マネジメント!

Hiiho

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「う・・・っ、んぅ・・・やめ・・・っ」

  俺の唇から逃れようとするシウの唇を追って何度も塞ぐ。

  これ以上やっちゃいけない、もっと深く貪りたい。ふたつの感情が自分の中でせめぎ合う。

「ふっ・・・もぉ!やめろよ!浮気もの!」

  は・・・?浮気・・・?

  シウの突然の言葉に気を取られた一瞬を突かれて激しく抵抗され、俺を押し退けベッドから飛び降りたシウに壁際に逃げられてしまう。

  浮気ってなんだ?他の男を抱いてた事を言ってんのか?だとしてもいつ俺がシウと付き合ったんだよ。

「奥さんがいるくせに、なんで俺にキスすんの!サイッテーだな!」

  あ・・・、そういう事。

  顔を真っ赤にして怒っているシウが、何だか嫉妬してくれているように見えて可愛くて堪らない。

  俺が歩み寄ると、壁伝いに後退りするシウ。俺は壁に両手をつきシウを囲う。

「な、なに?そんな怖い顔しても、怖くないんだからな!」

  と強がりを言いつつ、めっちゃビビってんなこいつ。

「妻がいなかったら大人しくキスに応えてたのか?」

「そんなわけないじゃん!好きでもないのに」

  ぐっさ~・・・。嫉妬してるように見えたのは気のせいかよ。つーか、俺も何ショック受けてんの?コレじゃまるで、俺がシウを好きみてぇじゃねーか。

  こいつに惚れ込んでるのは確かだ。これだけの恵まれたビジュアルにも関わらず それに驕る事無く努力する姿。そんなのを間近で見せられて惹かれない方がおかしい。
  私生活の我儘ぶりやだらしない所にさえ、世話をしているうちに湧いてきた情があるのも事実。

  だからって、シウは俺が恋愛感情を持っていい相手じゃない。


「マネ・・・?もしかして、溜まってる?あんまり奥さんとセックスしてないから・・・」

  急に申し訳なさそうな顔をして俯くシウ。

  あんまりどころか櫻子には指一本すら触れた事ないっつーの。
  2ヶ月禁欲してるから溜まってるのは間違い無いけど。

「俺の、せいだよな」

  しゅん、と顔に書いてあるかのようなシウ。

  怒ったり拗ねたりしょぼくれたり・・・意味わかんねぇ。
  そんなシウが、意味がわからないくらい愛しくなってくる。

「溜まってるって言ったら、また一緒にヤラシイ事してくれるのか?」

「えっ?・・・・・・まあ、キスしないならいいよ」

  こいつの中で、コキ合いは浮気に入らないのか。

「じゃあ出せよ」

  俺が言うなり、シウは躊躇いもなく下着ごとボトムを下にずらし自分のモノを握る。

「ここ、触ってもいいか?」

  Tシャツの上からシウの胸を指で撫でてみる。

「女じゃないから おっぱい無いけど・・・それでもいいならいいよ」

  俺の指に警戒する様子も反応する様子もみられない。この感じだと乳首は未開拓だな。

「捲ってみせて」

  素直にTシャツの裾を両手で捲り上げ胸を露わにするシウ。

  ああ~、なんだコレ。スケベ過ぎるだろ、乳首もチンポも自分から晒して・・・!無自覚エロなこいつが憎ったらしいな!


  晒された両乳首を指で優しく擦る。
  ピク、とシウの体が反応して、小さな突起が立ち上がってくる。

「なんか、くすぐったい。ねえ、こんな事して楽しい?」

「チクニーって言葉があるくらいなんだぞ。ここだってマスターベーションする時に触ったりするんだ。知らないのか?」

「・・・し、知ってるし!したこと無いだけ!」

  フッ、チョロいな。負けず嫌いめ。

  控えめな突起を上下に軽く弾くように擦ると、シウは身を捩る仕草を見せる。
  そっと摘んで引っ張ると、ビクン、と腰を浮かせた。

「んん~っ、なんか変な感じする~・・・ん、・・・ぅ」

  目線を下げると、シウのモノが勃ち、先端が少し濡れているのが見えた。

  嘘だろ、もうこんなんなってんのかよ。
  もしかして、股間触るより感じてるんじゃ・・・

  片方の突起を舌の先で転がしながら、もう片方を強弱をつけて摘むと、シウはビクビクと体を震わせる。
  吸って甘噛みし、舌先で啄く。
初めての刺激に過敏に反応する小さな突起は真っ赤になって艶めいていた。

  音を立てて啄み強めに吸うと


「あっ、あ・・・それやだぁ、・・・ん、ん──・・・」

  シウは必死で声を抑えながら、眉尻を下げ瞳を潤ませる。白い肌が上気して赤みを帯び、先端からは滴る程の先走りが出ていた。

「チンポ触られるより気持ちいい?」

「ん・・・っ、うん。・・・あ・・・なんで・・・んぅ」

「言っただろ、ここも触るんだって。今まで知らなくて損してたな」

  イヤ、知らなくて良かったか。どこぞのヒョンにこんなシウが見られてなくてマジで良かった。

「あぁっ、マネ・・・」

「名前で呼べよ」

「ん・・・あ、ばんりぃ、なんかおれっ、も・・・」

  今にも零れそうな涙を溜めながら、シウが見上げてくる。

  可愛い、可愛い。
  なんで寄りによってお前は『商品』なんだ。
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