36 / 356
平民の立場と契約
30. 契約書
しおりを挟む
俺はジルベスターさんと契約をすることを承諾した。このまますぐに契約が行えるようにとすでに商業ギルドのギルドマスターが別の部屋で待っていたようで、おつきの人が呼びに行って連れてきた。準備がいいのかそれとも俺が断らないと思っていたのかはわからないが…
「では内容を読み上げさせてもらいます」
早速やってきた商人ギルドのマスターはさっき確認をした書類を読み上げた。そしてまずはジルベスターさんに間違いないか確認する。
「それでいい」
返事を返したらそのまますぐジルベスターさんはサインをした。するとその文字が光だし、驚いて俺はマジマジと眺める。
「リョータ様?」
「あ、ああ大丈夫です…」
俺が返事をしないからマスターさんが困った顔をしていた。すぐに俺も書かねば…
「あ、文字も俺書けない!」
「んー…多分あの読めない文字でも大丈夫だぞ?」
「ほんとに?」
「嘘じゃないなら問題ないな」
ふーん? つまりローマ字でも漢字でもなんでもいいのかな。そう言う事ならローマ字で書くかなっ なんかこっちのがかっこよく見えそうだし!
ローマ字で名前を書くと俺の名前も光出した。書いた文字が光るなんて…光るインクなのかな。
最後にマスターさんが名前を書くと、紙全体が光り始め…パラパラと紙がテーブルの上に広がった後光がおさまった。
あれ…? 紙の枚数が増えてる。なんだこれ?
「では一枚は私がお預かりします」
「よろしく頼む」
マスターさんが頭をさげて帰っていった。
「これは君の分だ」
契約書を受け取る。テーブルの上には後2枚残っていた。そーいえば王都に保管するんだったかな。
「これで契約成立だ。それで実は早速頼みたい事があるんだが」
「はあ」
「7日後に王都へ向かうのについてきてくれないだろうか」
…ん? 王都についてく? なんのために?
「14日後に王都で勇者の顔見せがあるらしく呼ばれていてね。ちょうどいいだろう? 君が本人かどうか確かめられるし、同じ異世界人なら会っておいて損もない…」
「本当についていくだけでいいんですか?」
勇者の顔見せか…そう言えばその勇者に俺巻き込まれて来たんだよな。一言文句でもいっておきたかったんだよね。
「ああ、友人…は違うが護衛としてじゃないから安心したまえ。まあ、手を貸してくれたらありがたいがね。そうだな…食事担当でどうかね?」
いや、それあんたが食べたいだけだろ! まあ勇者に文句言いたいし? 王都に行けるのも楽しそうだけどっ
「7日後…あ。俺今受けてる依頼があるんだけど、それまでにおわるかな?」
「どんな仕事なのかな?」
「えーと、これですね」
袋から依頼書を取り出し、テーブルに置いた。横からヨルさんも覗き込んでいる。
「ネコ探しか~…しかも白ネコ。昼間だと探しにくいな」
「あ、でも数日前西門の外へ向かうのを見かけたので、そっちを探して見るつもりですよ」
「じゃあこの後向かうってことか」
「いや…外出たことないからもう少し強くなってからにしようかなと…」
「実践積んだ方が早いだろう?」
ヨルさんだけでなくジルベスターさんにも首をかしげられてしまった! 言ってることはまともなんだけど、俺としてはあのネズミでもう少し慣れておきたいところなんだよね。
「それに町周辺には弱い魔物しかいないし大丈夫だぞ。一般人でも倒せるレベルだしな」
ぎりぎり一般人な俺には耳が痛い話だなおい。
「まあなんにしてもその仕事が終わらないと困るわけなんだな。だったら手が足りないところを手伝うが?」
「それはいい考えだ。早速お互いに手を貸しあえるなら一方的に助けるより気持ちも軽くなるだろう」
いやまあうん…その通りなんだけどさ。
──────────────────────
data ───────────
名前:高岡良太 性別:男 歳:16
身体能力:lv1
職業:異世界人lv2 拳士lv3 シーフlv6 ヒーラーlv3 炭鉱夫lv2 行商人lv1 テイマーlv1 (賢者lv3) (精霊魔法士lv1)
体力:100(8)
魔力:100 (18)
力:5 (7)
速さ:5 (14)
知力:50 (16)
器用:5 (6)
運:5 (19)
防御力:5 (4)
魔法防御力:0 (2)
SP:9
