駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ

壬黎ハルキ

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第六章 家族で気ままなスローライフ

第百三十四話 竜の国へ家族旅行(その3)

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 海上での魔物騒ぎは、魔法劇団ショーによる大団円という形で幕を閉じた。
 カルメーロは皆のヒーローだ――人々の興奮する声は、一晩明けた今でも収まる様子は見られない。
 そんな中、当の本人は一つの疑問を抱いていた。
 魔物に決定打を与えたのは、間違いなく自分以外の誰かである。そしてあの時、展望席から魔法を放つことが出来たのは――
 そう思いながらカルメーロは、ミナヅキ一家に声をかけようとした。
 しかし他の乗客が彼と話がしたいと押しかけ、放そうとしてくれなかった。
 結局、真相が明らかとならないまま、船は竜の国に到着。ミナヅキ一家はさっさと船から降りてしまうのだった。

「兄さん!」

 タラップを降りて港に降り立つと、一人の青年が出迎えてきた。その姿にミナヅキは目を見開きつつ、嬉しそうな笑みを浮かべる。

「リュート、久しぶりだな。随分と見違えたじゃないか」
「ありがとう。でも僕はまだまだだよ」

 ガシッと握手をしながら再会を果たす兄弟。前にも見たことあるハズなのに、なんだか一段と新鮮な感じがすると、ヤヨイは思っていた。
 そんな呆けた表情を浮かべていると、リュートも視線を向けてくる。

「久しぶりだねヤヨイちゃん。シオンくんも大きくなったねぇ」
「こ、こんにちは」
「こんにちはっ」

 少しばかり緊張しながらヤヨイが、そしてシオンは平然と、それぞれペコリと頭を下げながら挨拶する。
 すると――

「ポヨッ」

 一匹のスライムが、リュートの足元からスッと現れた。

「スライムさんっ!」

 シオンがそう呼びかけると、スライムは弾みながらシオンに近づいていく。それを抱き留めると、シオンは嬉しそうに頬ずりした。

「えへへ、プニプニー」
「ポヨポヨー」

 スライムのほうも嫌がることなく、シオンの為すがままとなっている。随分と人間に慣れている姿に、ミナヅキは少し驚いた様子を見せた。

「ソイツ、スラポンだよな?」
「うん。兄さんたちが来るのを楽しみにしていたよ」

 驚いたのは人懐っこい部分ではない。スラポンの外見そのものである。
 簡単に言えば、五年前に比べるとかなり大人びて見えたのだ。
 最後に会ったときも、リュートはちゃんとスラポンを連れていた。その時は体が大きくなった程度にしか思わず、スライムもちゃんと成長していくんだなと、微笑ましく思っていた。
 それが今ではどうだ。もはや完全なる大人ではないか。
 パッと見た限りでは単なるスライムに違いないが、その雰囲気は群を抜いて落ち着いており、頼れる存在を醸し出している。
 スラポンにも子供が生まれたと手紙で知った時も驚いたが、今回はそれを更に超えたといっても過言ではなかった。

「この五年で随分と変わった感じするな」
「スライムの成長速度は、人間の二倍ぐらいって言われてるからね」

 呆然とするミナヅキにリュートが苦笑する。
 スラポンの中では、約二十年に換算されるこの約十年、それ相応の濃密な経験をリュートとともに積んできた。それが風格となって表れていることは、間違いないと言えるだろう。

「それじゃ、そろそろウチに行こうか。父さんたちも待ってるから」

 リュートの掛け声により、ミナヅキ一家は移動を開始する。生まれて初めて訪れる異国の様子に、ヤヨイはキョロキョロと落ち着かない様子を見せるのだった。


 ◇ ◇ ◇


 竜の国は、一言でいえば大自然あふれる国である。
 建物が密集している地帯はごくわずか。ラステカの町を更に大自然化したようなイメージであり、一家に牧場が一つあるくらいの広さを誇っている。
 そこでドラゴンを飼育し、生活の役に立てているのだ。
 冒険者の相棒とすることは勿論、馬車代わりに利用する姿も見られる。単なる家族として、一緒に暮らしているだけというパターンも少なくない。

「へぇ、船の上でそんなことがあったんだ?」

 エルヴァスティ家に向かいながら、リュートは昨日の一件について聞いた。調合と魔法がフル活用された事実に、驚きを隠せない様子である。

「名乗り出ずにさっさと船から降りてくるなんて、姉さんらしいね」
「だって色々と面倒になっちゃうもの」
「確かに」

 ため息をつくアヤメの気持ちも、リュートは分かる気がした。

「過剰な感謝は、逆に鬱陶しいだけかもだね」
「でしょ?」

 肩をすくめながら、アヤメは小さなため息をつく。昨日の件については、もうこれ以上語るつもりもなかったため、自然と話はここまでとなった。

「あ、見えてきたよ」

 リュートが指をさした先に見える一軒家。その隣の芝生に寝そべっている大きなドラゴンの存在が、とても目立つ。
 ヤヨイとシオンは声にこそ出していなかったが、表情を硬くしていた。逆にミナヅキとアヤメは、久々に見たその存在に笑顔を見せる。

