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春休み
屋根の上の少女
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「急いで! 早く登ってきて!」
見知らぬ少女が投げ下ろしてくれた縄梯子を使い、間一髪のところで、僕たち四人は建物の屋根の上に逃れ、事なきを得た。
「やああぁ! 助かったああぁ! そっか、最初からジャンプでひとっ飛びでも、よかったんだ。全然気づかなかったよー」
珍しく、ずっと弱気なユーリが、ぼそりと呟く。
「もちろん、それも選択肢の一つではあった。ただ、例の〝見えない壁〟のような……あるいは、もっと危険な〝何か〟が、頭上に用意されている可能性もあったのだ」
なるほどね。レッドの言うとおり、魔界関係のアレコレは悪質なのが多いからな。
「キミたち、大丈夫?」
少女が、心配そうに話し掛けてきた。
……僕たちより、ちょっと年上だろう。中学生ぐらいかな? ダークブラウンのシャツに、ジーンズとスニーカー。迷彩柄のリュックサックを背負っている。
「やー! ありがとう、助かったよー!」
ユーリは、涙目で喜んでいる。よっぽどアイツらがイヤだったんだな……
『……タツヤ、気をつけて。この少女から〝生命の気配〟が感じられない』
何だって? 生き物じゃないって事?
「やー、そういえば……」
ユーリの〝生命感知〟にも、反応がないのか?
『でもさ、ブルー。イヤな感じは全然しないよ? さっきのヤツらと比べたら、天使だよー!』
ユーリの野生のカンは、妙に信用できるからなあ。
でも、生命の気配が無いってどういう事だよ、ブルー?
『わからない。私の生命感知には、ずっと反応が無かった。もちろん、いま現在も、生物だとは認識できない』
まてまて。どう見たって普通の人間だぞ。
「ふむ。ロボットか、それともゾンビ……?」
レッドが首を傾げる。
「えっと……ロボットはキミじゃないの?」
少女は、ちょっと困った顔で、クスリと笑う。
そっか、ヒーローの姿だからな。
「あら? そういえば、どうして言葉が通じるの?」
彩歌の言うとおり、ここはルーマニアだ。不意に出会った少女と会話できるのはおかしい。
いや、しかし……ポニーテールで黒髪。肌の色、目の色、流暢な日本語。どう考えても彼女は……
「私は、河西千夏。通じるもなにも、日本人よ。あと、ゾンビでもロボットでもないからね?」
やっぱり日本人か。
でも、なんでこんな所に、日本人の女の子がいるんだ?
「ひゃああー! 下っ! 下に!」
急に、ユーリがレッドに飛びついた。そういえば、下の方からガリガリと、何かを引っかく音が聞こえる。
そっと見下ろすと、さっきのアイツが、壁に手を掛けて、何度も引っかいている。登って来ようとしているのか?
「ここまでは来れないでしょうけどね。これを首につけて。くわしい説明はその後で」
手渡されたのは、銀色のネックレス。
……ネックレス? これ、イヌとかネコの首輪じゃないか?
「ふふ。そうね、首輪よ。それをつければ、ヤツらに追われないで済むわ」
「ヤツらとは、あの怪しい者たちか?」
レッドが、首輪に顔を近づけてジロジロと見ながら言う。
「私から見れば、あなたも結構怪しいけどね」
そうだろう。重ねて言うけど、ヒーローだからね。
「とにかく、それを着ければ、ヤツらは追ってこなくなる。あまり数がなくて貴重だから大事に扱ってね」
「ほう。それは興味深い。どれどれ……」
「やー! アイツらが来なくなるのん?! やった! ありがとう!
