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第八話
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優と叶が付き合い始めたのは優が芸能界に入るよりも前、まだ高校二年生の時だった。
その時から優はすでに周囲を虜にする魅力を持っていた。一方の叶は腰くらいまで髪を伸ばしていて、女子の制服を身に纏い、今とは全く違う外見をしていた。ただ性格は変わらず、女子生徒達からは近寄りがたく、男子生徒達からは高嶺の花だと思われていた。
告白したのは優からだった。一度目は断ったものの、それでも優はくじけることなくアプローチを続けた。絆された叶は二度目の告白の際に二人の関係を秘密にすることを条件にOKした。
優が芸能界に入ることを決めたのは高三の時。大事な時に大丈夫なのかと周りは心配したものの、優は見事に受験勉強と芸能活動を両立させた。ただ、元々少なかった叶との時間はさらに減ってしまった。優は寂しそうだったが、叶としては勉強に集中できてよかった。
本音を言えば、少しだけ寂しいとは思った。けど、その気持ちを正直に告げることはできなかった。
芸能界で注目され始めていた優と会える場所は限られていた。人目のつかないビジネスホテルや叶の家。思春期の男女が部屋に二人。何かあるかもしれないと思っていた叶に反して、優が叶に手を出すことはなかった。同級生の男子達がそういう話をしているところは幾度となく見てきたし。叶自身も直接言われたわけではないが、そういう視線を感じたことがあった。純粋に不思議に思った叶は思い切って聞いてみた。
「優はしたいとは思わないの?」
ド直球に聞いた叶に優は一瞬固まった後、顔を真っ赤にさせて慌てて首を振った。
「し、したくないとは言わないけど。今はお互いに大事な時期だから卒業するまでは我慢するべきかなって」
至極真っ当な返答に、聞いた叶の方が恥ずかしくなった。それ以降、叶がその話題を出すことは無かった。
――――――――
優と久しぶりに会える日。家族はすでにでかけていて一人でソワソワしながら優を待っていると、スマホに連絡がきた。『急遽仕事が入り会えなくなった』という連絡が。浮上した気持ちが一気に萎む。けれど、こればかりは仕方が無いと叶はわかったとだけ返信した。その後どんな返信があるのかを確認するのも億劫で、だからといって家でじっとしとく気にもなれず叶は元々シフトが入っていたバイトに少しだけでも出ることにした。
叶が週二でしているコンビニのバイト。今日に限って叶の苦手な先輩がシフトに入っていた。とは言っても悪い人、というわけではない。ただ、他人との距離感が近く、それが叶にとっては苦手というだけだ。
「先に休憩行っていいよ」
「あ、はい。お先にいただきます」
こういうさらりと気をつかえるところにはむしろ好感がもてる。ただ、もう少し距離をとってくれればな……と決して本人には言えない文句を心の中で呟いた。
バックヤードで昼食を取り終えて片付けているとテーブルの上の雑誌が目に入った。無造作に置かれている雑誌についてはバイト仲間内で読み回しOKという暗黙の了解がある。普段叶は見ることはないが珍しく今回は手を伸ばした。表紙に優の名前を見つけたからだ。いつの間にか、こんなに有名になっていたのか。
手に取ってめくると優が出演したドラマのインタビュー特集が目に入った。ページをめくる手が止まった。
「ベッドシーン」
思わずつぶやいていた。インタビュー記事の中でも目立つように記載された文字。現役高校生が演じるベッドシーン。等身大の生々しい学生恋愛がうりのドラマ。注目シーンについてもインタビューされていた。叶はそれ以上読む気になれず雑誌を閉じた。
目を閉じてうなだれる。余計な考えが頭を過ぎった。
本来叶と会うはずだった今この時も優は仕事をしている。『仕事』だとはわかっている。でも、相手役に向かって愛を囁いている優を想像すると……。
自分とはまともに会う時間も、話す時間もないのに。自分には触れてもくれないのに。そんな自分らしくもない考えばかりが浮かんで胸が苦しくなった。
……付き合っている意味はあるのだろうか。優にはもっと可愛い子が似合うのではないだろうか。そんな考えまで浮かんでくる。
ぴちゃり、耳元で音がして目を開く。一瞬寝ていたらしい。そして、今の音と微かな痛みで起きたのだ。
すぐに後ろに誰かがいるのがわかった。というより、その誰かが叶の項を舐めているのがわかった。我慢できずに勢いよく振り向いた。
驚いた表情の先輩と目が合う。叶が叫ぶよりも早く先輩が覆いかぶさってきてテーブルの上に押し倒された。口を手で塞がれ、身体に体重をかけられて動けない。
手が外れた瞬間に叫ぼうとしたら、唇が唇で塞がれた。
「んんー!!!!」
ぶ厚い舌が口内を犯す。それが嫌で顔を背けると、首に吸いつかれた。ピリッとした痛みが走る。
