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模型…
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~翌日~
(魁翔)
「おぉ、来たか」
(和巳)
「模型作ってきました。かなり面倒でした」
(七海)
「広いから大きくなってしまうものね」
(郁香)
「よく頑張ったわね。この大きさは」
(七海)
「1畳あるかないかくらいの大きさ…」
(和巳)
「徹夜したので眠いっす」
(魁翔)
「2階で寝ておいで」
(和巳)
「ありがとうございます。フラフラしてて、
倒れそうで、誰か手伝ってもらっても?」
(七海)
「私が、行きます」
(和巳)
「大丈夫ですか?デカいですけど、自分」
(七海)
「大丈夫、力はあるから。」
(郁香)
「大丈夫ー?」
(七海)
「なんとか…」
(和巳)
「肩貸してもらっても…あっ……」
(魁翔)
「大丈夫か!?」
(郁香)
「救急車呼ぶわ」
(七海)
「大丈夫?声は聞こえる?」
(和巳)
「はい、でも、目眩が少し」
(魁翔)
「横になるか?カフェのソファで横になれ」
(七海・郁香)
「せーのっ」
(和巳)
「すみません…階段登る前でよかった」
(郁香)
「心配しなくていいのよ。自分の事を優先」
(魁翔)
「救急車そろそろ来るそうだ。」
(七海)
「誰が着いていきます?」
(郁香)
「私が行くわ。魁翔は奏帆に連絡を」
(魁翔)
「分かった。和巳の事頼んだ。」
(救急隊員)
「どちらに?」
(魁翔)
「こっちです!」
(救急隊員)
「疲労ですね。脈も低いので
1度病院に行きましょうか。」
(和巳)
「はい……」
(魁翔)
「気をつけて行ってこいよ。
お母さんには連絡しとくから。」
(和巳)
「分かりました……ありがとうございます。」
(七海)
「大丈夫ですかね。和巳くん…」
(魁翔)
「彼は小さい頃から身体が弱いと
良く奏帆から聞いていたんだよ。
無理させてしまったかなぁ。」
(七海)
「まぁ、頑張りすぎたのかもしれませんね。
人の役に立ちたいって、履歴書に……」
(魁翔)
「お前、それどこで…」
(七海)
「着替え室に置きっぱなしでしたからね!
個人情報なんですからちゃんと
管理の方は徹底してください!」
(魁翔)
「すまんすまん、ところで
その模型の出来はどうだろうか。」
(七海)
「完璧ですね。殺害場所、付近の庭
物の散乱具合、足跡までも…」
(魁翔)
「これは、事件現場を小さくしたような
完璧な出来だな…これはかなり疲労も
溜まっただろうな……」
(七海)
「とりあえず、これと資料このふたつを
見ながら検証していきますか……
ここに、近藤暁良とされるAの人形
家政婦の叶井舞花さんのBの人形
この2人くらいですかね……
あと、足跡と指紋が何ヶ所かにあるくらい」
(魁翔)
「情報量が少ないな…
検証って言ってもほとんど出来ないな…」
(七海)
「あっ……」
(魁翔)
「どうした?」
(七海)
「これ…」
(魁翔)
「10時頃に1度宅配便の車が来てるな…」
(七海)
「証言では男と女の喧嘩の声が聞こえたと
ありますが、どうなんでしょうか……」
(魁翔)
「そうだなぁ。怪しいかもしれないな。
この配達業者の所に電話してみようか。」
(七海)
「はい、かけてきます」
(魁翔)
「電話をする時は必ず''警察''だと
言えよ?じゃないと怪しまれるからな。」
(七海)
「はい!」
(魁翔)
「俺はその間お手洗いに行ってくるよ。」
(七海)
「はい、はい、分かりました。
この前、あの日に辞めたんですか。
分かりました。ありがとうございます
失礼します。」
(魁翔)
「おっ、タイミングバッチリってとこか」
(七海)
「はい、この配達員事件後すぐ辞めたらしい
(カナイハルミ)
です。名前は叶井晴海あの叶井舞花の
娘らしいですね。」
(魁翔)
「繋がってきたな。
叶井舞花はお手伝いさんだったはず、
そして、他の家政婦事務所に聞いたのだが
そこはかなりきつい場所だったらしい…
精神的に追い詰められていた母親を
助けようとしたのかもな…」
(七海)
「可能性はありますね…
次にもし、男の声が本当にしていたと
したら、一体誰でしょうか…
近藤でも無いですし、一体……」
(魁翔)
「二階堂孝典……こいつの可能性は…
無いだろうか?」
(七海)
「なぜ、関係しているんですか?」
(魁翔)
「二階堂夫人は今は独り身なんだが
昔は結婚していてな、その間にできたのが
二階堂孝典…こいつだったんだ。」
(七海)
「そんなことが…」
(魁翔)
「とにかく、今日は二人で進めるのは
ここまでにしておこう。
郁香も和巳くんも奏帆も居ないからな」
(七海)
「そうですね。」
(魁翔)
「おぉ、来たか」
(和巳)
「模型作ってきました。かなり面倒でした」
(七海)
「広いから大きくなってしまうものね」
(郁香)
「よく頑張ったわね。この大きさは」
(七海)
「1畳あるかないかくらいの大きさ…」
(和巳)
「徹夜したので眠いっす」
(魁翔)
「2階で寝ておいで」
(和巳)
「ありがとうございます。フラフラしてて、
倒れそうで、誰か手伝ってもらっても?」
(七海)
「私が、行きます」
(和巳)
「大丈夫ですか?デカいですけど、自分」
(七海)
「大丈夫、力はあるから。」
(郁香)
「大丈夫ー?」
(七海)
「なんとか…」
(和巳)
「肩貸してもらっても…あっ……」
(魁翔)
「大丈夫か!?」
(郁香)
「救急車呼ぶわ」
(七海)
「大丈夫?声は聞こえる?」
(和巳)
「はい、でも、目眩が少し」
(魁翔)
「横になるか?カフェのソファで横になれ」
(七海・郁香)
「せーのっ」
(和巳)
「すみません…階段登る前でよかった」
(郁香)
「心配しなくていいのよ。自分の事を優先」
(魁翔)
「救急車そろそろ来るそうだ。」
(七海)
「誰が着いていきます?」
(郁香)
「私が行くわ。魁翔は奏帆に連絡を」
(魁翔)
「分かった。和巳の事頼んだ。」
(救急隊員)
「どちらに?」
(魁翔)
「こっちです!」
(救急隊員)
「疲労ですね。脈も低いので
1度病院に行きましょうか。」
(和巳)
「はい……」
(魁翔)
「気をつけて行ってこいよ。
お母さんには連絡しとくから。」
(和巳)
「分かりました……ありがとうございます。」
(七海)
「大丈夫ですかね。和巳くん…」
(魁翔)
「彼は小さい頃から身体が弱いと
良く奏帆から聞いていたんだよ。
無理させてしまったかなぁ。」
(七海)
「まぁ、頑張りすぎたのかもしれませんね。
人の役に立ちたいって、履歴書に……」
(魁翔)
「お前、それどこで…」
(七海)
「着替え室に置きっぱなしでしたからね!
個人情報なんですからちゃんと
管理の方は徹底してください!」
(魁翔)
「すまんすまん、ところで
その模型の出来はどうだろうか。」
(七海)
「完璧ですね。殺害場所、付近の庭
物の散乱具合、足跡までも…」
(魁翔)
「これは、事件現場を小さくしたような
完璧な出来だな…これはかなり疲労も
溜まっただろうな……」
(七海)
「とりあえず、これと資料このふたつを
見ながら検証していきますか……
ここに、近藤暁良とされるAの人形
家政婦の叶井舞花さんのBの人形
この2人くらいですかね……
あと、足跡と指紋が何ヶ所かにあるくらい」
(魁翔)
「情報量が少ないな…
検証って言ってもほとんど出来ないな…」
(七海)
「あっ……」
(魁翔)
「どうした?」
(七海)
「これ…」
(魁翔)
「10時頃に1度宅配便の車が来てるな…」
(七海)
「証言では男と女の喧嘩の声が聞こえたと
ありますが、どうなんでしょうか……」
(魁翔)
「そうだなぁ。怪しいかもしれないな。
この配達業者の所に電話してみようか。」
(七海)
「はい、かけてきます」
(魁翔)
「電話をする時は必ず''警察''だと
言えよ?じゃないと怪しまれるからな。」
(七海)
「はい!」
(魁翔)
「俺はその間お手洗いに行ってくるよ。」
(七海)
「はい、はい、分かりました。
この前、あの日に辞めたんですか。
分かりました。ありがとうございます
失礼します。」
(魁翔)
「おっ、タイミングバッチリってとこか」
(七海)
「はい、この配達員事件後すぐ辞めたらしい
(カナイハルミ)
です。名前は叶井晴海あの叶井舞花の
娘らしいですね。」
(魁翔)
「繋がってきたな。
叶井舞花はお手伝いさんだったはず、
そして、他の家政婦事務所に聞いたのだが
そこはかなりきつい場所だったらしい…
精神的に追い詰められていた母親を
助けようとしたのかもな…」
(七海)
「可能性はありますね…
次にもし、男の声が本当にしていたと
したら、一体誰でしょうか…
近藤でも無いですし、一体……」
(魁翔)
「二階堂孝典……こいつの可能性は…
無いだろうか?」
(七海)
「なぜ、関係しているんですか?」
(魁翔)
「二階堂夫人は今は独り身なんだが
昔は結婚していてな、その間にできたのが
二階堂孝典…こいつだったんだ。」
(七海)
「そんなことが…」
(魁翔)
「とにかく、今日は二人で進めるのは
ここまでにしておこう。
郁香も和巳くんも奏帆も居ないからな」
(七海)
「そうですね。」
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