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魔術師が依頼受け付けます
強い言葉ep3
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今回のことの顛末。
少年は言霊使いだった。話には聴いたことがあったが実際に会ったのは始めてだった。人伝に聞くのと、未完成とは言え実物を見るのでは感じるものが違った。百聞は一見にしかずを身を持って体感した形となった。
自分が魔術を使われているという認識をする前に魔術の行使がされるという経験も殆どなかったため、気付くのが遅れた。本物の場合、話術なども合わさって一筋縄ではいかないだろうし、今後のことも考えて何かしらの対策は考えておくに越したことはない。
「強い言葉は使わないでほしいなぁ」
今回は直接危害が加わるような言葉では無かったが、もっと強い言葉であったらどうなっていたかわからない。『守護』のルーンで防げるものにも限度がある。僕が死なない程度のものという制約がある。当然死んだら運命なんてものは無くなる。運命の中にある、死なない物を手繰り寄せているだけなので死ぬような攻撃には対処できないのだ。
簡単な仕事だと思って気を抜かない用、自分に言い聞かせるのであった。
元々の依頼は、依頼主の祖父が残した遺産探しであった。そちらは完了しているため、手に入れたものを依頼主に渡す必要がある。遺産探しの依頼人に電話で連絡を取り、その後すぐに落ち合うことになった。
・
「何でも屋サークル、いえ魔術会社サークルの社長です」
「はい、お待ちしておりました」
依頼人の指定した喫茶店へ僕が辿り着いた時には、既に依頼人は席に座って何かを飲んでいた。近づいて行くと香るコーヒーの匂い。この喫茶店は始めてきたが店一杯に、焙煎したコーヒーの香りが広がっている。コーヒーの香りにはリラックス効果や集中力を高める効果があると言われている。周りには、駄弁っている女性や勉強をしている学生などがいた。
依頼人に声を掛ける。その後対面の席に座った。挨拶も程々に、今回の依頼についての報告を行う。
「依頼人様のご依頼の品、恐らくこちらだと思います」
屋敷の裏で見つけた赤い液体の入った瓶を依頼人へ渡す。受け取った依頼人は中身を確認するように傾けたり振ったりしていた。そして、その液体をじっと見つめる。何か感じるものが合ったのだろうか。
中身は誰かの血。精霊使いの家に関する何かの血だろう。
「ありがとう御座います。恐らく祖父の残したものはこれで間違いないと思います」
依頼人は瓶を懐にしまった。それを確認し、依頼書へサインをお願いする。既に僕の名前は書いてある。依頼完了を承認した証拠としてサインをしてもらい、その紙をもって僕は席を立つ。
「それでは失礼します」
僕は店を出ていく。淡泊な行動だと思われるかもしれないが、魔術師とはこういう物なのだ。一般人が沢山いる場所と言うこともあるが魔術師は多くを語らない。特に、自分の魔術に関することは喋らない。言葉を多く話すような魔術師は多くない。
「よく喋る人、苦手なんだよな」
多くを喋る魔術師は苦手なのだ。
・
僕が事務所に行くと来栖さんと空穂ちゃんが既にソファに座ってくつろいでいた。机の上には教科書とノート。勉強をしていたのかもしれないが、二人で話しているところを見るに休憩中だろう。
「ただいま」
「おかえりなさいー。依頼?」
事務所に人がいなかったら態々挨拶をしないが中にいる人に自分の存在を伝えるためにも挨拶はしっかりする。
「そ。今帰ったとこ」
「お疲れ様です。何か飲みますか?」
僕が帰ったことに気付いた来栖さんは立ち上がろうとする。僕は『大丈夫』と片手をあげて立ち上がるのを制する。疲れてはいるが飲み物を用意してもらうほどではない。それに、女子高生に飲み物を入れてもらうなど偉そうに見える。今の時代、細かいこと一つ一つに気を使わないと現世界で生きていくことは大変である。
「今日は新しい依頼入ってたんですねー」
