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異世界ですか?
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~~~♪
「わからないわからないわからないったらわからない~」
今の感情を有名な楽曲にのせて声に出す。ぼんやりと空を眺めただ疑問に思ったことがポロポロと零れ落ちた。
「今の状況がわからなくてただひたすら困惑するだけ。右を見ても左を見ても目を輝かせて僕のことを眺める人々。いつの時代かわからない服装…いや自分のほうがやばい恰好だったと気がつく…はぁ~」
ため息が漏れた。この人たちはこんな奇抜な服装をした僕を最初に見たときはすごい驚いていたんだけど、次第には両手を合わせ拝みだしたり、食べ物やいろんなものを置いて行ってくれるようになったんだ。そのうち屋根のある簡素な小屋まで立ててくれ雨風がしのげるようになったのでとても助かっている。
さらりと長い金髪が視界の端に入る…いや、うん。僕の髪というかウィッグなんだけどね? いま僕はとあるゲームのキャラクターの衣装を着ているんだ。まあいわゆるコスプレというやつで、なんでこんな姿かというと…持ち物がこれしかないわけで。ウィッグをはずすと変だし、だからといって他に服がないのに脱ぐわけにもいかない。下着姿とかおまわりさんを呼ばれてしまうだろう。
…で、最近日課になってきたんだけど、毎朝この作ってもらった小屋の前で歌を歌う。するとこの人たちが喜んで色々くれる。ちなみに言葉はわからないから歌詞が酷くても誰も気がつかないんだよね…まあ僕もこの人たちの言葉がわからないからおあいことも言える。もしかしたら悪口を堂々と言っているのかもしれないのだから。
そして今日も歌を歌う。いつものように適当な歌詞で…
ところがどっこい今日はいつもと違うようだ。戸惑うようなざわめきが聞こえてきて人々の合間を一人の男がこちらへと向かってくる。周りの人たちと比べて綺麗な服を着たちょっとキラキラした人だ。
「────…っ」
何を言っているのかわからない…僕は首を傾げる。するとその男は更に僕に近づいて来て小さな声でこう言ったんだ。
「助けがいるか?」
「…っ」
驚いてひゅっと喉がなる。思わず差し出された手を取ってしまう僕だった。
ちょっと気持ちを整理させて欲しい…
ガタゴトガタゴトと揺れる馬車の中、僕は出来るだけ隅によって男の顔を眺めている。確かに助けは欲しいと思った。だが馬車にのせられてどこかへ連れていかれるなんて思わなかった…
「なんだ、顔に何か付いているか?」
「…日本語っ」
そう男は僕に向かって日本語で『助けがいるか?』と話かけてきたんだ。今も日本語でさらに驚く。周りにいた人たちは知らない言葉を使っていたのに、この男は僕にだけ日本語で話しかけてくるのだ。
「どこの国のお嬢さんか知らないが、あなたも日本語がお上手ですね」
「いや、あのっ 僕、日本人だし!」
「はははっ しかも僕っ子ときたか」
いやそんなことより色々と説明が欲しい。僕は一度深呼吸をすると一気に聞きたいことを口にした。
「あの、ここはどこなんですか? あなたはなぜ一人だけ日本語を話せるので? それと馬車で今から僕はどこへ連れていかれるのでしょうか?」
男は僕の言葉に少しだけ目を見開いたがすぐに元に戻る。
「これはこれは…なるほど」
「一人で納得していないで教えてくださいっ 本当に困っているんです」
すっとあまりにも自然に男が僕の近くへと寄ってくる。そして顔を覗き込むようにしてふわりと笑った。
「ようこそ異世界へ」
「わからないわからないわからないったらわからない~」
今の感情を有名な楽曲にのせて声に出す。ぼんやりと空を眺めただ疑問に思ったことがポロポロと零れ落ちた。
「今の状況がわからなくてただひたすら困惑するだけ。右を見ても左を見ても目を輝かせて僕のことを眺める人々。いつの時代かわからない服装…いや自分のほうがやばい恰好だったと気がつく…はぁ~」
ため息が漏れた。この人たちはこんな奇抜な服装をした僕を最初に見たときはすごい驚いていたんだけど、次第には両手を合わせ拝みだしたり、食べ物やいろんなものを置いて行ってくれるようになったんだ。そのうち屋根のある簡素な小屋まで立ててくれ雨風がしのげるようになったのでとても助かっている。
さらりと長い金髪が視界の端に入る…いや、うん。僕の髪というかウィッグなんだけどね? いま僕はとあるゲームのキャラクターの衣装を着ているんだ。まあいわゆるコスプレというやつで、なんでこんな姿かというと…持ち物がこれしかないわけで。ウィッグをはずすと変だし、だからといって他に服がないのに脱ぐわけにもいかない。下着姿とかおまわりさんを呼ばれてしまうだろう。
…で、最近日課になってきたんだけど、毎朝この作ってもらった小屋の前で歌を歌う。するとこの人たちが喜んで色々くれる。ちなみに言葉はわからないから歌詞が酷くても誰も気がつかないんだよね…まあ僕もこの人たちの言葉がわからないからおあいことも言える。もしかしたら悪口を堂々と言っているのかもしれないのだから。
そして今日も歌を歌う。いつものように適当な歌詞で…
ところがどっこい今日はいつもと違うようだ。戸惑うようなざわめきが聞こえてきて人々の合間を一人の男がこちらへと向かってくる。周りの人たちと比べて綺麗な服を着たちょっとキラキラした人だ。
「────…っ」
何を言っているのかわからない…僕は首を傾げる。するとその男は更に僕に近づいて来て小さな声でこう言ったんだ。
「助けがいるか?」
「…っ」
驚いてひゅっと喉がなる。思わず差し出された手を取ってしまう僕だった。
ちょっと気持ちを整理させて欲しい…
ガタゴトガタゴトと揺れる馬車の中、僕は出来るだけ隅によって男の顔を眺めている。確かに助けは欲しいと思った。だが馬車にのせられてどこかへ連れていかれるなんて思わなかった…
「なんだ、顔に何か付いているか?」
「…日本語っ」
そう男は僕に向かって日本語で『助けがいるか?』と話かけてきたんだ。今も日本語でさらに驚く。周りにいた人たちは知らない言葉を使っていたのに、この男は僕にだけ日本語で話しかけてくるのだ。
「どこの国のお嬢さんか知らないが、あなたも日本語がお上手ですね」
「いや、あのっ 僕、日本人だし!」
「はははっ しかも僕っ子ときたか」
いやそんなことより色々と説明が欲しい。僕は一度深呼吸をすると一気に聞きたいことを口にした。
「あの、ここはどこなんですか? あなたはなぜ一人だけ日本語を話せるので? それと馬車で今から僕はどこへ連れていかれるのでしょうか?」
男は僕の言葉に少しだけ目を見開いたがすぐに元に戻る。
「これはこれは…なるほど」
「一人で納得していないで教えてくださいっ 本当に困っているんです」
すっとあまりにも自然に男が僕の近くへと寄ってくる。そして顔を覗き込むようにしてふわりと笑った。
「ようこそ異世界へ」
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