スキル:ガチャ 空間庫lv2 テレポートlv1 ポイント変換 ラッシュlv1 魔物鑑定 鉱石発見 鑑定 話術 契約 (精霊契約)
魔法:ヒール キュアlv1 契約召喚 (無属性魔法lv1 光魔法 闇魔法 精霊召喚)
インベントリ
袋(大) 袋(大) 袋(小) 袋(小) ガラスのコップ×3 陶器のどんぶり(黒)×2 牛乳パック フォーク スプーン 陶器のどんぶり(赤)×2 ギルドカード ステータスカード 輪ゴムBOX(994本) 魔法の歴史と古代語 2Lのペットボトル(水) 針 糸18m(黒色) 契約書
袋(大)の中身
シャツ1枚 ベスト1枚 学生服(上) カッターシャツ
袋(大)の中身
ズボン2枚 下着2枚 トランクス 学生服(下) ネクタイ
袋(小)の中身
金貨7枚 銀貨9枚 銅貨10枚
袋(小)の中身
仕事の依頼書×2
card 炭酸水の入ったコップ×2
card 白ワインの入ったワイングラス
card リンゴジュースの入ったコップ
card レモンジュースの入ったコップ
card 赤ワインの入ったワイングラス
card 2Lのペットボトル(焼酎)
card 砂糖1k
card 玉ねぎ1k
card マグロ
card かぼちゃ
card パスタ(乾麺)
card 豆腐(木綿)
card 紅茶のティーバッグ20個(アッサム)
card 生卵(10個)
card 中濃ソース(200ml)
card ねぎ(3本)
card 板こんにゃく
card 納豆(3パック)×2
card サラダボール(レタス、きゅうり、トマト)
card ドーナツ(チョコ)
card 鶏の唐揚げ5個(塩)
card バナナ(4本)
card カレーの入った寸胴
card 焼き鳥ねぎま3本(塩)
card 苺パフェ
card べっこう飴(10個)
card ステーキプレート
card 板チョコレート(ミルク)
card 麻婆豆腐の入った皿
card リップクリーム(薬用)
card コロコロクリーナー詰め替え用(3本)
card 角2封筒(100枚)
card ラップ小(30m)
card 付箋20枚×3本(黄色)
card スリッパ(花柄ピンク)
card バンダナ(赤色)
card ゴルフボール(5個)
card トイレの消臭芳香剤(ラベンダー)
card ナイフ×2
card メイス
card ウッドボウ
card ナックル
card 黒の杖
card 尖った槍
card 包丁
card 鍬
card 鉄板
card 皮の兜
card 鉄の全身鎧
card 銀の盾
card 小盾
card 鉄の兜
card 鋼鉄の額あて
card 皮の兜
装備
鉄板入りシャツ、ベスト、ズボン、ナイフ、皮の脛あて
ガチャポイント: 5707
───────────
「では内容を読み上げさせてもらいます」
早速やってきた商人ギルドのマスターはさっき確認をした書類を読み上げた。そしてまずはジルベスターさんに間違いないか確認する。
「それでいい」
返事を返したらそのまますぐジルベスターさんはサインをした。するとその文字が光だし、驚いて俺はマジマジと眺める。
「リョータ様?」
「あ、ああ大丈夫です…」
俺が返事をしないからマスターさんが困った顔をしていた。すぐに俺も書かねば…
「あ、文字も俺書けない!」
「んー…多分あの読めない文字でも大丈夫だぞ?」
「ほんとに?」
「嘘じゃないなら問題ないな」
ふーん? つまりローマ字でも漢字でもなんでもいいのかな。そう言う事ならローマ字で書くかなっ なんかこっちのがかっこよく見えそうだし!
ローマ字で名前を書くと俺の名前も光出した。書いた文字が光るなんて…光るインクなのかな。
最後にマスターさんが名前を書くと、紙全体が光り始め…パラパラと紙がテーブルの上に広がった後光がおさまった。
あれ…? 紙の枚数が増えてる。なんだこれ?
「では一枚は私がお預かりします」
「よろしく頼む」
マスターさんが頭をさげて帰っていった。
「これは君の分だ」
契約書を受け取る。テーブルの上には後2枚残っていた。そーいえば王都に保管するんだったかな。
「これで契約成立だ。それで実は早速頼みたい事があるんだが」
「はあ」
「7日後に王都へ向かうのについてきてくれないだろうか」
…ん? 王都についてく? なんのために?
