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第四章 闇の女神
4-8 賭けの結果と歓迎の宴
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※今回はかなり短めです。
──────────────────
「ほら見て! アイルちゃん達やっぱり洞窟を通るルートを選んだわ! あたしって天才!」
きゃっきゃっとはしゃぐヘレンの後ろ姿を見ながら、身動きのできないミュウはぼんやりと考える。
今はヘレンの持つ魔眼と自分の魔眼の双方がリンクする形で、遠くにいるアイル達の姿がはっきりと見える。
エルと八号はいいとして、見知らぬか弱そうな女性と活発そうな双子の女性は誰だろうか。アイルの事だから同行をせがまれて断れなかったのだろう。
しばらく一緒にいてわかったのは、アイルが頼まれごとを断れないのは言葉が話せないからではなく単に性格の問題なのだろうということだ。
三文字使えるようになった時点で『いやだ』と言えるようになったのに、その後も周囲の提案などに異を唱えることなく生活していた。
(あれでは、言葉を全て取り戻しても結局無口で何も断らない人のままなのではないでしょうかね)
どうでもいい心配をしながらも、アイルが自分を探しに未知の洞窟に踏み込んでいく様子を見ると嬉しいような悲しいような気分にさせられる。
「山を登って越えようとしたら、洞窟に配置した私の部下たちがぜーんぶ無駄になっちゃうところだったもの。これって賭けだったのよ」
ヘレンはそんなミュウの心情には構うこと無く、自分の賭けが的中したことを喜んでいる。
「あの教団の連中が誰かを通すはずがないのはわかってたから、二択だったんだけどね。ほら、アイルちゃんならドラゴンがいるぞって言われても『ふうん』ってそのまま山を登ってきちゃいそうじゃない? あのゴーレムの女の子も気にしないだろうし。そうなるとあのキザなイケメンが止めてくれたのかしら? 無事についたらお礼に一晩中相手してあげようかしら。うーん、やっぱりいやね。アイルちゃん以外の男に触られたくないもの」
取りとめのない独り言を聞かされながら、ヘレンはアイルの事が好きなのだろうかという疑問が湧いてくる。
ヘレンが何故自分を捕えた上でアイルをわざわざけしかけているのかが理解できない。まあ、ヘレンが何を考えているのか理解できた試しはないのだが。
「ぬふふ、果たしてあたしが仕掛けた罠を突破してここに辿り着けるかしら」
手をわきわきさせて虚空を見つめる姿は間抜けそのものなのだが、自分ももしかしたら魔眼を使ってる時はあんな感じなのだろうかと考えた瞬間、ミュウはちょっとだけ死にたくなった。
──────────────────
洞窟の入り口からしばらくは明らかに人の手が入っている通路が続き、各所に木材で補強がなされていた。
「もたもたしてると、交代の兵とかが来て騒ぎになっちゃうからね。急ごう」
とは言え、暗い洞窟の中の話である。
用意していたランプを手分けして持ちつつ足元を確認しながら進む。
進む先に危険がないかどうか確かめる役はルミが買って出た。なんでも、罠が仕掛けられた跡とかを見抜くのも得意らしい。
万が一、中に誰かがいたり魔物が急に現れた時のためにルミの傍には八号が付き添う。これはもし床に罠が仕掛けてあったり、壁から刃物が飛び出したりするようなことがあっても、八号ならば何の問題もないからである。
事情が飲み込めていない姉妹は幼い女の子を危険な前衛とすることに異を唱えたが、八号の『私が適任です』という一言に引き下がった。
決め手は先程アイルが折った槍の先を持ってきて、自分の腕に突き刺して見せたことだったが。
ひしゃげた金属製の穂先と無傷の八号の腕を見ては、もう何も言えなかった。
「人間ではなく、そういう存在なのだとご承知ください」
「はい」
首を傾げながらも二人とも納得するしかなかったのである。
列の真ん中にエルとクラリスが位置し、その後ろ、最後尾をリミとアイルが受け持つ。
「後ろから何かが追ってくる音などに敏感に対応できます!」
と何故か猛烈にアピールしてきたリミと、もちろん本当に何かが背後から襲ってきても一撃で返り討ちに出来そうなアイルという組み合わせである。
