19 / 23
19
しおりを挟む
──うええ、身体熱ぃ……。
月曜日、大学に来たものの、学の具合は
かなりグロッキーになっていた。頓服の抑制剤を飲んだはずなのに、身体の火照りは収まらず、全身のコントロールが効かない。講義のほとんどを机に突っ伏したまま過ごしてしまった。普段なら学費の無駄遣いになってしまった、と内心嘆く学だが、今日はそんなことを考える余裕はない。
身体の疼きと共に顔の緩みも自覚している学は、マスクでもして来ればよかった、と思っていた。今の自分の顔はどうなっているのだろうか。
具合が悪そうに見えているならばまだましだが、発情で歪んだ顔になっていたらすぐさまアルファの餌食になってしまう。幸い、学生が自分を遠巻きにしており、発情期のフェロモンにあてられたアルファはいないのが救いだった。
──照がいたら、心強いのに。
残念なことに、照は今日大学に来ていないらしかった。普段なら二限でマナブと一緒の講義に出るはずだ。彼女も大学に来ていれば講義をさぼる姿は見たことがないので、姿が見えないということは大学にいないのだろう。
一人でいることに慣れきっている、と思っていたものの、実際はそうではなかったらしい。学にとって、照が一緒にいることは日常になってしまっていたのである。隣で講義を受け、食堂でご飯を食べ、放課後図書館で一緒に過ごす。些細なことだが、今の学にとってはすべて特別なことだった。
今日は友人の九郎もいない。照と違う講義の時は一緒に行動していたものの、学が照と一緒に行動する日だと頭の中に入っている優秀な彼は、今日は学の近くにはいなかった。
帰ろう、と学は思った。身体はだるい、勉強に集中もできない。今日大学に来た目的は照と仲直りをするためだったのだから、照がいなければ仕方がない。しかも、今の強さの発情期ならば照に影響を及ぼしてしまう可能性もある。そして、この惚けた頭では照に自分の話したいことが話せないかもしれない、といまさらながらに気が付く。
体調が万全になってから、照と話をしよう。そう思って学は、体調が悪いから帰る、と照にチャットメッセージを送った。既読は付かないが、見てくれることを祈って。
帰る準備をし始めたものの、しかし、学は自分の体力がそこまでないように感じていた。抑制剤を追加で飲んだ。薬が効いて症状が落ち着くまで保健センターにでもベッドを借りるのが良いかもしれない。学内には学以外にも一応、オメガはいる。急なヒートを起こした時のために駆け込みで救護室がないわけでもない。ふらふらと行き倒れるよりも良い選択だ。
学がそう思って席を立った時だった。
「おい、水野」
アルファが学に絡んできた。図書館で声をかけてきた、派手な活動をしているアルファである。学の様子がおかしいのに感づかれたらしい。にたにた笑いながらこっちに寄ってきて顔を覗き込まれる。
「何」
「今日はお姫様と一緒じゃないらしいな? 喧嘩でもした?」
妙に赤く火照った顔でニタニタ笑っているのは、学の発情期にあてられているからだろうか。力を誇示しようとする表情とは違った下卑た顔を見て、学に不快感が走る。それを知ってか知らずか、アルファは学に向かって熱い息を吐いた。
オメガのフェロモンを嗅げばアルファは抗えないと聞くが、抑制剤の威力は素晴らしい。アルファが意識を飛ばして学を襲わない程度には、学のフェロモンは抑制剤で押さえられているのだった。
自分はかなり無謀な状態で外を歩いていたのだと、学はいまさらながらに思った。
「別に。照だって今日来てないだろ」
「姿が見えてないだけじゃないのか?」
アルファが茶化すように言った。
「体調悪い時だってあるだろ。人のことに口出しすんなよ」
学がアルファを押しのけて立ち上がる。付き合っていられない。救護室で休もうと思ったが、乗り込まれては大変だ。学は家に帰ることに決め、荷物をまとめる。
「水野も体調悪そうじゃん。感じてますーって顔してるぜ」
揶揄うように笑うアルファを、学は睨みつけた。自分の顔が発情で歪んでいるのは自覚しているが、他人に蕩け切った顔なんぞ言われる筋合いはない。大して知らないアルファなら余計に、だ。
真正面から相手を睨みつける。相手のすべてを奪う気持ちで目をそらさない。学はアルファに対抗するために敵意をむき出しにした。
普段なら相手を凍り付かせるそのしぐさだが、逆効果になってしまった。アルファにとって、その表情は煽情的ともいえる、相手を試すような表情となってしまったらしい。
学の顔を見たアルファが顔を赤く染めたまま、獣のように目を剥いた。学の肩に手をかけ、そのままその場で押し倒そうとぐっと力を込められる。こんな公衆の面前で事に及ぼうとするなんて学の想像の範囲外だったが、かつては公共の場で犯されたオメガもいる事件があったとも聞く。
学はぞっとした。こめかみにざわざわとした感覚が生じる。寒気がする。触れられるのもごめんだ、とアルファの肩を押しかえした。ほとんどタックルだった。頓服でも抑制剤を飲んでいてよかった。通常分だけでは、力が出なかったに違いない。
予想外の学の反撃を受けて、アルファが床に転がった。他のアルファが助け起こす。別のアルファが学の周囲を囲んだ。突き飛ばしたアルファが怒りの形相で学に近づいてきて、学を床に転がそうとした。抵抗する。肩を押さえられ、学は膝をつかされた。
「ずいぶん反抗するじゃん。もしかして初めてとか?」
下品な詮索にはらわたが煮えくり返る。力づくで個人的な事情を暴くような、こんな侮辱は初めてだ。アルファ達に捕まっているという焦りもあるが、それ以上に学は怒りで震えていた。初めては夜景の見えるホテルでとは言わないが、こんな奴らに、公衆の面前で犯されるなんてごめんだった。
「ここだと目立つじゃん。ちゃんとした場所行こうよ」
アルファたちが頷きあい、学を拘束してどこかに連れ出そうとする。周囲の人間は遠巻きにして様子を見ているが、男の集団におじけづいて固まっているようだった。アルファの男の集団に口を出して、反撃されたらひとたまりもないだろう。学もそれは理解していた。
従順についていくふりをして立ち上がる、学が力を抜いたせいか、脇を固めたアルファの力も弱まった。その隙を見て振り払う。追いかけてくるかもしれないが、もっと人目が多いところで助けを求めよう、と学は走り出す。
学の後ろから声が聞こえた。
「照ちゃんどうなってもいいの?」
その言葉で足を止めざるを得なかった。
今、照の名前が出ただろうか。そして、どうなってもいいとはどういうことだろう。この連中の話だから、少なくともただ座らせているわけではないはずだ。
何か起こそうとしているのか、もう何か起こった後なのか。
学の全身から血の気が引いた。今、自分が押し倒されて自由を奪われそうになった時よりも激しく心臓が鳴り、暴れまわる。耳から心臓が出そうなほどの鼓動は乱れているように聞こえた。全身に汗が噴き出し、手ががくがくと震えはじめる
「お前ら、照に何した」
「まだ何もしてない」
アルファがニタニタと笑いながら言った。
「水野が黙ってついて来てくれたら、照ちゃんに合わせてあげるよ」
おとなしくしていたら何もしないという。
照に何かされたら終わりだ。
自分がいない間に、照を危ない目に合わせてしまった。
予想もしなかった悪感情、強い絶望感を味わい、学はヒートが悪化したのがわかった。ふらふらとその場に膝をつく。
その脇をアルファが抱えた。
「照のいる場所に連れていけ」
そう言った学を抱えて、アルファたちがひと気のない教室へと歩き始める。頭を殴られたような衝撃でふらふらと足取りがおぼつかない。
学は照の事しか考えられなくなっていた。
──照、無事でいろ。
離れた教室に着いた。
照はアルファに拘束されていた。
月曜日、大学に来たものの、学の具合は
かなりグロッキーになっていた。頓服の抑制剤を飲んだはずなのに、身体の火照りは収まらず、全身のコントロールが効かない。講義のほとんどを机に突っ伏したまま過ごしてしまった。普段なら学費の無駄遣いになってしまった、と内心嘆く学だが、今日はそんなことを考える余裕はない。
身体の疼きと共に顔の緩みも自覚している学は、マスクでもして来ればよかった、と思っていた。今の自分の顔はどうなっているのだろうか。
具合が悪そうに見えているならばまだましだが、発情で歪んだ顔になっていたらすぐさまアルファの餌食になってしまう。幸い、学生が自分を遠巻きにしており、発情期のフェロモンにあてられたアルファはいないのが救いだった。
──照がいたら、心強いのに。
残念なことに、照は今日大学に来ていないらしかった。普段なら二限でマナブと一緒の講義に出るはずだ。彼女も大学に来ていれば講義をさぼる姿は見たことがないので、姿が見えないということは大学にいないのだろう。
一人でいることに慣れきっている、と思っていたものの、実際はそうではなかったらしい。学にとって、照が一緒にいることは日常になってしまっていたのである。隣で講義を受け、食堂でご飯を食べ、放課後図書館で一緒に過ごす。些細なことだが、今の学にとってはすべて特別なことだった。
