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ファイエット学園編
25.モブ令嬢とイベント2
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どうして……。ロラとジャスミーヌは呆然と目の前の光景を見る。イベントが始まるのは夕方の筈だ。まだ、昼過ぎ。早すぎる。
ロラはフレデリクとジャスミーヌはトリスタンと行動を共にしていた。イベントに気づいたのは轟いた咆哮と人々の悲鳴。そして、それらを吹き飛ばすような爆音が響き渡ったからだ。
慌てて煙が立ち上る場所に向かえば、そこにはディディエやガーランド、アレクシが既に揃っていた。三人とも呆然と立ち竦んでいる。
乙女ゲームの画面と同じ。熊のような魔物が三体。やらなければ。ロラがごくりと唾を呑む。このゲームのヒロインは自分なのだから。
ジャスミーヌは手を掴んで半ば引き摺るようにして、この場に連れてきたトリスタンに視線を遣る。トリスタンの顔に、どこか狂気めいたものが滲んでいた。この状況を喜んでいる。あぁ、やはり駄目なのだろうか。悪役令嬢では、止められない。ジャスミーヌは強く拳を握る。
「ウソ、でしょ……」
声を発したのはディディエだった。いつもは飄々とした明るい声が、震えている。顔も青ざめていた。
「あ、あぁ……。そんな、シルヴィ嬢が……」
ディディエの隣にいたガーランドも同じように顔を青くさせて、震える声でそう言った。
「なに!? シルヴィ嬢が巻き込まれたのか!?」
「でん、か……」
「一瞬しか見えなかったから、確証は……」
「あそこ、に」
ガーランドが震える指で指し示したのは、煙の中心。つまりは、シルヴィが魔物に攻撃されたということ。それに、全員が顔色を変えた。
「え……」
トリスタンの口から呆然としたような声が漏れでた。それに、ジャスミーヌはもう一度トリスタンを見上げる。先程とは違い、顔から血の気が引いていた。
「ちが、俺は、そんな……」
今にも崩れ落ちそうだとジャスミーヌは思った。揺れているのか。引き止めなくては。彼が狂ってしまう前に。
「トリスタン様……。しっかりして下さいませ!」
「あ……。ガイラン公爵令嬢?」
「魔物を倒しませんと! 被害が拡大しますわ!!」
「でも、俺は……」
トリスタンの瞳が覚束なく揺れる。罪悪感に苛まれている今が、最後のチャンスかもしれない。ジャスミーヌはそう感じて、更に言い募ろうと口を開けた。
しかし、ジャスミーヌが何か言う前にロラが「酷い! どうしてこんなことを!」とシナリオ通りの台詞を言う。それに、ジャスミーヌは何も言えずに口を閉じた。
「落ち着くんだ、ロラ嬢!」
「でも、こんな……」
「待て、早まるな」
フレデリクの様子が何やらおかしい。魔物も警戒しているようだが、それよりも誰かを探しているのか視線を巡らせている。
「ルノーはどこだ?」
一瞬で場が凍った。そうだ。今日ルノーはシルヴィと一緒にいるはず。もし、攻撃を受けたのがシルヴィなのだとすれば、ルノーがここにいない訳がない。
不意に、小気味いい音が耳朶に触れた。誰かが指を鳴らしたような音。それがした直後、煙がぶわっと風に吹き飛ばされる。
「ぐっ!?」
「なに!?」
膨大な魔力だった。それが膨れ上がっていく。
突風の発生源。そこには、兎のぬいぐるみを抱き締めたシルヴィがいた。そして、そのシルヴィを守るようにルノーが片手でしっかりとシルヴィを抱き寄せている。
シルヴィはルノーを呆然と見上げていた。空気がビリビリと揺れている気がするのは、ルノーの殺気か。それとも、魔力か。
ルノーの背後で深い紺色の魔力が迸って見える。いつか見た光景。唯一違うのは、ルノーの髪色だ。
その漆黒の髪が、上から徐々に侵食されていく。美しく輝く白金に。まるで、夜が明けていくようだった。
