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砂漠の神殿編
17.魔王と作戦会議
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やはり、あれが一番かな。ルノーはここ数日で慣れてきた潮風を浴びながら、精霊王の首を刎ねる算段をつけた。
先程まで船縁を一定のリズムで叩いていた指が、ピタリと止まる。ルノーは踵を返すと、船内へと続く扉に向かって足を出した。
扉を潜り、皆を探して当てもなく廊下を進む。ふと、食堂から聞き慣れた話し声が聞こえてルノーは足を止めた。
「結局、船酔いに悩まされたのはトリスタン様だけだったわね~」
「酔い止めの魔法薬が常備してあって良かったな。船乗りが船酔いはあまり聞かない」
「言わないでください……。寧ろ、この揺れで酔わないのが凄いんですよ」
「繊細な坊っちゃんですことー」
「うぐぅ……」
「まぁ、船酔いとかってどう頑張ってもね~」
「どうにも出来ないことはあるな」
会話の内容から船の揺れに負けて顔を真っ青にさせていたトリスタンが思い起こされて、ルノーはイヴォンに同意する。しかし、それを口にすると面倒なことになるので、聞かなかったことにしておいた。
食堂の中には、いつも通りの髪色をした面々がアフタヌーン・ティーを楽しんでいた。やはり慣れない船上でいつも通りに魔法が使えないのは不安らしく、魔断石を外している。ルノーは特に不便はないので、そのまま付けているが。
食堂に入ってきたルノーを見て、ロラがキョトンと目を瞬く。この時間、ルノーはいつも甲板で考え事をしていたからだ。
「あら~? 小腹でも空きました?」
「一緒に、アフタヌーン・ティーは如何かな?」
ふわりと鼻腔を擽った菓子の甘い香りに、ルノーはそんなつもりではなかったが「うん」と気付けば口にしていた。頭を使うと甘いものが食べたくなる。
「ティーカップを――」
「リルさんは座ってて下さい! ボクが用意しますから」
「そうか? では、言葉に甘えよう」
「そうして下さい」
リルに「ありがとう」と微笑まれたイヴォンは、何処か浮かれたようにキッチンの方へと消えていく。その背をロラだけが微笑ましそうに眺めていた。
空いていた椅子に腰掛けたルノーは、さっと食堂内に視線を走らせる。どうやらここには今、奪還作戦の面々しかいないらしい。都合が良いことだ。
直ぐにイヴォンはティーカップやカトラリーなど必要なものを揃えて戻ってきた。それらをルノーの前に手早く並べる。
「どーぞ」
「あぁ、ありがとう」
「…………」
「なに?」
「いや、アンタってお礼い――」
「イヴォン! 止めておきなさい」
「はーい……」
「お利口だね」
変に刺激するなという圧あるリルの笑顔に、イヴォンはすごすごと座っていた椅子へと戻った。
別にこれくらいで怒るようなことはしないけどと、ルノーは紅茶をカップへと注ぐ。次いで、マナーは無視でケーキを数個スタンドから下ろした。
「あの男の首を刎ねる策を考えていた」
ルノーの絵面と発言がちぐはぐで、一瞬妙な間が空く。ルノーは気にした様子もなく、一口大に切ったケーキを口へと入れた。
「それはつまり、策が纏まったので今日はここに来たということだろうか?」
リルの問いに、ルノーは好戦的な笑みを返すことで答える。それに、場に緊張感のようなものが漂った。
「そうだな。この策の要は、トリスタンと君だ」
ルノーに視線を向けられたイヴォンは、トリスタンとは違い特に怯んだ様子もなく「ボクはイヴォンです」と返す。名前を覚えろと言いたげに。それをルノーは軽く流して、話を続ける。
「あのたぬきは、最悪などと濁していたけど……。まず間違いなくあの男とは戦うことになるよ」
「そうですよね~」
「辺り一面吹き飛ばして良いなら楽だけど、そうもいかない。だから、結界を張る」
ルノーの口から出た聞き慣れないそれに、皆が小首を傾げた。現代の主流は、魔法防壁だ。そもそもとして、結界は複雑であり特定の魔力でしか組み立てられないため普及しなかったというのもある。