「やめっ」
震える声で拒絶するが、反応は無い。先輩は鼻息荒く、ごくりと生唾を飲み込むと、叶の豊かな胸に顔を埋めた。制服の上から胸を甘噛みするようにして柔らかさを堪能している。
もう先輩だろうがなんだろうが気にしていられない。それよりも嫌悪感が勝り、足を振り上げた。しかし、近すぎてまともにダメージを与えられない。むしろ、足を開いたことで密着度が増したのか固くなったモノが叶の秘部にぐいぐいと押し付けられる。
とうとう叶の目から涙がポロリとこぼれた。
「おねが、やめてっ」
「叶ちゃん、かわいい。初めてだよね? 大丈夫。俺が優しくしてあげるから任せて」
話を全く聞こうとはせず、恍惚とした表情でぐいぐいと腰を擦り付ける目の前の男はもはやただの痴漢にしか見えなかった。叶の真っ青な顔にも気づかない。
嫌がる叶を押さえつけて無理やり下着ごとズボンを下ろす。叶は我慢の限界だった。もうバレてもいい、大声で叫ぼうと口を開けたが手で再び塞がれる。
「叫んだら今すぐ中にいれちゃうよ? 初めてはすごくいたいだろうなぁ」
「っ」
「ふふ。いいこ。初めてなんだから念入りに準備しないとね」
抵抗しようとしても力では勝てずに、足を開かれる。
「とはいえ、できるだけ早くすませないとね」
ちらりと監視カメラをチェックしながら叶のふとももに何度も吸い付いた。ろくな抵抗もできないまま、噛みつくような勢いで秘部に吸い付かれた。
「っー!!!!」
「そうそう声がまんしてくれたらもっと気持ちよくしてあげるから」
大きな舌が秘部を舐めると徐々に叶の中からとろりとした物が出てくる。先輩はその反応に興が乗ったのか、今度はその上に控えめに主張を始めていた突起に吸い付く。
急に強い快感を与えられ、叶は激しく背中をそらして達した。ぐったりとしながらも息を整えていると、そんな暇は与えないとばかりにズブリと指を差し込まれる。抵抗するまもなく激しく掻き回され、声を抑えるのに必死だった。
続けて絶頂を味わった叶は目を閉じてぐったりとなっていた。その叶の耳にベルトをはずす音が届いた。
先輩が次にナニをしようとしているのかに気付いた叶は飛び起きて逃げようとしたがすぐに捕まえられる。そのまま先輩が背中にのししかるように覆いかぶさり、熱いモノを叶の太もも付近に擦り付けた。
もうダメだと思った瞬間。着信がなった。本来バイト中はサイレントにしているスマホだが、今日は休みだったこともあり設定を変えるのを忘れていた。
先輩の気が取られた隙に最低限の荷物だけを持ってその場から逃げ出した。
その時から優はすでに周囲を虜にする魅力を持っていた。一方の叶は腰くらいまで髪を伸ばしていて、女子の制服を身に纏い、今とは全く違う外見をしていた。ただ性格は変わらず、女子生徒達からは近寄りがたく、男子生徒達からは高嶺の花だと思われていた。
告白したのは優からだった。一度目は断ったものの、それでも優はくじけることなくアプローチを続けた。絆された叶は二度目の告白の際に二人の関係を秘密にすることを条件にOKした。
優が芸能界に入ることを決めたのは高三の時。大事な時に大丈夫なのかと周りは心配したものの、優は見事に受験勉強と芸能活動を両立させた。ただ、元々少なかった叶との時間はさらに減ってしまった。優は寂しそうだったが、叶としては勉強に集中できてよかった。
本音を言えば、少しだけ寂しいとは思った。けど、その気持ちを正直に告げることはできなかった。
芸能界で注目され始めていた優と会える場所は限られていた。人目のつかないビジネスホテルや叶の家。思春期の男女が部屋に二人。何かあるかもしれないと思っていた叶に反して、優が叶に手を出すことはなかった。同級生の男子達がそういう話をしているところは幾度となく見てきたし。叶自身も直接言われたわけではないが、そういう視線を感じたことがあった。純粋に不思議に思った叶は思い切って聞いてみた。
「優はしたいとは思わないの?」
ド直球に聞いた叶に優は一瞬固まった後、顔を真っ赤にさせて慌てて首を振った。
「し、したくないとは言わないけど。今はお互いに大事な時期だから卒業するまでは我慢するべきかなって」
至極真っ当な返答に、聞いた叶の方が恥ずかしくなった。それ以降、叶がその話題を出すことは無かった。
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優と久しぶりに会える日。家族はすでにでかけていて一人でソワソワしながら優を待っていると、スマホに連絡がきた。『急遽仕事が入り会えなくなった』という連絡が。浮上した気持ちが一気に萎む。けれど、こればかりは仕方が無いと叶はわかったとだけ返信した。その後どんな返信があるのかを確認するのも億劫で、だからといって家でじっとしとく気にもなれず叶は元々シフトが入っていたバイトに少しだけでも出ることにした。
