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ファイエット学園編
34.魔王と下らない感情
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これって、学校の行事なんだよね? シルヴィは寝ぼけ眼のまま支度にせかせかと動き回るモニクを鏡越しに見つめた。お茶会の比ではない。シルヴィは朝早くから起こされて、あれこれとモニクにして貰っていた。
モニク曰く、本当はもっと人数を動員して本格的にやりたいらしい。学園の決まりで呼んでいいのは一人までと決められているので仕方がありませんが……。と、嘆いていた。
シルヴィは十分に凄いと思うのだが、本来ならばもっと手を掛けるらしい。支度だけでくたくたになりそうだ。既に疲れてきてはいる。
シルヴィは隣のクラリスにちらっと視線を遣った。慣れた様子で優雅に椅子に座っているのが見えて、やはり生粋のお嬢様は凄いんだなと感嘆した。
前世の事を覚えていなければ、シルヴィもこれくらい何とも思わなかったのだろうか。一応は伯爵家のお嬢様なので、シルヴィも耐え抜こうと決めた。
「まぁ、お嬢様! 素敵ですわ!」
「わぁ……」
流石はモニク。凄腕のメイドである。全ての支度が終わり、鏡に映った自分の姿を見てシルヴィは思わず感動した。ちゃんと貴族のご令嬢らしい仕上がりになっている。
サイドを編み込んだハーフアップの髪。それを白金色の花々が飾り立てている。いつかの花畑を思い起こさせた。懐かしい話だ。
「素敵よ、シルヴィ」
「クラリス程じゃないよ」
「ふふっ、そんなことないわ」
クラリスのキラキラが凄まじい。普段から大人っぽいが、今日は一段と綺麗だった。
朝から支度を始めたというのに、もうルノーとの待ち合わせ時間になっている。何ともまぁ……。お疲れ様という気持ちだった。本番は今からなのだが。
クラリスもアレクシが女子寮の前まで迎えに来てくれるらしいので、そこまで一緒に行くことにして部屋を出る。他の生徒達も大半はそうなのだろう。ドレス姿の女子生徒達がソワソワと前を歩いていた。
「楽しみだわ」
「そうだ、ね……」
「あら、緊張しているの?」
クラリスの問いにシルヴィは首を縦に振ることで答えた。色んな意味で緊張する。ゲームのように婚約破棄が起こって、舞踏会どころではなくなるみたいな事態は起こらない筈だ。
しかし、やはり不安はある。ゲームのイベントではあるのだから。何事もなく終わって欲しい。シルヴィはこっそりと溜息を吐いた。
寮の門を出た所でクラリスはアレクシを見つけたらしい。また後でとシルヴィはクラリスと別れる。クラリスに気づいたアレクシが真っ赤になっていた。青春だなぁとシルヴィは甘酸っぱい気持ちになる。
「シルヴィ」
不意に耳朶に触れた声は、酷く嬉しそうなものであった。その声に誘われるように、シルヴィは視線をそちらに向ける。
きちんと正装をしたルノーは、学園祭の比ではないレベルにキラキラと輝いていた。しかし、シルヴィはルノーの色味に驚いて目を丸める。白が一切なかった。
男性でもどこかに白を入れるのがこの国の主流だ。白ではなくとも明るい色味のモノを着る。というのに、これは……。
黒や紺ばかりで、物の見事に暗い色味で統一されていた。そのせいなのか、周りの視線を集めている。
「ご、ごきげんよう」
「うん。似合ってるよ、シルヴィ。着てくれたんだね」
「それは……。勿論、折角のプレゼントだもの」
少し困ったように笑んだシルヴィに、ルノーは流石にあからさま過ぎたかなと目を伏せる。シルヴィに嫌われていない自信はあった。しかし、パートナーを渋られた事によって、ルノーは少しの焦りを感じていた。
本体を見つけるまではと思っていたが、思いの外時間が掛かってしまっている。ドラゴンの感覚でいくとそれ程でもないのだが、人間にとっては少し長かったようだ。