外の投函箱に今日は一件だけ入っていた。入っていない日が殆どだから珍しい。投函箱がある場所に来て、依頼を入れていく魔術師は少ない。投函箱があるにも関わらず直接送られてきたり、気付いたら事務所にあったりする。本人が投函したかはさておき。
「今から確認するところ」
投函されているところを見るに真面目な人からの依頼と見える。それに、この事務所に投函箱があることを知っている人物でもある。本人が来ず、投函箱に確りと入れられる人脈、または技量のある人物が依頼主だろう。
僕は机へ向かい、椅子に座り依頼書を確認する。依頼主の名前を確認すると聞いたことのある名前であった。直接の面識はないが昔、聞いたことのある名前。
「あー。これ最優先でやらないといけない奴だな」
「どうしたんですか?」
日本では知らない人がいない人物、というわけではない。寧ろ知らない人が大多数を占める人物からの依頼。その人物は神社の守り人をしている。神職をやっていると言うわけではなく、言葉通り神社を守っている。
老朽化した神社の保全や、お賽銭などの把握等も行っているが、神社に来る悪しき物から神社を守れるようにする仕事をしている人。氏子のような物だが、裏世界の物の対応もしている日本の魔術師とも言えるだろう。
そんな人物からの依頼。依頼内容は『後継ぎを見てほしい』というもの。僕が悪い物に対して何かをすると言うよりは、この先に来るであろう悪い物へ対抗手段を作りたいというところだろう。
「僕の魔術の先生の昔馴染みからの依頼。内容は大したことないし、いつもなら受けないんだけど依頼主が依頼主だから受けざるを得ないんだよね。先生の昔馴染みって言う時点で断ったら絶対に面倒くさい」
今回の依頼人は、昔、先生から名前を聞いたことがあった。『何か困ったら日本にいる私の友人を頼るといい』とか『あいつは私と相性がよかった』など先生にしては珍しく人を信頼していた。先生は僕から見ても善人であり、よく人を信用しては騙されていた。しかし、先生は人を信頼する事はそんなに多くなかった。
信用と信頼。信用はただ相手を信じる事。信頼は相手を信じ、そして頼ること。相手に判断を委ねるというのは、よっぽどのことがない限りできない。先生がそれに足る人物だと判断したのが今回の依頼人。先生の手前、無下に扱うこともできない。仮に不義理を働いたとして、そのことが先生に伝わったら、態々日本まで来てしまうかもしれない。
少し面倒だがこの依頼が来た時点で受けるほかなかった。
依頼書を隅々まで確認し、依頼人の指定する場所を今一度確認する。確かに新潟県と書かれている。ここから新潟まで鉄道で二時間以上かかることを考えると今から気持ちが億劫になる。調さんほどではないが僕も相当面倒くさがりなのだ。大変そうな依頼はバレないよう他の社員に丸投げすることも少なくない。今日は簡単そうな依頼だから一人でやったが、次の依頼も一人でやることになりそうだ。それぞれやっている仕事もあるし、高校生組を連れて行くのはさすがに無理。フットワーク軽く移動できるのは僕だけだった。
「明日から出張に出るから、二人は僕が帰ってくるまで調さんとかゲティの手伝いでもしてて。二人にはここに依頼が入ってるから出来そうなのあったらやっておくように伝えておくから」
後で、ゲティと調さんには伝えておくことにする。高校生組が勝手に変なことをしないように釘を刺しておく。来栖さんがいるから変なことはしないと思うが一応、念の為。空穂ちゃんが、一人だと突っ走ることもあるが来栖さんは上手くストッパーになっている。どちらがどちらを守護しているのか分からない。
依頼を仕分けた箱を三つ用意し、ゲティ用、調さん用。そして保留用と書いた紙を張っておく。これくらい分かりやすくなっていれば間違うこともないだろう。
「明日から出るって、どこに行かれるんです?」
僕が出張に行くのが意外なのだろうか。来栖さんも空穂ちゃんも僕の方を向いて話しかけてくる。先程まで二人で何やら話していて、僕の方も向かずに相槌を打っていただけだったのに。再三だが自分でも行きたくないと思っている。しかし行かないという選択肢は無いのだ。
