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第二章 メイの再生屋
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「一発でそれを選び取るとは、アンタもしかして鑑定持ちかい?」
メイが興味深そうに目を細める。
「それにしたって、あの短時間で…どうやって全ての道具を検分したんだい?」
「え…? あ、あの…」
「それはね、幻と云われる感応金属製の籠手さ。最高の強度と柔軟性を誇る」
「オリハルコンっ⁉︎」
横で話を聞いてた神木公平は、その言葉の響きに凄まじい衝撃を受けた。
「価値は知ってるようだね」
神木公平の態度を受けて、メイが嬉しそうにニヤリと笑う。
「どうやら早速、勝ち取ったようだよ」
メイは佐敷瞳子の前に立つと、サッと右手を差し出した。
「……え?」
「鑑定持ちなら話は別だ。しかもかなりの腕前だしな。良かったらここで、私の助手をやらないか? 勿論ふたり一緒にだ」
「ホ、ホント…に?」
佐敷瞳子が震える声で確認する。
「ああ、私は冗談が嫌いでね」
続いて佐敷瞳子は、チラリと神木公平へと目線を向けた。その視線に気付いた神木公平は、小さく頷き同意を示す。
「あ…よ、よろしく…お願いします」
差し出されたメイの右手を握り締めて、佐敷瞳子は深々と頭を下げた。
「ああ、こちらこそ宜しく」
メイは優しく微笑むと、手を離して佐敷瞳子の身体をクルリと振り向かせる。
「さあさあ、あとひとつだ。アンタがどんな物を選んでくるのか楽しみだよ!」
~~~
佐敷瞳子が自分自身に課した使命は、神木公平の足を引っ張らないこと…
そのために考え抜いた役割は、ダメージを極力受けない…「被弾率の低下」その一点。
そうして心眼が選び出した答えは、ホログラム加工が施されたかのように虹色に光沢のある、銀色の羽がモチーフの片耳用のイヤリングだった。
「面白いモノを見つけてきたね」
メイが興味深そうにマジマジと見つめる。
「それは『幻影鳥の羽飾り』だ」
メイの説明によると、どうやら光魔法によって景色に溶け込み、その姿を眩ませる幻の鳥と云うことらしい。能力的には着用者の姿を眩ませる、光学迷彩の技術に近い。
「本当に頂いても良いのですか?」
神木公平が、少し申し訳なさそうにミサの方に顔を向けた。
「ええ勿論。それより、こんな事しか出来なくて本当にごめんなさいね」
「いえ、そんな…充分ですよ。凄く助かります」
ミサに頭を下げられて、神木公平は慌てて何度も首を横に振る。
「あー、ここまで来たら物はついでだ。当分の間は私が面倒見てやるよ」
そのときメイが、突然声を張り上げた。
「二階にひと部屋余ってるから、そこを自由に使うといい!」
「え…⁉︎ ま、待ってください。そこまで全部に甘える訳には…」
「そこの階段を上がった突き当たりだ。中は自分たちで片付けるんだよ。さあ、行った行った!」
神木公平の声をかき消して、メイの声が更に響き渡る。その強い口調に圧されて、ふたりはドタドタと階段を駆け上がっていった。
「フフ、お二人をお願いしますね、メイさん」
二人の後ろ姿を見送って、ミサがメイの方に顔を向ける。するとメイは、ポリポリと頭の後ろを掻きながら「はあー」と大きな溜め息を吐いた。
「使徒さまならこうなると、最初から分かってらしたのでは?」
「彼女の能力は知ってましたからね。メイさんなら興味を持つかもとは思ってました」
そう言ってミサは、満面の笑みで微笑んだ。
メイが興味深そうに目を細める。
「それにしたって、あの短時間で…どうやって全ての道具を検分したんだい?」
「え…? あ、あの…」
「それはね、幻と云われる感応金属製の籠手さ。最高の強度と柔軟性を誇る」
「オリハルコンっ⁉︎」
横で話を聞いてた神木公平は、その言葉の響きに凄まじい衝撃を受けた。
「価値は知ってるようだね」
神木公平の態度を受けて、メイが嬉しそうにニヤリと笑う。
「どうやら早速、勝ち取ったようだよ」
メイは佐敷瞳子の前に立つと、サッと右手を差し出した。
「……え?」
「鑑定持ちなら話は別だ。しかもかなりの腕前だしな。良かったらここで、私の助手をやらないか? 勿論ふたり一緒にだ」
「ホ、ホント…に?」
佐敷瞳子が震える声で確認する。
「ああ、私は冗談が嫌いでね」
続いて佐敷瞳子は、チラリと神木公平へと目線を向けた。その視線に気付いた神木公平は、小さく頷き同意を示す。
「あ…よ、よろしく…お願いします」
差し出されたメイの右手を握り締めて、佐敷瞳子は深々と頭を下げた。
「ああ、こちらこそ宜しく」
メイは優しく微笑むと、手を離して佐敷瞳子の身体をクルリと振り向かせる。
「さあさあ、あとひとつだ。アンタがどんな物を選んでくるのか楽しみだよ!」
~~~
佐敷瞳子が自分自身に課した使命は、神木公平の足を引っ張らないこと…
そのために考え抜いた役割は、ダメージを極力受けない…「被弾率の低下」その一点。
そうして心眼が選び出した答えは、ホログラム加工が施されたかのように虹色に光沢のある、銀色の羽がモチーフの片耳用のイヤリングだった。
「面白いモノを見つけてきたね」
メイが興味深そうにマジマジと見つめる。
「それは『幻影鳥の羽飾り』だ」
メイの説明によると、どうやら光魔法によって景色に溶け込み、その姿を眩ませる幻の鳥と云うことらしい。能力的には着用者の姿を眩ませる、光学迷彩の技術に近い。
「本当に頂いても良いのですか?」
神木公平が、少し申し訳なさそうにミサの方に顔を向けた。
「ええ勿論。それより、こんな事しか出来なくて本当にごめんなさいね」
「いえ、そんな…充分ですよ。凄く助かります」
ミサに頭を下げられて、神木公平は慌てて何度も首を横に振る。
「あー、ここまで来たら物はついでだ。当分の間は私が面倒見てやるよ」
そのときメイが、突然声を張り上げた。
「二階にひと部屋余ってるから、そこを自由に使うといい!」
「え…⁉︎ ま、待ってください。そこまで全部に甘える訳には…」
「そこの階段を上がった突き当たりだ。中は自分たちで片付けるんだよ。さあ、行った行った!」
神木公平の声をかき消して、メイの声が更に響き渡る。その強い口調に圧されて、ふたりはドタドタと階段を駆け上がっていった。
「フフ、お二人をお願いしますね、メイさん」
二人の後ろ姿を見送って、ミサがメイの方に顔を向ける。するとメイは、ポリポリと頭の後ろを掻きながら「はあー」と大きな溜め息を吐いた。
「使徒さまならこうなると、最初から分かってらしたのでは?」
「彼女の能力は知ってましたからね。メイさんなら興味を持つかもとは思ってました」
そう言ってミサは、満面の笑みで微笑んだ。
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