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追われる
274. 響子と合流
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響子から受けた連絡によると、中央の島から海を渡りローレンスさんが働いている、あのお嬢様を届けた家にお世話になっているという話だ。なので俺は中央の島で一晩過ごした後、再び船に乗ることになった。まあ…響子とシズクだけで中央の島で待っているというのは若干危険もあるから仕方がないことなんだろうが、また船に乗るというのが気が重くて仕方がない。船は何事もなく港につき俺は今ローレンスさんがいる家の前にやってきた。
「お待ちしておりました」
ローレンスさんにつれられ家の中へ入り2人がいる部屋へと案内される。ここは前来た時も思ったがマリジアナの町長の家より小さく、俺が箱庭に置いた家よりも大きいくらい。多分この町の裕福層なんだろうね。別の町の町長の孫娘が済んでいるくらいだし。
「りょーちゃんっ」
扉を開けた先で響子が俺の名前を呼んだ。たった1日だったが心配させたみたいだ。まあ別れ方もあれだったけどね。
「よかったぁ~ このまま合流出来なかったら御神木様どうすればいいんだろうと思ったよ」
いや…その場合は響子が頑張って運んでくれよ。会話出来るしお祈りで魔力の供給もできるんだから。
「リョータ、俺は中に戻っていいか? そろそろ菓子も買い足したいしな」
「それはもちろんいいけど…」
「んじゃまた用があったら呼んでくれ」
箱庭を開いてやるとさっさとシズクは中へ入っていった。なんというか…ちょっとなまけすぎじゃないか? 俺が用があって声かけないときは冒険者業してればいいのに。
「…ん?」
シズクが箱庭に戻るのを見ているとその傍でローレンスさんもじっと中を見つめていた。
「いやあ…不思議なスキルですな。中はどうなっているのでしょうか」
そういえば中に入れるスキルだとは言ったけどそれ以上説明してなかったな…どうしようか、ローレンスさんはちょっと強引なところがあるけれど悪い人ではなさそうだ。むしろこっちが御神木様を傍に置いていることにより信用してくれている感じがする。うん…大丈夫な気がするね。まあ他の人もそうだけど何かしでかしたときにはその登録されている扉を撤去してしまえばいいような気がする。繋いでいるのは扉だからな。
「入ってみますか?」
「よろしいので?」
「はい、中で会う人達は俺とかかわった知り合いばかりですので、もめ事を起こさなければ問題ないですよ。響子ちょっとローレンスさん案内してくるからここで待ってて」
「出来るだけ早くね~?」
俺はローレンスさんと一緒に箱庭に入った。
「これはこれは…」
ローレンスさんは目の前の建物を見て空を見上げ驚いていた。目の前にある建物は馬車で突っ込んでちょっと壊れかけた家。未だにそのままそこに建っている。その隣に今住んでいる家があり、裏手にケーキ屋と2階建て木造校舎が。さらにその右手には山がある。
「ようこそ俺の箱庭へ」
空を見上げていたローレンスさんはおもむろにしゃがみこむと地面に生えている草をむしった。
「本物…ですね。ここはリョータ様が管理している世界ということですか」
「まあそうなんだけどただのスキルだし、それほど広さもなくて…ん?」
地図を取り出しローレンスさんに見せようとして気がついたんだが、川の外側に土地が広がっていた。あれ…? たしか川の向こう側はもうそれほど地面がなかった気がするんだが。
「それがこの世界の地図ですか…山と川があるのですね」
「あ、はいそうです」
「建物はあまりないようですな」
どういうことなんだろう。これはちょっと一度幼女に聞いてみないとわからないな。
「あーはい。ここに住んでいるのは俺くらいなので」
「一人なのに建物が4つあるようですが」
俺はざっくりと建物の説明をした。目の前のは最初に用意した建物で壊れていること。今住んでいる家、知り合いが訪ねてくるのに扉を繋ぐための建物、それとケーキ屋だ。
