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恐竜展 その4
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帰りの電車の中で、明加砂、4歳がそばに来て、
「ママ、どうやって飛ぶの?」
浮遊の能力を妻はまだ手に入れていない。そばで話していた、小学生の我が子に話を振った。
「どうやって飛ぶの?」
「飛べるって思ったら、飛べた」
「あぁ、そうなんだ」
そんな簡単なものなのか。瞬間移動はできるが、飛ぶのはできない。明加砂は納得していないようで、これは物理的な説明が欲しいのだと思い、近くにいた光命に、
「どうして飛べるんですか?」
「浮力が関係しています」
昔学校に通っていたパパからのきちんとした回答が、電車の中に舞い始めた。それによると、浮力というものが常に重力とは反対向きにかかっているそうだ。
浮力よりも重力が小さくなれば、浮くということである。つまり、全てのものには飛べる力が常にかかっているという考えだ。だから、
飛びたい。
ではなく、
飛べる。
と思えば、飛べるである。そのあと、孔明に聞くと、
「今はその説が一番有力だよ」
と言っていた。研究が進んで、実はもっと違う方法が真実だったということはよくあることだ。しかし、どうやったら妻も飛べるようになるのだろうか?
そうして、家に帰ると、あらかじめ友達と約束していた、お留守番の十人の子供たちと父と母ふたりに、撮ってきたビデオやお土産を渡した。
夕食を食べ終えて、撮ってきたビデオをみんなで見る会になった。その時になって、妻はビデオを撮られていることを思い出した。
油断しまくりの妻。手前で子供たちが笑顔でいる後ろのほうで、全然違う方向を見て、右に左にウロウロしては、ウンウンと納得して、パンフレットを開いては眺めて、落ち着きなく柵に腰掛けたり立ったり、様々な挙動不審という動きをしいた。
隣に座っていた、一緒にいかなかった子が、
「ママの動きおかしいよね」
「忘れてた。ビデオ撮ってたんだ」
場面が切り替わり、次になっても、ママはいきなりガッツポーズを取ったり、踊り出したりだった。
「ほら? やっぱりおかしいよ」
「いやいや、ママは見なくていいから、みんなを見てよ」
端っこに映っている妻は見なくてよいのだ。みんなと展示物を見て欲しい。そんな感じで、ママはずっと挙動不審だった。
今度は、孔明が取っていた携帯の動画が、見せられた。ビリヤードに夢中で取っていたとは知らなかった。
自分の番が回って来て、様々な角度から見ている妻は、やはり挙動不審で、子供たちが、
「やっぱりママ、動きおかしいよ」
「しかも、あんなに時間かけたのに、はずしてるし」
「いやいや、難しかったんだって」
ビデオが終わり、月命と明引呼と撮ったプリクラをポケットから出した。それも爆笑された。
「ガブガブ草を食べてる」
「こう、面白くしたほうがいいじゃない?」
プリクラ用に熱演して、がむしゃらに草を食べているママ。そうして、極めつけた、最後のプリクラだった。
「このプリクラどういう撮り方?」
5歳児に猛ツッコミを受けた。
「これはママじゃないよ。月さんと明引呼さんが勝手に持ち上げたんだから」
曲芸でもやっているように、夫が両脇にいて、ママが中央高く浮き上がっているプリクラ。そうして、子供たちが口々に言い出した。
「無謀だ」
「無謀」
学校で習うはずのない言葉を、月命が教えたらしくて、妻が行き当たりばったり、思いつきで言動を起こすと、浴びせてくるのである。
「あと何見たの?」
ビデオに映ってなかったもので、ママが見たもの。光命を右にして、夕霧命を左にして、妻が真ん中でベンチに座り、キラキラと輝く水のイリュージョンを思い出した。
「ん~? 噴水を見たよ」
しかし、子供から手厳しい指摘がやってきた。
「噴水は、恐竜展じゃないよ!」
「そこにあった噴水でしょ!」
展示場の外にあった憩いの場であり、中で催されているものとは関係なく、いつもそこにあるもの。しかし、ママも負けていなかった。
「いやいや、会場の噴水だから、恐竜展と一緒だよ」
「違うよ!」
「いやいや、あの場所という大きな括りで一緒だよ」
「無謀だ」
「無謀」
いつもの親子の会話が、ダイニングにしばらく繰り返されていた。
部屋に戻って、ふと直感してしまった。遊園地の脇のベンチで、莎理と話したことを。
会員制のバーに、莎理は行ったことないのだ。行っていないと答えたら、妻が遠慮してデートに行かなくなると思ったから、彼女は嘘をついたのだ。どうしたらよいものか……。
とにかく話はしないと、ダイニングへ行って話しかけた。
「莎理さん、お酒って飲むんですか?」
「私は飲まないの」
「あぁ、そうですか。だから、焉貴さん誘わなかったんですね」
やってしまった。この質問からするべきだった。そうすれば、変なやりとりは起きなかったのだ。妻の頭が足りないばかりに、みんなの気持ちが……。
「あなた、考えすぎよ」
奥さんは妻のことをよく見えていた。莎理がそういうのなら、いつまでも引っかかってても仕方がない。妻は笑顔になって、
「そうですね、本当に。でも、バーでもノンアルコールのカクテルはありますよ。どんな雰囲気のバーだったら、莎理さん行きますか?」
「行ったことがないから、どんなところか想像がつかないわね」
孔明と焉貴がデートに行った場所へ、莎理も行けたら、話題が広がるのではないかと思い、妻は懸命に探し出す。
「ちょっと待ってください。莎理さんに似た性質を持っている奥さんたちの意見を聞きましょう。私と莎理さんは全く違うので、私の意見は参考にならないと思うので、ちょっと他の奥さんに聞いてみましょう」
妻は落ち着きがなく、感情だ。莎理は落ち着きがあり、理論だ。ということで、妻と同じ性異質の旦那さんともともと結婚していた奥さんを呼べば、回答に近くのでは。
「ん~? あっ! 独健さんの奥さん、陽和師さん?」
「何? どうしたの?」
薄明かりが差すダイニングテーブルの近くに、妻が三人集まった。
「独健さんとバーに行ったことありますか?」
「独健がそんなおしゃれなところに行かないわよ」
「あぁ、そうですよ。どちらかというと、居酒屋派ですもんね」
言われてみればそうだと思った。付き合いで行くことはあっても、アウトドア派の彼はバーには行かないな。しかし、ここでめげてなるものか。
「どうしようかな? あっ! 明引呼さんの奥さんだったら、行ってるかも!」
人がいっぱいいて、どこにいるのやら。
「皇閃さん?」
「みんなで集まって何してるの?」
そうして、薄明かりの下のダイニングテーブルに、妻が四人集まった。
「皇閃さん、明引呼さんとバーとか行きませんでしたか?」
「よく行ったわよ。子供を両親に預けて。そういうところはうちは寛大だったわね」
「いいですね。親との関係も良好だ」
素晴らしい話だった。確かに明引呼の元々の子供が親離れがよくできている。かと言って、親子の仲はいいのだ。そういう背景があったからか。
