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5.日本酒入ります
アルコール解禁日!
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この世界に転生して、6年。
今日私は成人となる。
ずっと我慢していたお酒が解禁となる。
(既に1回解禁したが・・・)
今日は屋敷で私の成人を祝ってパーティーが開かれる。
お母様が滅茶苦茶気愛を入れてパーティーを取り仕切っている。お金はスポンサー(祖父)がいる為、湯水のように使えるので下手な公爵家の・・・いや王族関係者のパーティーより豪勢だ。
そして私は今日も、お母様のコーディネートしたドレスを着ている。
相変わらずお母様の趣味の血のような真紅ドレスは、成人をアピールする為か胸ぐら背中がパックリ開いていていつもよりセクシーだ。16歳になり前世よりちょっと胸が成長して、ちょっと大きめの胸がドレスにより主張される。
コルセットにより細く絞られたウエストと相乗してとても妖艶だ。
そして何より、このメイクアップ。
これもいつもよりちょっと濃い目で、『the 悪役令状』っといった感じだ。
チャームポイントのツインドリルもいつもより多目に巻いてまーす!
部屋に様子を見にきたキールが、ボソッと「ゲームのまんまじゃん。」と呟いていた。
パーティー会場へは、直前までキールとギムレット、どちらのリードで会場入りするのか揉めていた。
普通は婚約者のギムレットだが、キールが尋常では無い執着をみせ周囲の人々を慄かせた。
しかしキールの頑張りは今一歩届かず、ギムレットのリードとなった。
当日、ギムレットに会った際、私を見たギムレットは慌ててケープを私に掛けたのだが、お母様に無残にも取り除かれた。
まぁ、私も文化祭でのあの痴態を晒した後なので、もはやこのドレスの露出など全く恥ずかしくもないが。。。
本当、前世からの教訓ではないが、昨日の文化祭での体験は私をかなり強くしてくれた。
もぅ、破滅フラグとか、小指でへし折りレベルではないですかねぇw
ギムレットのリードで会場入りすると、会場で待っていてくれたピニャ様や、キール、マティーニが出迎えてくれる。っあ、メガネ君も来てくれている。
来賓への挨拶を済ませると、会場に音楽が流れ出し、ダンスの時間に入った。
ファーストダンスはもちろん、婚約者のギムレットと踊る。
もう何度も一緒に踊ってきた仲。
とても自然に一緒に踊ることができる。
そんな私に反して、ギムレットは始終視線が泳ぎ、ギムレットらしからぬステップミスを犯した。
「どうしましたか殿下? ミスなど初めてですね。」
言った後、気づいた。
ミスした時に念願の思いっきり足を踏む行為をやってやれば良かったと・・・。
思わず残念で溜息が出た。
そんな私を見て、ギムレットが苦笑いをした。
「明らかに今、よからぬことを考えていたよね。君のあまりにも無防備な姿に、私は君への周りの目が気になって気が気じゃないのに。」
「あー。そういうのは昨日で耐性レベルがかなり上がったのでお気になさらず。昨日殿下にお話しをした通り、私は
一回り強くなりました。」
「私としては、これ以上君に強くなってはもらいたくないのだけど。。追いつくのが大変だ。」
追いつく?
何で追いつく必要があるのだろう・・・。
何より私は殿下より35歳のハンデがあるのだぞ。
「別に殿下は殿下のペースでご成長されれば良いかと。内面のことで誰かと競い合うなど不毛ですよ。ちなみに私はかなり強いので殿下が勝つなど到底無理かと。」
笑顔で返した。
「私にそのように言うのはカシスくらいだね。」
「まぁ、気長に殿下の成長をお待ちしております。」
談笑をしながら踊っていたら、1曲目の演奏が終わった。
曲は終わったが私の肩と腰をまだ抱えているギムレットを、キールが体当たりで突き飛ばす。
「さぁ、姉さん! 此奴との義務は果たしました。僕の所へ。」
そして開放された私の体をキールが抱き直す。
突き飛ばされよろめき、どうにか転ばずに済んだギムレットが地を這うようなドスのきいた声で言う。
「キール・・・。いつか本当に不敬罪でお前を投獄するぞ。」
「出来るものならやってみてください。我が一族全力で抵抗しますけど。そうなると王族はどうなりますかねえ・・・。」
私よりキールさんの方がよっぽど、悪役・・・。
キールさんがいれば、悪役令嬢の私は安泰な感じ。
「カシス、こいつら色々揉めてるから俺と次のダンスをしようぜっ!」
アホの子、マティーニが絡んできた。
「姉さんに触るな! マティーニ殿下は本当に部外者なんだから絡んでこられると迷惑ですっ!」
凄いよ、キール・・・。
マティーニ殿下にそこまで言える者はお前しかいないよ・・・。
「どう言うことだよっ! 俺はカシスの親友だぞっ!!」
・・・っえ?!
いつから親友に・・・??
マティーニの爆弾発言に唖然としている間に、いつもの三巴カオス乱闘が始まった。
この頃の夜会等で見慣れたいつものワンパターンなので、会場の皆にとっても見慣れた風景。乱闘を完全に無視してパーテイーが進んでいく。
乱闘の原因となっている私も、乱闘に夢中になっている3人を置いて第三者の様にパーティー会場を移動する。
そう、今日の私には大きな目的があるのだ。
それは・・・
お・さ・け
今日で16歳。
今日からパーティーで提供されるお酒を飲んでもOKなのだっ!!
アルコールコーナーにいそいそと向かう。
そこには、これまでパーティーのごとに盗み飲みをしようとした私と攻防を繰り返してきたセバスチャンが居た。
・・・ぉうっ!
今日は・・・OKだろっ??
恐る恐る、セバスチャンが見張っている中、ワイングラスに手を伸ばす。
凝視はされているが咎められない。
・・・ふふふっ・・・。
目の前でワイングラスの中身を一気に煽ってやった。
くぅーーーーっ!
アルコールが染みるっ!!
セバスチャンは何も言わない。
・・・う・・・嬉しい。。
今、16歳になれた喜びをしみじみと感じた。
「お嬢様、アルコールだけでは胃に負担をかけます。このチーズなどどうぞ。」
セバスチャンがツマミのチーズを出してくれた。
その呑兵衛に対しての優しさが染みる。
ホロリと涙が溢れた。
「今、最も16歳になれた喜びを感じたよ。」
「それは嬉しゅうございます。お嬢様とのお酒攻防戦はかれこれ6年にもなりましたからね。このセバスも同じ気持ちです。」
そうだね・・・。セバスチャンと戦ってきた日々が懐かしく感じる。本当にこの6年間長かった。
これまでの辛い日々を思い出し感傷にふけり、セバスチャンにワインのおかわりをもらう。
チーズを一口齧った後、それも一気に飲み干す。
そしてまた、セバスチャンにおかわりを貰う。
「・・・あと、3杯です。」
セバスチャンが、ボソリと呟いた。
「・・・っえ??」
セバスチャンが無表情で伝えた。
「奥様、何よりキール様より、今日のお嬢様へは「お酒6杯まで」と言い遣っております。よってあと3杯です。」
「・・・っえ??」
突然予想外のことを伝えられ、手に持っているグラスを一気にまた煽ってしまった。
「どうぞ。」
セバスチャンがさっと、グラス交換をしてくれる。
「あと2杯です。」
「・・・っえ??」
・・・・。
その後、早々に5杯を飲み切ってしまった私は、ピニャ様や、メガネ君を遣って更なる飲酒を試みたが、セバスチャンにことごとく見破られ、本当に、5杯しか飲めなかった。
っっくっそうっっ!!
にしても、この16歳の誕生日以降、おやすみ前のワインが3杯まで許可される様になった。
成人万歳っ!!
でも早く、制限無しに呑める様になりたいなぁ・・・。
そんな感じで何だかんだ賑やかに過ごしていると、あっという間に学園での1年が過ぎ、2年に入る前の休暇に入った。
・・・この休暇に、ついに奴が現れる。
そう、この世界のヒロインだ。
今日私は成人となる。
ずっと我慢していたお酒が解禁となる。
(既に1回解禁したが・・・)
今日は屋敷で私の成人を祝ってパーティーが開かれる。
お母様が滅茶苦茶気愛を入れてパーティーを取り仕切っている。お金はスポンサー(祖父)がいる為、湯水のように使えるので下手な公爵家の・・・いや王族関係者のパーティーより豪勢だ。
そして私は今日も、お母様のコーディネートしたドレスを着ている。
相変わらずお母様の趣味の血のような真紅ドレスは、成人をアピールする為か胸ぐら背中がパックリ開いていていつもよりセクシーだ。16歳になり前世よりちょっと胸が成長して、ちょっと大きめの胸がドレスにより主張される。
コルセットにより細く絞られたウエストと相乗してとても妖艶だ。
そして何より、このメイクアップ。
これもいつもよりちょっと濃い目で、『the 悪役令状』っといった感じだ。
チャームポイントのツインドリルもいつもより多目に巻いてまーす!
部屋に様子を見にきたキールが、ボソッと「ゲームのまんまじゃん。」と呟いていた。
パーティー会場へは、直前までキールとギムレット、どちらのリードで会場入りするのか揉めていた。
普通は婚約者のギムレットだが、キールが尋常では無い執着をみせ周囲の人々を慄かせた。
しかしキールの頑張りは今一歩届かず、ギムレットのリードとなった。
当日、ギムレットに会った際、私を見たギムレットは慌ててケープを私に掛けたのだが、お母様に無残にも取り除かれた。
まぁ、私も文化祭でのあの痴態を晒した後なので、もはやこのドレスの露出など全く恥ずかしくもないが。。。
本当、前世からの教訓ではないが、昨日の文化祭での体験は私をかなり強くしてくれた。
もぅ、破滅フラグとか、小指でへし折りレベルではないですかねぇw
ギムレットのリードで会場入りすると、会場で待っていてくれたピニャ様や、キール、マティーニが出迎えてくれる。っあ、メガネ君も来てくれている。
来賓への挨拶を済ませると、会場に音楽が流れ出し、ダンスの時間に入った。
ファーストダンスはもちろん、婚約者のギムレットと踊る。
もう何度も一緒に踊ってきた仲。
とても自然に一緒に踊ることができる。
そんな私に反して、ギムレットは始終視線が泳ぎ、ギムレットらしからぬステップミスを犯した。
「どうしましたか殿下? ミスなど初めてですね。」
言った後、気づいた。
ミスした時に念願の思いっきり足を踏む行為をやってやれば良かったと・・・。
思わず残念で溜息が出た。
そんな私を見て、ギムレットが苦笑いをした。
「明らかに今、よからぬことを考えていたよね。君のあまりにも無防備な姿に、私は君への周りの目が気になって気が気じゃないのに。」
「あー。そういうのは昨日で耐性レベルがかなり上がったのでお気になさらず。昨日殿下にお話しをした通り、私は
一回り強くなりました。」
「私としては、これ以上君に強くなってはもらいたくないのだけど。。追いつくのが大変だ。」
追いつく?
何で追いつく必要があるのだろう・・・。
何より私は殿下より35歳のハンデがあるのだぞ。
「別に殿下は殿下のペースでご成長されれば良いかと。内面のことで誰かと競い合うなど不毛ですよ。ちなみに私はかなり強いので殿下が勝つなど到底無理かと。」
笑顔で返した。
「私にそのように言うのはカシスくらいだね。」
「まぁ、気長に殿下の成長をお待ちしております。」
談笑をしながら踊っていたら、1曲目の演奏が終わった。
曲は終わったが私の肩と腰をまだ抱えているギムレットを、キールが体当たりで突き飛ばす。
「さぁ、姉さん! 此奴との義務は果たしました。僕の所へ。」
そして開放された私の体をキールが抱き直す。
突き飛ばされよろめき、どうにか転ばずに済んだギムレットが地を這うようなドスのきいた声で言う。
「キール・・・。いつか本当に不敬罪でお前を投獄するぞ。」
「出来るものならやってみてください。我が一族全力で抵抗しますけど。そうなると王族はどうなりますかねえ・・・。」
私よりキールさんの方がよっぽど、悪役・・・。
キールさんがいれば、悪役令嬢の私は安泰な感じ。
「カシス、こいつら色々揉めてるから俺と次のダンスをしようぜっ!」
アホの子、マティーニが絡んできた。
「姉さんに触るな! マティーニ殿下は本当に部外者なんだから絡んでこられると迷惑ですっ!」
凄いよ、キール・・・。
マティーニ殿下にそこまで言える者はお前しかいないよ・・・。
「どう言うことだよっ! 俺はカシスの親友だぞっ!!」
・・・っえ?!
