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3.私がメイドになった日(プチコ視点)
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私が初めてアルムさまにあったのは6歳の時でした。メイドである母に連れられてついていくと一つの部屋に通されました。その部屋には小さな赤ん坊が寝かされていたのです。
「プチコ、こちらがアルム様です。これからあなたがメイド見習いとしてつくのです。しばらくは乳母が世話をしますのでまずはメイドについて仕事を覚えるように」
「アルムさま…」
ベッドに寝かされているアルムさまはとても小さく、まだ幼い私が触れるだけでも壊れてしまいそうなくらいとても小さな存在でした。これから私がこの方に仕えるのかと思うとドキドキとワクワクが止まりません。
「これからよろしくお願いしますね」
私がそう声をかけるとアルム様はまるで返事を返すかのようにわずかに笑うのでした。
ある日のこと、私はメイドとしての仕事を教えられていました。そう仕事をただ頑張っていただけなのです。
「プチコ? あなたはこんなものを主人に渡すのですか?」
「うう…っ ごめんなさいやり直します」
それはアルムさまの肌着です。洗濯をして私が干したものにダメ出しをされました。とても皺が多く色んな向きに線が走っています。
「いいですか、肌着というのは直接肌に触れるものなのです。こんな状態のものを着て気持ちがいいですか?」
「いえ…」
「まあ幸い予備はいくらでもありますから、まずはしっかりと洗濯が出来るようになりなさい」
うまく洗濯が出来なくて怒られてしまいました。それから何度も繰り返し今では立派に短時間でこなせるようになったのです。
別に日には…
「プチコ!! 掃除が終わっていませんよっ」
慣れてきた洗濯をしているとメイド長にいきなり怒られました。掃除は洗濯をする前に済ませたはずなのに…
「いえ、掃除は先ほど…」
「これがですか?」
連れてこられたアルム様の部屋の窓枠にうっすらと埃がついていました。
「あなたはまだスキルが無いのだからしっかりと確認しなければいけないでしょう? ここにアルム様が触れたらどうなると思いますか?」
私はまだベッドに寝ていることしか出来ないアルムさまをちらりと見ます。たびたび顔をあわすので私のことを覚えてくれたのか笑い返してくれました。このアルムさまが触れる…それはいけません。
「今すぐ掃除をやり直しますっ」
「わかればいいのです」
もっと真剣に取り組まなくてはスキルを貰える日に欲しいものが手に入りません。私は何としてもメイドとして役に立つスキルが欲しいのです。
さらに…
「プチコ、感情が表に出すぎています。それではいけません。メイドとして自然に、まるでそこにいるのが当たり前のように、必要がないときは存在をさらしてはいけません」
「は、はいっ」
メイドってとても難しいと思いました。家事はまだいいのです。数を積めばだんだんと改善されていきほとんどの人が出来るようになります。ですが、メイドの基本として主人の傍では存在を強調してはならないのです。すぐ横のベッドにいるアルムさまをちらりと見るとついつい顔がにやけてしまいます。アルムさまは小さくてとてもかわいいのです。
「プチコ!」
「はいぃぃぃ~」
背筋を伸ばし気持ちを落ち着けましょう。
そんなこんなで私はメイドとして成長しながらアルムさまの成長も見守りました。少しづつ大きくなってくるアルムさまを眺めているのはとても幸せです。ですがメイドとして出しゃばりません。当り前の行動を心がけていきます。
そしてアルムさまが10歳を迎えた日、私は侯爵様に呼び出しを食らいました。特に何かした覚えはありませんので、呼び出された理由はまったくわかりません。
「…え?」
私は今言われた言葉が理解出来なくてじっと侯爵様を見つめてしまいました。
「もう一度言う。アルムの専属メイドは必要なくなった。今後どうするのかメイド長と話してきなさい」
「わ…わかり…ました……」
震える手を押さえながらどうにか返事を返すのがやっとです。これはどういうことなんでしょうか? アルムさまには別のメイドがつくということなんですか? それとも私はクビってことなんでしょうか。わかりません…ひとまずメイド長に会いに行きましょう。
「あーそれはあれだね。アルム様はスキルがだめだったってことさね。貴族ではよくある話だ」
「アルムさまはどうなるんでしょうか」
「そりゃ~ 家から出されるんだろうね。あーじゃあお前はその後どうするんだい? このままここでメイドを続けるか、やめることになると思うけど」
「私はアルムさましか…」
「そうかい」
私はアルムさまのために頑張ってきたんです。他の人につくくらいならメイドは続けられません。
それからは記憶がぼんやりとしています。言われるまま食べ物を用意したりして気を紛らわせます。こんなことをしているより出来るだけアルムさまの傍にいたいのに。
飛行艇に乗っての移動が始まりました。私は部屋でアルムさまに紅茶を入れます。これが私がしてあげられる最後かと思うと気持ちが落ち着きません。今にも取り落としてしまいそうな震える手を必死にこらえています。
「ど、どうぞっ」
私は紅茶を差し出し部屋を後にしました。
どのくらい時間が過ぎたのでしょうか。私のアルムさまにお仕えする時間が終わりを迎えようとしています。
「時間です」
執事のイルスさんがやってきました。私は頷くことで返事を返し彼の後に続きます。アルムさまを迎えに上り侯爵様の元へ…
アルムさまと侯爵様が会話をします。追放されるのだということを伝えるためです。そして侯爵様の合図でアルムさまが押さえつけられました。いくらなんでもこんな…!! ここは飛空艇の上です。流石にここから追放されるとは私も思いませんでした。