四人も奥さんが集まって、誰も何処かへ行くこともなく、皇閃がわざわざ呼ばれた割には、異様な雰囲気に気づいて、
「それだけ?」
一人ふわふわと浮いている妻は、当初の目的を思い出した。
「あの、どんな雰囲気のバーでしたか?」
「ポップな感じよ。蛍光灯がついてて、カラフルな壁とかで……」
こっちで言えば、八十年代のバーってやつだ。
「あぁ、明引呼さんらしいなぁ」
それでも、本題に入らない妻に、陽和師と皇閃は詰め寄った。
「何で、あなたみんな呼んでるのよ?」
「そうよ」
妻は慌てて、最初の目的を話し出したが、
「いや、焉貴さんの会員制のバーの雰囲気がよければ、莎理さんも行ける――」
話の途中で、陽和師と皇閃が珍しく大声を上げた。
「会員制のバー!?」
「え……? 食いつきがずいぶんよくて……」
嫌な予感がした。皇閃が振り返って、子供たちと一緒にテレビを見ていた夫の名を読んだ。
「焉貴?」
瞬間移動であっという間に近くへやってきて、宝石のように異様に輝く赤い目が煌めく。
「何? みんなで集まっちゃって」
「会員制のバー、私たちにも教えてよ」
「何すんの?」
「貸し切って、奥さんだけで飲むんじゃない?」
妻は頭を両手で抱えて、床に崩れ落ちそうになった。
「いや~! どんちゃん騒ぎをしたかっただけ!?」
黒のボブ髪はあきれたように、手先が器用といわんばかりの手でかき上げられた。
「お前たちほんと好きだよね、それ。毎日、家の露天風呂でやってるでしょ?」
その露天風呂を毎日一緒に入っている焉貴は、どんちゃん騒ぎを一番そばで見ている夫だった。しかしそれでも、陽和師と皇閃は留まるとこを知らず、
「いいわよね? 奥さんたちの飲み会」
「そうそう。いつもと雰囲気変えてね」
うちの奥さんたちは、毎日どんちゃんしている。ママの仕事を全て終えた夜に。家にある露天風呂の湯に盆に乗せた、お猪口と徳利。
こんなに飲んだくれな奥さんたちだっとはなぁ~。
夜寝る前に、孔明がやってきて、彼の元々の彼女のことを聞いてみた。
「紅朱凛もお酒飲むの?」
「彼女はボクよりも強いお酒飲んでも全然平気だよ」
「そうか。ここにお嫁に来てよかったのかもね。一緒に飲める人ができたんだから」
婦婦という名の女子会。何の気兼ねもいらない、秘密も安心して共有できる女子会。
こうして、恐竜展はみんなに様々な影響をもたらして、思い出の1ページとなってゆくのだった。
2019年10月25日、金曜日
「ママ、どうやって飛ぶの?」
浮遊の能力を妻はまだ手に入れていない。そばで話していた、小学生の我が子に話を振った。
「どうやって飛ぶの?」
「飛べるって思ったら、飛べた」
「あぁ、そうなんだ」
そんな簡単なものなのか。瞬間移動はできるが、飛ぶのはできない。明加砂は納得していないようで、これは物理的な説明が欲しいのだと思い、近くにいた光命に、
「どうして飛べるんですか?」
「浮力が関係しています」
昔学校に通っていたパパからのきちんとした回答が、電車の中に舞い始めた。それによると、浮力というものが常に重力とは反対向きにかかっているそうだ。
浮力よりも重力が小さくなれば、浮くということである。つまり、全てのものには飛べる力が常にかかっているという考えだ。だから、
飛びたい。
ではなく、
飛べる。
と思えば、飛べるである。そのあと、孔明に聞くと、
「今はその説が一番有力だよ」
と言っていた。研究が進んで、実はもっと違う方法が真実だったということはよくあることだ。しかし、どうやったら妻も飛べるようになるのだろうか?