「14日後に王都で勇者の顔見せがあるらしく呼ばれていてね。ちょうどいいだろう? 君が本人かどうか確かめられるし、同じ異世界人なら会っておいて損もない…」
「本当についていくだけでいいんですか?」
勇者の顔見せか…そう言えばその勇者に俺巻き込まれて来たんだよな。一言文句でもいっておきたかったんだよね。
「ああ、友人…は違うが護衛としてじゃないから安心したまえ。まあ、手を貸してくれたらありがたいがね。そうだな…食事担当でどうかね?」
いや、それあんたが食べたいだけだろ! まあ勇者に文句言いたいし? 王都に行けるのも楽しそうだけどっ
「7日後…あ。俺今受けてる依頼があるんだけど、それまでにおわるかな?」
「どんな仕事なのかな?」
「えーと、これですね」
袋から依頼書を取り出し、テーブルに置いた。横からヨルさんも覗き込んでいる。
「ネコ探しか~…しかも白ネコ。昼間だと探しにくいな」
「あ、でも数日前西門の外へ向かうのを見かけたので、そっちを探して見るつもりですよ」
「じゃあこの後向かうってことか」
「いや…外出たことないからもう少し強くなってからにしようかなと…」
「実践積んだ方が早いだろう?」
ヨルさんだけでなくジルベスターさんにも首をかしげられてしまった! 言ってることはまともなんだけど、俺としてはあのネズミでもう少し慣れておきたいところなんだよね。
「それに町周辺には弱い魔物しかいないし大丈夫だぞ。一般人でも倒せるレベルだしな」
ぎりぎり一般人な俺には耳が痛い話だなおい。
「まあなんにしてもその仕事が終わらないと困るわけなんだな。だったら手が足りないところを手伝うが?」
「それはいい考えだ。早速お互いに手を貸しあえるなら一方的に助けるより気持ちも軽くなるだろう」
いやまあうん…その通りなんだけどさ。
──────────────────────
data ───────────
名前:高岡良太 性別:男 歳:16
身体能力:lv1
職業:異世界人lv2 拳士lv3 シーフlv6 ヒーラーlv3 炭鉱夫lv2 行商人lv1 テイマーlv1 (賢者lv3) (精霊魔法士lv1)
体力:100(8)
魔力:100 (18)
力:5 (7)
速さ:5 (14)
知力:50 (16)
器用:5 (6)
運:5 (19)
防御力:5 (4)
魔法防御力:0 (2)
SP:9
スキル:ガチャ 空間庫lv2 テレポートlv1 ポイント変換 ラッシュlv1 魔物鑑定 鉱石発見 鑑定 話術 契約 (精霊契約)
魔法:ヒール キュアlv1 契約召喚 (無属性魔法lv1 光魔法 闇魔法 精霊召喚)
インベントリ
袋(大) 袋(大) 袋(小) 袋(小) ガラスのコップ×3 陶器のどんぶり(黒)×2 牛乳パック フォーク スプーン 陶器のどんぶり(赤)×2 ギルドカード ステータスカード 輪ゴムBOX(994本) 魔法の歴史と古代語 2Lのペットボトル(水) 針 糸18m(黒色) 契約書
袋(大)の中身
シャツ1枚 ベスト1枚 学生服(上) カッターシャツ
袋(大)の中身
ズボン2枚 下着2枚 トランクス 学生服(下) ネクタイ
袋(小)の中身
金貨7枚 銀貨9枚 銅貨10枚
袋(小)の中身
仕事の依頼書×2
card 炭酸水の入ったコップ×2
card 白ワインの入ったワイングラス
card リンゴジュースの入ったコップ
card レモンジュースの入ったコップ
card 赤ワインの入ったワイングラス
card 2Lのペットボトル(焼酎)
card 砂糖1k
card 玉ねぎ1k
card マグロ
card かぼちゃ
card パスタ(乾麺)
card 豆腐(木綿)
card 紅茶のティーバッグ20個(アッサム)
card 生卵(10個)
card 中濃ソース(200ml)
card ねぎ(3本)
card 板こんにゃく
card 納豆(3パック)×2
card サラダボール(レタス、きゅうり、トマト)
card ドーナツ(チョコ)
card 鶏の唐揚げ5個(塩)
card バナナ(4本)
card カレーの入った寸胴
card 焼き鳥ねぎま3本(塩)
card 苺パフェ
card べっこう飴(10個)
card ステーキプレート
card 板チョコレート(ミルク)
card 麻婆豆腐の入った皿
card リップクリーム(薬用)
card コロコロクリーナー詰め替え用(3本)
card 角2封筒(100枚)
card ラップ小(30m)
card 付箋20枚×3本(黄色)
card スリッパ(花柄ピンク)
card バンダナ(赤色)
card ゴルフボール(5個)
card トイレの消臭芳香剤(ラベンダー)
card ナイフ×2
card メイス
card ウッドボウ
card ナックル
card 黒の杖
card 尖った槍
card 包丁
card 鍬
card 鉄板
card 皮の兜
card 鉄の全身鎧
card 銀の盾
card 小盾
card 鉄の兜
card 鋼鉄の額あて
card 皮の兜
装備
鉄板入りシャツ、ベスト、ズボン、ナイフ、皮の脛あて
ガチャポイント: 5707
───────────
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
296
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる