D.D.D

れのひと

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1章 柚木と柚果

楽勝?

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 土曜日だ。休みだー! あれから平日の学校へちゃんと毎日行ったんだぞっ ぬいぐるみ持って…まあ木曜と金曜だけだったけどな! そして柚果は両日来ないというね。まあいいけど。この間にサポーターに色々と話を聞いておいたから別に無駄じゃないし~っ

「ちょっと君待ちなさい」
「ん? なんですか??」
「その登録証偽物じゃないのかね?」
「……またかよぉ~~~っ 俺は18歳!! ほらこっちは学生証!」
「ははは中学生かと思ったよ」

 はははじゃねぇーよっ この門番どこに目がついてんだよ!! どう見ても高校生だろうがっ そりゃ~若干? 背が低いが?? まったくダンジョンに入る前からテンション下がること言うなよなっ

「ぷふっ」
「ああ~っ?」

 またこのウサギは勝手に口を開きやがる…笑い声が我慢できないのはわからないでもないのだが、今のどこに笑いのポイントがあったのか小1時間問い詰めたいところだ。まあ時間がもったいないからそんなことはしないけどな。
 で、このダンジョンはぬいぐるみが言うには6階層まであるらしい。俺が今いるのは1階層であのしゃくとりむしがいるところだな。ただモンスターの情報はわかるらしいのだが、どの階層に何がいるとかはわからないらしいし、モンスター個々の強さの差も把握はできなそうだ。まああれだ、倒せれば何でもいいってことだ。

「で、俺のレベル的にはこの虫は余裕なんだな?」
「はいっ よほど運動神経のない人でなければ余裕です~」

 つまりここでなら安全に金が稼げるってことだな。それならまずは稼がせていただきますかねっ

「ほっ…と」

 うん、この前も思ったけどやっぱりこいつら動きが鈍いなただ大きいだけのしゃくとりむしみたいだ。虫嫌いが見たら悲鳴もんなんだろうが俺は平気だから問題ない。

「…しょっと」

 近づいて避けて背後から殴る。楽勝楽勝~ こんなので稼げるとかうますぎるだろう? 疲れない程度にどんどん狩るぜぇ~?

「ふぁ…やべ欠伸出る」
「油断大敵…」
「こいつ…」

 だから勝手にしゃべるなって…ん? なんだこれ?? きらきらきらきらと何かが舞っている。粉のような光の粒のような…ああっ??

「ちょ…じゃないあれは蛾か?? てぇことはこれは鱗粉かっ おい、効果は?」
「この粉は麻痺の効果があるようですね~」
「麻痺か…どの程度だ?」
「少量なら少し動きが鈍る程度だけど、多量に吸い込むと動けなくなるよ~」

 …ちっ これじゃあ片手がふさがっちまう。それに相手は空を飛んでやがるから手がとどかないときてる。木刀がギリとどきそうだがそんなんじゃあ威力もないだろうな~…いったん引くしかないか。ついでに昼飯にすればいいしな。
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