風になびく毛先まで白金が到達したと思ったら、ふと風がやむ。さらっと揺れた白金が、陽の光を浴びて煌めいた。
誰も何も言えない。童話の一場面を見ているようであった。ロラが惚けたように「愛の力だわ」と呟く。瞬間、爆発音が鳴り響いた。近くにあった木が燃える。
そう。これが童話だとしても、彼は王子様ではないのだ。どれだけ、美しく神秘的な光景だったとしても。それが意味するのは、魔王の復活だ。
「うっ」
急に、シルヴィの瞳からボロッと涙が溢れだした。腰が抜けたのか、かくんっと膝から崩れ落ちていく。それに、ルノーが目を丸めた。シルヴィを支えながら一緒にルノーも屈む。
完全にへたり込んだシルヴィは、声もなくポロポロと泣き続けた。それに、フレデリク達は冷や汗を流す。これは非常にまずい状況だ、と。
「シルヴィ?」
「るのーく、ん」
「大丈夫だよ。同じ轍は踏まない」
「へ?」
ほの暗い怒気を孕んだ瞳がゆったりと細まる。迸る魔力がルノーの殺意を示していたが、前回とは違って辺り構わず爆発するなんて事には確かになってはいなかった。
「久しぶりでも何とかなるものだね。体も成長したからかな?」
「え……?」
「あぁ、でも……。感情をコントロールするのは、どうにも苦手だ」
止んでいた風が、再び吹き始める。ルノーの苛立ちに呼応するように。
シルヴィは状況にあまり付いていけていないのか、パチパチと瞬きを繰り返した。その度に、涙がポロッと頬を流れ落ちていく。
「泣かないでシルヴィ」
ルノーがシルヴィの頬に手を添えた。涙を拭うように親指で目元を撫でる。
隙だらけに見えるが、魔物達は金縛りにでもあったかのようにピクリとも動けずにいた。そこに確かな“恐怖”が存在していた。
「あぁ、あの魔物達のせいだね。手早く済まそう」
ルノーの視線がシルヴィから魔物達へと向く。射抜くようなそれに、魔物達がブルブルと震えだした。
膨れ上がった恐怖に我慢出来ずに、魔物達が咆哮する。ルノーが煩わしそうに眉をしかめた。軽い音を立てて、指を鳴らす。
風が刃となって魔物達に向かっていった。シルヴィはぎょっとして「ルノーくん!!」と叫ぶ。それに、魔法が進路を変えて地面をズバンッと切り裂いた。
「あ、わ、首はいらない」
シルヴィは首を左右に弱々しく振って、それだけしか言えなかった。兎に角、首はいらない。魔物であろうと、首が飛ぶ所など見たくはなかった。
「……そう」
ルノーはそれだけ返して、再び指を鳴らす。左右に立っていた少しだけ小柄な魔物の体がふわっと浮いた。それに、魔物達は慌ててルノーへと攻撃しようとしたのだろう。
一体の背後には水が。もう一体の背後には葉っぱのようなものが現れた。しかし、時すでに遅し。
ルノーが指揮棒のように人差し指を横に振った。二体の体がそれに合わせて真ん中に引き寄せられていく。ゴンッと魔物の頭同士がぶつかって鈍い音がした。
気絶したのか力の抜けた魔物二体をルノーは無感情に見つめる。これが中級二体だろう。ルノーが手で払う仕草をすると、魔物がぽいっと地面に捨てられた。
「口ほどにもないな」
小馬鹿にしたようなそれに、残った高級魔物が怒るような唸り声を漏らした。魔物の背後に再び大きな氷柱の塊が出現する。
シルヴィが脅えたように肩を震わせたものだから、ルノーは即座に魔法を発動させた。魔物に雷が直撃して、体が後ろに傾く。そのまま大きな音を立てて魔物は倒れてしまった。
雷魔法なんて初めて見たシルヴィは、そっちの方に驚いて「わぁあ!?」と叫んだのだが。
「か、過激……」
「あれでも加減はしたんだけど」
「……あれで?」
黒焦げになっている魔物を見て、シルヴィは恐れ戦く。ルノー曰く「あれくらいでは死なないよ」とのことだが、本当だろうか。魔物とは丈夫なのだな。
「シルヴィ、怪我はない?」
「うん。ルノーくんのお陰で、無事です」
「よかった」
心底ほっとした顔をされて、止まっていたシルヴィの涙が再びハラハラと流れ出す。それに、ルノーが困ったように少しオロッとした。
