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朝。
「うぉう。まずい・・・若干記憶が曖昧だ・・・」
昨日はどうやら調子に乗って飲みすぎたらしい。
まったく記憶が無いと言う訳では無いが・・・曖昧だ・・・。やっちまった・・oh・・・。
「・・・取り敢えず仕事・・・」
私は少し痛む頭を抱えシャワーを浴びた。
「おはようございます・・・」
いつもよりワントーン低い挨拶に職場の皆が心配してくれている。
「どうしたの?大丈夫?具合わるい?」
・・・まさか二日酔い・・・と言えるはずも無く・・・。
「いや、起きたらギリギリだったんで・・・」
と誤魔化す。
罪悪感に胸を痛め自分のデスクに行くとひっそりと隠されたように置かれている小瓶・・・・・何?・・・嫌がらせ?恐る恐る手に取り貼られているラベルを見ると・・・・・・しじみエキス!!
これは・・・・・・私は係長の方を見る。するとこっちを見ていた係長と一瞬だけ目が合った。
・・・そこにはいつも通りの胡散臭い程のハイスペックイケメンな係長がいた。
本当に同じ人間・・・なんだろうか。
そして・・・シジミはびっくりするほど苦かった・・・うぇ・・・。
今日は昨日の報告書をまとめる為に1日デスクワーク。
もうそろそろお昼になる。私は急にソワソワしだす。・・・トイレでは無い。
頭がスッキリしてくると不思議と昨日の曖昧だった記憶が思い出されてきた。
私、昨日係長に家まで送ってもらってる・・・!
タクシーに乗った後、自分で家まで帰れマースとか信用性ゼロな事言って結局送って貰ったんだ!
そう思い出すと一刻も早くお礼を言わなければと言う強迫観念にも似た何かが湧き上がって来たのだ。
取り敢えずお昼になったらダッシュで係長の所へ行こう!あっでも手ぶらってどうなの?
しかも朝シジミ貰ってるじゃん!
えー!でも早くお礼も言わないとだし!
全然仕事に集中出来ず昼休憩の鐘がなる。
その鐘と同時に席を立ち係長の所へと向かう。
「あの!」
そう言った瞬間。いや、ここではまずいでしょ!ともう1人の私が頭の中でストップを掛けた。そこで私は1つ深呼吸して仕切り直す。
「すみません係長、お忙しいと思いますが少々お時間宜しいでしょうか?」
「?ああ」
私は何とか係長を呼び出す事に成功(?)した。
「うぉう。まずい・・・若干記憶が曖昧だ・・・」
昨日はどうやら調子に乗って飲みすぎたらしい。
まったく記憶が無いと言う訳では無いが・・・曖昧だ・・・。やっちまった・・oh・・・。
「・・・取り敢えず仕事・・・」
私は少し痛む頭を抱えシャワーを浴びた。
「おはようございます・・・」
いつもよりワントーン低い挨拶に職場の皆が心配してくれている。
「どうしたの?大丈夫?具合わるい?」
・・・まさか二日酔い・・・と言えるはずも無く・・・。
「いや、起きたらギリギリだったんで・・・」
と誤魔化す。
罪悪感に胸を痛め自分のデスクに行くとひっそりと隠されたように置かれている小瓶・・・・・何?・・・嫌がらせ?恐る恐る手に取り貼られているラベルを見ると・・・・・・しじみエキス!!
これは・・・・・・私は係長の方を見る。するとこっちを見ていた係長と一瞬だけ目が合った。
・・・そこにはいつも通りの胡散臭い程のハイスペックイケメンな係長がいた。
本当に同じ人間・・・なんだろうか。
そして・・・シジミはびっくりするほど苦かった・・・うぇ・・・。
今日は昨日の報告書をまとめる為に1日デスクワーク。
もうそろそろお昼になる。私は急にソワソワしだす。・・・トイレでは無い。
頭がスッキリしてくると不思議と昨日の曖昧だった記憶が思い出されてきた。
私、昨日係長に家まで送ってもらってる・・・!
タクシーに乗った後、自分で家まで帰れマースとか信用性ゼロな事言って結局送って貰ったんだ!
そう思い出すと一刻も早くお礼を言わなければと言う強迫観念にも似た何かが湧き上がって来たのだ。
取り敢えずお昼になったらダッシュで係長の所へ行こう!あっでも手ぶらってどうなの?
しかも朝シジミ貰ってるじゃん!
えー!でも早くお礼も言わないとだし!
全然仕事に集中出来ず昼休憩の鐘がなる。
その鐘と同時に席を立ち係長の所へと向かう。
「あの!」
そう言った瞬間。いや、ここではまずいでしょ!ともう1人の私が頭の中でストップを掛けた。そこで私は1つ深呼吸して仕切り直す。
「すみません係長、お忙しいと思いますが少々お時間宜しいでしょうか?」
「?ああ」
私は何とか係長を呼び出す事に成功(?)した。
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いや〜沢山読んで頂いてほんとーにありがとうございますm(*_ _)m
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