「んー?新潟かなぁ」
新潟県。日本で一番、神社が多い県への出張が決まった。
少年は言霊使いだった。話には聴いたことがあったが実際に会ったのは始めてだった。人伝に聞くのと、未完成とは言え実物を見るのでは感じるものが違った。百聞は一見にしかずを身を持って体感した形となった。
自分が魔術を使われているという認識をする前に魔術の行使がされるという経験も殆どなかったため、気付くのが遅れた。本物の場合、話術なども合わさって一筋縄ではいかないだろうし、今後のことも考えて何かしらの対策は考えておくに越したことはない。
「強い言葉は使わないでほしいなぁ」
今回は直接危害が加わるような言葉では無かったが、もっと強い言葉であったらどうなっていたかわからない。『守護』のルーンで防げるものにも限度がある。僕が死なない程度のものという制約がある。当然死んだら運命なんてものは無くなる。運命の中にある、死なない物を手繰り寄せているだけなので死ぬような攻撃には対処できないのだ。
簡単な仕事だと思って気を抜かない用、自分に言い聞かせるのであった。
元々の依頼は、依頼主の祖父が残した遺産探しであった。そちらは完了しているため、手に入れたものを依頼主に渡す必要がある。遺産探しの依頼人に電話で連絡を取り、その後すぐに落ち合うことになった。
・
「何でも屋サークル、いえ魔術会社サークルの社長です」
「はい、お待ちしておりました」
依頼人の指定した喫茶店へ僕が辿り着いた時には、既に依頼人は席に座って何かを飲んでいた。近づいて行くと香るコーヒーの匂い。この喫茶店は始めてきたが店一杯に、焙煎したコーヒーの香りが広がっている。コーヒーの香りにはリラックス効果や集中力を高める効果があると言われている。周りには、駄弁っている女性や勉強をしている学生などがいた。
依頼人に声を掛ける。その後対面の席に座った。挨拶も程々に、今回の依頼についての報告を行う。
「依頼人様のご依頼の品、恐らくこちらだと思います」
屋敷の裏で見つけた赤い液体の入った瓶を依頼人へ渡す。受け取った依頼人は中身を確認するように傾けたり振ったりしていた。そして、その液体をじっと見つめる。何か感じるものが合ったのだろうか。
中身は誰かの血。精霊使いの家に関する何かの血だろう。
「ありがとう御座います。恐らく祖父の残したものはこれで間違いないと思います」
依頼人は瓶を懐にしまった。それを確認し、依頼書へサインをお願いする。既に僕の名前は書いてある。依頼完了を承認した証拠としてサインをしてもらい、その紙をもって僕は席を立つ。
「それでは失礼します」
僕は店を出ていく。淡泊な行動だと思われるかもしれないが、魔術師とはこういう物なのだ。一般人が沢山いる場所と言うこともあるが魔術師は多くを語らない。特に、自分の魔術に関することは喋らない。言葉を多く話すような魔術師は多くない。
「よく喋る人、苦手なんだよな」
多くを喋る魔術師は苦手なのだ。
・
僕が事務所に行くと来栖さんと空穂ちゃんが既にソファに座ってくつろいでいた。机の上には教科書とノート。勉強をしていたのかもしれないが、二人で話しているところを見るに休憩中だろう。
「ただいま」
「おかえりなさいー。依頼?」
事務所に人がいなかったら態々挨拶をしないが中にいる人に自分の存在を伝えるためにも挨拶はしっかりする。
「そ。今帰ったとこ」
「お疲れ様です。何か飲みますか?」
僕が帰ったことに気付いた来栖さんは立ち上がろうとする。僕は『大丈夫』と片手をあげて立ち上がるのを制する。疲れてはいるが飲み物を用意してもらうほどではない。それに、女子高生に飲み物を入れてもらうなど偉そうに見える。今の時代、細かいこと一つ一つに気を使わないと現世界で生きていくことは大変である。
「今日は新しい依頼入ってたんですねー」
外の投函箱に今日は一件だけ入っていた。入っていない日が殆どだから珍しい。投函箱がある場所に来て、依頼を入れていく魔術師は少ない。投函箱があるにも関わらず直接送られてきたり、気付いたら事務所にあったりする。本人が投函したかはさておき。
