異星界転生REPLAY

KEIOH

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第2話太陽系の神「選択の刻」

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「どれくらいの時間が経っただろう?
短い様な長い様な不思議感覚だ
つい今しがた意識が戻った。
「助かったのか?」「生きているのか?」
意識はしっかりしてきたが目を開ける事ができない。
しかし体は恐ろしいくらいに軽い、まるで静かな海の上を漂いながら流されている気分だ
「まぁそんな経験無いから妄想なんだけどね」
それはさておき一体誰が俺を救ってくれたのかが気になる。
実際身寄りも無い独り身の俺をどうやって助けてくれたのかが謎だ
しかし俺は難しく考えるのは苦手なのでとりあえず
「生きているだけ儲けもんかぁ、ありがたや」
ぐらいに思っておこう。
あれこれ考えてふと閉じた瞼に光が差し込む
それと同時に耳元で声が聞こえる、
その声を聞いた途端瞼が開く、まず目に飛び込んだのはもの凄く高い天井だ
「病院の天井にしては高すぎるな」
次に周りを見渡すと白い服?を着ている1人の女性を見つける。
「あっ看護婦さん」
体を起こして看護婦さんと向かい合う
看護婦さんはにこやかに「目覚めましたね」
俺は頭を下げて「看護婦さん命を救って頂き本当にありがとうごさいます」と感謝を口にした。
すると看護婦さんはクスクス笑い
「私は看護婦ではありません、この地球そして太陽系の神フレミスと申します」
「えっ神様、俺は助かったんじゃないのですか」
「貴方はあの時たしかに人生を全うしました」
やはり俺は死んだのか
「じゃあここは何処ですか?」
「生と死の間、選択の宮殿です」
「洗濯の宮殿?」
なるほど神様の後ろに滝がある、あそこで身を清めるのか、しかし
「理解しましたが神様とはいえ女性の前で裸になるのは抵抗があるのですが」
神様は少し驚いたしかしすぐに納得した様に又クスクスと笑い話し始めた
「違いますよ、貴方のこれからの道を決める為の選択です」
やらかした、そっちの事か天然過ぎるやろ
死にたい、いやもう死んでいるのか、穴があったら入りたい。
「す、すいません、大きな勘違いをしていました、話しを続けてください」
「では、まず貴方の左右に扉があるのがわかりますね」
「はい」
今まで気付かなかったが確かに扉がある、右は比較的普通の扉だ、たが左の扉はかなり独特な感じがする、扉というより門と呼ぶ方がしっくりくる
そしてとても不気味な感じだ
「それではまず貴方から見て右側の扉の先をお話しします。この先には浄化の泉があります、魂、記憶、すべてを長い年月をかけて浄化します。そして次に生まれ変わる為の準備をして新たな人生を歩みます、ここに来た人のほとんどがこちらを選択します」
なるほど、右が皆が通る定番な道なのか、いわゆる輪廻転生。じゃあ左はかなりヤバイ選択なのは容易に想像がつく
「それでは左の扉の先をお話しします。この先は再生の入り口があります、今の魂、記憶、すべてを持ったまま次の転生を行います、ただし地球以外の場所になります。」
「それは異世界転生ですか?」
「異世界ではありません、異世界はこの時間軸とは違う別の世界、今の私には異世界に繋げる扉を作る力が足りません。」
これはもしかしたら昔は異世界に転生出来たのかも知れない、今は何かしら影響で神様の力か衰えたのか?
たとしたら左を選択して何かを成し遂げたら神様の力が戻るのかも知れない。これは俺の勝手な想像で勘なのだが、前世?でもここぞという時は結構当たってたので頭の片隅でも置いておこう。
「この宇宙は広大です、太陽系など宇宙の広さと比べたら豆粒ほどです、そして沢山の星がありそこには様々な種族、生物が生息しているのです。その一つの星に転生してもらう事になります。」
さらに神様は続けて話をする
「これを選択すれば転生を永遠に繰り返す事になります、ただ一つ終了させるには自ら命を絶つことです、ですがこの行為を行うと魂の浄化後魂は消滅し二度と転生する事が出来なくなります。」
これはかなりの過酷さだ、ほんとんどが右を選択するのも納得した。
だが俺はすでにどちらを選択するかは決めている
「貴方はどちらの扉を選択しますか?」
「左の扉を選択します」
あまりにも早い選択に神様が驚いて俺を見つめて言う
「本当によろしいのですか?」
「はい」
「こんなに早く選択した人は初めてなので正直驚いています、しかも左を選んだ人は40年ぶりです」
「俺は前世では自分の事で精一杯でした、何かを成し遂げる事が出来なかったそれが唯一の心残りでした、ところがこんなにも早くそのチャンスが巡ってきた、これ程嬉しい事はないのです、なので俺の選択は一択です」
「わかりました、今から出発の準備をいたしましょう、こちらにいらしてください」
俺は神様の後をついて行った、すると周りに霧が立ち込める、時間にすると5秒ぐらいですぐに霧が晴れ突然目の前に3体の女神像が現れた
「では私から3つの恩恵を授けます」
そう言うと右の像が光り出てきた物を俺の前に差し出した。
それを見た瞬間、
「えっ梅干し」と叫んだ
「クスクス、梅干しではありませんよ、これはステータスの実です」
いやいやどう見ても梅干しにしか見えん
「ステータスの実は現在の自分の状態が確認出来ます、今すべての能力の底上げをしました」
ステータスの実を渡され口の中に入れる、頭の中で考えるだけでステータス画面か見える。
「見えました、ありがとうごさいます」
「では次はこれです」
今度は左側の像が光る、さっきより大きい玉が出てきた。これは何やろ?
「この玉は魔力回路です」
「えー魔法使えるんですか?」
「この宇宙のすべての人、生物は魔力を持っています、後は魔力回路と魔元素を体に取り込めば修練次第で使える様になります」
「わかりました」
了承した後魔力回路の玉を俺の体に埋め込んだ
「ではこれが最後です」
勿論真ん中の像が光る、出てきたのは小さな卵だ
ウズラの卵っぽい。
「これは命の卵です、これから厳しい人生を歩む貴方の助けになる存在です」
命の卵を俺の体に取り込んで終了した
「それではそろそろ旅立ちましょう」
「すいません、最後に一つだけ質問良いでしょうか、俺が左を選んだ時40年ぶりと言っていたのですが今まで何人が左を選択したのですか?」
「貴方を含めて10人です、しかし2人はすでにリタイアしてます」
8人か何処かで会えた良いな
「ありがとうごさいます」
扉の前まで行くと神様が何やら呪文らしきものを唱えている。
そして最後に
「貴方に良い人生が訪れる事を、REPLAY」
その瞬間勢い良く扉に吸い込まれた


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