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チートで運命の赤い糸に導かれる
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異世界グランバルドにも《立つ鳥跡を濁さず》、というニュアンスの慣用句はあるらしいが、どうやらベスおばは鳥では無かったようだ。
昨日の混乱に乗じて街を脱出する際、俺の部屋から色々物色したらしく、保管していた筈の小銭や食料が無くなっていた。
古書の持ち出しも画策したようだが、メリッサが身を挺して何とか防いでくれた。
(屋根裏部屋に身を隠させていた。)
ベスおば対策に壁をくり抜いて貴重品置き場にしていたのが功を奏し、稀少価値の高い魔石や薬品は無事に守れた。
契約の対価として5本受領したジェネリックエリクサーも無事である。
思えば、結構色々と作らせたな。
防疫剤や消臭剤、エーテルに万能薬、越冬関連の薬品も相当備蓄してくれた。
もう二度と会う事も無いだろうが、役に立つ女であった事は認める。
メリッサの顔にはベスおばに殴り倒された時の痣が残っていたので、ハイポーション(これもあの女に作らせた)を惜しげもなく使い癒してやる。
昨日の疲れもあり、夕方に目を覚ましてからも小一時間ボーっとしていた。
辺りが暗くなってから師匠達とリビングで食事を取る。
改めて昨日の騒動を謝罪した。
「あれは不可抗力だよ。
監察って昔からああいうものだしさ。
チートが気に病む事はないよ。」
「兄弟子の潔白が証明されたことでボクは満足しています。」
「バラン達の言うとおりだぞ。
終わった事はあんまり気にすんな。
これからも期待しているぞ、市長。」
三人共優しい。
バラン師匠、ドランさん、ラルフ君。
俺が異世界に来て一番良かったことは、貴方達の様な素晴らしい仲間と出会えたことだ。
改めて感謝を噛み締める。
その後は4人で騎士の悪口を言いながら晩餐を楽しんだ。
良い酒を取っておいたので皆で回し飲みをする。
しばらくして小太りオジサンが上がって来る。
ホルムルンド氏はやはり処刑されてしまったらしい。
本来なら商都にある南部第七騎士団本部で刑が執行されるのだが、現在街道が破損している為に、この前線都市で斬首されてしまったらしい。
ヘンリーク一派は鉱山都市に連行され市中引き回しの上で打首獄門とのこと。
俺は事件関係者かつ市長としてホルムルンド氏の死を見聞する義務があるらしく、明日行政府に赴き処刑確認のサインをしなければならないそうだ。
その後、千両役者のヨーゼフが手土産を持ってやって来た。
俺は彼の昨日の活躍を褒め讃え、両手を取って握手を求める。
『ドレークさんは無事ですか?』
「少しショックを受けていた様ですが、今は落ち着いてます
この菓子折も義父からのもので。」
『宜しく伝えて下さい
明日改めて挨拶に上がります。』
「義父もかなりの策士なのですが、チート市長の深謀遠慮に舌を巻いておりました。」
『いえいえ。
皆さんの御助力に救われました。』
「まさかキティまで手なずけているとは。
流石です。」
『キティは…
そんなに有名人なのですか?』
「スラムの殺人鬼ですよ。
この街の鼻つまみ者です。
強いから誰も文句を言えないだけで、皆がアレを恨んでおります。」
忌々し気にヨーゼフが唇を歪める。
『そんなに強いのですか?』
「洒落になりません。」
『ヨーゼフさんはこのギルドのエース格と伺っているのですが
そんな人の目から見ても強いですか?』
「いや。
この街のエースはアンダーソンですね。
そのアンダーソンも《キティは別格》と評価しております。」
アンダーソン?
あの人、そんなに凄い人なのか?
俺の中ではいつも金策に困って泣き顔をしている人、という印象しかないのだが…
(この前、乞われて20万ウェンを貸してやった。)
『アンダーソンさんってそんなに凄い人なんですか?
私の目から見ればルッツ君の方が強そうに見えるのですが…』
「え? ルッツってウチのルッツ?」
『あ、はい。
貴方の部下のルッツ君です。』
「あー。
素人の方から見れば、そんな風に映ってるんですねえ。」
ヨーゼフは感心したかのように嘆息した。
そうなんだよな。
素人の俺に冒険者同士の格付けはわからない。
冒険者も街のチンピラも全員強そうに見える。
ヨーゼフ曰く。
彼らから見た冒険者の大体の格付けは以下の通り。
ゲド>アンダーソン=ゲレル≧キティ>>(怪物の壁)>>カイン=ヨーゼフ
条件によって多少の入れ替わりもあるが、上位4名の順位は不動とのこと。
見晴らしの良い平野部の戦いであれば、騎乗ゲレルには前線都市の全員で挑んでも勝てないらしい。
また、一対一の決闘形式ならカインさんの順位はかなり上に来るとのこと。
『やはりレザノフ卿も強いんですか?』
「当然ですよ。
士官学校時代は私と主席の座を争っていた程ですから。」
『あの人は…
今は軍人では無い、みたいな事を言っておりますが。』
「そういうポジションでしょ?
憲兵とか情報部みたいに民間人に偽装する部署だと思います。」
『軍隊は辞めてないんでしょうか?』
「はははw
あんな優秀な人間を軍が手放す訳ないじゃないですかw」
なるほど。
説得力がある。
『私、レザノフ卿に目を付けられてるみたいなのですが…』
「アレは昔から理想家肌でw
勝手に人を見込んで勝手に絶望する悪癖があるのですw
困った男だw
チート市長は余程見込まれてますねw」
ヨーゼフさんは快活に笑うが、俺にとっては洒落にならない。
マカレナを斬殺した後にこちらを睨みつけていた卿の表情が忘れられない。
(しかも明日顔を合わせなければならないんだぞ。)
「安心して下さい。
チート市長は安牌です。
絶対に殺されないので、堂々として大丈夫です。」
『絶対にですか?』
「アレの同期なら皆知っていることですが、レザノフは何事においても急進的な変革を求めている男です。
チート市長のように劇的な方はむしろアレの保護枠に入っているくらいでしょうよ。」
本当だろうか?
2人が士官学校に居たのって何十年前の話だろ?
そうだと助かるのだが。
レザノフ卿が良識派を装う急進派である事は想像がつく。
何だかんだ言って俺を野放しにしているのがその証拠だ。
夕方に起きた所為か、中々寝入れなかったのでヴィルヘルム博士の論文を隠し場所から取り出して読む。
古書同様に見つかったらベスおばに盗まれるかも知れないからな。
きっと隠していて正解だったのだろう。
市長になってからヴィルヘルム博士探しに協力してくれる人も増えたが、依然情報は上がって来ない。
恐らく街を出たのだろう。
まあいい。
これからも諦めず地道に探し続けよう。
論文を読んでいるうちに、博士への私淑の気持ちは高まっている。
やや矯激で選民思想的な人格はどうかと思うが、それを差し引いても惹かれる人物である。
俺はヴィルヘルム博士との邂逅を切に願いながら眠りについた。
-------------------------------------------------------------
久しぶりに夢を見た。
昨日の告発騒動で疲れ果てていたのだろう。
目を閉じている間、ずーっと夢を見ていた。
地球での俺。
母さんは父に愛想を尽かして出て行った。
ついでに俺も捨てられた。
ああ、思い出した。
俺、小さい頃は祖母と父から母さんの悪口を吹き込まれて育ったな。
今思えばロクな環境じゃない。
年齢的に成人しても大人になれない俺。
父の買って来たラノベを読み、近所のブックオフで朝から晩まで漫画を読み漁った。
生活保護申請に有利だから、と障害者手帳を父に取らされた。
生まれたのは川崎市だが、一番審査の緩い大阪に父子で住み着いた。
生活保護を取得出来た。
俺は勝ち組、父はそう言った。
大阪に来ても生活は変わらなかった。
落ちてるwifi電波でなろう小説を読み漁った。
学校も仕事も行ったことがないので世間の事は何も知らなかったが、異世界には随分詳しくなった。
おかげでグランバルドに来ても動ずる事もない。
ドワーフのゲドやエルフのメリッサと住んでいても動ずる事はない。
ショックを受けるのは己の未熟さを認識させられた時だけだ。
念願の異世界トラックにはねられてここに来た。
奴は神ではなかったし、ここは異世界でもなかった。
月と地球。
俺個人にとっては相当な距離だが、人類全体から見れば指呼の間である。
現に平安時代には、なよ竹のかぐやが来訪している。
標準座標≪√47WS≫
地球人やグランバルド人を戦争奴隷にしようとしている極悪人だ。
人間・リザード・コボルト、戦いを煽って戦争に有用なスキルの発現を待っている。
ありがとう。
君達が何もなかった俺に目標を与えてくれた。
ありがとう。
わかり易い悪役ムーブをしてくれて。
ありがとう。
ぶっ殺してやるよ。
異世界に来ればヒーローになれると思った。
活躍したいと願っていた。
いや、違うな。
ヒーローとして活躍すれば女にモテると思ってた。
ほら、ラノベとかでよくあるじゃん。
主人公がチート能力で英雄になって美少女ハーレムを作る話。
俺もああいうのがやりたかったんだよ。
地球も月もグランバルドもリザードも心底どうでも良い。
正直に言う。
俺はセックスがしたかっただけなんだ。
メリッサを愛人に出来たのは僥倖だった。
やや頭は悪いが性格が純良で好ましい。
ただメリッサとしかセックス出来てないのは残念だ。
ノエルともセックスしたいが、父親のノエ=ノレに世話になってるからな。
昨日も俺の巻き添えを食って騎士にボコられたし、彼には頭が上がらない。
最低でももう一人異世界ヒロインが欲しいな。
そうだなあ。
テンプレだけどツンデレお姫様がいいなw
糞生意気で無軌道極まりない性格だと面白い。
異世界ヒロインってキチガイ染みている方が面白いと思わないw?
メリッサは良い子なんだがちょっと従順すぎるからな。
手に負えないじゃじゃ馬娘とドタバタラブコメしてみたいww
君達もそうだろww
そんな夢とも妄想ともつかない夜が明けて目を醒ますと…
俺の左手の薬指から赤い糸状の光が放たれていた。
昨日の混乱に乗じて街を脱出する際、俺の部屋から色々物色したらしく、保管していた筈の小銭や食料が無くなっていた。
古書の持ち出しも画策したようだが、メリッサが身を挺して何とか防いでくれた。
(屋根裏部屋に身を隠させていた。)
ベスおば対策に壁をくり抜いて貴重品置き場にしていたのが功を奏し、稀少価値の高い魔石や薬品は無事に守れた。
契約の対価として5本受領したジェネリックエリクサーも無事である。
思えば、結構色々と作らせたな。
防疫剤や消臭剤、エーテルに万能薬、越冬関連の薬品も相当備蓄してくれた。
もう二度と会う事も無いだろうが、役に立つ女であった事は認める。
メリッサの顔にはベスおばに殴り倒された時の痣が残っていたので、ハイポーション(これもあの女に作らせた)を惜しげもなく使い癒してやる。
昨日の疲れもあり、夕方に目を覚ましてからも小一時間ボーっとしていた。
辺りが暗くなってから師匠達とリビングで食事を取る。
改めて昨日の騒動を謝罪した。
「あれは不可抗力だよ。
監察って昔からああいうものだしさ。
チートが気に病む事はないよ。」
「兄弟子の潔白が証明されたことでボクは満足しています。」
「バラン達の言うとおりだぞ。
終わった事はあんまり気にすんな。
これからも期待しているぞ、市長。」
三人共優しい。
バラン師匠、ドランさん、ラルフ君。
俺が異世界に来て一番良かったことは、貴方達の様な素晴らしい仲間と出会えたことだ。
改めて感謝を噛み締める。
その後は4人で騎士の悪口を言いながら晩餐を楽しんだ。
良い酒を取っておいたので皆で回し飲みをする。
しばらくして小太りオジサンが上がって来る。
ホルムルンド氏はやはり処刑されてしまったらしい。
本来なら商都にある南部第七騎士団本部で刑が執行されるのだが、現在街道が破損している為に、この前線都市で斬首されてしまったらしい。
ヘンリーク一派は鉱山都市に連行され市中引き回しの上で打首獄門とのこと。
俺は事件関係者かつ市長としてホルムルンド氏の死を見聞する義務があるらしく、明日行政府に赴き処刑確認のサインをしなければならないそうだ。
その後、千両役者のヨーゼフが手土産を持ってやって来た。
俺は彼の昨日の活躍を褒め讃え、両手を取って握手を求める。
『ドレークさんは無事ですか?』
「少しショックを受けていた様ですが、今は落ち着いてます
この菓子折も義父からのもので。」
『宜しく伝えて下さい
明日改めて挨拶に上がります。』
「義父もかなりの策士なのですが、チート市長の深謀遠慮に舌を巻いておりました。」
『いえいえ。
皆さんの御助力に救われました。』
「まさかキティまで手なずけているとは。
流石です。」
『キティは…
そんなに有名人なのですか?』
「スラムの殺人鬼ですよ。
この街の鼻つまみ者です。
強いから誰も文句を言えないだけで、皆がアレを恨んでおります。」
忌々し気にヨーゼフが唇を歪める。
『そんなに強いのですか?』
「洒落になりません。」
『ヨーゼフさんはこのギルドのエース格と伺っているのですが
そんな人の目から見ても強いですか?』
「いや。
この街のエースはアンダーソンですね。
そのアンダーソンも《キティは別格》と評価しております。」
アンダーソン?
あの人、そんなに凄い人なのか?
俺の中ではいつも金策に困って泣き顔をしている人、という印象しかないのだが…
(この前、乞われて20万ウェンを貸してやった。)
『アンダーソンさんってそんなに凄い人なんですか?
私の目から見ればルッツ君の方が強そうに見えるのですが…』
「え? ルッツってウチのルッツ?」
『あ、はい。
貴方の部下のルッツ君です。』
「あー。
素人の方から見れば、そんな風に映ってるんですねえ。」
ヨーゼフは感心したかのように嘆息した。
そうなんだよな。
素人の俺に冒険者同士の格付けはわからない。
冒険者も街のチンピラも全員強そうに見える。
ヨーゼフ曰く。
彼らから見た冒険者の大体の格付けは以下の通り。
ゲド>アンダーソン=ゲレル≧キティ>>(怪物の壁)>>カイン=ヨーゼフ
条件によって多少の入れ替わりもあるが、上位4名の順位は不動とのこと。
見晴らしの良い平野部の戦いであれば、騎乗ゲレルには前線都市の全員で挑んでも勝てないらしい。
また、一対一の決闘形式ならカインさんの順位はかなり上に来るとのこと。
『やはりレザノフ卿も強いんですか?』
「当然ですよ。
士官学校時代は私と主席の座を争っていた程ですから。」
『あの人は…
今は軍人では無い、みたいな事を言っておりますが。』
「そういうポジションでしょ?
憲兵とか情報部みたいに民間人に偽装する部署だと思います。」
『軍隊は辞めてないんでしょうか?』
「はははw
あんな優秀な人間を軍が手放す訳ないじゃないですかw」
なるほど。
説得力がある。
『私、レザノフ卿に目を付けられてるみたいなのですが…』
「アレは昔から理想家肌でw
勝手に人を見込んで勝手に絶望する悪癖があるのですw
困った男だw
チート市長は余程見込まれてますねw」
ヨーゼフさんは快活に笑うが、俺にとっては洒落にならない。
マカレナを斬殺した後にこちらを睨みつけていた卿の表情が忘れられない。
(しかも明日顔を合わせなければならないんだぞ。)
「安心して下さい。
チート市長は安牌です。
絶対に殺されないので、堂々として大丈夫です。」
『絶対にですか?』
「アレの同期なら皆知っていることですが、レザノフは何事においても急進的な変革を求めている男です。
チート市長のように劇的な方はむしろアレの保護枠に入っているくらいでしょうよ。」
本当だろうか?
2人が士官学校に居たのって何十年前の話だろ?
そうだと助かるのだが。
レザノフ卿が良識派を装う急進派である事は想像がつく。
何だかんだ言って俺を野放しにしているのがその証拠だ。
夕方に起きた所為か、中々寝入れなかったのでヴィルヘルム博士の論文を隠し場所から取り出して読む。
古書同様に見つかったらベスおばに盗まれるかも知れないからな。
きっと隠していて正解だったのだろう。
市長になってからヴィルヘルム博士探しに協力してくれる人も増えたが、依然情報は上がって来ない。
恐らく街を出たのだろう。
まあいい。
これからも諦めず地道に探し続けよう。
論文を読んでいるうちに、博士への私淑の気持ちは高まっている。
やや矯激で選民思想的な人格はどうかと思うが、それを差し引いても惹かれる人物である。
俺はヴィルヘルム博士との邂逅を切に願いながら眠りについた。
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久しぶりに夢を見た。
昨日の告発騒動で疲れ果てていたのだろう。
目を閉じている間、ずーっと夢を見ていた。
地球での俺。
母さんは父に愛想を尽かして出て行った。
ついでに俺も捨てられた。
ああ、思い出した。
俺、小さい頃は祖母と父から母さんの悪口を吹き込まれて育ったな。
今思えばロクな環境じゃない。
年齢的に成人しても大人になれない俺。
父の買って来たラノベを読み、近所のブックオフで朝から晩まで漫画を読み漁った。
生活保護申請に有利だから、と障害者手帳を父に取らされた。
生まれたのは川崎市だが、一番審査の緩い大阪に父子で住み着いた。
生活保護を取得出来た。
俺は勝ち組、父はそう言った。
大阪に来ても生活は変わらなかった。
落ちてるwifi電波でなろう小説を読み漁った。
学校も仕事も行ったことがないので世間の事は何も知らなかったが、異世界には随分詳しくなった。
おかげでグランバルドに来ても動ずる事もない。
ドワーフのゲドやエルフのメリッサと住んでいても動ずる事はない。
ショックを受けるのは己の未熟さを認識させられた時だけだ。
念願の異世界トラックにはねられてここに来た。
奴は神ではなかったし、ここは異世界でもなかった。
月と地球。
俺個人にとっては相当な距離だが、人類全体から見れば指呼の間である。
現に平安時代には、なよ竹のかぐやが来訪している。
標準座標≪√47WS≫
地球人やグランバルド人を戦争奴隷にしようとしている極悪人だ。
人間・リザード・コボルト、戦いを煽って戦争に有用なスキルの発現を待っている。
ありがとう。
君達が何もなかった俺に目標を与えてくれた。
ありがとう。
わかり易い悪役ムーブをしてくれて。
ありがとう。
ぶっ殺してやるよ。
異世界に来ればヒーローになれると思った。
活躍したいと願っていた。
いや、違うな。
ヒーローとして活躍すれば女にモテると思ってた。
ほら、ラノベとかでよくあるじゃん。
主人公がチート能力で英雄になって美少女ハーレムを作る話。
俺もああいうのがやりたかったんだよ。
地球も月もグランバルドもリザードも心底どうでも良い。
正直に言う。
俺はセックスがしたかっただけなんだ。
メリッサを愛人に出来たのは僥倖だった。
やや頭は悪いが性格が純良で好ましい。
ただメリッサとしかセックス出来てないのは残念だ。
ノエルともセックスしたいが、父親のノエ=ノレに世話になってるからな。
昨日も俺の巻き添えを食って騎士にボコられたし、彼には頭が上がらない。
最低でももう一人異世界ヒロインが欲しいな。
そうだなあ。
テンプレだけどツンデレお姫様がいいなw
糞生意気で無軌道極まりない性格だと面白い。
異世界ヒロインってキチガイ染みている方が面白いと思わないw?
メリッサは良い子なんだがちょっと従順すぎるからな。
手に負えないじゃじゃ馬娘とドタバタラブコメしてみたいww
君達もそうだろww
そんな夢とも妄想ともつかない夜が明けて目を醒ますと…
俺の左手の薬指から赤い糸状の光が放たれていた。
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