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第4章 シシーオ領にて
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サトコのアバターが被っている帽子には『ウィッチハート』の表示が付いていて、「非表示」「詳細」のアイコンが並んでいた。
「どうしよ?」
サトコが困った顔してケータを見た。ちょっとサトコさん、顔近すぎない?てか、ケータもこの距離感に慣れてきてない?なんだか、自然な距離感を醸し出している。ウソでしょ?違和感の正体はコレか!
「まずは、『詳細』かな」
「分かった、そうする」
サトコが詳細をタップすると、下にウインドウが開いた。
衣装スキル:使い魔のスキルが使用可能になる
「え…、あのコたちのスキルて、何だろ?」
サトコが再びケータを見上げたので、私はサトコの腕をとり自分の方に引き寄せた。
「それはケータに聞いても仕方ないし、本人たちに聞くしかないよね」
突然の私の行動に面食らったのか、サトコは驚いた顔を私に向けた。それからケータと自分との距離に気付くと、私に「ははーん」と笑いかけた。
帽子の件といい、今といい、コイツ本当にワザとじゃなかったの?「恐ろしい子…」と白目になってしまう。どういう訳か、以前のサトコに戻りつつある。
こんなコトってあるの?ケータを本気で狙っていながら、その行動が天然を取り戻すなんて…。そんな無敵融合…
「ハルカの言う通りスキルは後で確認するとして、『非表示』てのも試してみようぜ」
「そうね」
サトコはケータの提案に頷くと「非表示」アイコンをタップした。すると『衣装の脱着を切り替えます。ただしスキルの効果は表示中しか受けられません』とインフォメーションが入った。サトコが「OK」を選ぶとアバターの帽子が消え、サトコの帽子も瞬時に消え去った。
スマホの画面を確認すると、『ウィッチハート』の横のアイコンが「表示」に変わっていた。サトコが「表示」をタップすると瞬時に帽子が現れ、「非表示」「詳細」のアイコンに切り替わる。
「ナルホドな、ハルカの衣装と同じだな。戦闘形態への変身みたいで羨ましい」
ケータが子どもみたいなキラキラした瞳で、私とサトコのことを見てきた。私とサトコは思わず顔を見合わせると、「可愛いー!」と笑ってしまった。
~~~
「アナタたち、一体どうなってるの?」
お店を出た途端、ユイナが声を張り上げた。
「いきなり服装が変わるとか、訳が分からない」
「えと、あの…、収納魔法、だよ?」
私はしどろもどろ、アヤフヤな返事をした。現在私とサトコは衣装を着た状態のままだが、この調子じゃ元の姿に戻るのは控えた方がいいかも?
「収納魔法で着替えが出来るなんて、聞いたことがない」
ユイナがジト目で私を見つめる。
う…、確かに私、収納魔法のことなんて何にも知らないもんな。適当では誤魔化せないか…
よく考えたら私たち、この世界の知識が圧倒的に足りない。上手い言い訳が全く出てこない。
「おいおい、西門隊がこんな所で何を騒いでるんだ?」
そのとき、ユイナと同じような黒い軍服を着た三人組の衛兵が、ニヤニヤしながら現れた。なんだかユイナを見下してるように見える。
「警備隊の皆さん…」
「俺たちはお前らと違って忙しいんだ。余計な問題を起こしてくれるなよ」
言いながら三人で「ハッハッハッ」と笑う。うわー、いかにもな感じの人たちだなー。しかし神はいるもんだ。この人たちのお陰で、ユイナの意識が完全に逸れた。
「以後、気を付けます」
ユイナは頭を下げると、踵を返して歩き出した。
「皆さん、行きましょう」
「どうしよ?」
サトコが困った顔してケータを見た。ちょっとサトコさん、顔近すぎない?てか、ケータもこの距離感に慣れてきてない?なんだか、自然な距離感を醸し出している。ウソでしょ?違和感の正体はコレか!
「まずは、『詳細』かな」
「分かった、そうする」
サトコが詳細をタップすると、下にウインドウが開いた。
衣装スキル:使い魔のスキルが使用可能になる
「え…、あのコたちのスキルて、何だろ?」
サトコが再びケータを見上げたので、私はサトコの腕をとり自分の方に引き寄せた。
「それはケータに聞いても仕方ないし、本人たちに聞くしかないよね」
突然の私の行動に面食らったのか、サトコは驚いた顔を私に向けた。それからケータと自分との距離に気付くと、私に「ははーん」と笑いかけた。
帽子の件といい、今といい、コイツ本当にワザとじゃなかったの?「恐ろしい子…」と白目になってしまう。どういう訳か、以前のサトコに戻りつつある。
こんなコトってあるの?ケータを本気で狙っていながら、その行動が天然を取り戻すなんて…。そんな無敵融合…
「ハルカの言う通りスキルは後で確認するとして、『非表示』てのも試してみようぜ」
「そうね」
サトコはケータの提案に頷くと「非表示」アイコンをタップした。すると『衣装の脱着を切り替えます。ただしスキルの効果は表示中しか受けられません』とインフォメーションが入った。サトコが「OK」を選ぶとアバターの帽子が消え、サトコの帽子も瞬時に消え去った。
スマホの画面を確認すると、『ウィッチハート』の横のアイコンが「表示」に変わっていた。サトコが「表示」をタップすると瞬時に帽子が現れ、「非表示」「詳細」のアイコンに切り替わる。
「ナルホドな、ハルカの衣装と同じだな。戦闘形態への変身みたいで羨ましい」
ケータが子どもみたいなキラキラした瞳で、私とサトコのことを見てきた。私とサトコは思わず顔を見合わせると、「可愛いー!」と笑ってしまった。
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「アナタたち、一体どうなってるの?」
お店を出た途端、ユイナが声を張り上げた。
「いきなり服装が変わるとか、訳が分からない」
「えと、あの…、収納魔法、だよ?」
私はしどろもどろ、アヤフヤな返事をした。現在私とサトコは衣装を着た状態のままだが、この調子じゃ元の姿に戻るのは控えた方がいいかも?
「収納魔法で着替えが出来るなんて、聞いたことがない」
ユイナがジト目で私を見つめる。
う…、確かに私、収納魔法のことなんて何にも知らないもんな。適当では誤魔化せないか…
よく考えたら私たち、この世界の知識が圧倒的に足りない。上手い言い訳が全く出てこない。
「おいおい、西門隊がこんな所で何を騒いでるんだ?」
そのとき、ユイナと同じような黒い軍服を着た三人組の衛兵が、ニヤニヤしながら現れた。なんだかユイナを見下してるように見える。
「警備隊の皆さん…」
「俺たちはお前らと違って忙しいんだ。余計な問題を起こしてくれるなよ」
言いながら三人で「ハッハッハッ」と笑う。うわー、いかにもな感じの人たちだなー。しかし神はいるもんだ。この人たちのお陰で、ユイナの意識が完全に逸れた。
「以後、気を付けます」
ユイナは頭を下げると、踵を返して歩き出した。
「皆さん、行きましょう」
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