私の言葉は届かずアルムさまが落ちていきます。アルムさまが見えなくなりました…私の頬に熱いものがついたい落ち、気がついたのです。
「この場で私もやめさせていただきます!」
私はアルムさまを追って星空へと飛び込みました。私の仕事はまだ終わっていません。最後はアルムさまを守るのです。それが私の見習いではないメイドとしての最初で最後の仕事なのですから。
「プチコ、こちらがアルム様です。これからあなたがメイド見習いとしてつくのです。しばらくは乳母が世話をしますのでまずはメイドについて仕事を覚えるように」
「アルムさま…」
ベッドに寝かされているアルムさまはとても小さく、まだ幼い私が触れるだけでも壊れてしまいそうなくらいとても小さな存在でした。これから私がこの方に仕えるのかと思うとドキドキとワクワクが止まりません。
「これからよろしくお願いしますね」
私がそう声をかけるとアルム様はまるで返事を返すかのようにわずかに笑うのでした。
ある日のこと、私はメイドとしての仕事を教えられていました。そう仕事をただ頑張っていただけなのです。
「プチコ? あなたはこんなものを主人に渡すのですか?」
「うう…っ ごめんなさいやり直します」
それはアルムさまの肌着です。洗濯をして私が干したものにダメ出しをされました。とても皺が多く色んな向きに線が走っています。
「いいですか、肌着というのは直接肌に触れるものなのです。こんな状態のものを着て気持ちがいいですか?」
「いえ…」
「まあ幸い予備はいくらでもありますから、まずはしっかりと洗濯が出来るようになりなさい」
うまく洗濯が出来なくて怒られてしまいました。それから何度も繰り返し今では立派に短時間でこなせるようになったのです。
別に日には…
「プチコ!! 掃除が終わっていませんよっ」
慣れてきた洗濯をしているとメイド長にいきなり怒られました。掃除は洗濯をする前に済ませたはずなのに…
「いえ、掃除は先ほど…」
「これがですか?」
連れてこられたアルム様の部屋の窓枠にうっすらと埃がついていました。
「あなたはまだスキルが無いのだからしっかりと確認しなければいけないでしょう? ここにアルム様が触れたらどうなると思いますか?」
私はまだベッドに寝ていることしか出来ないアルムさまをちらりと見ます。たびたび顔をあわすので私のことを覚えてくれたのか笑い返してくれました。このアルムさまが触れる…それはいけません。
「今すぐ掃除をやり直しますっ」
「わかればいいのです」
もっと真剣に取り組まなくてはスキルを貰える日に欲しいものが手に入りません。私は何としてもメイドとして役に立つスキルが欲しいのです。
さらに…
「プチコ、感情が表に出すぎています。それではいけません。メイドとして自然に、まるでそこにいるのが当たり前のように、必要がないときは存在をさらしてはいけません」
「は、はいっ」
メイドってとても難しいと思いました。家事はまだいいのです。数を積めばだんだんと改善されていきほとんどの人が出来るようになります。ですが、メイドの基本として主人の傍では存在を強調してはならないのです。すぐ横のベッドにいるアルムさまをちらりと見るとついつい顔がにやけてしまいます。アルムさまは小さくてとてもかわいいのです。
「プチコ!」
「はいぃぃぃ~」
背筋を伸ばし気持ちを落ち着けましょう。
そんなこんなで私はメイドとして成長しながらアルムさまの成長も見守りました。少しづつ大きくなってくるアルムさまを眺めているのはとても幸せです。ですがメイドとして出しゃばりません。当り前の行動を心がけていきます。
そしてアルムさまが10歳を迎えた日、私は侯爵様に呼び出しを食らいました。特に何かした覚えはありませんので、呼び出された理由はまったくわかりません。
「…え?」
私は今言われた言葉が理解出来なくてじっと侯爵様を見つめてしまいました。
「もう一度言う。アルムの専属メイドは必要なくなった。今後どうするのかメイド長と話してきなさい」
「わ…わかり…ました……」
震える手を押さえながらどうにか返事を返すのがやっとです。これはどういうことなんでしょうか? アルムさまには別のメイドがつくということなんですか? それとも私はクビってことなんでしょうか。わかりません…ひとまずメイド長に会いに行きましょう。
「あーそれはあれだね。アルム様はスキルがだめだったってことさね。貴族ではよくある話だ」
「アルムさまはどうなるんでしょうか」
「そりゃ~ 家から出されるんだろうね。あーじゃあお前はその後どうするんだい? このままここでメイドを続けるか、やめることになると思うけど」
「私はアルムさましか…」
「そうかい」
私はアルムさまのために頑張ってきたんです。他の人につくくらいならメイドは続けられません。
それからは記憶がぼんやりとしています。言われるまま食べ物を用意したりして気を紛らわせます。こんなことをしているより出来るだけアルムさまの傍にいたいのに。
飛行艇に乗っての移動が始まりました。私は部屋でアルムさまに紅茶を入れます。これが私がしてあげられる最後かと思うと気持ちが落ち着きません。今にも取り落としてしまいそうな震える手を必死にこらえています。
「ど、どうぞっ」
私は紅茶を差し出し部屋を後にしました。
どのくらい時間が過ぎたのでしょうか。私のアルムさまにお仕えする時間が終わりを迎えようとしています。
「時間です」
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私の言葉は届かずアルムさまが落ちていきます。アルムさまが見えなくなりました…私の頬に熱いものがついたい落ち、気がついたのです。
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