プラネット・アース 〜地球を守るために小学生に巻き戻った僕と、その仲間たちの記録〜

ガトー

文字の大きさ
185 / 264
5年生 3学期 3月

戦闘記録:東門

しおりを挟む
 城塞都市、東門。
 いま、あの門の向こう側には、大量の魔物が押し寄せている。
 ……にも関わらず、ここはまだ、大した騒ぎにもなっていない。

「なあ、聞いたか? 門の外、1000か2000かって位の魔物が来てるってよ」

 なぜ騒ぎにならないかって? この東門には実力者が多く配置されるんだ。少なくとも、その程度の数の魔物なんかじゃ、ビクともしない。

「……ふん」

「ん? なんか言ったか?」

「いや、何でもないさ。それより一応、非常時の配備だろ? 早く行けよ」

「お、おう。じゃあな!」

 はぁ、やっと行きやがった。
 ……折角のチャンスだ。今日こそ、あの門を開け放って〝同胞〟を迎え入れてやる。

「おい兄ちゃん、これいくらだ?」

「180円だよ。あと、今日はこっちのが大特価サービスだ。焼きぎちまってさ」

 俺は東門の前で、パンを焼いている……人間にけた悪魔だ。

「んじゃ、そっちも貰おうか。しかし、あんたの焼いたパンは最高だぜ」

「へへッ! ありがとな!」

 もちろん、俺はパンを焼く為にこんな所に住んでいるわけじゃないぞ。
 この城塞都市には、決して少なくない数の〝悪魔〟が紛れ込んでいるんだ。驚いたか? 
 城塞都市内に潜んでいる悪魔の仕事は、情報収集や破壊工作……少数だが、人間狩りをしてる奴も居るな。
 ……俺は、この東門をターゲットに決めた。
 多くの優秀な魔道士に守られた、強固な門。ここをこじ開ければ、大手柄だからな!

「えへ。こんにちは、お兄ちゃん!」

 おっと、お客さんだ。

「いらっしゃい! って、こんな時間にどうしたんだ?」

「えっとね、学校がお休みになったの!」

 ああ、そりゃそうか。この東門は大丈夫かもしれないが、他の3つの門が破られそうだってのに、のんきにお勉強もないよな。

「なるほど……で、今日は何にする? オススメは……こっちのパンだ」

 山盛りに積んであるパンを指差すと、少女はクスクスと笑う。

「お兄ちゃん、また作り過ぎちゃったのね?」

 この子は、毎日のようにウチにパンを買いに来てくれる。
 ……まあ、お得意さんだな。
 両親は、すでにこの世に居ないらしい。幼い弟がいて、学校が休みの日や放課後には、中央広場の噴水前で、彼女の手作りの護符アミュレットを売っているのを見かける。

「じゃ、それください。それと、そっちのソーセージの乗ったパンも」

「いつもありがとな! ……あ、そうそう。これ、食べてみてくれないか。試作品なんだ」

 このパンには、試しに果物を何種類か入れてみた。
 我ながら、なかなかの出来じゃないかな。

「多めに包んどくから、弟くんにも食べさせてやんな」

「わぁ! ありがとう、お兄ちゃん」

 ニッコリと笑って包みを受け取る少女。

「いやいや。また感想を聞かせてくれよ!」

 と、俺も笑顔で返す。
 ……なんか言いたげな顔だな。
 ちげぇよ! いいか? 諜報員ちょうほういんってのは、その土地に根深く入り込む為にだなぁ……

「おにいちゃん、いつもありがとう! これ、もし良かったら」

 ……ん、何だ?
 少女が、護符アミュレットを差し出している。

「くッ!」

 受け取ると指先に激痛が走った。手袋をしていて良かったぜ。
 この子が作った物だろう。俺ほどの悪魔にダメージを与えるとは大したもんだ。

「……いいのか? 売りもんじゃねぇか」

「うん! お兄ちゃんのために作ったんだよ」

 ははは。悪魔の俺に悪魔除けか……。
 なんだかなぁ……この子と居ると、調子が狂っちまうんだよな。

「ありがとな。大事にするよ」

 そう言って、俺は護符アミュレットを、前掛けに付いているポケットに入れた。
 ふう、手が弾け飛ぶかと思ったぜ。この前掛けの厚みなら影響ないな。

「じゃあ、また来るね!」

 満面の笑みで手を小さく振る少女。あ、ちょっと待て!

「おいおい、もしかして今日も仕事する気か?! 危ないから家に居たほうがいいぞ?」

「えー? お兄ちゃんだってお仕事じゃない」

「いや、俺はいいんだよ」

 何度も言うが、俺の仕事はこの門の開放だ。むしろ、今日ここに立たないで、いつ立つんだって話だぜ?
 外の魔物が、頑張って小さな穴でも開けてくれりゃ、ワンチャンあるかもしれないんだ。そうなりゃ、ドサクサに紛れて仲間を中に……

「そうしたら、お前ら、どうなっちまうのかな……」

「……え?」

 俺は何を考えている? 〝人間の恐怖〟こそ悪魔の喜び。〝人間の死〟こそ俺たちの望み……だろ?

「と、とにかく、今日は弟くんの近くに居てやりな」

 俺がそう言った直後だ。突然、目の前が真っ白になった。
 そして、ドーン! という凄まじい音。

「きゃあああぁぁぁ!」

「何だ? 何が起こった?!」

 門が……! 門が壊れて?
 おいおい、ちょっと待て! いきなり全壊ってどういう事だよ?!

「お、お兄ちゃん……」

 ガタガタと震える少女。っていうか、俺もブルっちまってる……
 門の前では、魔道士達が無数の魔物に追われて、蜘蛛の子を散らすように逃げ惑っている。
 さすがにあの数じゃ、俺も危ないぞ。

「おいおいおい! 冗談じゃねえ!」

 馬鹿な人間どもめ。やぐらの火力をアテにし過ぎて、門の前がガラ空きじゃねぇか。

「結界も消えちまってるってか?! こいつはやベぇな!」

「ああ! そうだ、ケンジが……弟が!」

 突然、駆け出す少女。おい、危ないぞ! そっちにはもう魔物の群れが!

「おい、待てって! 俺も一緒に……なにっ!」

 しまった! さっきの護符アミュレットの影響か? 俺の背中には悪魔特有の〝羽根〟が出てしまっていた。タイミングの悪いことに、目の前には人間が2人いて、こちらを見ている。

「なんてこった!」

 慌てて羽根を仕舞しまうが、見られちまったよな……どうにも今日はツイてないぜ。
 仕方がない。こいつらを始末して……

「驚いた……同胞か。よくこんな場所で堂々と商売など出来たものだ」

「グゲゲ。羽根を出しっぱなしデ、なにヲ急いでいル?」

 おっと。こいつら悪魔か!

「ふぅ。脅かすなよ! お前らこそ、なんでそんなに悠長にしてんだ?」

 全く慌てる素振りも見せない二人組。
 よっぽどの上級悪魔でも、あの数の魔物を相手には手も足も出ないだろ?

「早く逃げるか隠れるかしろよ。魔物の大群が見えねぇのか?」

「その言葉、そっくりそのまま返そう。お前はなぜ隠れない?」

 いやいや、だからそれは……あれ? なんで俺、こんなに慌ててるんだ?
 ……ええい、自分でも分からん!

「お、俺はあの子を追いかけて……って、おいおいおい!」

 少女が魔物に囲まれている。ホラ見ろ、言わんこっちゃない!
 自作の護符アミュレットを使って威嚇いかくしているみたいだが、あんなの、いつまで保つか……

「ほウ? あの人間ヲ……?」

 ニヤリと笑う同胞。

「いや、違うって。別に俺は……」

「助けるのなら急いだほうがいい。俺たちも加勢しよう」

 は? 何だって?

「さっきかラ、嫌な気配がするゾ。これは多分……ゲゲゲ。やっぱりナ!」

 のっそりと門をくぐって現れたのは、見たこともないサイズの……

「凶獣……だって?!」

 終わった……魔物ならまだしも、凶獣には隠密魔法も通用しないだろう。
 くっ! せめてあの子だけでも助けられないのか……なにか方法は……?

「おっと。これは勝負あったな。奴が来たか」

 同胞の一人が、凶獣にチラリと目をやり、クスリと笑う。

「うるさい! 絶対に助けるんだ!」

 諦められるかよ。あんな良い子を、死なせたりするものか!

勘違かんちがいするな。俺が言ったのはあっちだ」

 そう言って、同胞が指さした先には、少年が一人。

「……何だ? 子ども?」

「ゲゲッ。やつハ〝ヒーロー〟ダ」

 少年は、妙なポーズをキメたあと〝変身〟と叫ぶ。
 まばゆい光が収まると、いつの間にか彼は、シルバーを基調に赤いラインの入った、見たことのない甲冑かっちゅうに身を包んでいた。

「〝ヒーロー〟? 何なんだ、それ! あんな子どもが来たからって、もうどうにも……」

「レッド・ミサイル」

 目を疑った……!
 〝ヒーロー〟が放った魔法が、魔物を次々に焼き尽くしてゆく。
 少女の周りにいた魔物も、瞬時に一掃された。

「な……何だよ! あんな魔法見たことないぞ?」

「あれは魔法ではない。〝アガルタの科学〟が生んだ兵器〝レッド・ミサイル〟だ」

「ひとつ放てバ、512の敵を同時に攻撃すル。しかも、魔力も詠唱も不要ダ……恐ろしいナ」

 〝アガルタの科学〟……? 詠唱なしで〝戦略級魔法〟なみの威力だと?

「だ、だが、いくらあの〝ヒーロー〟が強くても、凶獣相手ではどうする事も……」

 同胞ふたりが、顔を見合わせ、笑う。

「な、何がおかしいんだ!」

「よく見ているといい。一瞬で終わる」

 何を言ってるんだ?

「一瞬で……?」

「そうダ。あれハ〝戦い〟では無イ。〝狩り〟とも言わんナ……」

「そう。今から行われるのは〝駆除〟だ。小虫を潰すようなものだろう」

 駆除だと?
 相手は凶獣だぞ……! 何をバカなことを言っているんだ。

「レッド・キャノン!」

 〝ヒーロー〟が叫ぶと、頭上に奇妙な形の〝何か〟が現れた。

「あーあー。あれかヨ!」

「……ちょっとやり過ぎじゃないか?」

 少し焦った様子の二人。あの妙な物が何だってんだ?

「うおおおおぉぉぉおお! ファイヤーーーーーー!」

 妙な物から放たれた、妙な動きをする光が、凶獣の頭を消し飛ばした。
 さらにその射線上にある、城塞都市の壁も、ごっそり削り取って行ってしまった。
 な……なんて威力だ!

「やはり壊したナ」

「派手好きなのだよ、レッドは」

 一瞬にして凶獣を倒したのが、さも当たり前の事のようなふたり。
 何なんだよ、あのバケモノ!

「お兄ちゃん!」

 少女が駆け寄ってくる。

「大丈夫か? 怪我はないか?」

「うん、平気だよ!」

「そうか、良かった……って、なに見てるんだよ?」

 同胞ふたりが、俺をジッと見ている。
 そして、こう言ったのだ

「……お前も、人間と共に生きる道を選べるかもしれんな」

「我々ハ、そうすると決めタ。案外、悪くないゾ?」

 何だよ、人間と共に生きるって……そんな事、出来るわけないだろ?

「フフフ。人間と、ではなく、その子と共に生きればいい。それなら出来るだろう」

「弟くんモ、一緒にナ。ゲゲゲ。パンを多めに包むのと同じくらイ、簡単な事ダ」

「お前ら、全部見てたのかよ!」

 でもまあ……確かに、悪くないかもしれない。

「お兄ちゃん?」

「あのな? もし良かったら、俺と……」

 この日から、俺の仕事は〝東門の開放〟ではなくなった。
 ……まあ、なんだ。次の課題は〝人間観察〟って事にしておくかな。

しおりを挟む
感想 142

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...