そうして、家に帰ると、あらかじめ友達と約束していた、お留守番の十人の子供たちと父と母ふたりに、撮ってきたビデオやお土産を渡した。
夕食を食べ終えて、撮ってきたビデオをみんなで見る会になった。その時になって、妻はビデオを撮られていることを思い出した。
油断しまくりの妻。手前で子供たちが笑顔でいる後ろのほうで、全然違う方向を見て、右に左にウロウロしては、ウンウンと納得して、パンフレットを開いては眺めて、落ち着きなく柵に腰掛けたり立ったり、様々な挙動不審という動きをしいた。
隣に座っていた、一緒にいかなかった子が、
「ママの動きおかしいよね」
「忘れてた。ビデオ撮ってたんだ」
場面が切り替わり、次になっても、ママはいきなりガッツポーズを取ったり、踊り出したりだった。
「ほら? やっぱりおかしいよ」
「いやいや、ママは見なくていいから、みんなを見てよ」
端っこに映っている妻は見なくてよいのだ。みんなと展示物を見て欲しい。そんな感じで、ママはずっと挙動不審だった。
今度は、孔明が取っていた携帯の動画が、見せられた。ビリヤードに夢中で取っていたとは知らなかった。
自分の番が回って来て、様々な角度から見ている妻は、やはり挙動不審で、子供たちが、
「やっぱりママ、動きおかしいよ」
「しかも、あんなに時間かけたのに、はずしてるし」
「いやいや、難しかったんだって」
ビデオが終わり、月命と明引呼と撮ったプリクラをポケットから出した。それも爆笑された。
「ガブガブ草を食べてる」
「こう、面白くしたほうがいいじゃない?」
プリクラ用に熱演して、がむしゃらに草を食べているママ。そうして、極めつけた、最後のプリクラだった。
「このプリクラどういう撮り方?」
5歳児に猛ツッコミを受けた。
「これはママじゃないよ。月さんと明引呼さんが勝手に持ち上げたんだから」
曲芸でもやっているように、夫が両脇にいて、ママが中央高く浮き上がっているプリクラ。そうして、子供たちが口々に言い出した。
「無謀だ」
「無謀」
学校で習うはずのない言葉を、月命が教えたらしくて、妻が行き当たりばったり、思いつきで言動を起こすと、浴びせてくるのである。
「あと何見たの?」
ビデオに映ってなかったもので、ママが見たもの。光命を右にして、夕霧命を左にして、妻が真ん中でベンチに座り、キラキラと輝く水のイリュージョンを思い出した。
「ん~? 噴水を見たよ」
しかし、子供から手厳しい指摘がやってきた。
「噴水は、恐竜展じゃないよ!」
「そこにあった噴水でしょ!」
展示場の外にあった憩いの場であり、中で催されているものとは関係なく、いつもそこにあるもの。しかし、ママも負けていなかった。
「いやいや、会場の噴水だから、恐竜展と一緒だよ」
「違うよ!」
「いやいや、あの場所という大きな括りで一緒だよ」
「無謀だ」
「無謀」
いつもの親子の会話が、ダイニングにしばらく繰り返されていた。
部屋に戻って、ふと直感してしまった。遊園地の脇のベンチで、莎理と話したことを。
会員制のバーに、莎理は行ったことないのだ。行っていないと答えたら、妻が遠慮してデートに行かなくなると思ったから、彼女は嘘をついたのだ。どうしたらよいものか……。
とにかく話はしないと、ダイニングへ行って話しかけた。
「莎理さん、お酒って飲むんですか?」
「私は飲まないの」
「あぁ、そうですか。だから、焉貴さん誘わなかったんですね」
やってしまった。この質問からするべきだった。そうすれば、変なやりとりは起きなかったのだ。妻の頭が足りないばかりに、みんなの気持ちが……。
「あなた、考えすぎよ」
奥さんは妻のことをよく見えていた。莎理がそういうのなら、いつまでも引っかかってても仕方がない。妻は笑顔になって、
「そうですね、本当に。でも、バーでもノンアルコールのカクテルはありますよ。どんな雰囲気のバーだったら、莎理さん行きますか?」
「行ったことがないから、どんなところか想像がつかないわね」
孔明と焉貴がデートに行った場所へ、莎理も行けたら、話題が広がるのではないかと思い、妻は懸命に探し出す。
