1 / 2
幼馴染
しおりを挟む私の名前は高木桜良。つい最近までは普通のどこにでもいる女子高生だった。しかし、お父さんとお母さんが結婚10周年の記念に行った旅行の帰りに事故に巻き込まれて死んでしまった。
「お父さん、、、お母さん、、、。どうして、、、。私まだ二人に何の恩返しもできていないのに、、、、。」
なんの言葉も出てこなかった。ただただ呆然とその事実について受け止めきれなかった。
「桜良ちゃん、僕のことおぼえてる?突然なんだけど、もし桜良ちゃんが嫌じゃなかったらうちに来て一緒に暮らさないか。そりゃあ今まで通りの生活ができるわけじゃないけど、どうかな?」
もちろん覚えていた。昔、隣の家に住んでいた上原のおじさんが声をかけてくれた。私には祖父母ももうおらず、頼ることができる場所がない。もうこれしか道はないと思い、私は決心した。
「おじさん、ありがとうございます。これからよろしくお願いします!」
(もうくよくよするのはやめだ。お父さんもお母さんももういないけど私は強くいきていく!)
次の日から私は引っ越しの準備を始めた。そして私は、昔住んでいた街に帰ることになった。駅を出ると、すべての風景が懐かしかった。懐かしさに浸っていると、向こうからおじさんの声がした。
「おーい桜良ちゃん、こっちだよ。久しぶりだね。」
「おじさん、これからよろしくお願いします。」
おじさんの隣にはおばさんの姿もあった。
「こちらこそよろしくね。突然のことで悲しいかもしれないけど、できるだけのことはするからね。」
この二人は昔から優しくしてくれた。両親が共働きで忙しかった私のことをいつも心配してくれた。その優しさがとてもうれしくて、私はこの二人がとても大好きだった。
「それじゃあ行こうか。」
私は、おじさんたちとこれから住む家に向かった。家につくといろんな思い出がよみがえって泣きそうになったが、私は涙をこらえておじさんたちと家の中に入った。家の中に入ると、突然抱き着かれ私はバランスを崩してしまった。
「おっとっと、気を付けなよ。桜良ちゃん。」
そういって差し出された手は、私よりもはるかに大きく、声もおじさんのように優しい声ではなく、少し私をからかったような声がした。見上げてみるとそこには全然記憶にないイケメンが存在していた。
「えっと、、、どなたですか?」
私はそのイケメンに尋ねた。するとそのイケメンは驚いたような顔で私を見ていた。
「え、覚えてないの?僕だよ、翔悟だよ。」
「翔悟ってあの翔悟?泣き虫でぽっちゃり体系のあの?」
「そうだよ。いろいろあってさ、これからよろしくね桜良ちゃん。」
と言って翔悟は私を起こしてくれた。翔悟の変わり果てた姿に驚いていた次の瞬間、頬に翔悟の唇が触れ、男の人に耐性がない私はこの後のことをよく覚えていない。
今思えばこの日がすべての始まりだったのかもしれないと思う。この先の生活の大変さをこの日の私はまだ知らなかった。
0
あなたにおすすめの小説
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~
cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。
同棲はかれこれもう7年目。
お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。
合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。
焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。
何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。
美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。
私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな?
そしてわたしの30歳の誕生日。
「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」
「なに言ってるの?」
優しかったはずの隼人が豹変。
「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」
彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。
「絶対に逃がさないよ?」
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
転生したら4人のヤンデレ彼氏に溺愛される日々が待っていた。
aika
恋愛
主人公まゆは冴えないOL。
ある日ちょっとした事故で命を落とし転生したら・・・
4人のイケメン俳優たちと同棲するという神展開が待っていた。
それぞれタイプの違うイケメンたちに囲まれながら、
生活することになったまゆだが、彼らはまゆを溺愛するあまり
どんどんヤンデレ男になっていき・・・・
ヤンデレ、溺愛、執着、取り合い・・・♡
何でもありのドタバタ恋愛逆ハーレムコメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる