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あの後私は半年の休みをもぎ取り屋敷へと帰って来た。
私はこれから妻と息子が待つ領地へ向かう。
今回王太子夫婦にある程度言いたい事を言って少しはスッキリ出来たが、あの二人と話していて気付いた事……こちらの方が私にとっては重要だった。
それは上手くいっていると思っていた私達の家族は周りかから見たら破綻しているように見えていた事。
妻は一切何も言って来なくて、きっとそれは私が忙しいのを理解してくれているからだと思っていた。
婚約時代、たった一度の出掛ける約束をキャンセルした事。
初夜に一人領地に置いて帰って来てしまった事。
子供の出産にも立ち会えなかった事。
息子の誕生日を一度も一緒に祝えなかった事。
息子との食事の約束をキャンセルしてしまった事。
今までの数々の家族に対する不義理が脳裏を過ぎる。
文句を言われていないから肯定してくれていると思うにはやらかして来た事のあまりの内容に頭を抱えるしか無かった。
何故妻は何も言わなかったのだろう………。
ふっとそんな考えが頭を過ぎった時、思い出されたのは結婚当初の事。
そう言えば妻はどんなに遅く帰っても起きて待っていてくれて、朝もどんなに早い出勤でも起きて見送ってくれていた。
一緒に食事すら摂れない環境で話が出来る時間はあそこしか無かった。
しかし私は私で疲れていたのも確かにあったしが、あんなしょうもない夫婦に振り回されているのを妻に知られるのが本当に嫌で、何か話してボロが出るかもしれないと妻との話を避けるかのように、帰ったら直ぐにベッドに入り寝るようにしていた。
そんな生活が一年とちょっと続いて妻から懐妊したと知らされて…そこから夫婦の寝室は別になった。
それと同時に夜起きて待っていてくれるのも朝早く起こしてしまう事も妻の身体の負担になると考えてどっちもしなくて良いと言った………だがそれは裏を返せば帰って来てもろくに話もせずに眠る夫を妻はずっと起きて待っていてくれる事をそれまでは続けていてくれたという事。
今更気付いた事実に打ちのめされる。
きっと話したい事も沢山あったのかもしれない。
きっとそれは不満だったのかもしれないけれど……それは夫の私にしか受け止められない事で……そんな事すら私は妻にしてあげられていなかった。
今君は何を考えているのだろうか……。
息子はこんな父親をどう思っているのだろうか。
そして私は今まで何故この状況を普通だと思っていたのだろうか。
気持ちが逸る、一刻も早く二人がいる領地へ行かなければ。
そんな気持ちで玄関を出ると門の前に一台の馬車が止まる。
まさか………。そんな気持ちで馬車を見つめているとその馬車から降りてきたのは……。
私はこれから妻と息子が待つ領地へ向かう。
今回王太子夫婦にある程度言いたい事を言って少しはスッキリ出来たが、あの二人と話していて気付いた事……こちらの方が私にとっては重要だった。
それは上手くいっていると思っていた私達の家族は周りかから見たら破綻しているように見えていた事。
妻は一切何も言って来なくて、きっとそれは私が忙しいのを理解してくれているからだと思っていた。
婚約時代、たった一度の出掛ける約束をキャンセルした事。
初夜に一人領地に置いて帰って来てしまった事。
子供の出産にも立ち会えなかった事。
息子の誕生日を一度も一緒に祝えなかった事。
息子との食事の約束をキャンセルしてしまった事。
今までの数々の家族に対する不義理が脳裏を過ぎる。
文句を言われていないから肯定してくれていると思うにはやらかして来た事のあまりの内容に頭を抱えるしか無かった。
何故妻は何も言わなかったのだろう………。
ふっとそんな考えが頭を過ぎった時、思い出されたのは結婚当初の事。
そう言えば妻はどんなに遅く帰っても起きて待っていてくれて、朝もどんなに早い出勤でも起きて見送ってくれていた。
一緒に食事すら摂れない環境で話が出来る時間はあそこしか無かった。
しかし私は私で疲れていたのも確かにあったしが、あんなしょうもない夫婦に振り回されているのを妻に知られるのが本当に嫌で、何か話してボロが出るかもしれないと妻との話を避けるかのように、帰ったら直ぐにベッドに入り寝るようにしていた。
そんな生活が一年とちょっと続いて妻から懐妊したと知らされて…そこから夫婦の寝室は別になった。
それと同時に夜起きて待っていてくれるのも朝早く起こしてしまう事も妻の身体の負担になると考えてどっちもしなくて良いと言った………だがそれは裏を返せば帰って来てもろくに話もせずに眠る夫を妻はずっと起きて待っていてくれる事をそれまでは続けていてくれたという事。
今更気付いた事実に打ちのめされる。
きっと話したい事も沢山あったのかもしれない。
きっとそれは不満だったのかもしれないけれど……それは夫の私にしか受け止められない事で……そんな事すら私は妻にしてあげられていなかった。
今君は何を考えているのだろうか……。
息子はこんな父親をどう思っているのだろうか。
そして私は今まで何故この状況を普通だと思っていたのだろうか。
気持ちが逸る、一刻も早く二人がいる領地へ行かなければ。
そんな気持ちで玄関を出ると門の前に一台の馬車が止まる。
まさか………。そんな気持ちで馬車を見つめているとその馬車から降りてきたのは……。
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