本体との融合が失敗に終わったとしても、シルヴィは共にいてくれると言った。しかし、本当に? 人間という生き物は、弱い。ドラゴンの姿を見れば、気が変わって背を向けるかもしれない。
そう考えるといつも、得たいの知れない恐怖がルノーに纏わり付くのだ。
番にしたい。裏切られたらどうする。それでも一緒にいる。愛して貰えないのに。失敗しなければいい。失敗するかもしれない。無理矢理にでも連れていく。嫌われる。いやだ。
ドラゴンの番など可哀想だろう。憐れだ。
「ルノーくん?」
シルヴィの心配そうな声で、ルノーは我に返った。取り繕うように微笑むと、シルヴィに手を差し出す。
「君に見惚れていた」
「絶対にウソ」
シルヴィは誤魔化されたと不貞腐れたような顔でルノーの手を取った。
「嘘じゃないよ。とても綺麗だ」
誰にも見せたくない程に。シルヴィに逃げられては困るので、それをルノーは口に出さずに呑み込む。
シルヴィは疑わしげにルノーを見ていたが、諦めたのか溜息を吐いた。そして、眉尻を下げて微笑む。
「ルノーくんもとっても素敵よ。私のパートナーなんて、役不足だね」
ルノーには、もっと相応しい人がいる。そういう意味だろう。それに思わずルノーは眉根を寄せる。
ほら。この程度でこんなに苦しいのに。今の関係で。軽く言われただけで。こんなにも痛い。愛された状態で。裏切られたら? 頭がおかしくなりそうだ。
こんな下らない感情など、知りたくもなかった。何とも面倒なことだ。
「君の……」
「うん?」
「シルヴィのパートナーに相応しいのは、僕だけだよ。僕以外にいない」
それでも、この感情を捨てられないのは何故なのか。毒されている。クラクラとする愉悦を求めて手を伸ばす。特別を。唯一を。乞うてしまう。この醜いものは、何と呼ぶのが相応しいだろう。重ねられているだけのシルヴィの手をルノーはぎゅっと握った。
それに、シルヴィは目を瞬く。軽く“そうかな?”なんて、流されると思っていたのに。
「そうだろ?」
「えっと……」
「シルヴィ」
縋るような響きを孕んだ声で名前を呼ばれて、気づけばシルヴィは頷いていた。頷いた後に、はたと気づく。これが駄目なのだろうか、と。幼馴染みを甘やかし過ぎるのも考えものかもしれない。
「うん。……うん」
ルノーが泣いているのかと思った。慌てて覗き込んだルノーの瞳に涙は浮かんでいなくて、シルヴィはほっと息を吐き出す。
しかし、それも束の間。ルノーの魔力が不安定に揺れたのを感じ取って、シルヴィはびくっと肩を跳ねさせた。ここにきて学園を消し飛ばすとかは、やめて欲しい。
「ルノーくん、あの……」
何故か言葉が上手く続かなかった。何だか最近、ルノーの様子がおかしいのはシルヴィも気づいていた。しかし、触れて良いのか自信がなかったのだ。だから、何があったのかは聞けずじまいで今日になってしまった。
シルヴィは思案するように口を閉じる。ヒロインだったら、何と声を掛けるのだろうか。いや、そんな事を考えた所で意味がないのは分かっている。それは、ヒロインがヒロインであるから特別な言葉に成り得るのだ。
ならば、シルヴィはシルヴィらしい事を言えばいい。今まで通りに、幼馴染み特権を駆使するのだ。
「じゃあ、ルノーくんのパートナーに相応しいのは私だけ?」
ここはルノーを甘やかすことに決めて、シルヴィは冗談めかして首を傾げた。くれぐれもよろしくと言われたので、失敗は許されないだろう。自信はあまりないが、やるしか選択肢はなさそうだ。
「もちろんだよ」
どこか覚束ない調子で返ってきた言葉に、やっぱり泣いているのかもしれないとシルヴィはルノーを見上げる。ゆらゆらと揺れる魔力は、ルノーのどんな感情を表しているのだろうか。
「そっか。うん。光栄だ」
シルヴィの瞳に喜色が滲む。いつも通りにルノーを映して煌めいた黄緑色に、ルノーは目を細めた。全身を支配するよく分からない感情を持て余しながら。
「君に相応しいのは僕だけ。僕に相応しいのも君だけ……」
言い聞かせるようなそれは、ルノー自身に言ったのか。はたまたシルヴィに向かって言ったのか。確かな事は、学園が消し飛ぶ危機は回避したということだろう。
モニク曰く、本当はもっと人数を動員して本格的にやりたいらしい。学園の決まりで呼んでいいのは一人までと決められているので仕方がありませんが……。と、嘆いていた。
シルヴィは十分に凄いと思うのだが、本来ならばもっと手を掛けるらしい。支度だけでくたくたになりそうだ。既に疲れてきてはいる。
シルヴィは隣のクラリスにちらっと視線を遣った。慣れた様子で優雅に椅子に座っているのが見えて、やはり生粋のお嬢様は凄いんだなと感嘆した。
前世の事を覚えていなければ、シルヴィもこれくらい何とも思わなかったのだろうか。一応は伯爵家のお嬢様なので、シルヴィも耐え抜こうと決めた。
「まぁ、お嬢様! 素敵ですわ!」
「わぁ……」
流石はモニク。凄腕のメイドである。全ての支度が終わり、鏡に映った自分の姿を見てシルヴィは思わず感動した。ちゃんと貴族のご令嬢らしい仕上がりになっている。
サイドを編み込んだハーフアップの髪。それを白金色の花々が飾り立てている。いつかの花畑を思い起こさせた。懐かしい話だ。
「素敵よ、シルヴィ」
「クラリス程じゃないよ」
「ふふっ、そんなことないわ」
クラリスのキラキラが凄まじい。普段から大人っぽいが、今日は一段と綺麗だった。
朝から支度を始めたというのに、もうルノーとの待ち合わせ時間になっている。何ともまぁ……。お疲れ様という気持ちだった。本番は今からなのだが。
クラリスもアレクシが女子寮の前まで迎えに来てくれるらしいので、そこまで一緒に行くことにして部屋を出る。他の生徒達も大半はそうなのだろう。ドレス姿の女子生徒達がソワソワと前を歩いていた。
「楽しみだわ」
「そうだ、ね……」
「あら、緊張しているの?」
クラリスの問いにシルヴィは首を縦に振ることで答えた。色んな意味で緊張する。ゲームのように婚約破棄が起こって、舞踏会どころではなくなるみたいな事態は起こらない筈だ。
しかし、やはり不安はある。ゲームのイベントではあるのだから。何事もなく終わって欲しい。シルヴィはこっそりと溜息を吐いた。
寮の門を出た所でクラリスはアレクシを見つけたらしい。また後でとシルヴィはクラリスと別れる。クラリスに気づいたアレクシが真っ赤になっていた。青春だなぁとシルヴィは甘酸っぱい気持ちになる。
「シルヴィ」
不意に耳朶に触れた声は、酷く嬉しそうなものであった。その声に誘われるように、シルヴィは視線をそちらに向ける。
きちんと正装をしたルノーは、学園祭の比ではないレベルにキラキラと輝いていた。しかし、シルヴィはルノーの色味に驚いて目を丸める。白が一切なかった。
男性でもどこかに白を入れるのがこの国の主流だ。白ではなくとも明るい色味のモノを着る。というのに、これは……。
黒や紺ばかりで、物の見事に暗い色味で統一されていた。そのせいなのか、周りの視線を集めている。
「ご、ごきげんよう」
「うん。似合ってるよ、シルヴィ。着てくれたんだね」
「それは……。勿論、折角のプレゼントだもの」
少し困ったように笑んだシルヴィに、ルノーは流石にあからさま過ぎたかなと目を伏せる。シルヴィに嫌われていない自信はあった。しかし、パートナーを渋られた事によって、ルノーは少しの焦りを感じていた。
本体を見つけるまではと思っていたが、思いの外時間が掛かってしまっている。ドラゴンの感覚でいくとそれ程でもないのだが、人間にとっては少し長かったようだ。
本体との融合が失敗に終わったとしても、シルヴィは共にいてくれると言った。しかし、本当に? 人間という生き物は、弱い。ドラゴンの姿を見れば、気が変わって背を向けるかもしれない。
