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9.あれ
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大森林に来て3日目。プチコが作るスープを食べ今日も自分たちが過ごす環境を整える作業を進める。今日は昨日集めてきたリコーの木と岩の実のなる木とハーブ3種、それとアロエベラを植えてみようと思う。だけどその前に俺はとあるものをプチコに見せることに決めた。初日に大木を消費して【ガチャ】で手に入れた物で、気がついたのは2日目だというあれだ。
「プチコ。ここもやっぱり雨とか降るよな?」
「どうなんでしょうか? まったく降らないということはないと思いますが…今日も晴れていますね」
そうこの3日間俺たちは青空…もとい夜空を眺めながらベッドで眠っている。雨が降ってきたらとても困ることだろう。まあその場合はプチコが【ドライ】で乾かしてくれるんだろうが。
「実はな【ガチャ】でいい物を手に入れたんだ」
「いい物ですか?」
「ああ、ちょっとデカいから下がってくれ」
プチコを下がらせ俺は【アイテムボックス】からそれを取り出した。その瞬間軽く地面が揺れ、体にその振動が届く。そのくらいは重量があり、サイズも大きい物。
「なんですか…えぇ?」
「まああれだ。小さな家だ」
俺が取り出したのは小さめなログハウスだった。驚いたプチコの口がポカーンと開いたので、つい俺はいたずら心が湧き【ガチャ】で出た飴玉をその開いている口の中へ入れてみる。
「もご…ん? あま~い…と、そうじゃなくて何ですかこれらは」
さりげなく飴も驚きの対象だったらしい。
「【ガチャ】で出たものだってさっき言ったぞ?」
「確かに聞きましたが…えぇ~? こんなものが出せるスキルなら追放されずに済んだんじゃないでしょうか」
「うーん…どうだろう。ある程度価値の高い物を対価にしないと出ないんじゃないか? それを考えると大森林だから出来たことであって、普段の生活の中で使用出来た物では結局ゴミしか出なかったかもしれないからな。ほら、そんなことより中入ってみようぜ」
「そうですね」
正面にある両開きの扉を開け中へと入る。ご丁寧に扉の鍵穴にはこの建物の鍵が刺さっていたので忘れずに回収をした。中の広さは10…いや8畳くらいだろうか。それほど広さはない。入り口から見て正面には暖炉があり、右側は高い位置に小窓があるだけで何もない。左側はまだ身長が130センチくらいしかない俺がぎりぎり顔を出せるくらいの位置に大き目な窓がついているだけ。まあようは暖炉くらいしか設置されていないってことだ。まだ寒くはないからいいが、冷え込む季節になったらこの暖炉は重宝しそうだ。
「中々いいんじゃないか?」
「はい、塀があるとはいえますます安全度が上がりましたね」
そうなんだ、まだ一度もあったことはないがこの森林には魔獣がいる。あんな塀なんかあっさりと飛び越えられるやつらだっているかもしれないんだ。それを思うと四方壁に囲まれたログハウスはかなり安全性の高い物になる。と言っても窓があるので、ここをぶち破られたら侵入されてしまうわけだけども。
「とりあえずベッドを置いて、木とか植えようか」
「わかりました」
ログハウスから外へと出て俺たちはまだ穴が開いたままになっている場所へと向かった。比較的設置したログハウスから近くにある穴を選んで順番に木を差し込んでいった。これが中々難しくて、差し込んだだけだとあっさりと倒れてしまう。ので、昨日も使った大岩を穴の横に置き片側の支えにした。そして支えてもらっている間に反対側に土を詰める。詰め終わったら岩をどかし急いで土で開いた場所を埋めた。後は倒れてこないことを祈るしかない。
午前中はリコーの木を3本、岩の実の木を5本植え終わった。まあ集めてきた木はこれで全部だからとりあえずのきりはついた。岩の実の木が多いのはプチコが好きだと言ったのもあるけど、こういった木の実って油も取れるからなんだよね。詳しいやり方は知らないけど、何かでギューッと押しつぶすようにすれば出てくると思う。
昼食時に木を植えた時に落ちてしまった岩の実を食べてみた。この硬い殻を割るのが大変なんだよな。まあ…あっさりとプチコがスキルで割りやがったが。頼むからそのスキルは人に向けるんじゃねぇぞ? と心の中で思った。
午後からはハーブとアロエベラを植えよう。こいつらは設置したログハウスのすぐ近くに植えたほうがいいかな。少しだけ枝を使って地面を掘り起こし、順番に植えた後花壇に見えるように周りを枝で囲んだ。その後プチコがスキルで水を与える。ひとまずはこんなところだろうか?
