D.D.D

れのひと

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1章 柚木と柚果

うねうねうねうね

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「ふっふっふっふっ…蛾の分際で見ておれってんだ!」
「こわっ…」
「ああ~っ?」
「きゅっ」

 ほんとしゃべるなっていうんだよ! まあとにかくまずは飯だな。ん、その前に組合が先か。荷物を減らしておこう。んでその後はその金で買い物だ! 目にものみせてやるっ



「さて…っと」

 ジャキーーン シャキーーン……いやまあうん。こう効果音があったらいいなーと言うイメージ的な? 実際はただのプラスチック製だからそんな音はしない。俺が今構えているのは売っていた店で一番タンクの容量の多かった水鉄砲だ。これで蛾の野郎を打ち落としてやるぜ!!

「さぁ来やがれっ」

 ………ってこねぇ~~~というかいねぇ!! さっきの所にもういないしっ

「誰かがもう倒したのでは~?」
「んなこたぁわかってるっ てかしゃべるなって!」
「きゅっ」

 もうその動きも見飽きたわっ こうなったらしゃくとりむしで憂さ晴らしだ! 狩るぞ~ 狩って狩って狩りまくりだーーー!!

「うをおおおおおおっ」

 ってかなんでこいつらこんなにたくさんいるんだっ はっきり言ってビジュアル的にきもいんだけど! 緑色の太いロープがうねうね…きもっ 考えるんじゃなかった! 数匹固まっているだけでやばいわこれ。強さがじゃなくて動きがきもやばいっ 

「…っと」

 あぶないあぶない。流石に数匹いると行動がわかりにくいな…油断するとやばそうだな…ん?

「なぁ、あそこ数匹絡まっているように見えるんだが…なんなんだ??」
「ああ、あれはお互いくっついて融合…レベルアップというか進化というか、さっき見た蛾のようなモンスターになるのですよ~」
「まじかっ ふってふってふっ…これの出番がやってきたな!」

 ジャキーーンッ いやまあそんな音は出ないけどイメージ的に言いたくなるじゃん? まあそれはいいとしてさあこいこいっ こいつの力を思い知るがいい!!

「………」

 うねうねうねうね…

「……」

 うねうね…

「…」

 うねうねうねうねうね…

「きもっ ってかまだ進化しないのかよ!」
「進化は一瞬では無理なので、大体1時間から30分くらいはかかりますよ? むしろ進化する前に倒すのが普通ですし」
「ぐぬぬぬぬ…いやっ 俺は絶対蛾にリベンジするんだよ!」

 買った水鉄砲がもったいないからじゃないからな! …絶対ちがうからなっ

「きたきたきたーーーーっ」

 ちくしょーーーっ こいつ40分もまたせやがって!! さあ早速こいつの餌食にしてやるせぇ~~?

「………おおお?」

 くそっ こいつ飛び立つ瞬間に粉撒いていきやがった! だが! 水鉄砲くらい撃てるっ

「くらいやがれぇぇぇ!!」

 ああっ 避けんなこらっっ くそっ

「ぐうっ」
「まだ低い位置にいますし殴ったほうが早いのでは?」
「……うるせぇ~~っ んなこたぁわかってる! 一度くらいは試しておかないといかんだろうが…っ」

 ちくしょ~~~結局木刀で倒しちまったよ! こっちは痺れが残ってるしさんざんだ…

「痺れは表面の粉を落とせば取れますけども?」
「……それを早く言えよ!」
「痺れは表面の粉を落とせば取れます!!」
「早口で言えって意味じゃねぇよ!! ってか黙れよっ」
「理不尽…きゅっ」

 はぁ…絶対この使い方は間違ってるって…俺は水鉄砲を自分に向けると引き金を引いた。冷たい…
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