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第0章 想起編
怨と成りて、
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ザシュ、という音とともに、母さんが倒れる。
思考が一瞬だけ途切れそうになる。
身体の力が抜け落ちそうになる。
喉から悲観の叫びが漏れそうになる。
だが、横凪に振られた鉄の棒が、悲しみに暮れることすら許さなかった。
村中に対して完全に背中を向けていたのが徒となった。
脇腹に鈍い痛みと重い衝撃が叩きつけられ、横にあった店の壁の所まで飛ばされる。
視界の真正面は大勢の村人たち。端には平然と立っている少女が一人。
───?
苦痛に耐えるうめき声を漏らしながら洋斗は、棒を持って歩いてくる村人を捉える。
(……………もう、無理だな…………………)
洋斗は静かに目を閉じる。
これから来るであろう衝撃に備える。
そこから意識が飛ぶことは、なかった。
(…………………………………………………………?)
恐る恐る目を開けると、そこには見慣れた大きな背中があった。
「……………どうやら、手遅れだったようだな…………」
間近の一人の鳩尾を叩きながら父さんが呟く。
「…………くそ、俺がもっとしっかりしていれば、こんな事には…………」
「な、何言ってんだよ!これはどう見ても俺の所為だ!俺が弱いせいで……………!」
「そんな御託は後で聞く!今はこの獣どもが先だ」
「け、獣って…………!」
「もうそれと大差ない!洋斗も薄々分かっているんだろ?」
「っ…………」
最後に言い残した事への返事を出す前に、父さんは残りをさばくために駆けだしてしまった。
何人もの人をさばいてみせる父さんの姿。母さんの死体を見ているにも関わらず自分を律して洋斗を守ろうとしている。
対して洋斗は、母さんすら守りきれずに目の前で失った事へのショックを振り切ることが出来ず、自分まで攻撃を受けて、今壁にへたり込んでいる。
それは、自分の弱さや情けなさを浮き彫りにした。
「……………くそ」
手足に力を入れても動く気がしない。というか、今力が入っているのかすら分からない。いつの間にかかなりの体力を使っていたらしい。
「くそっ、動け……………動けよォ……………!」
目から、じんわりと涙が溢れてくる。
自分の弱さに対する憎悪と、母さんを失った事への悲嘆。父さんが戦っている後ろで、ただ見ているだけ。
この事実が、それらの感情をかき混ぜて、大きな苛立ちに変えた。
父さんは、そんな奴らに負けるはずもなく、
ほどなくここで暴れていた人達は皆鎮圧された。
「……………………終わったか?」
父さんが洋斗の方を振り向く。
「けがは、あるみたいだな」
「…………………………ごめん」
正直に言うと、合わせる顔がなかった。
父さんは多分俺のことを信じて、母さんの所に行かせたはずだ。だが実際は、自分は怪我して、母さんを守れず目の前で殺されてしまった。そんなことがあった上で、どんな顔を父さんに向ければいいのだろう。
そう考えていた。
「ちくしょう…………………!」
───この声を聞くまでは
重かったはずの頭を反射的にあげると、父さんは泣いていた。
(もしかして、父さんも……………)
同じ事を考えていたのか?
その言葉が頭に浮かんだ時、視界の端で何かが動いた。
それは、母さんが盾となって守っていた少女だった。
少女が父さんの方へ走ってくる。
手に何か持っているような気がするが、周囲が暗くなってきていたので、よく分からない。
(………………………待て)
洋斗はそれに違和感を覚える。
(そういえば、なんで……………)
この少女は、まだ生きているんだ?
