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フランモネで仕事をする
196. オーク狩り4
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手にした槍をオークの心臓だと思われる辺りに突き刺してみた。うん…感触は我慢するとして、思ったよりもあっさりと刺さった。まあ動けない魔物を相手にするだけだから武器がうまく使えるかどうかは関係ないってことかな。それに槍って主に騎士が使う武器だっけ? 一応レベルが低いけど職業持っているからな。あとナイフと違って刃先が長いのもいいのかもしれない。
目の前に対象がいるけども索敵で状態を見ながら順番に突き刺していく。刺した直後はまだ生きているみたいだけど少しするとその反応が消えていく。つまりちゃんととどめを刺せているってことだ。
「何だ槍も使えるんじゃないか」
動かない魔物に槍を突き刺しているだけで使えるとか言われても…まあ気にしてたら終わらないからサクサクと終わらせてしまおう。これだけオークがいると稼ぎとしては結構いいんじゃないだろうか? まあほとんど同士討ちさせたものだけどな。
とりあえず片っ端から仕留めたものをそのままインベントリにしまいつつ、ついでにそこらに転がっているオークも収納する。ちょっと考えが甘かったと実感。この数をしまうのが中々めんどくさいと思えてきた。そしてそんな気のゆるみからかすぐ近くでじっと息をひそめていたオークの存在に気がつくのが遅れた。
パリーーーーンッ と大きな音がして初めて結界が壊れ驚いた。すぐ背後にその結界を破った魔物が立ち上がっていたのだ。どのオークよりも大きく強そうに見える。拘束していた魔法もいつの間にか解除され手にもつ武器を俺に向けていた。
「リョータッ そいつはまずい!!」
すまんシズク何がどうまずいのかそんなんじゃまったくわからん。つまりなんだ、逃げろってことか? ここまで倒しておいて? 確かにこいつは強そうだけど地竜に向かうよりは怖いと思えない。あの時は近づくのも結構怖かったしな。
「ダークネス! ネコだまし!!」
武器を持った手を拘束し、一瞬だけでも動きを止められれば危険は減る! この隙に背後に周りジャンプで首の後ろまで飛び上がり、
「ラッシュッ」
槍で拳士のスキルを使用した。そして後悔する…
「うひゃあっ」
連続で攻撃が10秒間当たるスキルがしっかりときまり血しぶきがひどいことにっ ちなみに驚いて声をあげたのはシズクだ。俺は血まみれになって呆然とその場で立ち尽くしていた。
うん…あれだ。自分の強さがどの程度なのかちゃんと知っておかないとだめだ。
「お、おい…? リョータすげぇ強かったんだな。というか攻撃もよゆーなんじゃん」
血だらけの手を見つめゆっくりとシズクの方を見る。その手をシズクに向けるとゆっくりと逃げられた。俺も逃げたいよ!!
「はあ…ウォッシュ」
とりあえず血を流しましにして見たが、匂いはすぐ傍でしているような気がして仕方ない。早くお風呂で洗い流したいね。
シズクと2人でオークとゴブリンを集めどんどんインベントリにしまった。状態がひどすぎるものは集めて地面に埋めていくここでも土壌改革が役に立った。土が柔らかくなっていたので掘りやすく埋めるのも早く片付いた。
「こんなところじゃねぇーか?」
周りを見渡し状態を確認。すごい地面が荒らされまくった状態だけどまあ…死体は転がっていないしいいんじゃないかな?
目の前に対象がいるけども索敵で状態を見ながら順番に突き刺していく。刺した直後はまだ生きているみたいだけど少しするとその反応が消えていく。つまりちゃんととどめを刺せているってことだ。
「何だ槍も使えるんじゃないか」
動かない魔物に槍を突き刺しているだけで使えるとか言われても…まあ気にしてたら終わらないからサクサクと終わらせてしまおう。これだけオークがいると稼ぎとしては結構いいんじゃないだろうか? まあほとんど同士討ちさせたものだけどな。
とりあえず片っ端から仕留めたものをそのままインベントリにしまいつつ、ついでにそこらに転がっているオークも収納する。ちょっと考えが甘かったと実感。この数をしまうのが中々めんどくさいと思えてきた。そしてそんな気のゆるみからかすぐ近くでじっと息をひそめていたオークの存在に気がつくのが遅れた。
パリーーーーンッ と大きな音がして初めて結界が壊れ驚いた。すぐ背後にその結界を破った魔物が立ち上がっていたのだ。どのオークよりも大きく強そうに見える。拘束していた魔法もいつの間にか解除され手にもつ武器を俺に向けていた。
「リョータッ そいつはまずい!!」
すまんシズク何がどうまずいのかそんなんじゃまったくわからん。つまりなんだ、逃げろってことか? ここまで倒しておいて? 確かにこいつは強そうだけど地竜に向かうよりは怖いと思えない。あの時は近づくのも結構怖かったしな。
「ダークネス! ネコだまし!!」
武器を持った手を拘束し、一瞬だけでも動きを止められれば危険は減る! この隙に背後に周りジャンプで首の後ろまで飛び上がり、
「ラッシュッ」
槍で拳士のスキルを使用した。そして後悔する…
「うひゃあっ」
連続で攻撃が10秒間当たるスキルがしっかりときまり血しぶきがひどいことにっ ちなみに驚いて声をあげたのはシズクだ。俺は血まみれになって呆然とその場で立ち尽くしていた。
うん…あれだ。自分の強さがどの程度なのかちゃんと知っておかないとだめだ。
「お、おい…? リョータすげぇ強かったんだな。というか攻撃もよゆーなんじゃん」
血だらけの手を見つめゆっくりとシズクの方を見る。その手をシズクに向けるとゆっくりと逃げられた。俺も逃げたいよ!!
「はあ…ウォッシュ」
とりあえず血を流しましにして見たが、匂いはすぐ傍でしているような気がして仕方ない。早くお風呂で洗い流したいね。
シズクと2人でオークとゴブリンを集めどんどんインベントリにしまった。状態がひどすぎるものは集めて地面に埋めていくここでも土壌改革が役に立った。土が柔らかくなっていたので掘りやすく埋めるのも早く片付いた。
「こんなところじゃねぇーか?」
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