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第2章
2日目終了 3
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アイの話を聞き終えると、エリサは大きく頷いた。
「これで納得出来ました。このくらい突飛な真実の方が、寧ろしっくりきます」
エリサはアイとおキクの顔を見ながら微笑んだ。
「私は昔から、空想の英雄譚が大好きなんです」
そう言って胸の前で指を組むと、目線を斜め上に向けながらウットリとした表情になる。
なんだか話が可笑しな方向に進みだした。
「皆さんのような方たちに関われたことを、とても光栄に思います」
仕事中のエリサからは、想像出来ないほどの変貌ぶりであった。実際彼女は詰所スタッフの募集に、趣味が高じて応募したほどである。
誰にも見せた事のない本当のエリサは、今をときめく夢見るアラフォーであった。
~~~
根掘り葉掘りと聞いてくるエリサから何とか解放されて、一同は詰所を後にした。
「エリサさんて、思ったより楽しい人だったね。前より仲良くなれた気がする」
アイが嬉しそうに笑う。そんなアイの言葉に、おキクとフランは顔を見合わせた。
「ま、そうね。理想のお姉さん像は崩れてしまったけど、悪い気分ではないわ」
「私もギャップに驚きましたけど、壁が無くなった気がして嬉しいです」
おキクとフランは大いに賛同した。
そんな中、ミーコがおキクに声をかける。
「おキク、前回の戦闘でスキルの熟練度が上昇しました」
「ホント?」
「はい。数はひとつですが、これからは射出力場を任意の位置に設置することが可能になります」
「それって、地面だけ?」
おキクは以前から気になっていた疑問を口にする。
「いいえ。空中を含めた任意の位置です。ただし、空中に設置された力場には制約が付きます」
「…どんな?」
「地面に設置した場合と異なり、進入角に対して反射角に跳ね返すだけになります」
「設置する角度が重要になるってこと?」
「その通りです」
そんなの計算出来る訳がない。おキクは「うー」と頭を抱えて唸った。
「おキク、おキク」
自分の名前を呼ぶ声に、おキクはアイの方に振り向いた。
「難しいことは、出来る人に頼めばいいんだよ。私はいつもそうしてる」
アイが「二ヒヒ」と無邪気に笑う。
言葉の意味を計りあぐねて、おキクは暫くポカンとなった。しかし急にハッとなり、ミーコの姿を真っ直ぐに見つめる。
「私が空中に設置するときは、魔物を攻撃する最善の位置に着けるように、角度を調節してもらえるかな?」
「…了解しました」
おキクの要望をしっかりと受け止め、ミーコはこくんと頷いた。
~~~
アイたちがカタン出張所に戻ると、アサノとサカシタは既に部屋に戻っていた。
「アイくんたち、久しぶり!元気してた?」
サカシタが笑って出迎える。
「まさかまた、変な友達が増えてないだろーな?」
アサノがニヤニヤしながら問い詰めてきた。
「そんなポンポン増えないよー」
アイは目線を逸らしながら「やだなー」と笑う。
「へーそうかい。そりゃ残念」
アサノはアイの顔を覗き込むと、目を細めてニヤリと笑った。
(ダメ…アイが太刀打ち出来る相手じゃない)
おキクはアサノの一挙手一投足に、胸元を押さえながらハラハラする。
「それじゃ、今日も皆んな無事でお疲れさん」
アサノはチラリとおキクに視線を向けるが、そのまま何も言わずにベッドに横になった。
皆んなもそれぞれ、自分のベッドに横になる。フランもアイのベッドにちょこんと腰掛けると、リラックスするように目を閉じた。
「接続解除!」
「これで納得出来ました。このくらい突飛な真実の方が、寧ろしっくりきます」
エリサはアイとおキクの顔を見ながら微笑んだ。
「私は昔から、空想の英雄譚が大好きなんです」
そう言って胸の前で指を組むと、目線を斜め上に向けながらウットリとした表情になる。
なんだか話が可笑しな方向に進みだした。
「皆さんのような方たちに関われたことを、とても光栄に思います」
仕事中のエリサからは、想像出来ないほどの変貌ぶりであった。実際彼女は詰所スタッフの募集に、趣味が高じて応募したほどである。
誰にも見せた事のない本当のエリサは、今をときめく夢見るアラフォーであった。
~~~
根掘り葉掘りと聞いてくるエリサから何とか解放されて、一同は詰所を後にした。
「エリサさんて、思ったより楽しい人だったね。前より仲良くなれた気がする」
アイが嬉しそうに笑う。そんなアイの言葉に、おキクとフランは顔を見合わせた。
「ま、そうね。理想のお姉さん像は崩れてしまったけど、悪い気分ではないわ」
「私もギャップに驚きましたけど、壁が無くなった気がして嬉しいです」
おキクとフランは大いに賛同した。
そんな中、ミーコがおキクに声をかける。
「おキク、前回の戦闘でスキルの熟練度が上昇しました」
「ホント?」
「はい。数はひとつですが、これからは射出力場を任意の位置に設置することが可能になります」
「それって、地面だけ?」
おキクは以前から気になっていた疑問を口にする。
「いいえ。空中を含めた任意の位置です。ただし、空中に設置された力場には制約が付きます」
「…どんな?」
「地面に設置した場合と異なり、進入角に対して反射角に跳ね返すだけになります」
「設置する角度が重要になるってこと?」
「その通りです」
そんなの計算出来る訳がない。おキクは「うー」と頭を抱えて唸った。
「おキク、おキク」
自分の名前を呼ぶ声に、おキクはアイの方に振り向いた。
「難しいことは、出来る人に頼めばいいんだよ。私はいつもそうしてる」
アイが「二ヒヒ」と無邪気に笑う。
言葉の意味を計りあぐねて、おキクは暫くポカンとなった。しかし急にハッとなり、ミーコの姿を真っ直ぐに見つめる。
「私が空中に設置するときは、魔物を攻撃する最善の位置に着けるように、角度を調節してもらえるかな?」
「…了解しました」
おキクの要望をしっかりと受け止め、ミーコはこくんと頷いた。
~~~
アイたちがカタン出張所に戻ると、アサノとサカシタは既に部屋に戻っていた。
「アイくんたち、久しぶり!元気してた?」
サカシタが笑って出迎える。
「まさかまた、変な友達が増えてないだろーな?」
アサノがニヤニヤしながら問い詰めてきた。
「そんなポンポン増えないよー」
アイは目線を逸らしながら「やだなー」と笑う。
「へーそうかい。そりゃ残念」
アサノはアイの顔を覗き込むと、目を細めてニヤリと笑った。
(ダメ…アイが太刀打ち出来る相手じゃない)
おキクはアサノの一挙手一投足に、胸元を押さえながらハラハラする。
「それじゃ、今日も皆んな無事でお疲れさん」
アサノはチラリとおキクに視線を向けるが、そのまま何も言わずにベッドに横になった。
皆んなもそれぞれ、自分のベッドに横になる。フランもアイのベッドにちょこんと腰掛けると、リラックスするように目を閉じた。
「接続解除!」
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