「シルヴィ?」
「安心したら涙が」
「目が溶けそうだ」
「なにそれ、こわい」
シルヴィはルノーに体を預けて、ほっと息を吐く。やっとまともに呼吸が出来た気がした。
ロラはフレデリクとジャスミーヌはトリスタンと行動を共にしていた。イベントに気づいたのは轟いた咆哮と人々の悲鳴。そして、それらを吹き飛ばすような爆音が響き渡ったからだ。
慌てて煙が立ち上る場所に向かえば、そこにはディディエやガーランド、アレクシが既に揃っていた。三人とも呆然と立ち竦んでいる。
乙女ゲームの画面と同じ。熊のような魔物が三体。やらなければ。ロラがごくりと唾を呑む。このゲームのヒロインは自分なのだから。
ジャスミーヌは手を掴んで半ば引き摺るようにして、この場に連れてきたトリスタンに視線を遣る。トリスタンの顔に、どこか狂気めいたものが滲んでいた。この状況を喜んでいる。あぁ、やはり駄目なのだろうか。悪役令嬢では、止められない。ジャスミーヌは強く拳を握る。
「ウソ、でしょ……」
声を発したのはディディエだった。いつもは飄々とした明るい声が、震えている。顔も青ざめていた。
「あ、あぁ……。そんな、シルヴィ嬢が……」
ディディエの隣にいたガーランドも同じように顔を青くさせて、震える声でそう言った。
「なに!? シルヴィ嬢が巻き込まれたのか!?」
「でん、か……」
「一瞬しか見えなかったから、確証は……」
「あそこ、に」
ガーランドが震える指で指し示したのは、煙の中心。つまりは、シルヴィが魔物に攻撃されたということ。それに、全員が顔色を変えた。
「え……」
トリスタンの口から呆然としたような声が漏れでた。それに、ジャスミーヌはもう一度トリスタンを見上げる。先程とは違い、顔から血の気が引いていた。
「ちが、俺は、そんな……」
今にも崩れ落ちそうだとジャスミーヌは思った。揺れているのか。引き止めなくては。彼が狂ってしまう前に。
「トリスタン様……。しっかりして下さいませ!」
「あ……。ガイラン公爵令嬢?」
「魔物を倒しませんと! 被害が拡大しますわ!!」
「でも、俺は……」
トリスタンの瞳が覚束なく揺れる。罪悪感に苛まれている今が、最後のチャンスかもしれない。ジャスミーヌはそう感じて、更に言い募ろうと口を開けた。
しかし、ジャスミーヌが何か言う前にロラが「酷い! どうしてこんなことを!」とシナリオ通りの台詞を言う。それに、ジャスミーヌは何も言えずに口を閉じた。
「落ち着くんだ、ロラ嬢!」
「でも、こんな……」
「待て、早まるな」
フレデリクの様子が何やらおかしい。魔物も警戒しているようだが、それよりも誰かを探しているのか視線を巡らせている。
「ルノーはどこだ?」
一瞬で場が凍った。そうだ。今日ルノーはシルヴィと一緒にいるはず。もし、攻撃を受けたのがシルヴィなのだとすれば、ルノーがここにいない訳がない。
不意に、小気味いい音が耳朶に触れた。誰かが指を鳴らしたような音。それがした直後、煙がぶわっと風に吹き飛ばされる。
「ぐっ!?」
「なに!?」
膨大な魔力だった。それが膨れ上がっていく。
突風の発生源。そこには、兎のぬいぐるみを抱き締めたシルヴィがいた。そして、そのシルヴィを守るようにルノーが片手でしっかりとシルヴィを抱き寄せている。
シルヴィはルノーを呆然と見上げていた。空気がビリビリと揺れている気がするのは、ルノーの殺気か。それとも、魔力か。
ルノーの背後で深い紺色の魔力が迸って見える。いつか見た光景。唯一違うのは、ルノーの髪色だ。
その漆黒の髪が、上から徐々に侵食されていく。美しく輝く白金に。まるで、夜が明けていくようだった。
風になびく毛先まで白金が到達したと思ったら、ふと風がやむ。さらっと揺れた白金が、陽の光を浴びて煌めいた。
誰も何も言えない。童話の一場面を見ているようであった。ロラが惚けたように「愛の力だわ」と呟く。瞬間、爆発音が鳴り響いた。近くにあった木が燃える。
