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月日が流れるのは早いものでフェンリル母さんに世話になって大体3年ほどが過ぎた。
「よーし…慎重にな?」
キャンッ
川の中に入り腰のあたりまで水につかる。その中を音を立てずにゆっくりと移動をする。俺が向かっている反対側には子フェンリルがいて今か今かと俺の行動を待ち構えていた。
「…今だ!」
俺が飛び掛かる合図と同時に子フェンリルも俺の方へと向かい飛び掛かる。水中で足を蹴りあげ水しぶきが上がった。それと同時に1匹の魚が空中へと飛び上がる。
「クローッ」
そこへ黒い影がやって来て魚をくわえてさらに飛び上がった。
『まあいいんだけど人使い…いや鳥使いの荒い子だ』
彼の名前はクロ、見ての通り黒い鳥だ。どことなくカラスっぽいがどうやら違うらしい。以前なんて言う鳥なのか聞いたんだけど私は私だとしか言わないもんだからわからない。だからといって友達なのには変わりはないんだけどね。
「いいじゃん。クロも魚食べるだろう?」
『もちろんいただくよ。ただ働きなんざやりたくもない』
「そ」
まあこういっているけどさっきから何度も手伝ってくれているから実はいいやつだよな。
手に入れた魚を収納し、俺たちは再び魚を追い詰めるのだった。そう収納、これは以前果物をたくさん持ち帰ろうとしたときに手に入れたスキルだ。あのピロンってなって覚えるやつ。ここが異世界であり俺はこの世界に転生し、スキルが存在しているのは早いうちに理解した。
「よっと…準備はいいか~?」
キャンっ
子フェンリルからいい返事が返ってきた。俺の合図でまた魚を捕まえる。これらはこの後俺たちの食料となるのだ。まあフェンリル母さんと子フェンリルは食べなくてもいいんだけど、俺が頑張って用意すると喜んでくれるので。あれかな~ 子供の成長を見守っている感じ? ちょっとだけその視線がくすぐったいが悪い気はしない。
『坊主もうそのくらいでいいんじゃないか?』
「んーそうだね。しっかり食べないといけないのは俺とクロだけだし」
川から上がり軽く服の水分を絞ると俺は自分と子フェンリルにスキルを使用した。
「ドライ」
まあ名前からわかるように濡れた服とかを乾燥させるスキルだね。もちろん服だけじゃなく使い方を考えれば色々使えるとは思う。だけどこんな森の中での生活では服を乾かせられるだけでいい。あーあと薪を乾かすのにも使っているかも。湿っていると音と煙がひどいからね。ちなみに今来ている服は俺が赤ちゃんの時にくるまれていた布で作った。といっても頭を出す穴をあけたくらいで腰のところをその辺にある蔦でしばってあるだけ。少しづつ大きくなるせいでそろそろ丈が不安。
キャンキャンッ
「お、何なに。今日も競争する?」
キャンッ
どうやら子フェンリルは俺と競争をしながら帰りたいみたい。今のところ引き分け続きでまだお互い勝てたことがない。
「クロ審判~」
『飽きもせずよくやるね』
空を飛んでいるクロに審判を任せ俺と子フェンリルは走り出す姿勢を取る。
『はーい。今~』
どことなく気の抜けた合図で俺と子フェンリルは走り出した。道という道がない木々の間を通りながら目的地であるフェンリル母さんのいる場所を目指して。
ピロンッ
スキル【脚力強化】を獲得しました
おっと久しぶりに新しいスキルを手に入れた。今まで走り回っても手に入らなかったのにここで手に入るとは…俺の予想だけど以前あんなにポコポコとスキルが手に入ったのは命が危なかったからだと思うんだ。まあそうじゃなくてもフェンリル母さんが言うにはスキルを覚えるのが早いと言っていたけども。
「ただいまーーーーっ」
キャンキャンッ
俺と子フェンリルは見えてきたフェンリル母さんに手を振りながら飛び込んだ。もふもふな毛並みに顔をうずめその気持ちよさを堪能する。
『坊主の勝ちだな』
「ん? あーそうだ勝負してたんだった」