「まだ日は高いけど、結構疲れたな」
「当り前ですよ。10歳の働く量じゃないんですから」
「そんなこと言われてもな…やるしかないんだし」
「もう少しご自愛ください」
「ふむ…じゃあ明日はお休みにしてだらだらしようか」
「はい、そんな日も必要だと思いますよ」
体を休めたほうがいいのはわかっているんだが、食料のことを考えるとそうもいかない。明日休んだらしばらくは動き続けないといけないだろう。
「プチコ。ここもやっぱり雨とか降るよな?」
「どうなんでしょうか? まったく降らないということはないと思いますが…今日も晴れていますね」
そうこの3日間俺たちは青空…もとい夜空を眺めながらベッドで眠っている。雨が降ってきたらとても困ることだろう。まあその場合はプチコが【ドライ】で乾かしてくれるんだろうが。
「実はな【ガチャ】でいい物を手に入れたんだ」
「いい物ですか?」
「ああ、ちょっとデカいから下がってくれ」
プチコを下がらせ俺は【アイテムボックス】からそれを取り出した。その瞬間軽く地面が揺れ、体にその振動が届く。そのくらいは重量があり、サイズも大きい物。
「なんですか…えぇ?」
「まああれだ。小さな家だ」
俺が取り出したのは小さめなログハウスだった。驚いたプチコの口がポカーンと開いたので、つい俺はいたずら心が湧き【ガチャ】で出た飴玉をその開いている口の中へ入れてみる。
「もご…ん? あま~い…と、そうじゃなくて何ですかこれらは」
さりげなく飴も驚きの対象だったらしい。
「【ガチャ】で出たものだってさっき言ったぞ?」
「確かに聞きましたが…えぇ~? こんなものが出せるスキルなら追放されずに済んだんじゃないでしょうか」
「うーん…どうだろう。ある程度価値の高い物を対価にしないと出ないんじゃないか? それを考えると大森林だから出来たことであって、普段の生活の中で使用出来た物では結局ゴミしか出なかったかもしれないからな。ほら、そんなことより中入ってみようぜ」
「そうですね」
正面にある両開きの扉を開け中へと入る。ご丁寧に扉の鍵穴にはこの建物の鍵が刺さっていたので忘れずに回収をした。中の広さは10…いや8畳くらいだろうか。それほど広さはない。入り口から見て正面には暖炉があり、右側は高い位置に小窓があるだけで何もない。左側はまだ身長が130センチくらいしかない俺がぎりぎり顔を出せるくらいの位置に大き目な窓がついているだけ。まあようは暖炉くらいしか設置されていないってことだ。まだ寒くはないからいいが、冷え込む季節になったらこの暖炉は重宝しそうだ。
「中々いいんじゃないか?」
「はい、塀があるとはいえますます安全度が上がりましたね」
そうなんだ、まだ一度もあったことはないがこの森林には魔獣がいる。あんな塀なんかあっさりと飛び越えられるやつらだっているかもしれないんだ。それを思うと四方壁に囲まれたログハウスはかなり安全性の高い物になる。と言っても窓があるので、ここをぶち破られたら侵入されてしまうわけだけども。
「とりあえずベッドを置いて、木とか植えようか」
「わかりました」
ログハウスから外へと出て俺たちはまだ穴が開いたままになっている場所へと向かった。比較的設置したログハウスから近くにある穴を選んで順番に木を差し込んでいった。これが中々難しくて、差し込んだだけだとあっさりと倒れてしまう。ので、昨日も使った大岩を穴の横に置き片側の支えにした。そして支えてもらっている間に反対側に土を詰める。詰め終わったら岩をどかし急いで土で開いた場所を埋めた。後は倒れてこないことを祈るしかない。
午前中はリコーの木を3本、岩の実の木を5本植え終わった。まあ集めてきた木はこれで全部だからとりあえずのきりはついた。岩の実の木が多いのはプチコが好きだと言ったのもあるけど、こういった木の実って油も取れるからなんだよね。詳しいやり方は知らないけど、何かでギューッと押しつぶすようにすれば出てくると思う。
昼食時に木を植えた時に落ちてしまった岩の実を食べてみた。この硬い殻を割るのが大変なんだよな。まあ…あっさりとプチコがスキルで割りやがったが。頼むからそのスキルは人に向けるんじゃねぇぞ? と心の中で思った。
午後からはハーブとアロエベラを植えよう。こいつらは設置したログハウスのすぐ近くに植えたほうがいいかな。少しだけ枝を使って地面を掘り起こし、順番に植えた後花壇に見えるように周りを枝で囲んだ。その後プチコがスキルで水を与える。ひとまずはこんなところだろうか?
「まだ日は高いけど、結構疲れたな」
「当り前ですよ。10歳の働く量じゃないんですから」
「そんなこと言われてもな…やるしかないんだし」
「もう少しご自愛ください」
「ふむ…じゃあ明日はお休みにしてだらだらしようか」
「はい、そんな日も必要だと思いますよ」
体を休めたほうがいいのはわかっているんだが、食料のことを考えるとそうもいかない。明日休んだらしばらくは動き続けないといけないだろう。
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