「あれってレノだよな?」
「うん。相変わらず元気だよ」

 ミナヅキの問いかけにリュートが答える。その声が聞こえたのか、大きなドラゴンことレノが、ムクッと起き上がった。

「ただいま、レノ。兄さんたちが来たよ」
『おかえりー、リュート』

 レノが嬉しそうに出迎える。ちなみに声が聞こえているのはリュートだけだ。

『おにーさんたちも久しぶりだね。会えて嬉しいよ』
「会えて嬉しいってさ」

 サラッと通訳するリュートに、シオンは呆然とする。

「……ドラゴンさんの言ってることわかるの?」
「あぁ。リュートが持つ能力ってヤツさ」

 シオンの頭に手を乗せながらミナヅキが答える。魔物調教師としての経験値が上がったことで、リュートは魔物と会話ができるようになっているのだ。
 五年前にラステカへ訪れた際も、その光景を披露しており、シオンを除くミナヅキたち一家三人を、大きく驚かせていた。

「スラポンの言ってることも?」
「分かるみたいだぞ? 父さんたちにはポヨポヨとしか聞こえないけどな。あくまでリュートにしかできないことなんだよ」
「そうなんだ」

 ここでシオンは、ある一つの希望を抱いてミナヅキを見上げる。

「ドラゴンさんと話すの、ぼくにもできる?」
「多分、頑張っても無理だと思うよ。父さんたちもな」
「そっかー」

 期待が外れてしまい、残念そうにするシオン。そこにスラポンがポンポンとリズミカルに弾みながら近づいてきた。

『そう落ち込むことはないぞ。話せずとも、気持ちは通じ合えるモノだ』
「……?」

 優しく諭すスラポンに、シオンは首をコテンと傾げる。あくまでシオンには鳴き声にしか聞こえていないからだ。
 そこにリュートが歩いてきて、スラポンの頭を撫でながら通訳する。

「話せなくても、シオン君とは友達になれる。スラポンはそう言ってるんだよ」
「――そうなの?」
『うむ』

 やはりシオンには「ポヨッ」と鳴き声の返事にしか聞こえない。しかしそのしっかりとした笑顔が、とても安心できる気がした。
 その時――家の扉が開いた。

「おぉリュート、帰ってきたか。ミナヅキさんたちも、ようこそいらっしゃい」

 家から出てきたのはエルヴァスティ家の主、バージルであった。未だ現役で活躍中ということもあり、まだまだ衰えている様子は見られない。

「ご無沙汰しております。こっちは、ウチの子供たちです」
「こ、こんにちは」
「こんにちは」

 ミナヅキの挨拶に続いて、ヤヨイとシオンがペコリと頭を下げる。それを見たバージルは、改めて微笑みを浮かべた。

「はい、こんにちは。私とちゃんと会うのは、事実上初めてになるのかな?」
「そうなりますかね」

 バージルとミルドレッドが最後にラステカに訪れたのは、ヤヨイがまだ一歳を迎えたばかりの時である。故にバージルの言うとおり、ヤヨイからすれば初めましてという認識になってしまうのだった。

「まぁとにかく、長旅でお疲れでしょう。中に入って休んでください」

 バージルに促され、ミナヅキ一家はリュートともに家の中へ入る。そして焼き菓子を作っていたミルドレッドとも対面し、改めて挨拶をした。
 シオンとヤヨイは少し緊張している様子だったが、美味しい焼き菓子により、すっかりと笑顔を浮かべている。

「――それにしても、やっぱりお二人のお子さんですねぇ」

 焼き菓子をモシャモシャと食べる子供たちを見ながら、ミルドレッドが言う。

「顔立ちなんて本当にそっくりですわ。リュートから聞きましたけど、ご両親の才能も受け継がれているとかで?」
「いえ、そんな……大層なことじゃないですよ」

 苦笑しながら謙遜するミナヅキ。ここでリュートが子供たちに視線を向けた。

「ヤヨイちゃんが調合を受け継いだのは知ってるけど、シオンくんは?」
「魔法が使えるっていわれたの。だからおかーさんから教えてもらってるんだよ」

 リュートの問いかけにシオンが元気よく答える。その言葉に、アヤメが小さくため息をつくのだった。

「……とまぁ、見事に真逆な形で受け継いだといいますか」
「割と色んな人から言われてるんですよ」
「あらら、それはそれは」

 アヤメとミナヅキの言葉に、ミルドレッドは手のひらを口に添えながら笑う。ここでリュートがあることに気づいた。

「ベラ姉ちゃんは、まだ帰ってきてないんだ?」
「あ、そういえば見かけてないな」

 ミナヅキも改めてベラがいないことに気づく。リュートの義姉であり、リュートをとても大事にしている姿が目立つ故、この場にいないのがむしろ不自然と言えるほどであった。
 そんなミナヅキの疑問に、リュートが答える。

「姉ちゃんは今、スラポンの子供のチビスケ二匹を、町の健康診断に連れてってくれてるんだよ」
「へぇ、そうだったのか」
「本当は僕がいく予定だったんだけどね。兄さんたちと久しぶりに会うんだからって言われて、気を利かせてもらっちゃったんだ」

 そしてリュートは、笑みを少しだけ潜めつつ話を続ける。

「ホント……昔からベラ姉ちゃんには、世話になりっぱなしだよ。頼りになるからつい甘えちゃうんだよなぁ」
「おいおい、そんなんで大丈夫なのか? お前も冒険者をやってるんだろ?」
「分かってるよ、兄さん」

 不安そうにするミナヅキに、リュートは強い笑みを見せた。

「いつかはちゃんと姉ちゃん離れしなきゃって、これでも考えてるつもりさ」
「――そうか。ならいいんだけど」

 その真偽はともかく、とりあえずの言葉は聞けた。ミナヅキはそれで納得しておくことにした。あくまで後はリュート次第なのだからと。
 ちなみにバージルもミルドレッドも、同じことを思ってはいたのだが――

(ベラの場合は、それだけじゃないんだよなぁ……)
(全く、肝心のあの子があれじゃ、リュートの決意なんざ意味ないよ)

 ミナヅキたちの見えないところで、ひっそりとため息をつく姿が見られた。


 ◇ ◇ ◇


 ミナヅキ一家はエルヴァスティ家を後にし、夕焼け空の中、リュートの案内で宿屋に向かって歩いていた。
 空を見上げると、ドラゴンが飛んでいる姿がチラホラと見かけられた。

「やっぱ竜の国だけあって、普通にドラゴンが飛んでいるのね」

 アヤメが驚きを通り越して感心する素振りを見せる。

「リュートもこの国に初めて来た時は、やっぱり驚いたんじゃない?」
「そうだね。驚いたし、それ以上に感激していたよ。本当にドラゴンがたくさん住んでるんだーってね」

 当時のことを思い出しながら、リュートは懐かしい気持ちに駆られる。もう十年ちょっと前になるんだと、改めてしみじみと感じてもいた。

「それにしても、宿屋が結構多いみたいだな」

 周囲の景色について、ミナヅキは率直に思ったことを口に出す。確かにあちこちで宿の看板や旗が出ており、客寄せする声も徐々に大きくなってきていた。
 リュートもそういえばと言わんばかりの反応を見せる。

「ここ数年で観光客も増えたからね。宿屋の増設もかなり進んでるんだよ」
「へぇー」

 ミナヅキは改めて軽く観察してみる。確かに周囲で、建築途中の建物もいくつか発見できた。
 自然豊かさが売りの竜の国だが、そう遠くないうちに観光地として、大々的に賑わう日も来るのだろうと、なんとなく思ってしまった。

「ねぇねぇリューにーちゃん、これから行くところでどんなの?」

 リュートのズボンをくいくいと引っ張りながら、シオンが尋ねる。思わず頬が緩むのを感じながら、リュートはシオンのほうを見下ろした。

「僕の知り合いが経営している宿屋でね。温泉もあるし、ご飯も美味しいんだよ」
「おんせん? 行ったことない」
「そっか。じゃあ今回が、シオンくんの初めての温泉だね」
「うんっ」

 力強く頷くシオン。反応こそ隠していたが、ヤヨイも温泉は楽しみであった。そしてそれ以上に思いを馳せていたのが、宿の美味しいご飯である。
 何だかんだでヤヨイは、色気よりも食い気的な思考が高いのであった。

「おぉ、ここだここだ」

 小さなこじんまりとした建物ながら、年季の入った味のある宿屋。まさに代々続いていると言わんばかりの引き戸をガラガラと開け、リュートが入っていく。

「ちわーっす。本日お泊りのお客さんを迎えて参りましたー」
「はーい」

 リュートの掛け声に反応したのは、女性の声だった。パタパタと廊下をかける音が近づいてきて、その人物は姿を見せる。
 亜麻色の髪の毛を後ろでまとめ上げてかんざしを差し込み、群青色の着物を着こなした、立派な美人の部類に入るであろうその女性。落ち着いた物腰は、リュートよりも年が少し上に見える。
 女性は出てくるなり、丁寧にお辞儀をした。

「ようこそおいでくださいました――って、リュ、リューくんっ!?」
「やっほー、シャーリー」

 顔を上げた瞬間、女性は凄まじく驚いた。それに対してリュートは、どこまでも軽いノリで手をヒラヒラを振りかざす。

「てゆーかさ、気づくの遅くない? 声で大体分かるでしょ?」
「だ、だってまさか、その……リューくんが来るなんて思わなかったし……」
「なんだよそれ……あ、そうだ」

 モジモジしながら言い訳する女性に苦笑したところで、連れてきた今日のお客さんの存在をリュートは思い出す。
 後ろを振り向くと、呆気に取られている一家の姿が目に飛び込んできた。
 放ったらかして申し訳ないという気持ちを少しだけ抱きつつ、リュートは女性のほうに手をかざしながら言う。

「紹介するよ。この宿屋の看板娘のシャーリー。僕の友達なんだ」

 リュートが呑気に紹介する中、当の本人は顔を真っ赤にしながら、激しい狼狽えっぷりを披露していた。
 その狼狽えが何を意味しているのか、母娘二人は既になんとなく察していた。


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