「結界とは、聖国に張られていたという?」
「そうだよ。ただ、使う魔力は別だけどね」
「つまり、闇魔法の結界を張るってことね~。でも、それってどんな効果があるんですか?」
「光を鈍くさせる」
ルノーが、“相手の光魔法に、僕の闇魔法が掻き消されてしまったので”そう言っていたのを思い出して、ロラとトリスタンは納得する。
通常時、力負けするというのなら相手の力を無理やりにでも下げ優位に立てばいいのだ。そうすれば、ルノーの魔法が安定する。
「それに、魔界程とはいかなくとも、闇の気が満ちた結界内は僕らの領分だ」
「なるほどな。して、私達は何をすればいい?」
「旧神殿とやらの防衛。外で騒ぎを起こせば、おそらくあの男だけが出てくる筈だ。ただ、追い詰められれば何をしてくるか分からない」
「気が変わって愛しい者を人質にする、か……」
「ん~……。人質じゃなくても、シルヴィ様を連れて逃走を図られたらバラ園での二の舞になっちゃうかも~」
「まぁ、どちらも想定していて損はないよ」
「どちらも結局は、シルヴィ嬢を取られなければいいからな」
「そうだよ」
「やだ~、責任重大」
「私達に任せてくれて構わないよ」
「誠心誠意やらせて頂きますね~」
ロラとリルは即座に了承してみせる。それに、ルノーは満足げに一つ頷いた。
「あぁ、それとこれは先方の出方と旧神殿とやらの所在にもよるけど……。周囲に被害を出さないで欲しいと言われれば、それに従うしかない。分かるね?」
「勿論さ。他国で暴れようというのだからね」
「とは言え、それもこれも全て結界が最後まで破られなければ何の問題も無い訳だけど」
ついと視線を向けられたトリスタンが大袈裟に肩を跳ねさせる。どんどんと縮こまっていくトリスタンを尻目に、イヴォンが渋い顔をした。
「結界なんて、どーやって張れと?」
「簡単だよ。小さな魔界をイメージする」
「はぁ?」
「小さな魔界、ですか?」
「うん。ソレイユに案内して貰うといいよ」
嫌な予感に二人が逃げるよりも先、ルノーが指を鳴らす小気味良い音が耳朶に触れる。瞬間、トリスタンとイヴォンは浮遊感に襲われた。
「嘘だあぁああぁぁぁ!?」
「魔王テメェコノヤロォオォォォ!!」
床に現れた穴の中に、無情にも吸い込まれていった二人の声が遠ざかっていく。最後には穴が塞がって、完全に声は消えてしまった。
「彼は口が悪いね。不成者と勘違いされるよ」
「その点は、後で叱っておこう」
「今回は勘弁してあげて~」
何の説明もなく、あのようなことをされたら誰でもイヴォンのようになるだろう。落ちていった二人の無事を祈って、ロラは心の中で合掌しておいた。
「あぁ、皆様こちらにいらっしゃったのですね」
不意に入ってきた声に、皆の視線がそちらへ向く。食堂の入口にニノンが立っていた。
「あら? トリスタン様とイヴォンさんの声も聞こえた気がしたのですが……?」
不思議そうな顔をするニノンに、ルノーは何のことかと小首を傾げてみせる。それを受けて、リルはニコッと爽やかな笑みを浮かべた。
「きっと気のせいさ」
「そうですか?」
「そうね~。今はこの三人しかいないわ~」
トリスタンとイヴォンの使っていた食器が机に残っているのに気付いて、ロラが然り気無くフォローを入れる。ニノンはそれに納得してくれたようだった。
「それで? 用があったのではないの?」
「そうでした。航海士からの伝言です。明日にはラザハルに到着すると」
「そう。分かったよ」
いよいよかと、ロラとリルの顔が少し強張る。
「到着してまず向かう先は、君の嫁ぎ先だったね」
「はい。ジャアファル様であれば、国王陛下との謁見も直ぐに叶うかと思いますので」
「ムザッファル・ビンディルガーム……。ジャアファル・アルアッタール……。まぁ、その辺りは相手の出方次第だね」
ルノーが優雅にティーカップを持ち上げる。完璧な所作で紅茶を飲んだルノーから滲み出る高貴な雰囲気に、ニノンは即座にバレそうだと苦笑した。
「お嬢さまー!」
「はーい! 申し訳ありませんが、何やら呼ばれておりますので」