叶が週二でしているコンビニのバイト。今日に限って叶の苦手な先輩がシフトに入っていた。とは言っても悪い人、というわけではない。ただ、他人との距離感が近く、それが叶にとっては苦手というだけだ。
「先に休憩行っていいよ」
「あ、はい。お先にいただきます」
こういうさらりと気をつかえるところにはむしろ好感がもてる。ただ、もう少し距離をとってくれればな……と決して本人には言えない文句を心の中で呟いた。
バックヤードで昼食を取り終えて片付けているとテーブルの上の雑誌が目に入った。無造作に置かれている雑誌についてはバイト仲間内で読み回しOKという暗黙の了解がある。普段叶は見ることはないが珍しく今回は手を伸ばした。表紙に優の名前を見つけたからだ。いつの間にか、こんなに有名になっていたのか。
手に取ってめくると優が出演したドラマのインタビュー特集が目に入った。ページをめくる手が止まった。
「ベッドシーン」
思わずつぶやいていた。インタビュー記事の中でも目立つように記載された文字。現役高校生が演じるベッドシーン。等身大の生々しい学生恋愛がうりのドラマ。注目シーンについてもインタビューされていた。叶はそれ以上読む気になれず雑誌を閉じた。
目を閉じてうなだれる。余計な考えが頭を過ぎった。
本来叶と会うはずだった今この時も優は仕事をしている。『仕事』だとはわかっている。でも、相手役に向かって愛を囁いている優を想像すると……。
自分とはまともに会う時間も、話す時間もないのに。自分には触れてもくれないのに。そんな自分らしくもない考えばかりが浮かんで胸が苦しくなった。
……付き合っている意味はあるのだろうか。優にはもっと可愛い子が似合うのではないだろうか。そんな考えまで浮かんでくる。
ぴちゃり、耳元で音がして目を開く。一瞬寝ていたらしい。そして、今の音と微かな痛みで起きたのだ。
すぐに後ろに誰かがいるのがわかった。というより、その誰かが叶の項を舐めているのがわかった。我慢できずに勢いよく振り向いた。
驚いた表情の先輩と目が合う。叶が叫ぶよりも早く先輩が覆いかぶさってきてテーブルの上に押し倒された。口を手で塞がれ、身体に体重をかけられて動けない。
手が外れた瞬間に叫ぼうとしたら、唇が唇で塞がれた。
「んんー!!!!」
ぶ厚い舌が口内を犯す。それが嫌で顔を背けると、首に吸いつかれた。ピリッとした痛みが走る。
「やめっ」
震える声で拒絶するが、反応は無い。先輩は鼻息荒く、ごくりと生唾を飲み込むと、叶の豊かな胸に顔を埋めた。制服の上から胸を甘噛みするようにして柔らかさを堪能している。
もう先輩だろうがなんだろうが気にしていられない。それよりも嫌悪感が勝り、足を振り上げた。しかし、近すぎてまともにダメージを与えられない。むしろ、足を開いたことで密着度が増したのか固くなったモノが叶の秘部にぐいぐいと押し付けられる。
とうとう叶の目から涙がポロリとこぼれた。
「おねが、やめてっ」
「叶ちゃん、かわいい。初めてだよね? 大丈夫。俺が優しくしてあげるから任せて」
話を全く聞こうとはせず、恍惚とした表情でぐいぐいと腰を擦り付ける目の前の男はもはやただの痴漢にしか見えなかった。叶の真っ青な顔にも気づかない。
嫌がる叶を押さえつけて無理やり下着ごとズボンを下ろす。叶は我慢の限界だった。もうバレてもいい、大声で叫ぼうと口を開けたが手で再び塞がれる。
「叫んだら今すぐ中にいれちゃうよ? 初めてはすごくいたいだろうなぁ」
「っ」
「ふふ。いいこ。初めてなんだから念入りに準備しないとね」
抵抗しようとしても力では勝てずに、足を開かれる。
「とはいえ、できるだけ早くすませないとね」
ちらりと監視カメラをチェックしながら叶のふとももに何度も吸い付いた。ろくな抵抗もできないまま、噛みつくような勢いで秘部に吸い付かれた。
「っー!!!!」
「そうそう声がまんしてくれたらもっと気持ちよくしてあげるから」
大きな舌が秘部を舐めると徐々に叶の中からとろりとした物が出てくる。先輩はその反応に興が乗ったのか、今度はその上に控えめに主張を始めていた突起に吸い付く。
急に強い快感を与えられ、叶は激しく背中をそらして達した。ぐったりとしながらも息を整えていると、そんな暇は与えないとばかりにズブリと指を差し込まれる。抵抗するまもなく激しく掻き回され、声を抑えるのに必死だった。
続けて絶頂を味わった叶は目を閉じてぐったりとなっていた。その叶の耳にベルトをはずす音が届いた。
先輩が次にナニをしようとしているのかに気付いた叶は飛び起きて逃げようとしたがすぐに捕まえられる。そのまま先輩が背中にのししかるように覆いかぶさり、熱いモノを叶の太もも付近に擦り付けた。
もうダメだと思った瞬間。着信がなった。本来バイト中はサイレントにしているスマホだが、今日は休みだったこともあり設定を変えるのを忘れていた。
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