そう考えるといつも、得たいの知れない恐怖がルノーに纏わり付くのだ。
番にしたい。裏切られたらどうする。それでも一緒にいる。愛して貰えないのに。失敗しなければいい。失敗するかもしれない。無理矢理にでも連れていく。嫌われる。いやだ。
ドラゴンの番など可哀想だろう。憐れだ。
「ルノーくん?」
シルヴィの心配そうな声で、ルノーは我に返った。取り繕うように微笑むと、シルヴィに手を差し出す。
「君に見惚れていた」
「絶対にウソ」
シルヴィは誤魔化されたと不貞腐れたような顔でルノーの手を取った。
「嘘じゃないよ。とても綺麗だ」
誰にも見せたくない程に。シルヴィに逃げられては困るので、それをルノーは口に出さずに呑み込む。
シルヴィは疑わしげにルノーを見ていたが、諦めたのか溜息を吐いた。そして、眉尻を下げて微笑む。
「ルノーくんもとっても素敵よ。私のパートナーなんて、役不足だね」
ルノーには、もっと相応しい人がいる。そういう意味だろう。それに思わずルノーは眉根を寄せる。
ほら。この程度でこんなに苦しいのに。今の関係で。軽く言われただけで。こんなにも痛い。愛された状態で。裏切られたら? 頭がおかしくなりそうだ。
こんな下らない感情など、知りたくもなかった。何とも面倒なことだ。
「君の……」
「うん?」
「シルヴィのパートナーに相応しいのは、僕だけだよ。僕以外にいない」
それでも、この感情を捨てられないのは何故なのか。毒されている。クラクラとする愉悦を求めて手を伸ばす。特別を。唯一を。乞うてしまう。この醜いものは、何と呼ぶのが相応しいだろう。重ねられているだけのシルヴィの手をルノーはぎゅっと握った。
それに、シルヴィは目を瞬く。軽く“そうかな?”なんて、流されると思っていたのに。
「そうだろ?」
「えっと……」
「シルヴィ」
縋るような響きを孕んだ声で名前を呼ばれて、気づけばシルヴィは頷いていた。頷いた後に、はたと気づく。これが駄目なのだろうか、と。幼馴染みを甘やかし過ぎるのも考えものかもしれない。
「うん。……うん」
ルノーが泣いているのかと思った。慌てて覗き込んだルノーの瞳に涙は浮かんでいなくて、シルヴィはほっと息を吐き出す。
しかし、それも束の間。ルノーの魔力が不安定に揺れたのを感じ取って、シルヴィはびくっと肩を跳ねさせた。ここにきて学園を消し飛ばすとかは、やめて欲しい。
「ルノーくん、あの……」
何故か言葉が上手く続かなかった。何だか最近、ルノーの様子がおかしいのはシルヴィも気づいていた。しかし、触れて良いのか自信がなかったのだ。だから、何があったのかは聞けずじまいで今日になってしまった。
シルヴィは思案するように口を閉じる。ヒロインだったら、何と声を掛けるのだろうか。いや、そんな事を考えた所で意味がないのは分かっている。それは、ヒロインがヒロインであるから特別な言葉に成り得るのだ。
ならば、シルヴィはシルヴィらしい事を言えばいい。今まで通りに、幼馴染み特権を駆使するのだ。
「じゃあ、ルノーくんのパートナーに相応しいのは私だけ?」
ここはルノーを甘やかすことに決めて、シルヴィは冗談めかして首を傾げた。くれぐれもよろしくと言われたので、失敗は許されないだろう。自信はあまりないが、やるしか選択肢はなさそうだ。
「もちろんだよ」
どこか覚束ない調子で返ってきた言葉に、やっぱり泣いているのかもしれないとシルヴィはルノーを見上げる。ゆらゆらと揺れる魔力は、ルノーのどんな感情を表しているのだろうか。
「そっか。うん。光栄だ」
シルヴィの瞳に喜色が滲む。いつも通りにルノーを映して煌めいた黄緑色に、ルノーは目を細めた。全身を支配するよく分からない感情を持て余しながら。
「君に相応しいのは僕だけ。僕に相応しいのも君だけ……」
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