異世界人って本当ですか?

れのひと

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いつもより少し奥のほう

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 次の日、ラミアは朝早くに帰っていった。ギルドの受付嬢の仕事は早朝からあるので大変だなぁと思う。私にはどう考えても無理な仕事だよね。まあ、それはいい。問題はそれじゃない。

「………ふごっ むにゅむにゅ…」
「…………」

 確かに冒険者は自由だ。だから朝が遅かろうと早かろうと好きにすればいい。だけどね…

「こら────!! 起きろ~っ」

 出入り口を塞いで寝られると困るのよ。しかも私が出かけたくてもダイスを追い出さない限り無理なのよ。だから起こすしかない。面倒だけど…

「んあ…? ……うさ耳メイド?」
「誰がメイドなのよっ 寝ぼけてないて起きてよ…」
「…ん? あー…おはよう!」

 襟元を掴んで大きく揺らしたらやっと起きてくれた。朝から疲れるわね。

 簡単に朝食を済ませ(もちろんダイスもまた何やら出して食べてた)、身支度を整えると今日も仕事のために冒険者ギルドへと足を向ける。昨日はあまり稼げなかったので、今日はちゃんと稼いでおきたいところなの。

 さて、どの依頼を受けようかな…

「やっぱり討伐だよな~」
「……」

 なんでまだついて来てるの? 依頼よりも宿をまず確保してきなさいよ…まあ私は私のことをやろう。でも討伐か~ 私もそろそろ何か討伐受けたほうがいいかな…まだ少し怖いんだよね。そっと腰にさしている短剣へと手を伸ばす。でもな~…

「よし、これにするかなっ やっぱ何事もチャレンジだよねー」
「……ってそれランクが高すぎるわよ」

 しまったつい口を出しちゃったっ 

「え、でも受けちゃダメなんて説明されてないぞ?」
「確かにそうなんだけど…順番に倒せるか様子見しながらやるでしょう? 普通」
「んー…そういうもんか?」
「そうなのっ」
「ふぅ~ん…まあやってだめだったらランク下げるからさ、俺これ受けてくるわ」

 そういってダイスはCランク依頼のオーガ討伐を受けに行ってしまった。私はいつも通り薬草採取依頼を引っぺがし受付へと向かう。やっぱり無理はだめだよ…うん。

 ダイスは先に森へと向かってしまった。別にパーティ組んでるわけじゃないんだからいいんだけど、本当にオーガなんて倒せるの? まあ私は薬草採取だし? おんなじ森へいくし? 偶然見かけることだってきっとあるわよね。だから私もすぐに森へと向かおう。もちろん薬草採取に。ちょーっと走っているのは薬草だって早いもの勝ちだからだよ? 品質のいいものがなくなっちゃうから急いでるだけなの。

 …今日はいつもより少し奥のほうへ行ってみようかな。
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