いつから親友に・・・??
マティーニの爆弾発言に唖然としている間に、いつもの三巴カオス乱闘が始まった。
この頃の夜会等で見慣れたいつものワンパターンなので、会場の皆にとっても見慣れた風景。乱闘を完全に無視してパーテイーが進んでいく。
乱闘の原因となっている私も、乱闘に夢中になっている3人を置いて第三者の様にパーティー会場を移動する。
そう、今日の私には大きな目的があるのだ。
それは・・・
お・さ・け
今日で16歳。
今日からパーティーで提供されるお酒を飲んでもOKなのだっ!!
アルコールコーナーにいそいそと向かう。
そこには、これまでパーティーのごとに盗み飲みをしようとした私と攻防を繰り返してきたセバスチャンが居た。
・・・ぉうっ!
今日は・・・OKだろっ??
恐る恐る、セバスチャンが見張っている中、ワイングラスに手を伸ばす。
凝視はされているが咎められない。
・・・ふふふっ・・・。
目の前でワイングラスの中身を一気に煽ってやった。
くぅーーーーっ!
アルコールが染みるっ!!
セバスチャンは何も言わない。
・・・う・・・嬉しい。。
今、16歳になれた喜びをしみじみと感じた。
「お嬢様、アルコールだけでは胃に負担をかけます。このチーズなどどうぞ。」
セバスチャンがツマミのチーズを出してくれた。
その呑兵衛に対しての優しさが染みる。
ホロリと涙が溢れた。
「今、最も16歳になれた喜びを感じたよ。」
「それは嬉しゅうございます。お嬢様とのお酒攻防戦はかれこれ6年にもなりましたからね。このセバスも同じ気持ちです。」
そうだね・・・。セバスチャンと戦ってきた日々が懐かしく感じる。本当にこの6年間長かった。
これまでの辛い日々を思い出し感傷にふけり、セバスチャンにワインのおかわりをもらう。
チーズを一口齧った後、それも一気に飲み干す。
そしてまた、セバスチャンにおかわりを貰う。
「・・・あと、3杯です。」
セバスチャンが、ボソリと呟いた。
「・・・っえ??」
セバスチャンが無表情で伝えた。
「奥様、何よりキール様より、今日のお嬢様へは「お酒6杯まで」と言い遣っております。よってあと3杯です。」
「・・・っえ??」
突然予想外のことを伝えられ、手に持っているグラスを一気にまた煽ってしまった。
「どうぞ。」
セバスチャンがさっと、グラス交換をしてくれる。
「あと2杯です。」
「・・・っえ??」
・・・・。
その後、早々に5杯を飲み切ってしまった私は、ピニャ様や、メガネ君を遣って更なる飲酒を試みたが、セバスチャンにことごとく見破られ、本当に、5杯しか飲めなかった。
っっくっそうっっ!!
にしても、この16歳の誕生日以降、おやすみ前のワインが3杯まで許可される様になった。
成人万歳っ!!
でも早く、制限無しに呑める様になりたいなぁ・・・。
そんな感じで何だかんだ賑やかに過ごしていると、あっという間に学園での1年が過ぎ、2年に入る前の休暇に入った。
・・・この休暇に、ついに奴が現れる。
そう、この世界のヒロインだ。
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