そう。これが童話だとしても、彼は王子様ではないのだ。どれだけ、美しく神秘的な光景だったとしても。それが意味するのは、魔王の復活だ。
「うっ」
急に、シルヴィの瞳からボロッと涙が溢れだした。腰が抜けたのか、かくんっと膝から崩れ落ちていく。それに、ルノーが目を丸めた。シルヴィを支えながら一緒にルノーも屈む。
完全にへたり込んだシルヴィは、声もなくポロポロと泣き続けた。それに、フレデリク達は冷や汗を流す。これは非常にまずい状況だ、と。
「シルヴィ?」
「るのーく、ん」
「大丈夫だよ。同じ轍は踏まない」
「へ?」
ほの暗い怒気を孕んだ瞳がゆったりと細まる。迸る魔力がルノーの殺意を示していたが、前回とは違って辺り構わず爆発するなんて事には確かになってはいなかった。
「久しぶりでも何とかなるものだね。体も成長したからかな?」
「え……?」
「あぁ、でも……。感情をコントロールするのは、どうにも苦手だ」
止んでいた風が、再び吹き始める。ルノーの苛立ちに呼応するように。
シルヴィは状況にあまり付いていけていないのか、パチパチと瞬きを繰り返した。その度に、涙がポロッと頬を流れ落ちていく。
「泣かないでシルヴィ」
ルノーがシルヴィの頬に手を添えた。涙を拭うように親指で目元を撫でる。
隙だらけに見えるが、魔物達は金縛りにでもあったかのようにピクリとも動けずにいた。そこに確かな“恐怖”が存在していた。
「あぁ、あの魔物達のせいだね。手早く済まそう」
ルノーの視線がシルヴィから魔物達へと向く。射抜くようなそれに、魔物達がブルブルと震えだした。
膨れ上がった恐怖に我慢出来ずに、魔物達が咆哮する。ルノーが煩わしそうに眉をしかめた。軽い音を立てて、指を鳴らす。
風が刃となって魔物達に向かっていった。シルヴィはぎょっとして「ルノーくん!!」と叫ぶ。それに、魔法が進路を変えて地面をズバンッと切り裂いた。
「あ、わ、首はいらない」
シルヴィは首を左右に弱々しく振って、それだけしか言えなかった。兎に角、首はいらない。魔物であろうと、首が飛ぶ所など見たくはなかった。
「……そう」
ルノーはそれだけ返して、再び指を鳴らす。左右に立っていた少しだけ小柄な魔物の体がふわっと浮いた。それに、魔物達は慌ててルノーへと攻撃しようとしたのだろう。
一体の背後には水が。もう一体の背後には葉っぱのようなものが現れた。しかし、時すでに遅し。
ルノーが指揮棒のように人差し指を横に振った。二体の体がそれに合わせて真ん中に引き寄せられていく。ゴンッと魔物の頭同士がぶつかって鈍い音がした。
気絶したのか力の抜けた魔物二体をルノーは無感情に見つめる。これが中級二体だろう。ルノーが手で払う仕草をすると、魔物がぽいっと地面に捨てられた。
「口ほどにもないな」
小馬鹿にしたようなそれに、残った高級魔物が怒るような唸り声を漏らした。魔物の背後に再び大きな氷柱の塊が出現する。
シルヴィが脅えたように肩を震わせたものだから、ルノーは即座に魔法を発動させた。魔物に雷が直撃して、体が後ろに傾く。そのまま大きな音を立てて魔物は倒れてしまった。
雷魔法なんて初めて見たシルヴィは、そっちの方に驚いて「わぁあ!?」と叫んだのだが。
「か、過激……」
「あれでも加減はしたんだけど」
「……あれで?」
黒焦げになっている魔物を見て、シルヴィは恐れ戦く。ルノー曰く「あれくらいでは死なないよ」とのことだが、本当だろうか。魔物とは丈夫なのだな。
「シルヴィ、怪我はない?」
「うん。ルノーくんのお陰で、無事です」
「よかった」
心底ほっとした顔をされて、止まっていたシルヴィの涙が再びハラハラと流れ出す。それに、ルノーが困ったように少しオロッとした。
「シルヴィ?」
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