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フランモネで仕事をする
199. しつこい2
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なんか結構疑われた? けれどそれ以上追及はされず解体所で今回倒して回収してきたオークとゴブリンを解体所に預けてきた。状態の確認を数の確認で少しだけ待たされたが結構いいお金になった。オークが上位種を含めて金貨31枚、ゴブリンが金貨1枚と銀貨3枚と銅貨6枚。合わせて金貨32枚と銀貨3枚と銅貨6枚、これはかなりおいしいのでは? まあ毎回こんな数が狩れるわけじゃないから無駄遣いはしないようにしておこう。砂糖とか売れればはないんだけどね~
ギルドを出て宿へ向かおうと歩き始めたところだった。
「み…見つけたぞー!!」
突然大きな声がして誰かが俺につかみかかって来たのだ…誰? わからないのでシズクの方を見るがシズクも誰だよって顔をしている。
「誰かと間違えているのでは?」
「いいやお前だ! この匂いを忘れるわけがないだろう?」
匂いとか言われても…俺にはよくわからないし。
「砂糖の入手先を教えろっ」
「……あー、マリジアナの」
「そうだ!」
うわー…こんなところまで追いかけてきたのか。すごい執念に感心してしまう。
「しつこいと嫌われちまうぞ!」
「うるせぇっ 関係ない奴が口挟むな!!」
どうでもいいけど人の服を掴んだままもめるのはやめてくれないかな~ 服が伸びちゃうよ? それに2人が怒鳴りあうからほら…なんか周りに人が増えてきたし。
「あのさ普通…」
「こらー! そこ何をもめている!!」
げ…同じ服装をした人が3人こっちに向かって走ってきたっ あれって町の警備か何かをしている人なんじゃ? 服を掴まれている以上このままテレポートするわけにもいかないし、ああもうっ
「はいはい…えーとこの3人かな?」
そう言いながら俺たちの両腕を掴み上げほら歩けと言わんばかりにぐいぐいと引っ張られる。くそう…これじゃ犯罪者みたいじゃないか。
「離せよ!」
「詳しい話はあっちでな?」
そういわれるとさっきまで騒いでいた少年は状況がやっとわかったのか大人しくなった。
東門の近くにある一つの建物につくとその中に入るように言われた。どうやらこの中で話をすることになるみたいだ。中は狭くテーブルとイスがいくつかあるだけで後目につくのは…地下室へと降りるための階段くらいだろうか。室内に入ると俺たちは椅子に座るように勧められ並んで座ることになった。
「さて、まずはお互い名前からな」
「シズク、冒険者」
「カルガード、商人」
「あ、リョータで冒険者? 商人?」
「なんで疑問に自分で思っているんだよ…」
「いやだってさ、どっちもろくに活動してないから」
「まあいい主にやっている仕事はその2つだな?」
俺は首を縦に振った。
「次はもめていた原因だが…そっち側から言ってくれ」
そっちと言われたのはカルガードと名乗った少年の方だ。少年はチラリと俺の方を見た後前を向いて話を始めた。
「ここらでは俺の所の商会でしか扱っていない砂糖をこいつが売っていたんだ! だから入手先を聞こうとしたら逃げたからさ…逃げるってことはやましいことがあるってことだろう? だから俺はこの町まで追いかけてきたんだっ」
あー逃げたことで余計面倒なことになったのか。それは失敗だったな。
「次」
「ん、ああ俺か。えーとたしか突然マリジアナでいきなり偉そうに話しかけてきて、めんどくさそうだったから放置して逃げた。まさかこの町まで追いかけてくるとは思わなかったけど、いきなりリョータにつかみかかって怒鳴り散らすからしつこいと嫌われちまうぞって言っただけだが?」
「じゃあ最後」
「あらかた二人の言った通りです。そもそも俺は見ての通り人間ですよ? 普段はこっちに住んでいなくて今回たまたま用事がありついでにこちらで店を出しただけ。品物の入手先は海を渡った先になりますので、教える必要はないと思うのですが? 逃げたのは失敗だったと今では思っています」
どうだ? 何もおかしなことは言っていないぞ。目の前の警備の人? がメモを取る手を止め書き出した文字を眺めている。
「ふぅ…どうだお互いの話を聞いて少しは落ち着いたか?」
ちらりと少年の方を見ると眉を寄せて唇をかみしめている。
「何にしてもいきなり怒鳴ったりはどう考えてももめるもとになるし、ちゃんとした会話も出来ない。実際そうだったみたいだしな?」
「す、すみませんでした…」
おお…少年が普通に謝ってきた。
「お前たちは?」
「そもそもこいつが…」
「シズク。そのことは彼も反省しているみたいだから」
「…ふんっ」
「こちらももう少し落ち着いた対応をするべきだったみたいです」
警備の人? が頷いていた。
「うっし、もう帰っていいぞ」
それだけ言うと俺たち3人は建物から追い出されるのだった。
ギルドを出て宿へ向かおうと歩き始めたところだった。
「み…見つけたぞー!!」
突然大きな声がして誰かが俺につかみかかって来たのだ…誰? わからないのでシズクの方を見るがシズクも誰だよって顔をしている。
「誰かと間違えているのでは?」
「いいやお前だ! この匂いを忘れるわけがないだろう?」
匂いとか言われても…俺にはよくわからないし。
「砂糖の入手先を教えろっ」
「……あー、マリジアナの」
「そうだ!」
うわー…こんなところまで追いかけてきたのか。すごい執念に感心してしまう。
「しつこいと嫌われちまうぞ!」
「うるせぇっ 関係ない奴が口挟むな!!」
どうでもいいけど人の服を掴んだままもめるのはやめてくれないかな~ 服が伸びちゃうよ? それに2人が怒鳴りあうからほら…なんか周りに人が増えてきたし。
「あのさ普通…」
「こらー! そこ何をもめている!!」
げ…同じ服装をした人が3人こっちに向かって走ってきたっ あれって町の警備か何かをしている人なんじゃ? 服を掴まれている以上このままテレポートするわけにもいかないし、ああもうっ
「はいはい…えーとこの3人かな?」
そう言いながら俺たちの両腕を掴み上げほら歩けと言わんばかりにぐいぐいと引っ張られる。くそう…これじゃ犯罪者みたいじゃないか。
「離せよ!」
「詳しい話はあっちでな?」
そういわれるとさっきまで騒いでいた少年は状況がやっとわかったのか大人しくなった。
東門の近くにある一つの建物につくとその中に入るように言われた。どうやらこの中で話をすることになるみたいだ。中は狭くテーブルとイスがいくつかあるだけで後目につくのは…地下室へと降りるための階段くらいだろうか。室内に入ると俺たちは椅子に座るように勧められ並んで座ることになった。
「さて、まずはお互い名前からな」
「シズク、冒険者」
「カルガード、商人」
「あ、リョータで冒険者? 商人?」
「なんで疑問に自分で思っているんだよ…」
「いやだってさ、どっちもろくに活動してないから」
「まあいい主にやっている仕事はその2つだな?」
俺は首を縦に振った。
「次はもめていた原因だが…そっち側から言ってくれ」
そっちと言われたのはカルガードと名乗った少年の方だ。少年はチラリと俺の方を見た後前を向いて話を始めた。
「ここらでは俺の所の商会でしか扱っていない砂糖をこいつが売っていたんだ! だから入手先を聞こうとしたら逃げたからさ…逃げるってことはやましいことがあるってことだろう? だから俺はこの町まで追いかけてきたんだっ」
あー逃げたことで余計面倒なことになったのか。それは失敗だったな。
「次」
「ん、ああ俺か。えーとたしか突然マリジアナでいきなり偉そうに話しかけてきて、めんどくさそうだったから放置して逃げた。まさかこの町まで追いかけてくるとは思わなかったけど、いきなりリョータにつかみかかって怒鳴り散らすからしつこいと嫌われちまうぞって言っただけだが?」
「じゃあ最後」
「あらかた二人の言った通りです。そもそも俺は見ての通り人間ですよ? 普段はこっちに住んでいなくて今回たまたま用事がありついでにこちらで店を出しただけ。品物の入手先は海を渡った先になりますので、教える必要はないと思うのですが? 逃げたのは失敗だったと今では思っています」
どうだ? 何もおかしなことは言っていないぞ。目の前の警備の人? がメモを取る手を止め書き出した文字を眺めている。
「ふぅ…どうだお互いの話を聞いて少しは落ち着いたか?」
ちらりと少年の方を見ると眉を寄せて唇をかみしめている。
「何にしてもいきなり怒鳴ったりはどう考えてももめるもとになるし、ちゃんとした会話も出来ない。実際そうだったみたいだしな?」
「す、すみませんでした…」
おお…少年が普通に謝ってきた。
「お前たちは?」
「そもそもこいつが…」
「シズク。そのことは彼も反省しているみたいだから」
「…ふんっ」
「こちらももう少し落ち着いた対応をするべきだったみたいです」
警備の人? が頷いていた。
「うっし、もう帰っていいぞ」
それだけ言うと俺たち3人は建物から追い出されるのだった。
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