸ばした。
しかし、届かない。
すぐそこにあるのに、届かない。
セーラは快楽に呑まれ、ルイスは目の前の光景に夢中になっていた。
そのせいで気づかなかった。
王妃の命令で侍女がセーラの手錠から鎖を外したことに。
セーラの身体がガクンと下に落ちる。
ルイスは反射的に迫ってきた秘部にむしゃぶりついた。
凄い水音が室内に響き渡る。
それと同じくらいセーラの嬌声も響いた。
「あらあら、今からこれで大丈夫かしら」
思わず王妃は呟いたが、無我夢中になっている二人には届かなかった。
仕方がないので王妃は隣に座っている彼女に声をかけた。
「ねぇ。あなたもそう思わない?」
しかし、彼女も二人の痴態に目を奪われ、自分を慰めるのに夢中なようだ。
ドレスの下がどうなっているかなんて知りたくもない。
王妃は溜息を吐き、彼女の耳元で囁いた。
「あなたも気持ちよくなりたいなら、別室に行ってもいいわよ。あなた好みの人を用意してあるから。まぁ、その場合資格は失うことになるけれど」
彼女はギラギラした目で王妃を睨みつけただけで、その場から動こうとはしなかった。
王妃は「ふうん」と片眉を上げ、それ以上は何も言わなかった。
セーラの秘裂にはルイスの舌が疑似肉棒のように出し入れされていた。
すぐにセーラは何度目かわからない絶頂に達した。
一方、ルイスは暴発寸前の肉棒を今すぐに目の前の秘裂に入れたくて堪らなかった。
けれど、今入れたら自分は我慢できずに出してしまうだろうことも理解していた。
せめて、この手が自由になれば自分で抜くことができるのにと苛立ちが込み上げる。
しかし、王妃は無情にも次の指示を侍女に出した。
「さて、そろそろいいでしょう」
侍女数人が動き出して、ぐったりしたセーラを抱える。
ルイスが焦って暴れようとするが、それよりも先にセーラの秘部がルイスの肉棒の先を咥えこんだ。
ルイスが「うっ」と声を漏らす。
セーラは熱いナニかが自分の秘部に触れたことに気付いて我に返った。
「まって!」
セーラが叫んだ瞬間侍女達はセーラの身体を下ろした。
何かが破けた感覚と強烈な快感が一気にセーラを襲った。
ルイスも情けない声を上げる。
王妃ら見届け係に声をかけた。
見届け係は慌てて処女喪失を確認し、記録を書き記した。
あまりの衝撃に動けない二人をさらに追い詰めるように容赦ないレベルの振動が始まった。
しかも、身体が密着しているせいで振動をダイレクトに感じる。
ただでさえ熱い膣内がルイスの肉棒から精子を絞り出そうとして蠢き締め付けた。
ルイスは自分の理性が焼き切れる音を聞いた。
そして、唐突に理解した。
セーラは俺のものだ。
他の男には絶対に渡さない。
その為には子宮をマーキングする必要がある。
ルイスは結ばれた両手をセーラの背中に回し腰を引き寄せると遠慮なく最奥を目指して突き上げた。
子宮の入口に肉棒がめり込む。
今までとは比べようもない締め付けにルイスは堪らず獣のような声を上げながら子宮の奥めがけて己の魔力を帯びた精子を送り込んだ。
荒く息を吐く二人。
我に返ったルイスが王妃を見た。
王妃は満足そうに微笑み。
「さて、これで証明されたわね。
さぁ、私達も出て行きましょう。
後は二人で好きに楽しんでちょうだい」
王妃はすでに冷たくなっている空席をちらりと見てから立ち上がった。
部屋から出る間際、王妃は振り返って言った。
「忘れるところだったわ。
その手錠の解錠条件は『三回以上達すること』よ」
それだけ告げると今度こそ出て行った。
最後に見届け係が一礼して部屋を出たのを見届けて、セーラは上半身を起こした。
ルイスの顔を見ないようにしてとりあえずは自分の手錠を外す。
王妃の言ったとおりに外れてホッとした。
ルイスはその間無言で身動ぎ一つしなかった。