「今から確認するところ」
投函されているところを見るに真面目な人からの依頼と見える。それに、この事務所に投函箱があることを知っている人物でもある。本人が来ず、投函箱に確りと入れられる人脈、または技量のある人物が依頼主だろう。
僕は机へ向かい、椅子に座り依頼書を確認する。依頼主の名前を確認すると聞いたことのある名前であった。直接の面識はないが昔、聞いたことのある名前。
「あー。これ最優先でやらないといけない奴だな」
「どうしたんですか?」
日本では知らない人がいない人物、というわけではない。寧ろ知らない人が大多数を占める人物からの依頼。その人物は神社の守り人をしている。神職をやっていると言うわけではなく、言葉通り神社を守っている。
老朽化した神社の保全や、お賽銭などの把握等も行っているが、神社に来る悪しき物から神社を守れるようにする仕事をしている人。氏子のような物だが、裏世界の物の対応もしている日本の魔術師とも言えるだろう。
そんな人物からの依頼。依頼内容は『後継ぎを見てほしい』というもの。僕が悪い物に対して何かをすると言うよりは、この先に来るであろう悪い物へ対抗手段を作りたいというところだろう。
「僕の魔術の先生の昔馴染みからの依頼。内容は大したことないし、いつもなら受けないんだけど依頼主が依頼主だから受けざるを得ないんだよね。先生の昔馴染みって言う時点で断ったら絶対に面倒くさい」
今回の依頼人は、昔、先生から名前を聞いたことがあった。『何か困ったら日本にいる私の友人を頼るといい』とか『あいつは私と相性がよかった』など先生にしては珍しく人を信頼していた。先生は僕から見ても善人であり、よく人を信用しては騙されていた。しかし、先生は人を信頼する事はそんなに多くなかった。
信用と信頼。信用はただ相手を信じる事。信頼は相手を信じ、そして頼ること。相手に判断を委ねるというのは、よっぽどのことがない限りできない。先生がそれに足る人物だと判断したのが今回の依頼人。先生の手前、無下に扱うこともできない。仮に不義理を働いたとして、そのことが先生に伝わったら、態々日本まで来てしまうかもしれない。
少し面倒だがこの依頼が来た時点で受けるほかなかった。
依頼書を隅々まで確認し、依頼人の指定する場所を今一度確認する。確かに新潟県と書かれている。ここから新潟まで鉄道で二時間以上かかることを考えると今から気持ちが億劫になる。調さんほどではないが僕も相当面倒くさがりなのだ。大変そうな依頼はバレないよう他の社員に丸投げすることも少なくない。今日は簡単そうな依頼だから一人でやったが、次の依頼も一人でやることになりそうだ。それぞれやっている仕事もあるし、高校生組を連れて行くのはさすがに無理。フットワーク軽く移動できるのは僕だけだった。
「明日から出張に出るから、二人は僕が帰ってくるまで調さんとかゲティの手伝いでもしてて。二人にはここに依頼が入ってるから出来そうなのあったらやっておくように伝えておくから」
後で、ゲティと調さんには伝えておくことにする。高校生組が勝手に変なことをしないように釘を刺しておく。来栖さんがいるから変なことはしないと思うが一応、念の為。空穂ちゃんが、一人だと突っ走ることもあるが来栖さんは上手くストッパーになっている。どちらがどちらを守護しているのか分からない。
依頼を仕分けた箱を三つ用意し、ゲティ用、調さん用。そして保留用と書いた紙を張っておく。これくらい分かりやすくなっていれば間違うこともないだろう。
「明日から出るって、どこに行かれるんです?」
僕が出張に行くのが意外なのだろうか。来栖さんも空穂ちゃんも僕の方を向いて話しかけてくる。先程まで二人で何やら話していて、僕の方も向かずに相槌を打っていただけだったのに。再三だが自分でも行きたくないと思っている。しかし行かないという選択肢は無いのだ。
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