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フォースコンタクト ~疑心暗鬼~
第29話 手遅れ
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その時、俺はゲムギリオからの通信を受けていた。再び通信をかけてきた彼らは、今度は以前よりも会話の体になっている。一方通行のメッセージから、俺とのコミュニケーションを図る方向性にシフトチェンジしてきたようだ。
――キミノコトハシラベタ キミノオカレテイルジョウキョウ ハ トテモアヤウイ――
――ドウジニ ベイコク ノ チョウホウキカンニ タヨッテ ワレワレノコトヲカギマワッテイル コトモネ――
「悪かったよ! でも事情を説明しなかったあんた達も悪いんだぜ!」
――ワレワレハ ウチュウジントヒキカエニ キミヲキュウシュツシ ボウメイノ テダスケモ ジサナイ――
亡命。亡命だって? それって、何だっけ?
――ワレワレハ ゲムギリオ ロシアノ ウチュウジョウホウキカン――
「宇宙情報機関……!?」
その時、思い出したんだ。いつだかアイリーンのいってたロシアのこと。
「宇宙人はダメなんだ!」
――チキュウハイマ ウチュウジンノカンシカニアル ト シテモ カ?――
「……!」
――キミガナニヲキキ ナニヲシッタカシラナイガ スクナクトモウチュウノリョウイキニ オイテハ カノクニハ ズイブントオクレテイルトイウコトダ――
「同じ地球人同士でいがみ合ってる場合じゃないだろ!? あんた達がいったように本当の危機が迫ってるなら情報を共有して一丸となって立ち向かうべきだ!」
――キミハナニモシラナイ ソレハウチュウノエイチイガイノコトダ ナニモシラナイコトニタイシテ シッタヨウナクチヲキクノハヤメタホウガイイ ナガイキデキナイ ソ?゙――
恐怖心からか思わず息を呑む。それは事実上の彼らからの最後通告のように思えた。
――ウチュウジンハ キミノトモダチダガ ワレワレジンルイノキチョウナ ヒトジジデモアル カレモマタ アヤウイ ノダ――
「わからないよ、わからない。俺にはできない!」
――ケツダンノトキ ハ セマッテイル イマスグ ソウキュウニ キミニヒトツ カレニ キイテホシイコトガ アル――
――オオイナルソンザイ トハ ナニモノダ ナニヲシテ ドンナチイニツイテイル――
大いなる存在。彼らはそのことを何か知ってるのか。
――マタチカヂカ アオウ ソノトキニハ フタツノコト ヲ ワスレルナ――
――――ブツッ――
そうしてまた、一方的な要求を突きつけて通信は途絶えた。
俺は茶の間に戻ってきた。
「なぁ、獣座衛門」と、俺が話しかけると、小野田は振り向いてきた。
「例のゲムギリオっていう奴から電話がかかってきた。ロシアの宇宙組織で俺に亡命するよう持ちかけてきたんだ」
「亡命とはなんだ?」
「……簡単に言うと、他の国に避難して庇護下に置いてもらう事かな?」
「フフフ。人間達はどこに住むかが大事なんだろう。同じ思想を持つ家族が同じところに住むんだ。窮屈な社会だ。しかし郷に入らば郷に従え。それによって得られる恩恵があるならリュウタは享受するべきだろ」
「冗談じゃないんだぞ!? 俺は本気で言ってるんだ!」俺は続けていう。
「海外に逃げたら、たぶん俺はもう日本には帰れないんだよ……」
「?」
「それどころか、毎日軍隊の監視下に置かれて、来る日も来る日も牢獄の中で生きていかなきゃならない。宇宙人と一緒に生活した重要人物として一生不自由な生活を強いられるんだよ……」
「フフフフ」
「な……何で笑うんだよ!?」
「ふふふ、リュウタは面白い。想像の世界は自由だ」
「今は想像だけど! 全部が全部間違ってるとは言い切れない! いや、絶対そうだ!」
「君の肩の荷は相当大きくなってるようだ」