「あぁ、態々ありがとう」
「失礼します」
ニノンは一礼すると、バタバタと食堂から出ていった。
先程まで船縁を一定のリズムで叩いていた指が、ピタリと止まる。ルノーは踵を返すと、船内へと続く扉に向かって足を出した。
扉を潜り、皆を探して当てもなく廊下を進む。ふと、食堂から聞き慣れた話し声が聞こえてルノーは足を止めた。
「結局、船酔いに悩まされたのはトリスタン様だけだったわね~」
「酔い止めの魔法薬が常備してあって良かったな。船乗りが船酔いはあまり聞かない」
「言わないでください……。寧ろ、この揺れで酔わないのが凄いんですよ」
「繊細な坊っちゃんですことー」
「うぐぅ……」
「まぁ、船酔いとかってどう頑張ってもね~」
「どうにも出来ないことはあるな」
会話の内容から船の揺れに負けて顔を真っ青にさせていたトリスタンが思い起こされて、ルノーはイヴォンに同意する。しかし、それを口にすると面倒なことになるので、聞かなかったことにしておいた。
食堂の中には、いつも通りの髪色をした面々がアフタヌーン・ティーを楽しんでいた。やはり慣れない船上でいつも通りに魔法が使えないのは不安らしく、魔断石を外している。ルノーは特に不便はないので、そのまま付けているが。
食堂に入ってきたルノーを見て、ロラがキョトンと目を瞬く。この時間、ルノーはいつも甲板で考え事をしていたからだ。
「あら~? 小腹でも空きました?」
「一緒に、アフタヌーン・ティーは如何かな?」
ふわりと鼻腔を擽った菓子の甘い香りに、ルノーはそんなつもりではなかったが「うん」と気付けば口にしていた。頭を使うと甘いものが食べたくなる。
「ティーカップを――」
「リルさんは座ってて下さい! ボクが用意しますから」
「そうか? では、言葉に甘えよう」
「そうして下さい」
リルに「ありがとう」と微笑まれたイヴォンは、何処か浮かれたようにキッチンの方へと消えていく。その背をロラだけが微笑ましそうに眺めていた。
空いていた椅子に腰掛けたルノーは、さっと食堂内に視線を走らせる。どうやらここには今、奪還作戦の面々しかいないらしい。都合が良いことだ。
直ぐにイヴォンはティーカップやカトラリーなど必要なものを揃えて戻ってきた。それらをルノーの前に手早く並べる。
「どーぞ」
「あぁ、ありがとう」
「…………」
「なに?」
「いや、アンタってお礼い――」
「イヴォン! 止めておきなさい」
「はーい……」
「お利口だね」
変に刺激するなという圧あるリルの笑顔に、イヴォンはすごすごと座っていた椅子へと戻った。
別にこれくらいで怒るようなことはしないけどと、ルノーは紅茶をカップへと注ぐ。次いで、マナーは無視でケーキを数個スタンドから下ろした。
「あの男の首を刎ねる策を考えていた」
ルノーの絵面と発言がちぐはぐで、一瞬妙な間が空く。ルノーは気にした様子もなく、一口大に切ったケーキを口へと入れた。
「それはつまり、策が纏まったので今日はここに来たということだろうか?」
リルの問いに、ルノーは好戦的な笑みを返すことで答える。それに、場に緊張感のようなものが漂った。
「そうだな。この策の要は、トリスタンと君だ」
ルノーに視線を向けられたイヴォンは、トリスタンとは違い特に怯んだ様子もなく「ボクはイヴォンです」と返す。名前を覚えろと言いたげに。それをルノーは軽く流して、話を続ける。
「あのたぬきは、最悪などと濁していたけど……。まず間違いなくあの男とは戦うことになるよ」
「そうですよね~」
「辺り一面吹き飛ばして良いなら楽だけど、そうもいかない。だから、結界を張る」
ルノーの口から出た聞き慣れないそれに、皆が小首を傾げた。現代の主流は、魔法防壁だ。そもそもとして、結界は複雑であり特定の魔力でしか組み立てられないため普及しなかったというのもある。
「結界とは、聖国に張られていたという?」
「そうだよ。ただ、使う魔力は別だけどね」
「つまり、闇魔法の結界を張るってことね~。でも、それってどんな効果があるんですか?」
「光を鈍くさせる」
ルノーが、“相手の光魔法に、僕の闇魔法が掻き消されてしまったので”そう言っていたのを思い出して、ロラとトリスタンは納得する。
通常時、力負けするというのなら相手の力を無理やりにでも下げ優位に立てばいいのだ。そうすれば、ルノーの魔法が安定する。
「それに、魔界程とはいかなくとも、闇の気が満ちた結界内は僕らの領分だ」
「なるほどな。して、私達は何をすればいい?」
「旧神殿とやらの防衛。外で騒ぎを起こせば、おそらくあの男だけが出てくる筈だ。ただ、追い詰められれば何をしてくるか分からない」
「気が変わって愛しい者を人質にする、か……」
「ん~……。人質じゃなくても、シルヴィ様を連れて逃走を図られたらバラ園での二の舞になっちゃうかも~」
「まぁ、どちらも想定していて損はないよ」
「どちらも結局は、シルヴィ嬢を取られなければいいからな」
「そうだよ」
「やだ~、責任重大」
「私達に任せてくれて構わないよ」
「誠心誠意やらせて頂きますね~」
ロラとリルは即座に了承してみせる。それに、ルノーは満足げに一つ頷いた。
「あぁ、それとこれは先方の出方と旧神殿とやらの所在にもよるけど……。周囲に被害を出さないで欲しいと言われれば、それに従うしかない。分かるね?」
「勿論さ。他国で暴れようというのだからね」
「とは言え、それもこれも全て結界が最後まで破られなければ何の問題も無い訳だけど」
ついと視線を向けられたトリスタンが大袈裟に肩を跳ねさせる。どんどんと縮こまっていくトリスタンを尻目に、イヴォンが渋い顔をした。
「結界なんて、どーやって張れと?」
「簡単だよ。小さな魔界をイメージする」
「はぁ?」
「小さな魔界、ですか?」
「うん。ソレイユに案内して貰うといいよ」
嫌な予感に二人が逃げるよりも先、ルノーが指を鳴らす小気味良い音が耳朶に触れる。瞬間、トリスタンとイヴォンは浮遊感に襲われた。
「嘘だあぁああぁぁぁ!?」
「魔王テメェコノヤロォオォォォ!!」
床に現れた穴の中に、無情にも吸い込まれていった二人の声が遠ざかっていく。最後には穴が塞がって、完全に声は消えてしまった。
「彼は口が悪いね。不成者と勘違いされるよ」
「その点は、後で叱っておこう」
「今回は勘弁してあげて~」
何の説明もなく、あのようなことをされたら誰でもイヴォンのようになるだろう。落ちていった二人の無事を祈って、ロラは心の中で合掌しておいた。
「あぁ、皆様こちらにいらっしゃったのですね」
不意に入ってきた声に、皆の視線がそちらへ向く。食堂の入口にニノンが立っていた。
「あら? トリスタン様とイヴォンさんの声も聞こえた気がしたのですが……?」
不思議そうな顔をするニノンに、ルノーは何のことかと小首を傾げてみせる。それを受けて、リルはニコッと爽やかな笑みを浮かべた。
「きっと気のせいさ」
「そうですか?」
「そうね~。今はこの三人しかいないわ~」
トリスタンとイヴォンの使っていた食器が机に残っているのに気付いて、ロラが然り気無くフォローを入れる。ニノンはそれに納得してくれたようだった。
「それで? 用があったのではないの?」
「そうでした。航海士からの伝言です。明日にはラザハルに到着すると」
「そう。分かったよ」
いよいよかと、ロラとリルの顔が少し強張る。
「到着してまず向かう先は、君の嫁ぎ先だったね」
「はい。ジャアファル様であれば、国王陛下との謁見も直ぐに叶うかと思いますので」
「ムザッファル・ビンディルガーム……。ジャアファル・アルアッタール……。まぁ、その辺りは相手の出方次第だね」
ルノーが優雅にティーカップを持ち上げる。完璧な所作で紅茶を飲んだルノーから滲み出る高貴な雰囲気に、ニノンは即座にバレそうだと苦笑した。
「お嬢さまー!」
「はーい! 申し訳ありませんが、何やら呼ばれておりますので」
「あぁ、態々ありがとう」
「失礼します」
ニノンは一礼すると、バタバタと食堂から出ていった。
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