すっかり勝負のことなど忘れフェンリル母さんの毛に埋もれていた俺と子フェンリルは、顔を見合わせると微笑みあった。まああれだよ、結局勝負の結果なんてどうでもいい。今この状況を俺は楽しみたいんだ。
『無事に帰って来て何よりだよ。今日は何をしてきたんだい?』
優しく声をかけてきたフェンリル母さんの言葉に俺と子フェンリルは今日の出来事を語る。それを楽しそうに黙って母さんは聞いていた。
ひとしきりまったりと過ごした後、俺は魚を焼く準備を始めた。俺たちが住処にしている場所には薪が積まれていてその中からいる数だけ引きずり出し使用するのだ。なんで引きずり出すのかというと流石に3歳の俺には結構重く、きっちりと持ち上げることが出来ないから。それと乾ききっていないからそれなりに水分も含んでおりこのままでは使うことが出来ない。ちなみにこの薪を用意したのはフェンリル母さんだ。母さんは風魔法が得意らしく簡単に薪として使えるサイズに切り分けてくれたんだ。俺も魔法が使えるといいんだけどスキルと違って魔法は簡単に覚えることが出来ないのか今だに一つも覚えてはいない。
「ドライ」
乾かした薪を軽く組み上げ後は火をつければいいだろう。
「着火」
スキルを使って薪に火をつけると後は火が安定するのを待つ。このスキルも覚えるのに結構苦労した。原始的な火起こしで火を起こそうと頑張ったけど手が痛くなるだけで全然つかなかった。それを何度も繰り返してやっとのことで煙が上がったと思ったとたんスキルを覚えて、軽くショックを受けたっけ。まあもちろん折角だからその煙に落ち葉やらゴミを使って火をつけたんだけど…薪を用意してなくてすぐに火が消えちゃったんだ。
火が安定するのを待っている間に魚の準備をしようか。収納から魚を取り出し岩の上に並べまずは鱗とぬめり取り。ちょっとだけ鋭い石を使ってしっぽの方から頭の方に向かってこするだけ。子フェンリルが魚の頭を押さえてくれていたので安定して出来た。ありがとう!
「えーと…水球」
目の前に出した水で出来た球体。一応これもスキルらしい。知らない間に覚えていたからよくわかっていない。この中にさっきの魚を入れ洗う。後は内臓を取り除き同じく水球の中で洗って木の枝に刺して焚火の前に並べた。
『いつ見ても面倒なことをするもんだと思うよ』
「だけどおいしいでしょう?」
『確かに生で食べるよりはうまいと思うが』
『いいじゃねーか坊主がやりたくてやってんだ』
キャンキャン
「あっ まだ焼けてないよ!」
フェンリル母さんとクロの会話に耳を傾けていたら子フェンリルが魚を食べようと手を出した。危ない危ない中途半端は一番おいしくないし、そもそも枝と焚火が危険だ。
『おやおやせっかちな子だね~』
『ははっ すっかり坊主のめしが気に入っているようだが大丈夫か~?』
お、もうそろそろ焼けそうかな。収納から折りたたまれた葉っぱを取り出しその包みを開封。中に入っているのは岩塩だ。森の中を散策中に見つけて採取した物。色んなものを森の中で見て歩いてたためか採取というスキルを覚え岩塩も手に入れることが出来た。塩はやっぱり重要だからとても助かっている。
岩塩を魚に振りかけ後少しだけ火であぶる。これでおいしく食べられるようになった。
「はいどうぞ~」
枝から魚を取り外し岩の上に並べる。流石に地面に置くのはだめだと思うからね。お皿とかないし。みんながそれぞれ魚に口を付けたのを見てから俺も魚が刺さっている枝を手に取りかぶりついた。
「パリパリッ うま~」
魔素を貰えば死ぬことはないとはいえやっぱり食事は大事だと思う。なんだかんだ言いながらもフェンリル母さんもおいしそうに食べているし、子フェンリルなんかは一気に食べてしまってクロから奪おうとしている。
『あ、こらっ』
クロの魚を奪った子フェンリルが走り出した。それを追いかけるクロ。それはとても楽しくて穏やかな時間。ついつい声をあげて笑ってしまうくらい…俺はこんな時間はいつまでも続くものだとこの時は思っていたんだ。
「よーし…慎重にな?」
キャンッ
川の中に入り腰のあたりまで水につかる。その中を音を立てずにゆっくりと移動をする。俺が向かっている反対側には子フェンリルがいて今か今かと俺の行動を待ち構えていた。
「…今だ!」
俺が飛び掛かる合図と同時に子フェンリルも俺の方へと向かい飛び掛かる。水中で足を蹴りあげ水しぶきが上がった。それと同時に1匹の魚が空中へと飛び上がる。
「クローッ」
そこへ黒い影がやって来て魚をくわえてさらに飛び上がった。
『まあいいんだけど人使い…いや鳥使いの荒い子だ』
彼の名前はクロ、見ての通り黒い鳥だ。どことなくカラスっぽいがどうやら違うらしい。以前なんて言う鳥なのか聞いたんだけど私は私だとしか言わないもんだからわからない。だからといって友達なのには変わりはないんだけどね。
「いいじゃん。クロも魚食べるだろう?」
『もちろんいただくよ。ただ働きなんざやりたくもない』
「そ」
まあこういっているけどさっきから何度も手伝ってくれているから実はいいやつだよな。
手に入れた魚を収納し、俺たちは再び魚を追い詰めるのだった。そう収納、これは以前果物をたくさん持ち帰ろうとしたときに手に入れたスキルだ。あのピロンってなって覚えるやつ。ここが異世界であり俺はこの世界に転生し、スキルが存在しているのは早いうちに理解した。
「よっと…準備はいいか~?」
キャンっ
子フェンリルからいい返事が返ってきた。俺の合図でまた魚を捕まえる。これらはこの後俺たちの食料となるのだ。まあフェンリル母さんと子フェンリルは食べなくてもいいんだけど、俺が頑張って用意すると喜んでくれるので。あれかな~ 子供の成長を見守っている感じ? ちょっとだけその視線がくすぐったいが悪い気はしない。
『坊主もうそのくらいでいいんじゃないか?』
「んーそうだね。しっかり食べないといけないのは俺とクロだけだし」
川から上がり軽く服の水分を絞ると俺は自分と子フェンリルにスキルを使用した。
「ドライ」
まあ名前からわかるように濡れた服とかを乾燥させるスキルだね。もちろん服だけじゃなく使い方を考えれば色々使えるとは思う。だけどこんな森の中での生活では服を乾かせられるだけでいい。あーあと薪を乾かすのにも使っているかも。湿っていると音と煙がひどいからね。ちなみに今来ている服は俺が赤ちゃんの時にくるまれていた布で作った。といっても頭を出す穴をあけたくらいで腰のところをその辺にある蔦でしばってあるだけ。少しづつ大きくなるせいでそろそろ丈が不安。
キャンキャンッ
「お、何なに。今日も競争する?」
キャンッ
どうやら子フェンリルは俺と競争をしながら帰りたいみたい。今のところ引き分け続きでまだお互い勝てたことがない。
「クロ審判~」
『飽きもせずよくやるね』
空を飛んでいるクロに審判を任せ俺と子フェンリルは走り出す姿勢を取る。
『はーい。今~』
どことなく気の抜けた合図で俺と子フェンリルは走り出した。道という道がない木々の間を通りながら目的地であるフェンリル母さんのいる場所を目指して。
ピロンッ
スキル【脚力強化】を獲得しました
おっと久しぶりに新しいスキルを手に入れた。今まで走り回っても手に入らなかったのにここで手に入るとは…俺の予想だけど以前あんなにポコポコとスキルが手に入ったのは命が危なかったからだと思うんだ。まあそうじゃなくてもフェンリル母さんが言うにはスキルを覚えるのが早いと言っていたけども。
「ただいまーーーーっ」
キャンキャンッ
俺と子フェンリルは見えてきたフェンリル母さんに手を振りながら飛び込んだ。もふもふな毛並みに顔をうずめその気持ちよさを堪能する。
『坊主の勝ちだな』
「ん? あーそうだ勝負してたんだった」
すっかり勝負のことなど忘れフェンリル母さんの毛に埋もれていた俺と子フェンリルは、顔を見合わせると微笑みあった。まああれだよ、結局勝負の結果なんてどうでもいい。今この状況を俺は楽しみたいんだ。