「本当に散々だよ……俺、一体どうしたら良いんだよ……」
その時、俺はハッとして思い出す。ゲムギリオがいった監視のことだった。
「宇宙人は地球を監視してるのか!?」
「監視してるだろ?」
獣座衛門はあっけらかんといった。
「むしろこの状況が監視以外のなんだっていうんだ、君に教えてもらいたいものだね」
「そ……それは!」
「私は言ったはずだぞ。君達の六つの感覚器官で一体何をわかった気でいるのか、大いなる存在の前では何者も無意味だと。それは一番簡潔で難しい説明の必要ない、リュウタでも理解できる言葉で説明したつもりだ」
* * *
その時、俺はブライアンからの通信を受けていた。彼は酷く切迫していた。
「リュウタ! ぜぇ、ぜぇ、大変なことになった……いや、君からしたらさして重要なことじゃないかもしれないが……いや、心して聞いてくれ」
「どうしたんだよ!?」
「チャールズロペスの家が炎上した! 私が屋敷にいったときにはまだ炎上していた。その時には既に屋敷の半分が燃えて倒壊していた。そして一時間ほどで鎮火した。幸い森には燃え移らずに済んだが……現地じゃ近隣住民を巻き込んで大パニックさ。奇しくも第一発見者は俺達だった!」
「……なんでそんなことに?」
「今大急ぎで調べてる……チャールズの屋敷にあったであろう書物も、彼の遺産も全て燃えてしまった……もう何も残ってない」
「チャールズロペスは? マースティンは!?」
「……わからないんだ。地元捜査局が操作網を張ってるが、誰も引っかからないことを鑑みるに、火を放ったのは家主のチャールズだろうと、我々のうちでは見解が一致してる」
「じゃあ…………自殺だったの?」
ひたすら不気味だった。俺のオペレーター計画の最中の自殺。あの面会からそう遠くない今になって、どうしてまた自殺なんて思い立ったんだろう。あの日、俺が面会したあの日にはもう彼はこの顛末を想定してたんだろうか。
――無事に生還できたならまた会おう。生まれ変わった君と会えるのを楽しみにしているよ――あの約束は、はじめから果たすつもりのない口約束だったのか。ブライアンはいう。
「ロペスが生きている確率は低いだろうと見ている……今科学調査班が到着したようだ……もうすぐ灰の中からロペスの遺体が見つかるはず……彼は死んだ」
「チャールズロペスは殺されたんだ!」
「誰に!? ……誰が彼を殺して得をする!?」
「それは……」
「宇宙人の未知の叡智を持つ資産家か? ……確かに恨みを買うことは多いように思う。けれどもなぜ今なんだ? 私はね、低くない可能性で君の影響があると踏んでるんだよ」
なぜブライアンがそんなことを、俺とチャールズロペスの関係を知らないのにどうして。
「なあリュウタ。君はもしかしてチャールズのことを知ってたんじゃないのか?」
ブライアンは続けていう。
「わからない俺なりにもマースティンの言葉の意味を考えたんだ。宇宙船……チャールズ・ロペス……ピンと来たよ。もしかしたらチャールズも同じオペレーター計画の被験者だったんじゃないかってね……そうしたらビンゴさ。リュウタ。俺は奴が友人に向けて発信した電子メールをついに突き止めた。死を恐れてたんだ。けれども死ぬ方法を考えてたのさ。矛盾するだろ? 奴の考案する自殺の方法はどれも奇妙なものだ。深い穴を掘って身を投げてみたり、何重もの鉄の壁の中で餓死してみたり。奴にとって死ぬ事こそ死を免れる最良の方策だったらしい。だから死に急いだんだ。なんだそりゃ、意味がわからないだろ? そして最後に行き着いたのが焼身自殺か。思ったんだ、宇宙船ってこのことじゃないのかなってね。なぁ、リュウタはどう思う?」
「……」
「リュウタ?」
「どうしてチャールズは死んだのかな?」
