48 / 86
066.氷
しおりを挟む
警備署の人間が通報を受けて駆け付けてみれば、アイスクリームのキッチンカーとかき氷の屋台の間でひと悶着が起こっていた。場所取りの問題である。
申請時にその日の別の出店店舗について確認しないのが悪い……と諭しつつ、警備署の人間は次のように発言した。
「氷菓の屋台なんて今の季節どちらも売れるから一緒に出店しても構いやしないんじゃないですか?」
瞬間、そんなわけあるか、と二種類の店舗から大きな反論が上がった。
アイスクリームキッチンカーでは、自分の身体をアイスクリームにして販売している。
画期的な薬品を使用し、他人に自分の身体を舐めさせることで、性的快感を得ることが可能になるのだという。
高い薬品だった、より多くの人間にアイスクリームを売らなければ元が取れない、俺は子供に舐められて快楽を得たいんだ……! とアイスクリーム屋は主張する。
反対に、かき氷屋は他人の身体を凍らせてかき氷にしていると話す。
今日凍らせた分の肉は今日中に売ってしまわないと死体の鮮度が落ちる。その上、溶けてしまってぶよぶよの肉に戻っては、かき氷にするどころではない。
いろんなところから処理を頼まれていて、速めに胃の中に入れて消してもらわないと困ると騒ぐ。
わいせつ疑いと遺棄疑いで両方の屋台は営業停止である。
アイスクリームもかき氷も食べていないのに、酷く頭痛のする事件であった。
申請時にその日の別の出店店舗について確認しないのが悪い……と諭しつつ、警備署の人間は次のように発言した。
「氷菓の屋台なんて今の季節どちらも売れるから一緒に出店しても構いやしないんじゃないですか?」
瞬間、そんなわけあるか、と二種類の店舗から大きな反論が上がった。
アイスクリームキッチンカーでは、自分の身体をアイスクリームにして販売している。
画期的な薬品を使用し、他人に自分の身体を舐めさせることで、性的快感を得ることが可能になるのだという。
高い薬品だった、より多くの人間にアイスクリームを売らなければ元が取れない、俺は子供に舐められて快楽を得たいんだ……! とアイスクリーム屋は主張する。
反対に、かき氷屋は他人の身体を凍らせてかき氷にしていると話す。
今日凍らせた分の肉は今日中に売ってしまわないと死体の鮮度が落ちる。その上、溶けてしまってぶよぶよの肉に戻っては、かき氷にするどころではない。
いろんなところから処理を頼まれていて、速めに胃の中に入れて消してもらわないと困ると騒ぐ。
わいせつ疑いと遺棄疑いで両方の屋台は営業停止である。
アイスクリームもかき氷も食べていないのに、酷く頭痛のする事件であった。
0
あなたにおすすめの小説
【新作】1分で読める! SFショートショート
Grisly
ファンタジー
❤️⭐️感想お願いします。
1分で読める!読切超短編小説
新作短編小説は全てこちらに投稿。
⭐️忘れずに!コメントお待ちしております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる