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第一章 MP強化編
第5話 アレス
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「そいつを逃がすな掘り出し物だ!」
俺はゼロスの言葉に今しがた落ちて来た新人の腕を取る。
「新人。ジョブはなんだ?」
「僕はアレス。ヒーラーです」
ーーー
俺達はまたスタンピードの只中に居た。
「こんなにスパンが早いなんてことはないんだがな」
ゼロスがぼやきながら城壁から射撃をしている。いつもの重そうな緑のアサルトライフルだ。
俺も日本式アサルトライフルで応戦している。
「お仕事がなくならなくていいじゃねぇか。この支払いはいつ来るんだ?」
「月末にまとめてストレージに振り込まれる。こいつは通貨にもできるが基本は自己強化に使うんだ。単位はGだ。単位はゴッドだが俺達はゴールドと呼んでるな。衣食住は心配ないが毎食白パンは流石に堪えるからな。価値は円とそんなに変わらねぇ。ま、最初は自己強化だな。MPを上げて余裕が出たらストレージ強化だな」
「パラメータはそれだけなのか?」
「ああ。ストレージが魔境だからな。一応全てのジョブのストレージを使えるが、選んだジョブにボーナスが入る感じだな。俺達ソルジャーは銃器の召喚にかなりのボーナスが入っている。違うジョブのストレージは止めておけ。単純に無駄だ」
「なるほどな。まずはMP上げて気に入った武器の強化だな?」
「呑み込みが早いな。ストレージは膨大だ。ここの強化よりも自身のMPを上げてそこから選んだ方が効率がいい。今の初心者プリセットは優秀だからな、下手に弄るなよ。逆に召喚コストや利便性が落ちるぞ」
「だったら俺は付与系を上げるかな。銃は絞っても意味ねぇしな」
「MP重視ならそれもありだな。俺はストレージに無駄に振ってるからな。ビークルとかな」
「マジかよ。そんなのまであるのか」
「ああ。本当に沼だ。余裕のある奴が色々作ってるからな。俺達はその間借りだ」
「自分でも作れるのか。そりゃいくらGがあっても足りないわけだ」
「ま、自分で作れる頃には自分の町すらも作れるって話だがな。先に果てがないのはありがたいこった」
「じゃあ俺達使徒で土地の取り合いとかあるのか?」
「あるらしいが、俺達には無縁だぞ。その上俺達使徒が作った人工物は狙われやすい。ここ以上にスタンピードだろうな。ここは神の人工物でそこまで狙われる場所ではなかったんだがな」
俺が城壁の下を見てみる。デカブツはいないがとにかく数が多い。
「だったら稼がせてもらうか。初心者には美味しいシチュエーションだ」
「あまり張り切るなよ。数じゃなくて貢献度だ。なんせ監視されてるからな。公平性だけは担保されてる」
「夢があるんだかないんだかわからねぇな」
そんなことを言い合っていると光の柱が降りてくる。これは俺も見覚えがある。新人のエントリーだ。
「近いな。シコル。確保するぞ」
「ああ。今度はオークじゃないといいけどな」
ーーー
「オーガー!!!」
新人のお迎えは最悪だった。味方の警告が響く。新人を狙ってやってきたな。
よりによってこいつが出てくるのか。
光の柱から人影が浮かび上がる。金髪碧眼のガタイのいい男。イケメンの美丈夫だ。だがその服装がおかしい。腿の出た短パン。服装はヒーラーだが、なんというかこの身の丈に合っていない。これは少年用ではないか?
「そいつを逃がすな掘り出し物だ!」
俺はゼロスの言葉に今しがた落ちて来た新人の腕を取る。
「新人。ジョブはなんだ?」
「僕はアレス。ヒーラーです」
ヒーラー? それを聞いてストレージに目を通す。今しがた開いたようだ。これは自分が会った事のあるジョブしか閲覧できないな。
俺はそれを尻目に衝撃力付与したオートショットガンでオーガを牽制する。貫通力を犠牲にノックバックを優先だ。勿論威力もない。
だが流石に大型のオーガには効果が薄いな。金棒を持って特攻してくる。流石にこれはマズイ。この前の徹甲榴弾グレネードを使おうにもここでは自爆必須だな。
「バ、バリヤー!」
そこにアレスの言葉が響く。半透明の壁が現れオーガの突進を止める。
おお!? これがヒーラーの力か。ゼロスが確保したがるわけだ。
俺はリボルバーグレネードランチャーを呼び出すとオーガの口目掛けて全弾打ち込む。このバリヤーはこっちの攻撃は通る様だな。だがそれが破られた。
は? 口いっぱいにグレを咥え込んだオーガの顔が迫る。
これは、流石に死んだか。空になったランチャーを盾に後ろに飛び退るがそこに爆風が迫る。轟音と主に俺の体は弾け飛んだ。
耳が聞こえない。手足の感覚がない。目は見える。顔の吹き飛んだオーガの顔が光り輝いている。あれはギンガのレーザーライフルか? そっちにヘイトが行っている。これは助かったというべきか。というか俺は生きているのか?
「リザレクション!」
これはアレスの声か。暖かい光が俺を包む。今まで消えていた俺の感覚が蘇ってくる。痛みはない。寧ろ心地いいくらいだ。このまま眠ってしまいたい。
「おい! シコル! 起きろ! その光が消えたらまた狙われるぞ!」
マジか。俺は目を開くと体を起こす。そこには俺を無視してアレスに群がるゴブリン達が。本当にこれは魔物には見えていないんだな。
俺はハンドガンを呼び出すとそれをワイヤーで結ぶ。それをアレスに投げ渡すとカバーする様にアサルトを構える。
「使え! アレス!」
アレスがこちらの意図に気付いてハンドガンを手にすると発砲する。身の守り方はわかる様だな。怯んだゴブリンを俺が一掃する。それを見届けてワイヤーを外すと繋いでいたハンドガンが消える。やはり所有者と繋がってないと駄目か。
「助かりました。シコル、さんでいいんでしょうか?」
「ああ。シコル・ギウスだ。こっちも助かったぜ。文字通り生き返った」
「はい。それよりもどうしましょう」
アレスの目は半壊したオーガに向いている。オーガはギンガのレーザーライフルを狙っているようだ。ゼロスの方も流石にカバーなしではミニガンは出せないようだな。
「何か使えそうなのはあるか?」
「一つあります。サンクチュアリ。全周囲に僕の移動に合わせたバリアーを展開できます。これならオーガを圧し潰せると思います」
「攻撃系は?」
「これだけですね。それも消費が激しくて長くはもちません。使いますか?」
「頼む。近づいたら展開してくれ」
俺とアレスはオーガに肉薄する。
「サンクチュアリ!」
アレスの展開したバリアーがオーガにぶつかる。そのまま押し出し動きを封じているようだ。だがそれも拮抗する。オーガが踏ん張っているようだ。
実に好都合だ。俺は単発式グレランをに徹甲弾化を付与する。この前の榴弾抜きだ。それでも重さが恐ろしいことになる。そこにトリガーだけワイヤーを掛けるとオーガの足元に粘土を召喚しそこにグレランを埋め込む。後は離れてワイヤーを引く。
轟音と共にオーガの上半身が弾け飛ぶ。徹甲榴弾よりも重かったからな。だが意外にもグレランの原型は留めている。一応調整はしてあるんだな。
ならばもう一発。同じものを召喚して再度設置。俺がワイヤーを引くと同時にバリアーが消失した。
ーーー
終神完死惑星side
「新人は男か」
「あのTS娘まだ生きているんだな」
「見どころもねぇけどな」
「俺はあの動きが好きだけどな。ここに残ってる奴はそれ目当てだろ。あのゼロスについていける奴なんて初めてだしな」
「危なげがないもんな。今の魔物相手じゃな」
「珍しいなヒーラーなんて」
「しかも男か。これも面白くなりそうにねぇな」
「うお!? シコルたん大ピンチじゃん!」
「おい。マジかよ!」
「やっとキター!」
「遅ぇよホセ!」
「スクショスクショ」
「アヘ顔シコルたんキタコレェェェーーー!!!」
「新人ヒーラーがヤバイな」
「ヤベェ。立ってきた」
「間に会ってくれオーーーク!!!」
「そっちじゃねぇ!!!」
「なんて男に群がってんだよぉぉぉーーー!!!」
「いやリザレクションだろ」
「またかよ!!! なんでオス豚が居ねぇんだよ!!!」
「良いコンビだなアイツら」
「シコルのグレの使い方面白いな」
「サンクチュアリで突っ込むとか素人じゃねぇなあのヒーラー」
「お前らこれ見て面白いの」
「面白いだろ」
「動ける奴は見てて気持ちいいしな」
俺はゼロスの言葉に今しがた落ちて来た新人の腕を取る。
「新人。ジョブはなんだ?」
「僕はアレス。ヒーラーです」
ーーー
俺達はまたスタンピードの只中に居た。
「こんなにスパンが早いなんてことはないんだがな」
ゼロスがぼやきながら城壁から射撃をしている。いつもの重そうな緑のアサルトライフルだ。
俺も日本式アサルトライフルで応戦している。
「お仕事がなくならなくていいじゃねぇか。この支払いはいつ来るんだ?」
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「パラメータはそれだけなのか?」
「ああ。ストレージが魔境だからな。一応全てのジョブのストレージを使えるが、選んだジョブにボーナスが入る感じだな。俺達ソルジャーは銃器の召喚にかなりのボーナスが入っている。違うジョブのストレージは止めておけ。単純に無駄だ」
「なるほどな。まずはMP上げて気に入った武器の強化だな?」
「呑み込みが早いな。ストレージは膨大だ。ここの強化よりも自身のMPを上げてそこから選んだ方が効率がいい。今の初心者プリセットは優秀だからな、下手に弄るなよ。逆に召喚コストや利便性が落ちるぞ」
「だったら俺は付与系を上げるかな。銃は絞っても意味ねぇしな」
「MP重視ならそれもありだな。俺はストレージに無駄に振ってるからな。ビークルとかな」
「マジかよ。そんなのまであるのか」
「ああ。本当に沼だ。余裕のある奴が色々作ってるからな。俺達はその間借りだ」
「自分でも作れるのか。そりゃいくらGがあっても足りないわけだ」
「ま、自分で作れる頃には自分の町すらも作れるって話だがな。先に果てがないのはありがたいこった」
「じゃあ俺達使徒で土地の取り合いとかあるのか?」
「あるらしいが、俺達には無縁だぞ。その上俺達使徒が作った人工物は狙われやすい。ここ以上にスタンピードだろうな。ここは神の人工物でそこまで狙われる場所ではなかったんだがな」
俺が城壁の下を見てみる。デカブツはいないがとにかく数が多い。
「だったら稼がせてもらうか。初心者には美味しいシチュエーションだ」
「あまり張り切るなよ。数じゃなくて貢献度だ。なんせ監視されてるからな。公平性だけは担保されてる」
「夢があるんだかないんだかわからねぇな」
そんなことを言い合っていると光の柱が降りてくる。これは俺も見覚えがある。新人のエントリーだ。
「近いな。シコル。確保するぞ」
「ああ。今度はオークじゃないといいけどな」
ーーー
「オーガー!!!」
新人のお迎えは最悪だった。味方の警告が響く。新人を狙ってやってきたな。
よりによってこいつが出てくるのか。
光の柱から人影が浮かび上がる。金髪碧眼のガタイのいい男。イケメンの美丈夫だ。だがその服装がおかしい。腿の出た短パン。服装はヒーラーだが、なんというかこの身の丈に合っていない。これは少年用ではないか?
「そいつを逃がすな掘り出し物だ!」
俺はゼロスの言葉に今しがた落ちて来た新人の腕を取る。
「新人。ジョブはなんだ?」
「僕はアレス。ヒーラーです」
ヒーラー? それを聞いてストレージに目を通す。今しがた開いたようだ。これは自分が会った事のあるジョブしか閲覧できないな。
俺はそれを尻目に衝撃力付与したオートショットガンでオーガを牽制する。貫通力を犠牲にノックバックを優先だ。勿論威力もない。
だが流石に大型のオーガには効果が薄いな。金棒を持って特攻してくる。流石にこれはマズイ。この前の徹甲榴弾グレネードを使おうにもここでは自爆必須だな。
「バ、バリヤー!」
そこにアレスの言葉が響く。半透明の壁が現れオーガの突進を止める。
おお!? これがヒーラーの力か。ゼロスが確保したがるわけだ。
俺はリボルバーグレネードランチャーを呼び出すとオーガの口目掛けて全弾打ち込む。このバリヤーはこっちの攻撃は通る様だな。だがそれが破られた。
は? 口いっぱいにグレを咥え込んだオーガの顔が迫る。
これは、流石に死んだか。空になったランチャーを盾に後ろに飛び退るがそこに爆風が迫る。轟音と主に俺の体は弾け飛んだ。
耳が聞こえない。手足の感覚がない。目は見える。顔の吹き飛んだオーガの顔が光り輝いている。あれはギンガのレーザーライフルか? そっちにヘイトが行っている。これは助かったというべきか。というか俺は生きているのか?
「リザレクション!」
これはアレスの声か。暖かい光が俺を包む。今まで消えていた俺の感覚が蘇ってくる。痛みはない。寧ろ心地いいくらいだ。このまま眠ってしまいたい。
「おい! シコル! 起きろ! その光が消えたらまた狙われるぞ!」
マジか。俺は目を開くと体を起こす。そこには俺を無視してアレスに群がるゴブリン達が。本当にこれは魔物には見えていないんだな。
俺はハンドガンを呼び出すとそれをワイヤーで結ぶ。それをアレスに投げ渡すとカバーする様にアサルトを構える。
「使え! アレス!」
アレスがこちらの意図に気付いてハンドガンを手にすると発砲する。身の守り方はわかる様だな。怯んだゴブリンを俺が一掃する。それを見届けてワイヤーを外すと繋いでいたハンドガンが消える。やはり所有者と繋がってないと駄目か。
「助かりました。シコル、さんでいいんでしょうか?」
「ああ。シコル・ギウスだ。こっちも助かったぜ。文字通り生き返った」
「はい。それよりもどうしましょう」
アレスの目は半壊したオーガに向いている。オーガはギンガのレーザーライフルを狙っているようだ。ゼロスの方も流石にカバーなしではミニガンは出せないようだな。
「何か使えそうなのはあるか?」
「一つあります。サンクチュアリ。全周囲に僕の移動に合わせたバリアーを展開できます。これならオーガを圧し潰せると思います」
「攻撃系は?」
「これだけですね。それも消費が激しくて長くはもちません。使いますか?」
「頼む。近づいたら展開してくれ」
俺とアレスはオーガに肉薄する。
「サンクチュアリ!」
アレスの展開したバリアーがオーガにぶつかる。そのまま押し出し動きを封じているようだ。だがそれも拮抗する。オーガが踏ん張っているようだ。
実に好都合だ。俺は単発式グレランをに徹甲弾化を付与する。この前の榴弾抜きだ。それでも重さが恐ろしいことになる。そこにトリガーだけワイヤーを掛けるとオーガの足元に粘土を召喚しそこにグレランを埋め込む。後は離れてワイヤーを引く。
轟音と共にオーガの上半身が弾け飛ぶ。徹甲榴弾よりも重かったからな。だが意外にもグレランの原型は留めている。一応調整はしてあるんだな。
ならばもう一発。同じものを召喚して再度設置。俺がワイヤーを引くと同時にバリアーが消失した。
ーーー
終神完死惑星side
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「あのTS娘まだ生きているんだな」
「見どころもねぇけどな」
「俺はあの動きが好きだけどな。ここに残ってる奴はそれ目当てだろ。あのゼロスについていける奴なんて初めてだしな」
「危なげがないもんな。今の魔物相手じゃな」
「珍しいなヒーラーなんて」
「しかも男か。これも面白くなりそうにねぇな」
「うお!? シコルたん大ピンチじゃん!」
「おい。マジかよ!」
「やっとキター!」
「遅ぇよホセ!」
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「新人ヒーラーがヤバイな」
「ヤベェ。立ってきた」
「間に会ってくれオーーーク!!!」
「そっちじゃねぇ!!!」
「なんて男に群がってんだよぉぉぉーーー!!!」
「いやリザレクションだろ」
「またかよ!!! なんでオス豚が居ねぇんだよ!!!」
「良いコンビだなアイツら」
「シコルのグレの使い方面白いな」
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