「だからいったろ!? チャールズロペスは死にたがってた。マースティンも同じ。宇宙船ってのは奴らの死を意味する暗号だったんだよ! あ! リュウタ! 今チャールズの死体が見つかった……状態は、まだわからない。お前が知りたいならもっと詳しい状況も教えてやるぜ? マースティンはわからない。しかし状況からしてチャールズが屋敷に匿ってたって線が濃厚なんだ! もしチャールズが何かの意図があって死んだとしたら、リュウタ、それはお前への意思表示かもしれないんだ。何か心当たりはないか?」
「なぁ、ブライアン。今は何月何日だ?」
「8月9日だよ! へい! リュウタ! 頭までおかしくなっちまったのか!? それとも宇宙じゃ時間は愚か日付もわからなくなっちまうもんなのかい!? カレンダーぐらい持ってけよ! なんでチャールズは死に急いだんだと思う? 生きていりゃ死に恐れる必要はないんだ。しかもチャールズは病気もしない健康な男だった。こうは思えないか? チャールズ本人の寿命以外の何らかの理由で死に迫られてた。何かアクシデント的な死が差し迫ってることに勘付いてたのかもしれない……それで……」
「サラが怒ってるんだ。また日付の話をしてるって。だからチャールズも怖がってたんだ」
「サラって誰だよ? おい、チャールズと何か関係があるのか?」
「だから、アイリーンも大学教授だかなんだか知らないけど俺の正気を疑ってるんだ。俺は正常なのに、みんなして俺の頭がおかしいとかいうんだよ。なあブライアンどう思う?」
「リュウタ! お前はイカれちゃいない! 俺が証明するよ。だからサラってやつが何者か教えてくれよ! チャールズが死んだのと何か関係があるのか?」
「大アリだ。ジェイコブもサラもみんなして俺をキチガイにしようとしてる。正気の沙汰じゃない。おかげでこのザマだ。いったいぜんたいどうしてくれるんだ! なあステイマン。なんでジェイコブに密告したりしたんだよ? ジェイク・マースティンの話は俺とお前だけの秘密じゃなかったのかよ……」
「ああそうだ。俺はジェイクのことは誰にも話してないぜ? ステイマン? 誰かと勘違いしてないか? まあいいや。とにかくリュウタ、これでお前を助ける方法に尽力できる。あ、それからゲムギリオだっけか? それはロシア語の古い民族言葉みたいだったよ。まさかと思うけど、リュウタ。何か関係があるってわけじゃないよ……な?」
――キミノコトハシラベタ キミノオカレテイルジョウキョウ ハ トテモアヤウイ――
――ドウジニ ベイコク ノ チョウホウキカンニ タヨッテ ワレワレノコトヲカギマワッテイル コトモネ――
「悪かったよ! でも事情を説明しなかったあんた達も悪いんだぜ!」
――ワレワレハ ウチュウジントヒキカエニ キミヲキュウシュツシ ボウメイノ テダスケモ ジサナイ――
亡命。亡命だって? それって、何だっけ?
――ワレワレハ ゲムギリオ ロシアノ ウチュウジョウホウキカン――
「宇宙情報機関……!?」
その時、思い出したんだ。いつだかアイリーンのいってたロシアのこと。
「宇宙人はダメなんだ!」
――チキュウハイマ ウチュウジンノカンシカニアル ト シテモ カ?――
「……!」
――キミガナニヲキキ ナニヲシッタカシラナイガ スクナクトモウチュウノリョウイキニ オイテハ カノクニハ ズイブントオクレテイルトイウコトダ――
「同じ地球人同士でいがみ合ってる場合じゃないだろ!? あんた達がいったように本当の危機が迫ってるなら情報を共有して一丸となって立ち向かうべきだ!」
――キミハナニモシラナイ ソレハウチュウノエイチイガイノコトダ ナニモシラナイコトニタイシテ シッタヨウナクチヲキクノハヤメタホウガイイ ナガイキデキナイ ソ?゙――
恐怖心からか思わず息を呑む。それは事実上の彼らからの最後通告のように思えた。
――ウチュウジンハ キミノトモダチダガ ワレワレジンルイノキチョウナ ヒトジジデモアル カレモマタ アヤウイ ノダ――
「わからないよ、わからない。俺にはできない!」
――ケツダンノトキ ハ セマッテイル イマスグ ソウキュウニ キミニヒトツ カレニ キイテホシイコトガ アル――
