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白い影
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「それはどうも」
靴を履き替える隆哉は、顔すら上げない。その口から、感情の籠らない声が彬へとかけられた。
「それで? なんなの?」
「ああ、あのさ。いきなり弱音を吐くつもりはねぇんだけど、やっぱり俺には視えねぇみてぇなんだ」
両脇にポツリポツリといる生徒達に聞こえぬ程度に声を顰め、彬は隆哉の顔を窺い見た。
「なんかコツとかさ。そーいうのってねぇの?」
「コツ……」
吐息のような声を出した隆哉は、玄関から外へ出ると、視線を空へと向けながらぼんやりと呟いた。
「視る気がないんじゃないの」
「ある! そりゃもうこれ以上ねぇってくらい、視る気満々!」
そこは即答。思いっきり両腕を広げてから、グッと拳を握りアピールする。
「じゃ、視えるでしょう」
それをあっさりとスカされて、気のない答えが返ってくる。
「マジ! 視えねぇんだって! 俊介の時はあんなにはっきり視えたのに、なんか変な靄みたいにしか視えねぇよ。なんでだ?」
「さぁ」
逆に問われた隆哉は小首を傾げ、おもむろに空を指差した。
「あの星、見える?」
靴を履き替える隆哉は、顔すら上げない。その口から、感情の籠らない声が彬へとかけられた。
「それで? なんなの?」
「ああ、あのさ。いきなり弱音を吐くつもりはねぇんだけど、やっぱり俺には視えねぇみてぇなんだ」
両脇にポツリポツリといる生徒達に聞こえぬ程度に声を顰め、彬は隆哉の顔を窺い見た。
「なんかコツとかさ。そーいうのってねぇの?」
「コツ……」
吐息のような声を出した隆哉は、玄関から外へ出ると、視線を空へと向けながらぼんやりと呟いた。
「視る気がないんじゃないの」
「ある! そりゃもうこれ以上ねぇってくらい、視る気満々!」
そこは即答。思いっきり両腕を広げてから、グッと拳を握りアピールする。
「じゃ、視えるでしょう」
それをあっさりとスカされて、気のない答えが返ってくる。
「マジ! 視えねぇんだって! 俊介の時はあんなにはっきり視えたのに、なんか変な靄みたいにしか視えねぇよ。なんでだ?」
「さぁ」
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「あの星、見える?」
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