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Ep3 混乱
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それは何年も自問してきたことだ。
俺が友達をなくしてつまらない青春時代を送っていることが、果たして自分のせいなのかと。
おまえ何言ってんの? って、思うだろ?
そんなの自分のせいに決まってるだろ、おまえが今までやってきたことの結果だろって。
Ep3 混乱
しかし、結論が出たとしてもだからなんなんだ?
俺自身のせいじゃないと言われて果たして俺は納得するのだろうか?
身に染みついてしまったこの憎むべき悪癖だけが、本当に悪いのかと言われると不安になる。
じゃあ、本来の俺ってなんだ? どこにいるんだ?
結局俺はこの悪癖にあぐらをかいて、言い訳して自分を納得させたいだけなんじゃないのか?
悪い部分も含めて全部俺だ。
だからといってそれを受け入れられるかというと……まだ俺はそこまで達観していない。
諦めたくない。
これからの俺に少しでも期待したっていいじゃないか。まだ夢を見たい年頃だろ?
……これが中二病ってやつなのかな。
ずっと堂々巡りしてる俺がいる。
「檜山くん、何やってるの?」
放課後、一人で担任に頼まれたアンケート用紙の整理をしていた俺の元へ、唐突にクラスの美少女・津村のどかが話しかけてきた。
「うん、ちょっとアンケートの整理をね、頼まれたんだ」
俺は案の定無難に答える。
彼女はちょっと照れた風な笑顔で、作業をする俺の隣の席に座った。
「檜山くんってほんと偉いね。いつもそう思ってるのよ」
「そうかな? アハハ、僕はこういうことが好きなんだ」
「先生は檜山くんのこと信頼してるものね」
女神のような慈愛に満ちた笑顔で彼女は俺に笑いかける。
俺は照れ笑いしながら頭をかいた……フリをした。
こんな作業、好きなわけない。
俺だって本当はさっさと帰ってリラックスしたいわ。
「津村さんは誰か待ってるの? あまり遅くならないようにね」
俺は彼女を心配している風を装った。あくまで優しくていい人を演出しなければ。
しかし津村のどかは目を伏せて頬を赤く染めている。
俺……もしかして邪魔なのかな。これから男でも教室に来るのだろうか。
「あ、あの、僕、会議室で作業するから……」
俺はそそくさと荷物を片付けて立ち上がった。
すると彼女も焦ったように立ち上がる。
「檜山くん、その私……あなたに興味があって……」
彼女の言葉の意味を理解するのにしばらくかかって、1分ほどたっぷりとお互い無言のまま見つめ合っていた。
やがてそれが俺への好意であることを実感すると、俺の頭は混乱した。
「へっ……あ……えっ……?」
俺の顔はおそらく真っ赤になっていただろうが、心の中は真っ青だった。
「その……檜山くんは私のこと……どう思っているの?」
俺は、このクラスのカーストでは上位に近いかもしれないが、決して一番上にいるわけではない。
もちろん俺が意識してその地位を選択している。それが無難な位置だからだ。
でも想像がつくだろうが彼女はカーストの最上位だ。
金持ちで美女で優しくて頭良くて、すべてを兼ね備え、クラス外にも彼女のファンがいる。
そんな女の子が俺を好きぃ?
……ちょっと信じられない。
それに、俺は恋愛のことはまったく考えていなかった。
こんな俺が人から好意を持たれるなんてこと、今までなかったし、ありえなかったから。
これからもそうだと思っていた。
なのに、想定外の出来事が今の俺を混乱に陥れている。
俺が友達をなくしてつまらない青春時代を送っていることが、果たして自分のせいなのかと。
おまえ何言ってんの? って、思うだろ?
そんなの自分のせいに決まってるだろ、おまえが今までやってきたことの結果だろって。
Ep3 混乱
しかし、結論が出たとしてもだからなんなんだ?
俺自身のせいじゃないと言われて果たして俺は納得するのだろうか?
身に染みついてしまったこの憎むべき悪癖だけが、本当に悪いのかと言われると不安になる。
じゃあ、本来の俺ってなんだ? どこにいるんだ?
結局俺はこの悪癖にあぐらをかいて、言い訳して自分を納得させたいだけなんじゃないのか?
悪い部分も含めて全部俺だ。
だからといってそれを受け入れられるかというと……まだ俺はそこまで達観していない。
諦めたくない。
これからの俺に少しでも期待したっていいじゃないか。まだ夢を見たい年頃だろ?
……これが中二病ってやつなのかな。
ずっと堂々巡りしてる俺がいる。
「檜山くん、何やってるの?」
放課後、一人で担任に頼まれたアンケート用紙の整理をしていた俺の元へ、唐突にクラスの美少女・津村のどかが話しかけてきた。
「うん、ちょっとアンケートの整理をね、頼まれたんだ」
俺は案の定無難に答える。
彼女はちょっと照れた風な笑顔で、作業をする俺の隣の席に座った。
「檜山くんってほんと偉いね。いつもそう思ってるのよ」
「そうかな? アハハ、僕はこういうことが好きなんだ」
「先生は檜山くんのこと信頼してるものね」
女神のような慈愛に満ちた笑顔で彼女は俺に笑いかける。
俺は照れ笑いしながら頭をかいた……フリをした。
こんな作業、好きなわけない。
俺だって本当はさっさと帰ってリラックスしたいわ。
「津村さんは誰か待ってるの? あまり遅くならないようにね」
俺は彼女を心配している風を装った。あくまで優しくていい人を演出しなければ。
しかし津村のどかは目を伏せて頬を赤く染めている。
俺……もしかして邪魔なのかな。これから男でも教室に来るのだろうか。
「あ、あの、僕、会議室で作業するから……」
俺はそそくさと荷物を片付けて立ち上がった。
すると彼女も焦ったように立ち上がる。
「檜山くん、その私……あなたに興味があって……」
彼女の言葉の意味を理解するのにしばらくかかって、1分ほどたっぷりとお互い無言のまま見つめ合っていた。
やがてそれが俺への好意であることを実感すると、俺の頭は混乱した。
「へっ……あ……えっ……?」
俺の顔はおそらく真っ赤になっていただろうが、心の中は真っ青だった。
「その……檜山くんは私のこと……どう思っているの?」
俺は、このクラスのカーストでは上位に近いかもしれないが、決して一番上にいるわけではない。
もちろん俺が意識してその地位を選択している。それが無難な位置だからだ。
でも想像がつくだろうが彼女はカーストの最上位だ。
金持ちで美女で優しくて頭良くて、すべてを兼ね備え、クラス外にも彼女のファンがいる。
そんな女の子が俺を好きぃ?
……ちょっと信じられない。
それに、俺は恋愛のことはまったく考えていなかった。
こんな俺が人から好意を持たれるなんてこと、今までなかったし、ありえなかったから。
これからもそうだと思っていた。
なのに、想定外の出来事が今の俺を混乱に陥れている。
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