今日は友人の九郎もいない。照と違う講義の時は一緒に行動していたものの、学が照と一緒に行動する日だと頭の中に入っている優秀な彼は、今日は学の近くにはいなかった。
帰ろう、と学は思った。身体はだるい、勉強に集中もできない。今日大学に来た目的は照と仲直りをするためだったのだから、照がいなければ仕方がない。しかも、今の強さの発情期ならば照に影響を及ぼしてしまう可能性もある。そして、この惚けた頭では照に自分の話したいことが話せないかもしれない、といまさらながらに気が付く。
体調が万全になってから、照と話をしよう。そう思って学は、体調が悪いから帰る、と照にチャットメッセージを送った。既読は付かないが、見てくれることを祈って。
帰る準備をし始めたものの、しかし、学は自分の体力がそこまでないように感じていた。抑制剤を追加で飲んだ。薬が効いて症状が落ち着くまで保健センターにでもベッドを借りるのが良いかもしれない。学内には学以外にも一応、オメガはいる。急なヒートを起こした時のために駆け込みで救護室がないわけでもない。ふらふらと行き倒れるよりも良い選択だ。
学がそう思って席を立った時だった。
「おい、水野」
アルファが学に絡んできた。図書館で声をかけてきた、派手な活動をしているアルファである。学の様子がおかしいのに感づかれたらしい。にたにた笑いながらこっちに寄ってきて顔を覗き込まれる。
「何」
「今日はお姫様と一緒じゃないらしいな? 喧嘩でもした?」
妙に赤く火照った顔でニタニタ笑っているのは、学の発情期にあてられているからだろうか。力を誇示しようとする表情とは違った下卑た顔を見て、学に不快感が走る。それを知ってか知らずか、アルファは学に向かって熱い息を吐いた。
オメガのフェロモンを嗅げばアルファは抗えないと聞くが、抑制剤の威力は素晴らしい。アルファが意識を飛ばして学を襲わない程度には、学のフェロモンは抑制剤で押さえられているのだった。
自分はかなり無謀な状態で外を歩いていたのだと、学はいまさらながらに思った。
「別に。照だって今日来てないだろ」
「姿が見えてないだけじゃないのか?」
アルファが茶化すように言った。
「体調悪い時だってあるだろ。人のことに口出しすんなよ」
学がアルファを押しのけて立ち上がる。付き合っていられない。救護室で休もうと思ったが、乗り込まれては大変だ。学は家に帰ることに決め、荷物をまとめる。
「水野も体調悪そうじゃん。感じてますーって顔してるぜ」
揶揄うように笑うアルファを、学は睨みつけた。自分の顔が発情で歪んでいるのは自覚しているが、他人に蕩け切った顔なんぞ言われる筋合いはない。大して知らないアルファなら余計に、だ。
真正面から相手を睨みつける。相手のすべてを奪う気持ちで目をそらさない。学はアルファに対抗するために敵意をむき出しにした。
普段なら相手を凍り付かせるそのしぐさだが、逆効果になってしまった。アルファにとって、その表情は煽情的ともいえる、相手を試すような表情となってしまったらしい。
学の顔を見たアルファが顔を赤く染めたまま、獣のように目を剥いた。学の肩に手をかけ、そのままその場で押し倒そうとぐっと力を込められる。こんな公衆の面前で事に及ぼうとするなんて学の想像の範囲外だったが、かつては公共の場で犯されたオメガもいる事件があったとも聞く。
学はぞっとした。こめかみにざわざわとした感覚が生じる。寒気がする。触れられるのもごめんだ、とアルファの肩を押しかえした。ほとんどタックルだった。頓服でも抑制剤を飲んでいてよかった。通常分だけでは、力が出なかったに違いない。
予想外の学の反撃を受けて、アルファが床に転がった。他のアルファが助け起こす。別のアルファが学の周囲を囲んだ。突き飛ばしたアルファが怒りの形相で学に近づいてきて、学を床に転がそうとした。抵抗する。肩を押さえられ、学は膝をつかされた。
「ずいぶん反抗するじゃん。もしかして初めてとか?」
下品な詮索にはらわたが煮えくり返る。力づくで個人的な事情を暴くような、こんな侮辱は初めてだ。アルファ達に捕まっているという焦りもあるが、それ以上に学は怒りで震えていた。初めては夜景の見えるホテルでとは言わないが、こんな奴らに、公衆の面前で犯されるなんてごめんだった。
「ここだと目立つじゃん。ちゃんとした場所行こうよ」