――オオイナルソンザイ トハ ナニモノダ ナニヲシテ ドンナチイニツイテイル――
大いなる存在。彼らはそのことを何か知ってるのか。
――マタチカヂカ アオウ ソノトキニハ フタツノコト ヲ ワスレルナ――
――――ブツッ――
そうしてまた、一方的な要求を突きつけて通信は途絶えた。
俺は茶の間に戻ってきた。
「なぁ、獣座衛門」と、俺が話しかけると、小野田は振り向いてきた。
「例のゲムギリオっていう奴から電話がかかってきた。ロシアの宇宙組織で俺に亡命するよう持ちかけてきたんだ」
「亡命とはなんだ?」
「……簡単に言うと、他の国に避難して庇護下に置いてもらう事かな?」
「フフフ。人間達はどこに住むかが大事なんだろう。同じ思想を持つ家族が同じところに住むんだ。窮屈な社会だ。しかし郷に入らば郷に従え。それによって得られる恩恵があるならリュウタは享受するべきだろ」
「冗談じゃないんだぞ!? 俺は本気で言ってるんだ!」俺は続けていう。
「海外に逃げたら、たぶん俺はもう日本には帰れないんだよ……」
「?」
「それどころか、毎日軍隊の監視下に置かれて、来る日も来る日も牢獄の中で生きていかなきゃならない。宇宙人と一緒に生活した重要人物として一生不自由な生活を強いられるんだよ……」
「フフフフ」
「な……何で笑うんだよ!?」
「ふふふ、リュウタは面白い。想像の世界は自由だ」
「今は想像だけど! 全部が全部間違ってるとは言い切れない! いや、絶対そうだ!」
「君の肩の荷は相当大きくなってるようだ」
「本当に散々だよ……俺、一体どうしたら良いんだよ……」
その時、俺はハッとして思い出す。ゲムギリオがいった監視のことだった。
「宇宙人は地球を監視してるのか!?」
「監視してるだろ?」
獣座衛門はあっけらかんといった。
「むしろこの状況が監視以外のなんだっていうんだ、君に教えてもらいたいものだね」
「そ……それは!」
「私は言ったはずだぞ。君達の六つの感覚器官で一体何をわかった気でいるのか、大いなる存在の前では何者も無意味だと。それは一番簡潔で難しい説明の必要ない、リュウタでも理解できる言葉で説明したつもりだ」
* * *
その時、俺はブライアンからの通信を受けていた。彼は酷く切迫していた。
「リュウタ! ぜぇ、ぜぇ、大変なことになった……いや、君からしたらさして重要なことじゃないかもしれないが……いや、心して聞いてくれ」
「どうしたんだよ!?」
「チャールズロペスの家が炎上した! 私が屋敷にいったときにはまだ炎上していた。その時には既に屋敷の半分が燃えて倒壊していた。そして一時間ほどで鎮火した。幸い森には燃え移らずに済んだが……現地じゃ近隣住民を巻き込んで大パニックさ。奇しくも第一発見者は俺達だった!」
「……なんでそんなことに?」
「今大急ぎで調べてる……チャールズの屋敷にあったであろう書物も、彼の遺産も全て燃えてしまった……もう何も残ってない」
「チャールズロペスは? マースティンは!?」
「……わからないんだ。地元捜査局が操作網を張ってるが、誰も引っかからないことを鑑みるに、火を放ったのは家主のチャールズだろうと、我々のうちでは見解が一致してる」
「じゃあ…………自殺だったの?」
ひたすら不気味だった。俺のオペレーター計画の最中の自殺。あの面会からそう遠くない今になって、どうしてまた自殺なんて思い立ったんだろう。あの日、俺が面会したあの日にはもう彼はこの顛末を想定してたんだろうか。
――無事に生還できたならまた会おう。生まれ変わった君と会えるのを楽しみにしているよ――あの約束は、はじめから果たすつもりのない口約束だったのか。ブライアンはいう。
「ロペスが生きている確率は低いだろうと見ている……今科学調査班が到着したようだ……もうすぐ灰の中からロペスの遺体が見つかるはず……彼は死んだ」
「チャールズロペスは殺されたんだ!」