セーラはルイスの傷ついている顔を見たくなくて、極力視線を下げたまま腰を上げようとした。
しかし、止まっていたはずの振動が再び襲ってきて足の力が抜けた。
当然、ずぶずぶとルイスの肉棒を吞み込んでしまう。
「いやぁ、なんでっ」
リモコンは王妃様が持っていったはずなのに、まさか遠隔操作できるのだろうか。
セーラは気付いていなかったが、セーラの腰に回っているルイスの手には渡されたリモコンが握られていた。
ルイスはスイッチを最大にするとリモコンをベッドの下に投げ飛ばした。
その音でセーラも気づく。
恐る恐るセーラはルイスを見た。
ルイスの目は未だに欲望に濡れ、セーラだけを捉えていた。
ゴクリと唾を飲み込んだのはどっちだったのだろうか。
どちらともなく唇を合わせて腰を揺らし始めた。
一度我慢するのをやめてしまえば残ったのは際限のない快楽だった。
「ルイスっ! またイっちゃう!」
「セーラ! 俺も一緒に!」
何度も何度もルイスはセーラの中に精子を吐き出し、セーラは数え切れない程絶頂に達した。
ルイスの手錠が外れてからは体位を変え、思う存分快感を貪った。
それは、二人の体力が限界を迎えるまで行われた。
二人が意識を取り戻した時、まず妊娠という言葉が頭に浮かんだ。
避妊薬をすぐにでも手配しなければと慌てる二人に王妃から言付けを預かった侍女が言った。
「『避妊薬は事前に二人が飲んだ食前酒に混ぜておいたので安心してちょうだい。さすがに、今回ので妊娠するのは可哀相だもの』とのことです」
用意周到な王妃にルイスもセーラも頭を抱えた。
呆れたような溜息を洩らすルイスにセーラは思い切って尋ねた。
「彼女のところに行かなくても良いのですか?」
ルイスと彼女の未来が断たれたことは間違いない。けれど、こんな終わり方でいいのだろうかと気になった。
自分がそんなことを言える立場ではないと分かっていながらも思わずにはいられなかったのだ。もし、自分と彼女の立場が逆だったとしたら……想像するだけで心臓がはちきれそうだ。
けれど、ルイスはじっとセーラを見つめ、「ああ」と一言だけ返すだけだった。
その一言には複雑な感情が含まれているのだろうと察したセーラはそれ以上問い詰めることはしなかった。
―――――――
初夜の後、ルイスとセーラの関係は表面上何も変わらなかった。
国民からは相変わらず理想の夫婦だと言われている。
しかし、裏での二人の仲は明確に変わってしまった。
他に愛する人がいたはずのルイスは王妃の目論見どおりセーラに夢中になった。
側妃を狙う女性は今も後を絶たないが、ルイスは他の女性に目もくれなかった。
ただ、ルイスの愛情表現は些か過激だった。
ルイスは人がいないところなら場所を選ばずにセーラを愛した。
時には人のいない会議室で、時には咲き誇る薔薇に囲まれた庭で、もちろん二人の寝室でも抱いた。
それだけではなく、羞恥心に頬を染めるセーラを言葉で責め立て、王妃から紹介してもらった商人から買った玩具を使って快楽責めにしたりもした。
こうしてルイスはセーラが自分無しではいられないように身体に教え込むと同時に執拗にセーラの中をマーキングした。
そんな毎日を送っていれば子供ができるのは当たり前だった。
王妃は想像以上の結果に満足したが、息子の異常な執着心を目覚めさせてしまったことについては反省せざるを得なかった。
私的な場で王妃から謝罪されたセーラは反対に感謝を述べた。
それでも心配げな王妃にセーラは「あれぐらい執着された方が愛されてると感じることができるから嬉しい」と言った。
王妃は呆気に取られた。
そして、二人の『愛』は自分の心配など必要ないくらい確かなものだということに気づいて久々に声を上げて笑った。
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