「アイルさんって、とっても強いんですね。ここに来る前は兵隊さんだったとか?」
「うむ」
「でもでもさっきの兵隊もまるで相手になってなかったですもんね! すごくすっごく強いですよね!」
四文字以内で答える言葉を探せずに無言で歩くアイル。
「あ、なんか機嫌損ねちゃったかも。あたし、すぐ余計なこと言っちゃうんだよなあ。この癖直さないといけないのになあ」
アイルが不機嫌になったと見て反省して落ち込むリミ。
「はははリミさん。別にアイルさんは機嫌が悪くなってるわけじゃないよ。この人は極端に無口なんだ。今のはリミさんの質問に対して答えが見つからなかったんじゃないかな」
前を歩きつつ二人の様子を窺っていたエルが助け舟を出す。
「あ、そうなんですか。へー、確かにアイルさんが喋ってる所を見たこと無いかも。依頼を受ける時もハチゴーちゃんが喋ってたしね! 強くて無口って、なんかかっこいいなあ」
そう言いながら安堵しつつ、アイルの背中をポンポンと叩くリミ。
今までこうした性格の人間が近くにいたことのないアイルは少々戸惑う。
そしてやはり、何も言わずとも考えを汲み取って対応してくれるミュウがいた時間がとても貴重なものであったということを再確認する。
洞窟の少し進んだ先に分かれ道があったが、通路から横に伸びるような細道を確認しに行った八号がすぐに戻ってきた。
「恐らくここに運ばれてきた方々を捨てるための部屋です。見ないほうがよろしいでしょう。部屋の先は行き止まりでしたのでこのまま通路を進めばいいかと」
その言葉に一同は想像するだけで戦慄した。
恐らく、無数の遺体がそのまま放棄されているのだろう。腐臭がしないところを見ると何らかの処理を施したのかも知れない。
「遺体はどれも白骨化していました。一番新しい犠牲者が放り込まれてからそれほど時間が経過したとも思えませんが、事実です。おかげで、肉が腐る匂いや有毒な空気などは発生していないようです」
「ハチゴーちゃん! それ以上説明しなくていいよ!」
無表情で惨状を伝えてくる八号を思わず止めるルミ。
その横道の確認は不要として、しばらく一同は無言になって進む。
特にクラリスは、信仰者としてあり得ない教団の所業を知ってまた顔がこわばってしまった。
「前方に扉らしきものがあるよ。一旦止まって」
更にしばらく進んだところで、ルミの声に足を止めて気を引き締める。
洞窟の一本道のゆるい下り坂の先に、通路を塞ぐように壁があり、そこに木製の扉がついていた。これまた明らかに人工物である。
「私が扉を調べます」
早速八号はゆっくりと扉へと近づいて、ランプを扉にかざす。
「私たちの言葉で『ようこそ、アイルちゃん』と書いてあります。その下のプレートには『歓迎会 第一会場』と」
もう、それで充分だった。
「ヘレン」
アイルのことをちゃん付けで呼ぶのはヘレンしかいない。
「うへえ、じゃあこの先、あの人が用意した歓迎パーティが待ってるってことなのかなあ」
エルがややうんざりした口調で溜息を吐いた。
それについてはアイルも同意だ。
どうして自分たちがここに来ることがわかっていたのだろうか。
ちらりと横のリミを見やる。
「え? なに? どういうこと? ようこそアイルちゃんってなに?」
わけがわからないという様子でオロオロしているところを見る限り、この姉妹が自分たちを誘導したとも考えられなかった。
確かに山を越える方法としてこの洞窟を提案したのはルミだったが、選択権はこちらにあったし、そもそも姉妹との出会いの経緯も偶然に近い。
これがもし計画されたことであったら、かなりずさんな計画ということになる。
そして何よりも人を疑うのが面倒くさいと日頃から感じているアイルはつまらない疑いを捨てた。
ヘレンの人外さをもってすれば、自分たちが洞窟を目指し始めてから急遽準備することも可能かも知れない。
あの魔眼とやらでこちらの行動を逐一監視している可能性もある。
だとしたら、ここ数日の行動はさぞかし滑稽に映っていたことであろう。
ついでに自分を崇める教団とやらのひどい有様も見ていてくれているといいが。
まさかただのギャンブルだったとは露知らず、一体ヘレンが急ごしらえでどんな歓迎の宴を用意しているのかと考えを転じつつアイルは八号と共に先頭を切って扉を開いた。
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「ほら見て! アイルちゃん達やっぱり洞窟を通るルートを選んだわ! あたしって天才!」
きゃっきゃっとはしゃぐヘレンの後ろ姿を見ながら、身動きのできないミュウはぼんやりと考える。
今はヘレンの持つ魔眼と自分の魔眼の双方がリンクする形で、遠くにいるアイル達の姿がはっきりと見える。
エルと八号はいいとして、見知らぬか弱そうな女性と活発そうな双子の女性は誰だろうか。アイルの事だから同行をせがまれて断れなかったのだろう。
しばらく一緒にいてわかったのは、アイルが頼まれごとを断れないのは言葉が話せないからではなく単に性格の問題なのだろうということだ。
三文字使えるようになった時点で『いやだ』と言えるようになったのに、その後も周囲の提案などに異を唱えることなく生活していた。
(あれでは、言葉を全て取り戻しても結局無口で何も断らない人のままなのではないでしょうかね)
どうでもいい心配をしながらも、アイルが自分を探しに未知の洞窟に踏み込んでいく様子を見ると嬉しいような悲しいような気分にさせられる。
「山を登って越えようとしたら、洞窟に配置した私の部下たちがぜーんぶ無駄になっちゃうところだったもの。これって賭けだったのよ」
ヘレンはそんなミュウの心情には構うこと無く、自分の賭けが的中したことを喜んでいる。
「あの教団の連中が誰かを通すはずがないのはわかってたから、二択だったんだけどね。ほら、アイルちゃんならドラゴンがいるぞって言われても『ふうん』ってそのまま山を登ってきちゃいそうじゃない? あのゴーレムの女の子も気にしないだろうし。そうなるとあのキザなイケメンが止めてくれたのかしら? 無事についたらお礼に一晩中相手してあげようかしら。うーん、やっぱりいやね。アイルちゃん以外の男に触られたくないもの」
取りとめのない独り言を聞かされながら、ヘレンはアイルの事が好きなのだろうかという疑問が湧いてくる。
ヘレンが何故自分を捕えた上でアイルをわざわざけしかけているのかが理解できない。まあ、ヘレンが何を考えているのか理解できた試しはないのだが。
「ぬふふ、果たしてあたしが仕掛けた罠を突破してここに辿り着けるかしら」
手をわきわきさせて虚空を見つめる姿は間抜けそのものなのだが、自分ももしかしたら魔眼を使ってる時はあんな感じなのだろうかと考えた瞬間、ミュウはちょっとだけ死にたくなった。
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洞窟の入り口からしばらくは明らかに人の手が入っている通路が続き、各所に木材で補強がなされていた。
「もたもたしてると、交代の兵とかが来て騒ぎになっちゃうからね。急ごう」
とは言え、暗い洞窟の中の話である。
用意していたランプを手分けして持ちつつ足元を確認しながら進む。
進む先に危険がないかどうか確かめる役はルミが買って出た。なんでも、罠が仕掛けられた跡とかを見抜くのも得意らしい。
万が一、中に誰かがいたり魔物が急に現れた時のためにルミの傍には八号が付き添う。これはもし床に罠が仕掛けてあったり、壁から刃物が飛び出したりするようなことがあっても、八号ならば何の問題もないからである。
事情が飲み込めていない姉妹は幼い女の子を危険な前衛とすることに異を唱えたが、八号の『私が適任です』という一言に引き下がった。
決め手は先程アイルが折った槍の先を持ってきて、自分の腕に突き刺して見せたことだったが。
ひしゃげた金属製の穂先と無傷の八号の腕を見ては、もう何も言えなかった。
「人間ではなく、そういう存在なのだとご承知ください」
「はい」
首を傾げながらも二人とも納得するしかなかったのである。
列の真ん中にエルとクラリスが位置し、その後ろ、最後尾をリミとアイルが受け持つ。
「後ろから何かが追ってくる音などに敏感に対応できます!」
と何故か猛烈にアピールしてきたリミと、もちろん本当に何かが背後から襲ってきても一撃で返り討ちに出来そうなアイルという組み合わせである。
「アイルさんって、とっても強いんですね。ここに来る前は兵隊さんだったとか?」
「うむ」
「でもでもさっきの兵隊もまるで相手になってなかったですもんね! すごくすっごく強いですよね!」
四文字以内で答える言葉を探せずに無言で歩くアイル。
「あ、なんか機嫌損ねちゃったかも。あたし、すぐ余計なこと言っちゃうんだよなあ。この癖直さないといけないのになあ」
アイルが不機嫌になったと見て反省して落ち込むリミ。
「はははリミさん。別にアイルさんは機嫌が悪くなってるわけじゃないよ。この人は極端に無口なんだ。今のはリミさんの質問に対して答えが見つからなかったんじゃないかな」
前を歩きつつ二人の様子を窺っていたエルが助け舟を出す。
「あ、そうなんですか。へー、確かにアイルさんが喋ってる所を見たこと無いかも。依頼を受ける時もハチゴーちゃんが喋ってたしね! 強くて無口って、なんかかっこいいなあ」
そう言いながら安堵しつつ、アイルの背中をポンポンと叩くリミ。
今までこうした性格の人間が近くにいたことのないアイルは少々戸惑う。
そしてやはり、何も言わずとも考えを汲み取って対応してくれるミュウがいた時間がとても貴重なものであったということを再確認する。
洞窟の少し進んだ先に分かれ道があったが、通路から横に伸びるような細道を確認しに行った八号がすぐに戻ってきた。
「恐らくここに運ばれてきた方々を捨てるための部屋です。見ないほうがよろしいでしょう。部屋の先は行き止まりでしたのでこのまま通路を進めばいいかと」
その言葉に一同は想像するだけで戦慄した。
恐らく、無数の遺体がそのまま放棄されているのだろう。腐臭がしないところを見ると何らかの処理を施したのかも知れない。
「遺体はどれも白骨化していました。一番新しい犠牲者が放り込まれてからそれほど時間が経過したとも思えませんが、事実です。おかげで、肉が腐る匂いや有毒な空気などは発生していないようです」
「ハチゴーちゃん! それ以上説明しなくていいよ!」
無表情で惨状を伝えてくる八号を思わず止めるルミ。
その横道の確認は不要として、しばらく一同は無言になって進む。
特にクラリスは、信仰者としてあり得ない教団の所業を知ってまた顔がこわばってしまった。
「前方に扉らしきものがあるよ。一旦止まって」
更にしばらく進んだところで、ルミの声に足を止めて気を引き締める。
洞窟の一本道のゆるい下り坂の先に、通路を塞ぐように壁があり、そこに木製の扉がついていた。これまた明らかに人工物である。
「私が扉を調べます」
早速八号はゆっくりと扉へと近づいて、ランプを扉にかざす。
「私たちの言葉で『ようこそ、アイルちゃん』と書いてあります。その下のプレートには『歓迎会 第一会場』と」
もう、それで充分だった。
「ヘレン」
アイルのことをちゃん付けで呼ぶのはヘレンしかいない。
「うへえ、じゃあこの先、あの人が用意した歓迎パーティが待ってるってことなのかなあ」
エルがややうんざりした口調で溜息を吐いた。
それについてはアイルも同意だ。
どうして自分たちがここに来ることがわかっていたのだろうか。
ちらりと横のリミを見やる。
「え? なに? どういうこと? ようこそアイルちゃんってなに?」
わけがわからないという様子でオロオロしているところを見る限り、この姉妹が自分たちを誘導したとも考えられなかった。
確かに山を越える方法としてこの洞窟を提案したのはルミだったが、選択権はこちらにあったし、そもそも姉妹との出会いの経緯も偶然に近い。
これがもし計画されたことであったら、かなりずさんな計画ということになる。
そして何よりも人を疑うのが面倒くさいと日頃から感じているアイルはつまらない疑いを捨てた。
ヘレンの人外さをもってすれば、自分たちが洞窟を目指し始めてから急遽準備することも可能かも知れない。
あの魔眼とやらでこちらの行動を逐一監視している可能性もある。
だとしたら、ここ数日の行動はさぞかし滑稽に映っていたことであろう。
ついでに自分を崇める教団とやらのひどい有様も見ていてくれているといいが。
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