アルファたちが頷きあい、学を拘束してどこかに連れ出そうとする。周囲の人間は遠巻きにして様子を見ているが、男の集団におじけづいて固まっているようだった。アルファの男の集団に口を出して、反撃されたらひとたまりもないだろう。学もそれは理解していた。
従順についていくふりをして立ち上がる、学が力を抜いたせいか、脇を固めたアルファの力も弱まった。その隙を見て振り払う。追いかけてくるかもしれないが、もっと人目が多いところで助けを求めよう、と学は走り出す。
学の後ろから声が聞こえた。
「照ちゃんどうなってもいいの?」
その言葉で足を止めざるを得なかった。
今、照の名前が出ただろうか。そして、どうなってもいいとはどういうことだろう。この連中の話だから、少なくともただ座らせているわけではないはずだ。
何か起こそうとしているのか、もう何か起こった後なのか。
学の全身から血の気が引いた。今、自分が押し倒されて自由を奪われそうになった時よりも激しく心臓が鳴り、暴れまわる。耳から心臓が出そうなほどの鼓動は乱れているように聞こえた。全身に汗が噴き出し、手ががくがくと震えはじめる
「お前ら、照に何した」
「まだ何もしてない」
アルファがニタニタと笑いながら言った。
「水野が黙ってついて来てくれたら、照ちゃんに合わせてあげるよ」
おとなしくしていたら何もしないという。
照に何かされたら終わりだ。
自分がいない間に、照を危ない目に合わせてしまった。
予想もしなかった悪感情、強い絶望感を味わい、学はヒートが悪化したのがわかった。ふらふらとその場に膝をつく。
その脇をアルファが抱えた。
「照のいる場所に連れていけ」
そう言った学を抱えて、アルファたちがひと気のない教室へと歩き始める。頭を殴られたような衝撃でふらふらと足取りがおぼつかない。
学は照の事しか考えられなくなっていた。
──照、無事でいろ。
離れた教室に着いた。
照はアルファに拘束されていた。
0
あなたにおすすめの小説
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇
☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。
絶対に離婚届に判なんて押さないからな」
既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。
まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。
紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転!
純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。
離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。
それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。
このままでは紘希の弱点になる。
わかっているけれど……。
瑞木純華
みずきすみか
28
イベントデザイン部係長
姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点
おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち
後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない
恋に関しては夢見がち
×
矢崎紘希
やざきひろき
28
営業部課長
一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長
サバサバした爽やかくん
実体は押しが強くて粘着質
秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
後宮祓いの巫女は、鬼将軍に嫁ぐことになりました
由香
キャラ文芸
後宮で怪異を祓う下級巫女・紗月は、ある日突然、「鬼」と噂される将軍・玄耀の妻になれと命じられる。
それは愛のない政略結婚――
人ならざる力を持つ将軍を、巫女の力で制御するための契約だった。
後宮の思惑に翻弄されながらも、二人は「契約」ではなく「選んだ縁」として、共に生きる道を選ぶ――。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる