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はじまり編
04.モブ令嬢は八歳
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これはどうするべきだろうか。シルヴィは、こっそりと溜息を吐き出した。
今年の春で、シルヴィは八歳になった。そろそろ社交に少しずつ慣れていこうかと、母親のお茶会に付いていくことになったのだ。
いきなり公爵家のお茶会に行くことになった時は、正直御免被りたいとは思ったが。そうもいかないため、お洒落をしてお茶会へとやってきたというわけだ。
いつもの2つくくりではなく、可愛らしくサイドを編み込み、ハーフアップにしてきたので、何だか落ち着かない。
シルヴィは、この数年で学んだ淑女のマナー通りに夫人達への挨拶を済ませ、子ども同士で遊んでらっしゃいと言われたため、同年代の子達と植物園へやって来たのだ。
そこで、事件が起きた。植物園に設置されたベンチを一人、陣取っている見覚えのある少年。こちらを見向きもせずに、本を読み続けている白金色。
そうだった。ここは、“フルーレスト公爵家”だった。シルヴィはルノーとの自己紹介を思い出し、コノヤロウと淑女らしからぬことを思った。
何が、“違う”だ。やっぱり、フルーレスト公爵家のご令息だったんじゃないか。
「シルヴィ嬢は初めてだよね。彼は、フルーレスト公爵家のご令息なんだけど……」
「ご挨拶してきてはいかが?」
「まぁ、相手にされないでしょうけど」
年上だろう令息がシルヴィに、ルノーを紹介してくれる。そこに、令嬢達が口を挟んできた。
クスクスと笑われて、目を瞬く。彼女達の髪色は、白銀。なるほど。魔力なしと下に見られているらしい。まぁ、気にしないけれど。
そんなことよりも、シルヴィには重大な問題があるのだ。ルノーは自分が公爵令息ではないと言っていた。つまり、これは……。はじめましてを装った方がいいのだろうか。
うーん……。まぁ、いいか。ひとまず、自己紹介でもしようと、シルヴィはルノーが座るベンチへと近づいていく。
ルノーの正面に立ったのだが、ルノーが本から視線を上げることはなかった。話し掛けるなオーラが凄まじい。
いつもこうなのだろうか。であるなら、相手にされないのは、あの令嬢達も一緒なのでは?
「お初にお目にかかります」
無視されたら、流石にちょっと傷つくな。と思いつつシルヴィは、丁寧に辞儀をする。あの時とは違う。綺麗なものであった。
「わたくし、シルヴィ・アミファンスと申します。アミファンス伯爵家の長女でございます」
我ながら完璧なのでは? シルヴィは満足そうに口元を緩めた。
パタン……と本を閉じる音が聞こえて、シルヴィは顔を上げる。深い紺色の瞳と目が合った。それが、悪戯っぽく細められていく。
「やぁ、シルヴィ」
普通に挨拶された。その隠す気ゼロな態度に、シルヴィは頬を引きつらせる。
「あの?」
「お茶会は何回目?」
「……一回目です」
「へぇ」
ルノーは驚いたように、目を微かに丸める。
「流石に一回目で、僕の家に来るとは思っていなかったな」
そこでシルヴィは王都に来る前、いつもの花畑でした会話を思い出した。そして、合点がいく。
“ついにお茶会に付いていくことになったの”そう言ったシルヴィに、ルノーは意味深に微笑みながら“それは楽しみだね”と言った。
あれはつまり、この状況が“楽しみだね”だったのだと。何とも意地の悪い話である。
「お名前を教えてはくださらないのですか?」
思っていたよりも不機嫌そうな声がシルヴィの口から出た。
答えるように、ルノーはベンチから降りるとシルヴィの手を恭しく取る。
「はじめまして、シルヴィ嬢。僕はフルーレスト公爵家の長男、ルノー・シャン・フルーレスト。よろしくね」
そのまま、流れるようにルノーはシルヴィの手の甲にキスをした。それに、シルヴィはビシッと固まる。そこまでして欲しかった訳ではないのだけれど。
「じゃあ、行こう」
「へ? どこに?」
「植物園を案内してあげるよ」
「本は?」
「つまらないからいらない」
ルノーは言葉通りに、先程まで熟読しているように見えた本はベンチに置き去りにして、シルヴィといつも通りに手を繋いで歩きだした。手を引かれて、シルヴィも足を踏み出す。
二人にとっては、通常運転なのだが……。シルヴィがルノーに無視されて、泣いて戻ってくると予想していた令息、令嬢達は唖然とした。
「あ、あの!」
もしかして、今日は機嫌がとてつもなく良いのでは? 自分達も同じようにして貰えるのでは? そう思ったのだろう。令嬢がルノーを呼び止める。
その声に振り返ったルノーは、じっと令嬢を見つめて首を傾げた。「君、なに?」、と。
冷たすぎて風邪引く。シルヴィは身震いした。普段のルノーはこんな感じなのか。口を挟んでいいものかと迷って、シルヴィはルノーと令嬢を交互に見ることしか出来なかった。
「好きに遊ぶといいよ。いつものように」
「わ、私も、」
「じゃあね。おいで、シルヴィ」
貴族社会が怖いのか。ルノーが怖いのか。経験が浅すぎて判断しかねたシルヴィは、こくこくと頷いておくことにした。領地に帰りたい。
足早に手を引かれて、シルヴィは歩き出す。怖すぎて後ろは見れなかった。
「えっと、ルノーさま」
隣に小走りで並んで、顔を覗き込む。物凄く嫌そうな顔をされて「ルノーくん」と即座に言い直した。
「なに?」
「よかったの?」
「いいよ。時間の無駄だ」
「なかなかに酷い」
「……ひどい?」
シルヴィが来ていると思っていなかったため、会話は聞いていなかったが、耳に付くクスクスと嘲るような令嬢達の笑い声は聞こえていた。
大方、魔力なしだとシルヴィを馬鹿にしたのだろう。酷いのはあちらの方だ。ルノーの眉間に皺が寄る。
「だから、君を社交の場に出したくないんだ」
「何で? マナーは完璧だったでしょ?」
「マナーの問題ではないよ」
「またそんな事言う」
むくれるシルヴィを見て、ルノーは深い溜息を吐いた。
「ルノーくん、溜息吐きたいのは私の方なのですけれど?」
「なぜ?」
「公爵家のご令息ですよね? って聞いたら、違うって言った」
「……そうだったかな?」
足を止めて、態とらしくルノーがこてりと首を傾げる。サラッと白金の髪が揺れた。
これは、一発くらいならひっぱたいても許される。きっと。絶対に。シルヴィがむぐぐ……となっているのをルノーはじっと眺める。
「公爵家の人間だったら、何か変わるの?」
その問いに、シルヴィはきょとんと目を瞬いた。「今更?」続けたルノーは、顔に嘲笑を滲ませる。その癖、どこか縋るように見つめてくるのは何故なのか。
「私が怒ってる理由が分かりますか」
「さぁ?」
「嘘ついた事に怒ってるの。別に、ルノーくんが公爵家でも……いや、でも、敬語は使ってたかも? なるほど。仲良くなるためには必要だったと? いや、でも、うーん……」
一人で悩みだしたシルヴィに、今度はルノーがきょとんと目を丸めた。そういう意味で言ったのではなかったのだが。
権力に目が眩む人間は沢山いる。媚を売るような欲深な声が視線が、煩わしい。シルヴィもそうなるのかと。そんな訳がなかった。冷めていた心がじんわり元通りになっていく。不思議な感覚がした。
「そうだよ。シルヴィと仲良くなりたかったからね。今更、敬語なんて使わないだろ?」
「でも、人目があるでしょ?」
「僕は気にしない」
「私は気にするのです」
「心配しなくていいよ。僕が守ってあげる。シルヴィだけは特別にね」
優しく見つめられて、シルヴィは何やらくすぐったい気持ちになった。「じゃあ、大丈夫かしら」とはにかんだシルヴィに、ルノーは満足そうに頷く。
「私も特別に。ルノーくんの言い分を信じることにする」
「……?」
「私はルノーくんに公爵家のご令息ですか? なんて、聞いてなかったね」
ルノーはシルヴィが言いたい事を理解して、何とも言えない心地になった。誤魔化すように、ムスッと眉根を寄せる。
「……そうだよ」
「ふふっ、うん」
「ほら、行くよ。シルヴィの好きそうな花が咲いてるから」
「ほんと? 楽しみ」
ルノーはシルヴィの手を引いて、先程とは違いゆったりと歩きだした。
今年の春で、シルヴィは八歳になった。そろそろ社交に少しずつ慣れていこうかと、母親のお茶会に付いていくことになったのだ。
いきなり公爵家のお茶会に行くことになった時は、正直御免被りたいとは思ったが。そうもいかないため、お洒落をしてお茶会へとやってきたというわけだ。
いつもの2つくくりではなく、可愛らしくサイドを編み込み、ハーフアップにしてきたので、何だか落ち着かない。
シルヴィは、この数年で学んだ淑女のマナー通りに夫人達への挨拶を済ませ、子ども同士で遊んでらっしゃいと言われたため、同年代の子達と植物園へやって来たのだ。
そこで、事件が起きた。植物園に設置されたベンチを一人、陣取っている見覚えのある少年。こちらを見向きもせずに、本を読み続けている白金色。
そうだった。ここは、“フルーレスト公爵家”だった。シルヴィはルノーとの自己紹介を思い出し、コノヤロウと淑女らしからぬことを思った。
何が、“違う”だ。やっぱり、フルーレスト公爵家のご令息だったんじゃないか。
「シルヴィ嬢は初めてだよね。彼は、フルーレスト公爵家のご令息なんだけど……」
「ご挨拶してきてはいかが?」
「まぁ、相手にされないでしょうけど」
年上だろう令息がシルヴィに、ルノーを紹介してくれる。そこに、令嬢達が口を挟んできた。
クスクスと笑われて、目を瞬く。彼女達の髪色は、白銀。なるほど。魔力なしと下に見られているらしい。まぁ、気にしないけれど。
そんなことよりも、シルヴィには重大な問題があるのだ。ルノーは自分が公爵令息ではないと言っていた。つまり、これは……。はじめましてを装った方がいいのだろうか。
うーん……。まぁ、いいか。ひとまず、自己紹介でもしようと、シルヴィはルノーが座るベンチへと近づいていく。
ルノーの正面に立ったのだが、ルノーが本から視線を上げることはなかった。話し掛けるなオーラが凄まじい。
いつもこうなのだろうか。であるなら、相手にされないのは、あの令嬢達も一緒なのでは?
「お初にお目にかかります」
無視されたら、流石にちょっと傷つくな。と思いつつシルヴィは、丁寧に辞儀をする。あの時とは違う。綺麗なものであった。
「わたくし、シルヴィ・アミファンスと申します。アミファンス伯爵家の長女でございます」
我ながら完璧なのでは? シルヴィは満足そうに口元を緩めた。
パタン……と本を閉じる音が聞こえて、シルヴィは顔を上げる。深い紺色の瞳と目が合った。それが、悪戯っぽく細められていく。
「やぁ、シルヴィ」
普通に挨拶された。その隠す気ゼロな態度に、シルヴィは頬を引きつらせる。
「あの?」
「お茶会は何回目?」
「……一回目です」
「へぇ」
ルノーは驚いたように、目を微かに丸める。
「流石に一回目で、僕の家に来るとは思っていなかったな」
そこでシルヴィは王都に来る前、いつもの花畑でした会話を思い出した。そして、合点がいく。
“ついにお茶会に付いていくことになったの”そう言ったシルヴィに、ルノーは意味深に微笑みながら“それは楽しみだね”と言った。
あれはつまり、この状況が“楽しみだね”だったのだと。何とも意地の悪い話である。
「お名前を教えてはくださらないのですか?」
思っていたよりも不機嫌そうな声がシルヴィの口から出た。
答えるように、ルノーはベンチから降りるとシルヴィの手を恭しく取る。
「はじめまして、シルヴィ嬢。僕はフルーレスト公爵家の長男、ルノー・シャン・フルーレスト。よろしくね」
そのまま、流れるようにルノーはシルヴィの手の甲にキスをした。それに、シルヴィはビシッと固まる。そこまでして欲しかった訳ではないのだけれど。
「じゃあ、行こう」
「へ? どこに?」
「植物園を案内してあげるよ」
「本は?」
「つまらないからいらない」
ルノーは言葉通りに、先程まで熟読しているように見えた本はベンチに置き去りにして、シルヴィといつも通りに手を繋いで歩きだした。手を引かれて、シルヴィも足を踏み出す。
二人にとっては、通常運転なのだが……。シルヴィがルノーに無視されて、泣いて戻ってくると予想していた令息、令嬢達は唖然とした。
「あ、あの!」
もしかして、今日は機嫌がとてつもなく良いのでは? 自分達も同じようにして貰えるのでは? そう思ったのだろう。令嬢がルノーを呼び止める。
その声に振り返ったルノーは、じっと令嬢を見つめて首を傾げた。「君、なに?」、と。
冷たすぎて風邪引く。シルヴィは身震いした。普段のルノーはこんな感じなのか。口を挟んでいいものかと迷って、シルヴィはルノーと令嬢を交互に見ることしか出来なかった。
「好きに遊ぶといいよ。いつものように」
「わ、私も、」
「じゃあね。おいで、シルヴィ」
貴族社会が怖いのか。ルノーが怖いのか。経験が浅すぎて判断しかねたシルヴィは、こくこくと頷いておくことにした。領地に帰りたい。
足早に手を引かれて、シルヴィは歩き出す。怖すぎて後ろは見れなかった。
「えっと、ルノーさま」
隣に小走りで並んで、顔を覗き込む。物凄く嫌そうな顔をされて「ルノーくん」と即座に言い直した。
「なに?」
「よかったの?」
「いいよ。時間の無駄だ」
「なかなかに酷い」
「……ひどい?」
シルヴィが来ていると思っていなかったため、会話は聞いていなかったが、耳に付くクスクスと嘲るような令嬢達の笑い声は聞こえていた。
大方、魔力なしだとシルヴィを馬鹿にしたのだろう。酷いのはあちらの方だ。ルノーの眉間に皺が寄る。
「だから、君を社交の場に出したくないんだ」
「何で? マナーは完璧だったでしょ?」
「マナーの問題ではないよ」
「またそんな事言う」
むくれるシルヴィを見て、ルノーは深い溜息を吐いた。
「ルノーくん、溜息吐きたいのは私の方なのですけれど?」
「なぜ?」
「公爵家のご令息ですよね? って聞いたら、違うって言った」
「……そうだったかな?」
足を止めて、態とらしくルノーがこてりと首を傾げる。サラッと白金の髪が揺れた。
これは、一発くらいならひっぱたいても許される。きっと。絶対に。シルヴィがむぐぐ……となっているのをルノーはじっと眺める。
「公爵家の人間だったら、何か変わるの?」
その問いに、シルヴィはきょとんと目を瞬いた。「今更?」続けたルノーは、顔に嘲笑を滲ませる。その癖、どこか縋るように見つめてくるのは何故なのか。
「私が怒ってる理由が分かりますか」
「さぁ?」
「嘘ついた事に怒ってるの。別に、ルノーくんが公爵家でも……いや、でも、敬語は使ってたかも? なるほど。仲良くなるためには必要だったと? いや、でも、うーん……」
一人で悩みだしたシルヴィに、今度はルノーがきょとんと目を丸めた。そういう意味で言ったのではなかったのだが。
権力に目が眩む人間は沢山いる。媚を売るような欲深な声が視線が、煩わしい。シルヴィもそうなるのかと。そんな訳がなかった。冷めていた心がじんわり元通りになっていく。不思議な感覚がした。
「そうだよ。シルヴィと仲良くなりたかったからね。今更、敬語なんて使わないだろ?」
「でも、人目があるでしょ?」
「僕は気にしない」
「私は気にするのです」
「心配しなくていいよ。僕が守ってあげる。シルヴィだけは特別にね」
優しく見つめられて、シルヴィは何やらくすぐったい気持ちになった。「じゃあ、大丈夫かしら」とはにかんだシルヴィに、ルノーは満足そうに頷く。
「私も特別に。ルノーくんの言い分を信じることにする」
「……?」
「私はルノーくんに公爵家のご令息ですか? なんて、聞いてなかったね」
ルノーはシルヴィが言いたい事を理解して、何とも言えない心地になった。誤魔化すように、ムスッと眉根を寄せる。
「……そうだよ」
「ふふっ、うん」
「ほら、行くよ。シルヴィの好きそうな花が咲いてるから」
「ほんと? 楽しみ」
ルノーはシルヴィの手を引いて、先程とは違いゆったりと歩きだした。
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