「ちょっと待ってください。莎理さんに似た性質を持っている奥さんたちの意見を聞きましょう。私と莎理さんは全く違うので、私の意見は参考にならないと思うので、ちょっと他の奥さんに聞いてみましょう」
妻は落ち着きがなく、感情だ。莎理は落ち着きがあり、理論だ。ということで、妻と同じ性異質の旦那さんともともと結婚していた奥さんを呼べば、回答に近くのでは。
「ん~? あっ! 独健さんの奥さん、陽和師さん?」
「何? どうしたの?」
薄明かりが差すダイニングテーブルの近くに、妻が三人集まった。
「独健さんとバーに行ったことありますか?」
「独健がそんなおしゃれなところに行かないわよ」
「あぁ、そうですよ。どちらかというと、居酒屋派ですもんね」
言われてみればそうだと思った。付き合いで行くことはあっても、アウトドア派の彼はバーには行かないな。しかし、ここでめげてなるものか。
「どうしようかな? あっ! 明引呼さんの奥さんだったら、行ってるかも!」
人がいっぱいいて、どこにいるのやら。
「皇閃さん?」
「みんなで集まって何してるの?」
そうして、薄明かりの下のダイニングテーブルに、妻が四人集まった。
「皇閃さん、明引呼さんとバーとか行きませんでしたか?」
「よく行ったわよ。子供を両親に預けて。そういうところはうちは寛大だったわね」
「いいですね。親との関係も良好だ」
素晴らしい話だった。確かに明引呼の元々の子供が親離れがよくできている。かと言って、親子の仲はいいのだ。そういう背景があったからか。
四人も奥さんが集まって、誰も何処かへ行くこともなく、皇閃がわざわざ呼ばれた割には、異様な雰囲気に気づいて、
「それだけ?」
一人ふわふわと浮いている妻は、当初の目的を思い出した。
「あの、どんな雰囲気のバーでしたか?」
「ポップな感じよ。蛍光灯がついてて、カラフルな壁とかで……」
こっちで言えば、八十年代のバーってやつだ。
「あぁ、明引呼さんらしいなぁ」
それでも、本題に入らない妻に、陽和師と皇閃は詰め寄った。
「何で、あなたみんな呼んでるのよ?」
「そうよ」
妻は慌てて、最初の目的を話し出したが、
「いや、焉貴さんの会員制のバーの雰囲気がよければ、莎理さんも行ける――」
話の途中で、陽和師と皇閃が珍しく大声を上げた。
「会員制のバー!?」
「え……? 食いつきがずいぶんよくて……」
嫌な予感がした。皇閃が振り返って、子供たちと一緒にテレビを見ていた夫の名を読んだ。
「焉貴?」
瞬間移動であっという間に近くへやってきて、宝石のように異様に輝く赤い目が煌めく。
「何? みんなで集まっちゃって」
「会員制のバー、私たちにも教えてよ」
「何すんの?」
「貸し切って、奥さんだけで飲むんじゃない?」
妻は頭を両手で抱えて、床に崩れ落ちそうになった。
「いや~! どんちゃん騒ぎをしたかっただけ!?」
黒のボブ髪はあきれたように、手先が器用といわんばかりの手でかき上げられた。
「お前たちほんと好きだよね、それ。毎日、家の露天風呂でやってるでしょ?」
その露天風呂を毎日一緒に入っている焉貴は、どんちゃん騒ぎを一番そばで見ている夫だった。しかしそれでも、陽和師と皇閃は留まるとこを知らず、
「いいわよね? 奥さんたちの飲み会」
「そうそう。いつもと雰囲気変えてね」
うちの奥さんたちは、毎日どんちゃんしている。ママの仕事を全て終えた夜に。家にある露天風呂の湯に盆に乗せた、お猪口と徳利。
こんなに飲んだくれな奥さんたちだっとはなぁ~。
夜寝る前に、孔明がやってきて、彼の元々の彼女のことを聞いてみた。
「紅朱凛もお酒飲むの?」
「彼女はボクよりも強いお酒飲んでも全然平気だよ」
「そうか。ここにお嫁に来てよかったのかもね。一緒に飲める人ができたんだから」
婦婦という名の女子会。何の気兼ねもいらない、秘密も安心して共有できる女子会。
こうして、恐竜展はみんなに様々な影響をもたらして、思い出の1ページとなってゆくのだった。
2019年10月25日、金曜日
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