「誰に!? ……誰が彼を殺して得をする!?」
「それは……」
「宇宙人の未知の叡智を持つ資産家か? ……確かに恨みを買うことは多いように思う。けれどもなぜ今なんだ? 私はね、低くない可能性で君の影響があると踏んでるんだよ」
なぜブライアンがそんなことを、俺とチャールズロペスの関係を知らないのにどうして。
「なあリュウタ。君はもしかしてチャールズのことを知ってたんじゃないのか?」
ブライアンは続けていう。
「わからない俺なりにもマースティンの言葉の意味を考えたんだ。宇宙船……チャールズ・ロペス……ピンと来たよ。もしかしたらチャールズも同じオペレーター計画の被験者だったんじゃないかってね……そうしたらビンゴさ。リュウタ。俺は奴が友人に向けて発信した電子メールをついに突き止めた。死を恐れてたんだ。けれども死ぬ方法を考えてたのさ。矛盾するだろ? 奴の考案する自殺の方法はどれも奇妙なものだ。深い穴を掘って身を投げてみたり、何重もの鉄の壁の中で餓死してみたり。奴にとって死ぬ事こそ死を免れる最良の方策だったらしい。だから死に急いだんだ。なんだそりゃ、意味がわからないだろ? そして最後に行き着いたのが焼身自殺か。思ったんだ、宇宙船ってこのことじゃないのかなってね。なぁ、リュウタはどう思う?」
「……」
「リュウタ?」
「どうしてチャールズは死んだのかな?」
「だからいったろ!? チャールズロペスは死にたがってた。マースティンも同じ。宇宙船ってのは奴らの死を意味する暗号だったんだよ! あ! リュウタ! 今チャールズの死体が見つかった……状態は、まだわからない。お前が知りたいならもっと詳しい状況も教えてやるぜ? マースティンはわからない。しかし状況からしてチャールズが屋敷に匿ってたって線が濃厚なんだ! もしチャールズが何かの意図があって死んだとしたら、リュウタ、それはお前への意思表示かもしれないんだ。何か心当たりはないか?」
「なぁ、ブライアン。今は何月何日だ?」
「8月9日だよ! へい! リュウタ! 頭までおかしくなっちまったのか!? それとも宇宙じゃ時間は愚か日付もわからなくなっちまうもんなのかい!? カレンダーぐらい持ってけよ! なんでチャールズは死に急いだんだと思う? 生きていりゃ死に恐れる必要はないんだ。しかもチャールズは病気もしない健康な男だった。こうは思えないか? チャールズ本人の寿命以外の何らかの理由で死に迫られてた。何かアクシデント的な死が差し迫ってることに勘付いてたのかもしれない……それで……」
「サラが怒ってるんだ。また日付の話をしてるって。だからチャールズも怖がってたんだ」
「サラって誰だよ? おい、チャールズと何か関係があるのか?」
「だから、アイリーンも大学教授だかなんだか知らないけど俺の正気を疑ってるんだ。俺は正常なのに、みんなして俺の頭がおかしいとかいうんだよ。なあブライアンどう思う?」
「リュウタ! お前はイカれちゃいない! 俺が証明するよ。だからサラってやつが何者か教えてくれよ! チャールズが死んだのと何か関係があるのか?」
「大アリだ。ジェイコブもサラもみんなして俺をキチガイにしようとしてる。正気の沙汰じゃない。おかげでこのザマだ。いったいぜんたいどうしてくれるんだ! なあステイマン。なんでジェイコブに密告したりしたんだよ? ジェイク・マースティンの話は俺とお前だけの秘密じゃなかったのかよ……」
「ああそうだ。俺はジェイクのことは誰にも話してないぜ? ステイマン? 誰かと勘違いしてないか? まあいいや。とにかくリュウタ、これでお前を助ける方法に尽力できる。あ、それからゲムギリオだっけか? それはロシア語の古い民族言葉みたいだったよ。まさかと思うけど、リュウタ。何か関係があるってわけじゃないよ……な?」
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