「なるほど。この店に行けば珍しい菓子が手に入るのですな?」
「あ、ローレンスさんも扉登録しますか? お嬢様にお菓子を食べさせられるようになりますよ」
「それはぜひこちらから頼みたいくらいです」
ローレンスさんに扉の設置とケーキ屋を案内し、俺は一度響子の所に戻ることにした。
「お待ちしておりました」
ローレンスさんにつれられ家の中へ入り2人がいる部屋へと案内される。ここは前来た時も思ったがマリジアナの町長の家より小さく、俺が箱庭に置いた家よりも大きいくらい。多分この町の裕福層なんだろうね。別の町の町長の孫娘が済んでいるくらいだし。
「りょーちゃんっ」
扉を開けた先で響子が俺の名前を呼んだ。たった1日だったが心配させたみたいだ。まあ別れ方もあれだったけどね。
「よかったぁ~ このまま合流出来なかったら御神木様どうすればいいんだろうと思ったよ」
いや…その場合は響子が頑張って運んでくれよ。会話出来るしお祈りで魔力の供給もできるんだから。
「リョータ、俺は中に戻っていいか? そろそろ菓子も買い足したいしな」
「それはもちろんいいけど…」
「んじゃまた用があったら呼んでくれ」
箱庭を開いてやるとさっさとシズクは中へ入っていった。なんというか…ちょっとなまけすぎじゃないか? 俺が用があって声かけないときは冒険者業してればいいのに。
「…ん?」
シズクが箱庭に戻るのを見ているとその傍でローレンスさんもじっと中を見つめていた。
「いやあ…不思議なスキルですな。中はどうなっているのでしょうか」
そういえば中に入れるスキルだとは言ったけどそれ以上説明してなかったな…どうしようか、ローレンスさんはちょっと強引なところがあるけれど悪い人ではなさそうだ。むしろこっちが御神木様を傍に置いていることにより信用してくれている感じがする。うん…大丈夫な気がするね。まあ他の人もそうだけど何かしでかしたときにはその登録されている扉を撤去してしまえばいいような気がする。繋いでいるのは扉だからな。
「入ってみますか?」
「よろしいので?」
「はい、中で会う人達は俺とかかわった知り合いばかりですので、もめ事を起こさなければ問題ないですよ。響子ちょっとローレンスさん案内してくるからここで待ってて」
「出来るだけ早くね~?」
俺はローレンスさんと一緒に箱庭に入った。
「これはこれは…」
ローレンスさんは目の前の建物を見て空を見上げ驚いていた。目の前にある建物は馬車で突っ込んでちょっと壊れかけた家。未だにそのままそこに建っている。その隣に今住んでいる家があり、裏手にケーキ屋と2階建て木造校舎が。さらにその右手には山がある。
「ようこそ俺の箱庭へ」
空を見上げていたローレンスさんはおもむろにしゃがみこむと地面に生えている草をむしった。
「本物…ですね。ここはリョータ様が管理している世界ということですか」
「まあそうなんだけどただのスキルだし、それほど広さもなくて…ん?」
地図を取り出しローレンスさんに見せようとして気がついたんだが、川の外側に土地が広がっていた。あれ…? たしか川の向こう側はもうそれほど地面がなかった気がするんだが。
「それがこの世界の地図ですか…山と川があるのですね」
「あ、はいそうです」
「建物はあまりないようですな」
どういうことなんだろう。これはちょっと一度幼女に聞いてみないとわからないな。
「あーはい。ここに住んでいるのは俺くらいなので」
「一人なのに建物が4つあるようですが」
俺はざっくりと建物の説明をした。目の前のは最初に用意した建物で壊れていること。今住んでいる家、知り合いが訪ねてくるのに扉を繋ぐための建物、それとケーキ屋だ。
「なるほど。この店に行けば珍しい菓子が手に入るのですな?」
「あ、ローレンスさんも扉登録しますか? お嬢様にお菓子を食べさせられるようになりますよ」
「それはぜひこちらから頼みたいくらいです」
ローレンスさんに扉の設置とケーキ屋を案内し、俺は一度響子の所に戻ることにした。
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