確か、初老の男性が包丁を持っていて、少女は地面にへたり込んでいたはずだ。
その状況で生き残るのは、確実に男性の方のはずだ。
そうじゃないという事は………………
「お?メイちゃん!まだ生きていたのか!」
父さんはメイちゃんなる少女を抱きかかえようと、膝を折って頭の高さを合わせる。
少女はまだ走る速度を変えない。
洋斗は母さんの死体の方を見た。
そこには、もはや生気のない母さんの遺体。
それと───手ぶらで倒れている初老の男性があった。
「父さん!危ない!!」
洋斗は反射的に叫んだ。
「ん?何がだ?」
父さんは呆気にとられた顔でこっちをみる。
父さんと少女との距離は約3m。
洋斗と父さんとの距離は約5m。
洋斗が走っていき、間に入る───そんな体力は無い。
そのまま、少女は父さんの胸に飛び込んだ。
どっ、という、二つの身体がぶつかる音に混じって───ドシュ、という、何か別の音が聞こえる。
それと共に父さんの表情が、温かみのある笑顔から驚愕と苦悶の表情へと変わっていった。
洋斗たちの周りの時間が止まる。
およそ10秒ほどの静寂。
洋斗にとって、それは体感にして数分間に感じられた。
少女が父さんの胸の中から離れる。
その手にしっかりと握られているのは、赤黒く染まった包丁。
父さんの胸のほぼ中央部、そこには5cmほどの切れ込みが入っていた。
服がものすごい勢いでこちらも赤黒く染まっていく。父さんの顔から、少しずつ生気が抜けていく。
もっとも、
そんな視覚情報は、洋斗の理解には届いて来なかったが。
ただ呆然とその光景を見ている。
突然『明日地球が滅亡します』という確実な情報を言い渡されたときのように。
自分がどのような反応をすればいいかが全く分からない。というか、今の心境は自分の表現できる範囲を超えていた。
洋斗の中で停止していた時間は、父さんの身体が力なく倒れる音を起点として動き出す。
「と、父さんっ!!」
父さんの方へ反射で這い寄る。こんな時だけ動く体に憤りを覚えながらも、うつ伏せだった身体を仰向けにする。
停止していた視覚情報は、時間が動き出したことで正常に『現実』を映し始める。
父さんを囲う血溜まり、胸にくっきりと刻まれた傷、そして、蒼白な肌に虚ろな目。
「父さん………………」
その目は、未だ動かず明後日の方を向いている。
「とうさん……………………!」
その口は、全く動く気配がない。
「………………………………………………………」
ここで嵯鞍 玄条が命を繋ぐには、少女がもたらした傷は余りに深すぎた。
完全な致命傷だった。
驚異である少女がまだ間近にいるのも忘れて、血溜まりの中で座り込んでしまう。
洋斗の心には黒い感情で渦巻いていた。
肝心なときに何も出来ない自分の弱さを恨んだ。
こんな状況をもたらしたこの世界を呪った。
そんな時に
『僕が、助けてあげよう』
どこからか声が響いた。
『僕が、君の力になる』
頭に直接響くような、澄んでいると同時にどこか掠れている声。
『さぁ、僕に身体を預けて?』
『こんな世界、僕が消してやる』
…………………もう、いいや
───好きにしてくれ
頭の中でそう言い放って。
自分の、命の、心の、そのもっと奥の根元にあった何かを手放した。
すると、
家の方向から何か、音がする。
その方を向いたのとほぼ同時のタイミングで、物凄い勢いで何かが飛んできて、ズドンと爆音をならして地面に突き刺さった。
それは洋斗の家の家宝である、あの刀だった。
黒く光る鞘が周囲に亀裂を広げながら固い地面を貫いて、完全に刺さっている。
そして、それに呼応するように洋斗の手が鞘に伸びて、それを掴む。腰を上げながらそれを引き抜き、ゆっくりと真剣を抜いたような気がした。
その手から鞘を捨てるように、洋斗はそっと意識を手放す。
周囲の暗闇が、鮮烈な赤に変わる錯覚を覚えた。
思考が一瞬だけ途切れそうになる。
身体の力が抜け落ちそうになる。
喉から悲観の叫びが漏れそうになる。
だが、横凪に振られた鉄の棒が、悲しみに暮れることすら許さなかった。
村中に対して完全に背中を向けていたのが徒となった。
脇腹に鈍い痛みと重い衝撃が叩きつけられ、横にあった店の壁の所まで飛ばされる。
視界の真正面は大勢の村人たち。端には平然と立っている少女が一人。
───?
苦痛に耐えるうめき声を漏らしながら洋斗は、棒を持って歩いてくる村人を捉える。
(……………もう、無理だな…………………)
洋斗は静かに目を閉じる。
これから来るであろう衝撃に備える。
そこから意識が飛ぶことは、なかった。
(…………………………………………………………?)
恐る恐る目を開けると、そこには見慣れた大きな背中があった。
「……………どうやら、手遅れだったようだな…………」
間近の一人の鳩尾を叩きながら父さんが呟く。
「…………くそ、俺がもっとしっかりしていれば、こんな事には…………」
「な、何言ってんだよ!これはどう見ても俺の所為だ!俺が弱いせいで……………!」
「そんな御託は後で聞く!今はこの獣どもが先だ」
「け、獣って…………!」
「もうそれと大差ない!洋斗も薄々分かっているんだろ?」
「っ…………」
最後に言い残した事への返事を出す前に、父さんは残りをさばくために駆けだしてしまった。
何人もの人をさばいてみせる父さんの姿。母さんの死体を見ているにも関わらず自分を律して洋斗を守ろうとしている。
対して洋斗は、母さんすら守りきれずに目の前で失った事へのショックを振り切ることが出来ず、自分まで攻撃を受けて、今壁にへたり込んでいる。
それは、自分の弱さや情けなさを浮き彫りにした。
「……………くそ」
手足に力を入れても動く気がしない。というか、今力が入っているのかすら分からない。いつの間にかかなりの体力を使っていたらしい。
「くそっ、動け……………動けよォ……………!」
目から、じんわりと涙が溢れてくる。
自分の弱さに対する憎悪と、母さんを失った事への悲嘆。父さんが戦っている後ろで、ただ見ているだけ。
この事実が、それらの感情をかき混ぜて、大きな苛立ちに変えた。
父さんは、そんな奴らに負けるはずもなく、
ほどなくここで暴れていた人達は皆鎮圧された。
「……………………終わったか?」
父さんが洋斗の方を振り向く。
「けがは、あるみたいだな」
「…………………………ごめん」
正直に言うと、合わせる顔がなかった。
父さんは多分俺のことを信じて、母さんの所に行かせたはずだ。だが実際は、自分は怪我して、母さんを守れず目の前で殺されてしまった。そんなことがあった上で、どんな顔を父さんに向ければいいのだろう。
そう考えていた。
「ちくしょう…………………!」
───この声を聞くまでは
重かったはずの頭を反射的にあげると、父さんは泣いていた。
(もしかして、父さんも……………)
同じ事を考えていたのか?
その言葉が頭に浮かんだ時、視界の端で何かが動いた。
それは、母さんが盾となって守っていた少女だった。
少女が父さんの方へ走ってくる。
手に何か持っているような気がするが、周囲が暗くなってきていたので、よく分からない。
(………………………待て)
洋斗はそれに違和感を覚える。
(そういえば、なんで……………)
この少女は、まだ生きているんだ?
確か、初老の男性が包丁を持っていて、少女は地面にへたり込んでいたはずだ。
その状況で生き残るのは、確実に男性の方のはずだ。
そうじゃないという事は………………
「お?メイちゃん!まだ生きていたのか!」
父さんはメイちゃんなる少女を抱きかかえようと、膝を折って頭の高さを合わせる。
少女はまだ走る速度を変えない。
洋斗は母さんの死体の方を見た。
そこには、もはや生気のない母さんの遺体。
それと───手ぶらで倒れている初老の男性があった。
「父さん!危ない!!」
洋斗は反射的に叫んだ。
「ん?何がだ?」
父さんは呆気にとられた顔でこっちをみる。
父さんと少女との距離は約3m。
洋斗と父さんとの距離は約5m。
洋斗が走っていき、間に入る───そんな体力は無い。
そのまま、少女は父さんの胸に飛び込んだ。
どっ、という、二つの身体がぶつかる音に混じって───ドシュ、という、何か別の音が聞こえる。
それと共に父さんの表情が、温かみのある笑顔から驚愕と苦悶の表情へと変わっていった。
洋斗たちの周りの時間が止まる。
およそ10秒ほどの静寂。
洋斗にとって、それは体感にして数分間に感じられた。
少女が父さんの胸の中から離れる。
その手にしっかりと握られているのは、赤黒く染まった包丁。
父さんの胸のほぼ中央部、そこには5cmほどの切れ込みが入っていた。
服がものすごい勢いでこちらも赤黒く染まっていく。父さんの顔から、少しずつ生気が抜けていく。
もっとも、
そんな視覚情報は、洋斗の理解には届いて来なかったが。
ただ呆然とその光景を見ている。
突然『明日地球が滅亡します』という確実な情報を言い渡されたときのように。
自分がどのような反応をすればいいかが全く分からない。というか、今の心境は自分の表現できる範囲を超えていた。
洋斗の中で停止していた時間は、父さんの身体が力なく倒れる音を起点として動き出す。
「と、父さんっ!!」
父さんの方へ反射で這い寄る。こんな時だけ動く体に憤りを覚えながらも、うつ伏せだった身体を仰向けにする。
停止していた視覚情報は、時間が動き出したことで正常に『現実』を映し始める。
父さんを囲う血溜まり、胸にくっきりと刻まれた傷、そして、蒼白な肌に虚ろな目。
「父さん………………」
その目は、未だ動かず明後日の方を向いている。
「とうさん……………………!」
その口は、全く動く気配がない。
「………………………………………………………」
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完全な致命傷だった。
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洋斗の心には黒い感情で渦巻いていた。
肝心なときに何も出来ない自分の弱さを恨んだ。
こんな状況をもたらしたこの世界を呪った。
そんな時に
『僕が、助けてあげよう』
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『僕が、君の力になる』
頭に直接響くような、澄んでいると同時にどこか掠れている声。
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…………………もう、いいや
───好きにしてくれ
頭の中でそう言い放って。
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すると、
家の方向から何か、音がする。
その方を向いたのとほぼ同時のタイミングで、物凄い勢いで何かが飛んできて、ズドンと爆音をならして地面に突き刺さった。
それは洋斗の家の家宝である、あの刀だった。
黒く光る鞘が周囲に亀裂を広げながら固い地面を貫いて、完全に刺さっている。
そして、それに呼応するように洋斗の手が鞘に伸びて、それを掴む。腰を上げながらそれを引き抜き、ゆっくりと真剣を抜いたような気がした。
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イラスト: 市丸きすけ 先生
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【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
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