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11.襲撃後
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猿達を次々と【ガチャ】へと放り込んでいると、仲間が減って来たのに気がついたのか猿達は逃げ始めた。塀として置かれていた大木は意味をなさず、猿達は軽々と乗り越えていく。その様子を俺はぼんやりと眺め…
「そうだプチコ!」
慌てて玄関のカギを開けログハウスの中へ。開けた瞬間金属の寂びたような匂いが鼻につく。状況がよくわからない…まだ猿が完全にいなくなったわけじゃないので玄関の扉を閉め、壁伝いに左側へ向かい窓の雨戸をあけた。暗かった室内に月と星の明かりが入り込みうっすらと見えるようになる。そこにはベッドの下の収納から体を半分出したプチコと、体が2つに分かれた猿が血にまみれて倒れていた。
「プチコ?」
俺はゆっくりとプチコへと近づいていく。先に猿が視界に入り、どう見ても生きていないことを確認した。そんなものを眺めている趣味はないのでさっさと【ガチャ】へと放り込む。すると床にあった血やプチコについていた血も一緒に綺麗に消えた。どうやら流れていたのは全部猿のものだったようで安心した。
「よかった生きてる」
そっとプチコの首筋へと手を当てるとしっかりと脈を感じることが出来た。
俺はプチコを床下収納から出そうと腕を引くが動かすことがうまく出来なかったので、むやみに体に触れるのは少しためらうが腰のあたりに両側から手を入れ、どうにかそこから救い出した。見た感じベッドは汚れてなさそうだったのでそこへプチコを寝かせる。
「よしっと」
その後俺は再び戸締りをしてログハウスの外へと出た。今まで大丈夫だったがどうやらここは思ったより安全じゃないみたいだから、見張りをする必要がある。俺はログハウスの屋根に大岩を使って登り煙突の所で朝を迎えるのだった。
日が登り辺りが明るくなりしばらくたったころログハウスの中から物音がし始めた。多分プチコが起きたんだな。そういえば玄関のカギを閉めたらどうやって開けるか教えてなかった気がする。
「お、おはようございます?」
「悪い開けたか言ってなかったな」
玄関を開けるとプチコに開け方を説明した。それを覚えたプチコはいつものようにスープを作る準備を始める。だが…鍋にスキルで水を張り、野菜を手に取ったところで動きが止まる。
「どうかしたか?」
「あ、あの…今日は調理無しでもよろしいでしょうか?」
「別に構わないが…」
たまには作りたくないときもあるだろうから構わない。だが、鍋に折角水を張ったのに何でそこでやめるんだ? 作るつもりがないのなら初めからやめればよかっただけなのに…
食事を済ませた後俺たちは昨日の襲撃の被害の状況を見て歩くことにした。折角植えたハーブはぐちゃぐちゃに踏み荒らされていたのでだめだろう。仕方がないので【ガチャ】に消費する。アロエベラの方はとげとげしているし、多少は頑丈なので2ヶ所ほど折れているだけで済んでいた。木の方は猿達がぶら下がったのかまだ根が安定していないので気のせいでなければ若干傾いているようにも見える。
「植えなおさないとだめかなこれは」
「何度も植えなおすと根を痛めそうですから、これはこのままにしましょう」
「そうか? そう言うならこのまま育てて見るか」
昨日植えたものの確認が終わったので今日も周辺の探索へと出る。プチコは昨日の襲撃がこたえたのか俺との距離が近く歩きにくい。
「あ、あそこに」
プチコが示す方には昨日の猿がいた。数匹木の上からこちらをうかがっていた。なるほど…昨日もこうやって俺たちがうろついているのは木の上から見ていたから俺たちのことを知ったのか。この分だとまた襲撃されるかもしれない。
「プチコ。家には帰らないがどこか町を目指すか?」
このままここにいても襲われそうだし、町を目指してもそれは同じだ。あんな大木を積んだだけの壁では意味がないことが昨日わかったし。猿達にはそこにいる人間が少ないことはもう知られている。
「それは…この大森林の中を移動すると言うことですか?」
「ああ、どっちにしても襲われることには変わらないみたいだからな」
ちらりと木の上を見るとさっきよりも猿が集まっていた。同じように見上げたプチコの顔が青ざめる。わりと普通に起きてきたがやっぱり昨日のことが怖かったんだな。
「…わかりましたアルムさまがそう言うのなら。ですが、もし途中で襲われたらどうしましょうか」
「あー昨日わかったんだがな。どうやら生き物も俺の【ガチャ】の対価に出来るらしいぞ」
「そうですか…」
プチコはなにか言いたげだったが何も言わなかった。俺たちはログハウスへと戻り移動をするための準備を始めた。まあ準備と言っても出したままになっているものをすべて回収するだけなんだが。
俺たちはログハウスへ戻るとまずログハウスの中にあるものをしまい、その後ログハウスをしまった。アロエベラも折角植えたが再び【アイテムボックス】にしまう。リコーの木と岩の実の木はそのまま置いていくことにする。岩の実は少しだけ収穫して食料にするために【アイテムボックス】へ。最後に周辺を囲っている大木も全部回収し、レイナス大森林へきて4日目、俺たちは町を目指して移動を始めたのだった。
「そうだプチコ!」
慌てて玄関のカギを開けログハウスの中へ。開けた瞬間金属の寂びたような匂いが鼻につく。状況がよくわからない…まだ猿が完全にいなくなったわけじゃないので玄関の扉を閉め、壁伝いに左側へ向かい窓の雨戸をあけた。暗かった室内に月と星の明かりが入り込みうっすらと見えるようになる。そこにはベッドの下の収納から体を半分出したプチコと、体が2つに分かれた猿が血にまみれて倒れていた。
「プチコ?」
俺はゆっくりとプチコへと近づいていく。先に猿が視界に入り、どう見ても生きていないことを確認した。そんなものを眺めている趣味はないのでさっさと【ガチャ】へと放り込む。すると床にあった血やプチコについていた血も一緒に綺麗に消えた。どうやら流れていたのは全部猿のものだったようで安心した。
「よかった生きてる」
そっとプチコの首筋へと手を当てるとしっかりと脈を感じることが出来た。
俺はプチコを床下収納から出そうと腕を引くが動かすことがうまく出来なかったので、むやみに体に触れるのは少しためらうが腰のあたりに両側から手を入れ、どうにかそこから救い出した。見た感じベッドは汚れてなさそうだったのでそこへプチコを寝かせる。
「よしっと」
その後俺は再び戸締りをしてログハウスの外へと出た。今まで大丈夫だったがどうやらここは思ったより安全じゃないみたいだから、見張りをする必要がある。俺はログハウスの屋根に大岩を使って登り煙突の所で朝を迎えるのだった。
日が登り辺りが明るくなりしばらくたったころログハウスの中から物音がし始めた。多分プチコが起きたんだな。そういえば玄関のカギを閉めたらどうやって開けるか教えてなかった気がする。
「お、おはようございます?」
「悪い開けたか言ってなかったな」
玄関を開けるとプチコに開け方を説明した。それを覚えたプチコはいつものようにスープを作る準備を始める。だが…鍋にスキルで水を張り、野菜を手に取ったところで動きが止まる。
「どうかしたか?」
「あ、あの…今日は調理無しでもよろしいでしょうか?」
「別に構わないが…」
たまには作りたくないときもあるだろうから構わない。だが、鍋に折角水を張ったのに何でそこでやめるんだ? 作るつもりがないのなら初めからやめればよかっただけなのに…
食事を済ませた後俺たちは昨日の襲撃の被害の状況を見て歩くことにした。折角植えたハーブはぐちゃぐちゃに踏み荒らされていたのでだめだろう。仕方がないので【ガチャ】に消費する。アロエベラの方はとげとげしているし、多少は頑丈なので2ヶ所ほど折れているだけで済んでいた。木の方は猿達がぶら下がったのかまだ根が安定していないので気のせいでなければ若干傾いているようにも見える。
「植えなおさないとだめかなこれは」
「何度も植えなおすと根を痛めそうですから、これはこのままにしましょう」
「そうか? そう言うならこのまま育てて見るか」
昨日植えたものの確認が終わったので今日も周辺の探索へと出る。プチコは昨日の襲撃がこたえたのか俺との距離が近く歩きにくい。
「あ、あそこに」
プチコが示す方には昨日の猿がいた。数匹木の上からこちらをうかがっていた。なるほど…昨日もこうやって俺たちがうろついているのは木の上から見ていたから俺たちのことを知ったのか。この分だとまた襲撃されるかもしれない。
「プチコ。家には帰らないがどこか町を目指すか?」
このままここにいても襲われそうだし、町を目指してもそれは同じだ。あんな大木を積んだだけの壁では意味がないことが昨日わかったし。猿達にはそこにいる人間が少ないことはもう知られている。
「それは…この大森林の中を移動すると言うことですか?」
「ああ、どっちにしても襲われることには変わらないみたいだからな」
ちらりと木の上を見るとさっきよりも猿が集まっていた。同じように見上げたプチコの顔が青ざめる。わりと普通に起きてきたがやっぱり昨日のことが怖かったんだな。
「…わかりましたアルムさまがそう言うのなら。ですが、もし途中で襲われたらどうしましょうか」
「あー昨日わかったんだがな。どうやら生き物も俺の【ガチャ】の対価に出来るらしいぞ」
「そうですか…」
プチコはなにか言いたげだったが何も言わなかった。俺たちはログハウスへと戻り移動をするための準備を始めた。まあ準備と言っても出したままになっているものをすべて回収するだけなんだが。
俺たちはログハウスへ戻るとまずログハウスの中にあるものをしまい、その後ログハウスをしまった。アロエベラも折角植えたが再び【アイテムボックス】にしまう。リコーの木と岩の実の木はそのまま置いていくことにする。岩の実は少しだけ収穫して食料にするために【アイテムボックス】へ。最後に周辺を囲っている大木も全部回収し、レイナス大森林へきて4日目、俺たちは町を目指して移動を始めたのだった。
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