『無事に帰って来て何よりだよ。今日は何をしてきたんだい?』
優しく声をかけてきたフェンリル母さんの言葉に俺と子フェンリルは今日の出来事を語る。それを楽しそうに黙って母さんは聞いていた。
ひとしきりまったりと過ごした後、俺は魚を焼く準備を始めた。俺たちが住処にしている場所には薪が積まれていてその中からいる数だけ引きずり出し使用するのだ。なんで引きずり出すのかというと流石に3歳の俺には結構重く、きっちりと持ち上げることが出来ないから。それと乾ききっていないからそれなりに水分も含んでおりこのままでは使うことが出来ない。ちなみにこの薪を用意したのはフェンリル母さんだ。母さんは風魔法が得意らしく簡単に薪として使えるサイズに切り分けてくれたんだ。俺も魔法が使えるといいんだけどスキルと違って魔法は簡単に覚えることが出来ないのか今だに一つも覚えてはいない。
「ドライ」
乾かした薪を軽く組み上げ後は火をつければいいだろう。
「着火」
スキルを使って薪に火をつけると後は火が安定するのを待つ。このスキルも覚えるのに結構苦労した。原始的な火起こしで火を起こそうと頑張ったけど手が痛くなるだけで全然つかなかった。それを何度も繰り返してやっとのことで煙が上がったと思ったとたんスキルを覚えて、軽くショックを受けたっけ。まあもちろん折角だからその煙に落ち葉やらゴミを使って火をつけたんだけど…薪を用意してなくてすぐに火が消えちゃったんだ。
火が安定するのを待っている間に魚の準備をしようか。収納から魚を取り出し岩の上に並べまずは鱗とぬめり取り。ちょっとだけ鋭い石を使ってしっぽの方から頭の方に向かってこするだけ。子フェンリルが魚の頭を押さえてくれていたので安定して出来た。ありがとう!
「えーと…水球」
目の前に出した水で出来た球体。一応これもスキルらしい。知らない間に覚えていたからよくわかっていない。この中にさっきの魚を入れ洗う。後は内臓を取り除き同じく水球の中で洗って木の枝に刺して焚火の前に並べた。
『いつ見ても面倒なことをするもんだと思うよ』
「だけどおいしいでしょう?」
『確かに生で食べるよりはうまいと思うが』
『いいじゃねーか坊主がやりたくてやってんだ』
キャンキャン
「あっ まだ焼けてないよ!」
フェンリル母さんとクロの会話に耳を傾けていたら子フェンリルが魚を食べようと手を出した。危ない危ない中途半端は一番おいしくないし、そもそも枝と焚火が危険だ。
『おやおやせっかちな子だね~』
『ははっ すっかり坊主のめしが気に入っているようだが大丈夫か~?』
お、もうそろそろ焼けそうかな。収納から折りたたまれた葉っぱを取り出しその包みを開封。中に入っているのは岩塩だ。森の中を散策中に見つけて採取した物。色んなものを森の中で見て歩いてたためか採取というスキルを覚え岩塩も手に入れることが出来た。塩はやっぱり重要だからとても助かっている。
岩塩を魚に振りかけ後少しだけ火であぶる。これでおいしく食べられるようになった。
「はいどうぞ~」
枝から魚を取り外し岩の上に並べる。流石に地面に置くのはだめだと思うからね。お皿とかないし。みんながそれぞれ魚に口を付けたのを見てから俺も魚が刺さっている枝を手に取りかぶりついた。
「パリパリッ うま~」
魔素を貰えば死ぬことはないとはいえやっぱり食事は大事だと思う。なんだかんだ言いながらもフェンリル母さんもおいしそうに食べているし、子フェンリルなんかは一気に食べてしまってクロから奪おうとしている。
『あ、こらっ』
クロの魚を奪った子フェンリルが走り出した。それを追いかけるクロ。それはとても楽しくて穏やかな時間。ついつい声をあげて笑ってしまうくらい…俺はこんな時間はいつまでも続くものだとこの時は思っていたんだ。
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