レッドとユーリが、続けて、彩歌も首輪を着けた。
それじゃ、僕も。
『面白いね! キミたちの生命反応が、感じられなくなった』
よく見ると、千夏の首にも同じ首輪が着けられている。なるほど。それでブルーとユーリは、彼女を感知できなかったのか。
「つまり、さっきのヤツらは〝生物〟を感知して寄って来るのだな?」
レッドは腕を組んで納得したように言う。
「……で、あれはいったい何?」
「うんうん。何なの? すっごく気持ち悪いよー!」
女性陣の質問に、ちょっと困った顔の千夏。
「私も、そんなに詳しい訳じゃないんだけど……とにかく、ここじゃ危険だから、移動しましょ」
そう言うと、彼女は器用に、屋根の上を音もなく走り、隣の屋根に飛び移った。
こちらに向けて、手を振っている。
「やー? ついて来いってこと?」
「ふむ。そのようだな。達也少年、どうする?」
頼みの綱は彼女だけだし、ついて行くしか無いだろうな。
僕はレッドとユーリに頷いて見せたあと、千夏に向けて手を振り返した。
>>>
大きな屋敷の屋根の上。古めかしい煙突の前で立ち止まる。
「ここが入り口よ。中は暗いから気をつけてね」
千夏は、煙突の中へと姿を消した。のぞき込むと、錆びた鉄のハシゴが下へと続いている。
「あれがサンタさんね? うわさには聞いているわ」
そのうわさの詳細を、ドヤ顔をしている彩歌に、じっくり聞きたい所だけど、今はそんな余裕もない。
「やー! サンタさん? マジで?! 初めて見たよ!」
それを鵜呑みってどういう事だよユーリ。お前は地球で生まれ育ったんだろ?
「私が先に行こう。ついて来てくれたまえ」
さすがレッド。二人の天然系ボケに顔色一つ変えないとは。
……変身してて、顔は見えないんだけどね。
「やー? 暗くないね」
「それはブルーの光があるからだ。常人には、真っ暗闇だろう」
煙突の中に明かりはない。でも、ブルーの光が照らしてくれているので、充分に明るいんだ。
……あれ? でも今日はずいぶんと暗いな。なんで?
『タツヤ、先程も言ったが、ここは隔絶されていて、地球のエネルギーが供給されなくなっている。蓄えはあるが、念のための省エネモードだ』
ああ、そうか。僕も気をつけないと。
「ようこそ、ここが私たちの家よ」
暗い煙突を下りた先は、岩肌の露出した、かなり広めの地下室。途中、壁を塞いだ跡があったから、あれが本来の暖炉なのだろう。
「Bine ai revenit Chinatsu」
奥のテーブルに座っていた、数人の男女が近付いてきた。
……ブルー、翻訳を頼む。
『了解した。ちなみに今のは〝お帰りなさいチナツ〟だ』
年配の男性と、それより若い女性。そしてさらに若い男性の3人だ。
『きみたち、災難だったね。私はここのリーダー、七宮だ。よろしく』
ブルーの同時通訳は、相変わらず便利だな。ルーマニア語が、完全に日本語に聞こえる。
しかし、この若い男性がリーダーとは意外だ。
『リーダー。この子たち、日本人です。ルーマニア語は……』
『やー! 大丈夫だよー?』
うん。ブルーの同時通訳で、問題なく会話できている。
『驚いた……! でも、喋れるならその方が有り難いわ』
『ああ。ほとんどのメンバーが、ルーマニア人だからね』
……そういうこの人は、七宮って言ってたけど、日本人かな。
『まずは、ここがどういう所なのか詳しく教えて頂きたい……解除』
レッドは変身を解いた。
『俺は九条大作。大ちゃんって呼んでほしいぜー! で、こっちが俺たちのリーダー、内海達也』
さすが大ちゃん。僕が喋れないから、代わりに紹介してくれたんだな。
『こっちが、大波友里。で……彼女が』
大ちゃんが、彩歌を紹介しようとしたその時。
『……ん? キミは……まさか、そんな……!』
七宮さんが急に慌てはじめた。
『とても似ている……でも、そんな筈は……』
七宮さんが何やら呟きながら首を傾げている。
『まさかとは思うけど……キミは、藤島彩歌さんじゃないか?』
『えっ……どうして私を知っているの?』
彩歌が、驚いた様子で聞き返した。
彩歌を知っている? この人、まさか魔界人か?!
『それはこっちのセリフだよ! なんで彩ちゃん、子どもの頃のままなんだ?!』
見知らぬ少女が投げ下ろしてくれた縄梯子を使い、間一髪のところで、僕たち四人は建物の屋根の上に逃れ、事なきを得た。
「やああぁ! 助かったああぁ! そっか、最初からジャンプでひとっ飛びでも、よかったんだ。全然気づかなかったよー」
珍しく、ずっと弱気なユーリが、ぼそりと呟く。
「もちろん、それも選択肢の一つではあった。ただ、例の〝見えない壁〟のような……あるいは、もっと危険な〝何か〟が、頭上に用意されている可能性もあったのだ」
なるほどね。レッドの言うとおり、魔界関係のアレコレは悪質なのが多いからな。
「キミたち、大丈夫?」
少女が、心配そうに話し掛けてきた。
……僕たちより、ちょっと年上だろう。中学生ぐらいかな? ダークブラウンのシャツに、ジーンズとスニーカー。迷彩柄のリュックサックを背負っている。
「やー! ありがとう、助かったよー!」
ユーリは、涙目で喜んでいる。よっぽどアイツらがイヤだったんだな……
『……タツヤ、気をつけて。この少女から〝生命の気配〟が感じられない』
何だって? 生き物じゃないって事?
「やー、そういえば……」
ユーリの〝生命感知〟にも、反応がないのか?
『でもさ、ブルー。イヤな感じは全然しないよ? さっきのヤツらと比べたら、天使だよー!』
ユーリの野生のカンは、妙に信用できるからなあ。
でも、生命の気配が無いってどういう事だよ、ブルー?
『わからない。私の生命感知には、ずっと反応が無かった。もちろん、いま現在も、生物だとは認識できない』
まてまて。どう見たって普通の人間だぞ。
「ふむ。ロボットか、それともゾンビ……?」
レッドが首を傾げる。
「えっと……ロボットはキミじゃないの?」
少女は、ちょっと困った顔で、クスリと笑う。
そっか、ヒーローの姿だからな。
「あら? そういえば、どうして言葉が通じるの?」
彩歌の言うとおり、ここはルーマニアだ。不意に出会った少女と会話できるのはおかしい。
いや、しかし……ポニーテールで黒髪。肌の色、目の色、流暢な日本語。どう考えても彼女は……
「私は、河西千夏。通じるもなにも、日本人よ。あと、ゾンビでもロボットでもないからね?」
やっぱり日本人か。
でも、なんでこんな所に、日本人の女の子がいるんだ?
「ひゃああー! 下っ! 下に!」
急に、ユーリがレッドに飛びついた。そういえば、下の方からガリガリと、何かを引っかく音が聞こえる。
そっと見下ろすと、さっきのアイツが、壁に手を掛けて、何度も引っかいている。登って来ようとしているのか?
「ここまでは来れないでしょうけどね。これを首につけて。くわしい説明はその後で」
手渡されたのは、銀色のネックレス。
……ネックレス? これ、イヌとかネコの首輪じゃないか?
「ふふ。そうね、首輪よ。それをつければ、ヤツらに追われないで済むわ」
「ヤツらとは、あの怪しい者たちか?」
レッドが、首輪に顔を近づけてジロジロと見ながら言う。
「私から見れば、あなたも結構怪しいけどね」
そうだろう。重ねて言うけど、ヒーローだからね。
「とにかく、それを着ければ、ヤツらは追ってこなくなる。あまり数がなくて貴重だから大事に扱ってね」
「ほう。それは興味深い。どれどれ……」
「やー! アイツらが来なくなるのん?! やった! ありがとう!
レッドとユーリが、続けて、彩歌も首輪を着けた。
それじゃ、僕も。
『面白いね! キミたちの生命反応が、感じられなくなった』
よく見ると、千夏の首にも同じ首輪が着けられている。なるほど。それでブルーとユーリは、彼女を感知できなかったのか。
「つまり、さっきのヤツらは〝生物〟を感知して寄って来るのだな?」
レッドは腕を組んで納得したように言う。
「……で、あれはいったい何?」
「うんうん。何なの? すっごく気持ち悪いよー!」
女性陣の質問に、ちょっと困った顔の千夏。
「私も、そんなに詳しい訳じゃないんだけど……とにかく、ここじゃ危険だから、移動しましょ」
そう言うと、彼女は器用に、屋根の上を音もなく走り、隣の屋根に飛び移った。
こちらに向けて、手を振っている。
「やー? ついて来いってこと?」
「ふむ。そのようだな。達也少年、どうする?」
頼みの綱は彼女だけだし、ついて行くしか無いだろうな。
僕はレッドとユーリに頷いて見せたあと、千夏に向けて手を振り返した。
>>>
大きな屋敷の屋根の上。古めかしい煙突の前で立ち止まる。
「ここが入り口よ。中は暗いから気をつけてね」
千夏は、煙突の中へと姿を消した。のぞき込むと、錆びた鉄のハシゴが下へと続いている。
「あれがサンタさんね? うわさには聞いているわ」
そのうわさの詳細を、ドヤ顔をしている彩歌に、じっくり聞きたい所だけど、今はそんな余裕もない。
「やー! サンタさん? マジで?! 初めて見たよ!」
それを鵜呑みってどういう事だよユーリ。お前は地球で生まれ育ったんだろ?
「私が先に行こう。ついて来てくれたまえ」
さすがレッド。二人の天然系ボケに顔色一つ変えないとは。
……変身してて、顔は見えないんだけどね。
「やー? 暗くないね」
「それはブルーの光があるからだ。常人には、真っ暗闇だろう」
煙突の中に明かりはない。でも、ブルーの光が照らしてくれているので、充分に明るいんだ。
……あれ? でも今日はずいぶんと暗いな。なんで?
『タツヤ、先程も言ったが、ここは隔絶されていて、地球のエネルギーが供給されなくなっている。蓄えはあるが、念のための省エネモードだ』
ああ、そうか。僕も気をつけないと。
「ようこそ、ここが私たちの家よ」
暗い煙突を下りた先は、岩肌の露出した、かなり広めの地下室。途中、壁を塞いだ跡があったから、あれが本来の暖炉なのだろう。
「Bine ai revenit Chinatsu」
奥のテーブルに座っていた、数人の男女が近付いてきた。
……ブルー、翻訳を頼む。
『了解した。ちなみに今のは〝お帰りなさいチナツ〟だ』
年配の男性と、それより若い女性。そしてさらに若い男性の3人だ。
『きみたち、災難だったね。私はここのリーダー、七宮だ。よろしく』
ブルーの同時通訳は、相変わらず便利だな。ルーマニア語が、完全に日本語に聞こえる。
しかし、この若い男性がリーダーとは意外だ。
『リーダー。この子たち、日本人です。ルーマニア語は……』
『やー! 大丈夫だよー?』
うん。ブルーの同時通訳で、問題なく会話できている。
『驚いた……! でも、喋れるならその方が有り難いわ』
『ああ。ほとんどのメンバーが、ルーマニア人だからね』
……そういうこの人は、七宮って言ってたけど、日本人かな。
『まずは、ここがどういう所なのか詳しく教えて頂きたい……解除』
レッドは変身を解いた。
『俺は九条大作。大ちゃんって呼んでほしいぜー! で、こっちが俺たちのリーダー、内海達也』
さすが大ちゃん。僕が喋れないから、代わりに紹介してくれたんだな。
『こっちが、大波友里。で……彼女が』
大ちゃんが、彩歌を紹介しようとしたその時。
『……ん? キミは……まさか、そんな……!』
七宮さんが急に慌てはじめた。
『とても似ている……でも、そんな筈は……』
七宮さんが何やら呟きながら首を傾げている。
『まさかとは思うけど……キミは、藤島彩歌さんじゃないか?』
『えっ……どうして私を知っているの?』
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