14 / 60
第2章 転移者
14話 旅の始まりとワイルドボア
しおりを挟む
「さて、魔王はどこにいるんだ?」
部屋の外に出て歩き出す。
「普通に考えれば一番大きな建物に住んでいしょうだけど…?」
まあ、会ったことない言ってたし知らないか。
サラキアは少し考えこんでいる。
「しょーだ、おねーちゃんに聞いてみりゅ?」
「おねーちゃん?」
サラキアが言うには自分は15番目の子供だから他の家族に聞いてみようと言うことらしい。確かに兄弟とかはいるのだろう。ダンジョンを管理していたサラキア。まあ畑だったわけだけど。管理しているのが全部兄弟の可能性もあるのだ。
「一番近い歳のおねーちゃんが隣の畑管理してりゅよ?」
「そうか聞いてみても良さそうだな。」
サラキアの姉か…ダンジョンは200年に一度とか言ってたし、200歳以上だよな~。それなら流石に魔王にあった事があるか?
ということで、サラキアの姉さんの1人に会いに行くことになった。
「ねえ、母さん?」
「ん~?」
姉のもとへ向かっていたはずだが何故かここは林の中である。地下にいるはずなのに木が生えているのだ。
「木が生えてるけどこれは?」
「いちおー魔導具だよ~。これがにゃいと空気の調節ができないかりゃねー。」
なるほど。
サラキアが言うには、この魔導具に魔力を注ぐ仕事をしている人もいるとか。
「おねーちゃんの畑はこの林の途中にありゅの。」
そのまましばらく歩き続けた。
少し開けたところが見えてくると右側に扉があるのが見えた。
「ここ?」
この扉が姉の畑なのか聞いてみる。サラキアは頷いた。
「おねーちゃんも一度しか会ったことにゃいの。だからちょと心配。」
魔王の子供逹はどうなってるんだ?
扉の前に立ち、ノックをする。反応がない。
「……?」
少し扉を開け中を覗き込む。話に聞いてた大きな魔物がいる。そのまま扉を閉めた。
「ここから入るの無理じゃね?」
「入ってどうするつもりかの?」
背後から声がする。
「何って……ん?」
父さんと母さんは横にいる…じゃあ誰と話してたんだ?
振り返るとそこには10台後半くらいに見える魔族の娘が立っていた。
「そこはわらわが管理する畑故、わらわの許可が無いと入るのは危険になるぞ?」
手を腰に当て踏ん反りかえっている。
「テルースおねーちゃん?」
「ん?わらわの名を知るお前は誰だ?」
「おひさしぶりでしゅサラキアになりましゅ。」
テルースはサラキアの顔を覗き込んだ。
「そうか、サラキアか。生まれた時に一度会っただけだから顔はわからなんだよ。」
久しぶりに会えてテルースは嬉しそうにしている。
「ところでこの2人はサラキアとどのような関係なのだ?人間にみえるのだが?」
値踏みするかの目でこちらをみている。少し圧を感じる気がする。やはりサラキアより強そうだ。
「元旦那と息子だにょ。」
サラキアは少しも気にせず2人を紹介した。そこへテンタチィオネはすかさず挨拶をいれた。
「初めまして、元旦那のテンタチィオネです。ここでもサラキア(直美)の旦那の座狙ってるんでよろしく。」
うをおぉぉーーいっなにいっちゃってるのー??
「父さん少しは警戒しなよ!こう見えて母さんより200年以上生きてる分強そうだよ?」
突然空気が氷ついたような寒さを感じた。
「あら…?ちょ~~っとマナーのなっていないお餓鬼さまがいるようで?」
ゴゴゴゴゴという効果音が聞こえてきそうなくらい、テルースから殺気が漏れている。
「さて、冗談は置いておくとして。」
あんな殺気出していて冗談ですますのかこの人はっ
「せっかくいらしたのでわらわの畑でも案内します故、どうぞお入り下さい。」
テルースは扉を開け入るように進めて来た。3人は進められるままダンジョンの中へ入る。さっき見た大きな魔物がいる。
……牛みたいだ。
「その子は門番なので許可があるものは襲わぬ。先へ進むぞよ?」
4人で地下49階へ上がる。
「ここはどんな魔物がいるんだろう。」
「ここはワイルドボアがおる。サイズが尋常ではないが。ちなみに、ドロップは根菜系になるぞよ。」
前方から走る音が近づいてくる。だんだん音がが大きくなるにつれ姿が見えてきた。頭が天井スレスレでたまにぶつけながら向かってくる。どう見てもマンモスだ。
「いやあれは猪じゃなく、マンモス!象じゃないのかっ?」
「「「そう言われても?」」」
「そこ首を傾げてハモらないでっ」
向かってくるのでひとまず避ける。ワイルドボアは壁にぶつかるまで走り続けた。足が止まるとゆっくり向きを変え近づいてくる。
「おたくの畑の作物(?)は凶暴ですね…」
「まあ、新鮮な証拠故諦めるしかないぞよ。」
4人でそれぞれ足を狙って飛びかかる。まあそこしか届かないと言うことでもある。するとあっさり倒れ込んだ。倒れただけで消えてしまった。
「弱い……?」
「大きなものほど体を横にしたらもう先がないからかな。」
ワイルドボアが倒れた後には四角い箱が落ちていた。『飯うまカレー』と書かれている。
「レトルトカレーかよ!」
「「「普通だね。」」」
普通なんだ……
その後何匹か収穫(?)してからテルースが部屋へ招待してくれた。
『飯うまカレー』『ほんわかシチュー』『これぞボルシチ!』が各数個と、ダイコン、人参、ゴボウなどが出た。
「ご飯にしる~」
「そうしよう。」
両親は呑気だった。レトルトを食べているとテルースが話かけてきた。
「ところでお前達は、わらわに何か用があったりはしないのか?」
「「「…………あっ」」」
テルースに言われるまですっかり忘れていた3人だった…
「魔王の行方とな?」
「はい。どこにいるかしりませんか?」
「はっきり言って知らんな。」
テルースも知らないようだ。
「100年程前に見かけた時は、都内を巡回しておるようであったが。……そうだ。兄上なら知っているかも知れぬ。よく魔王のことを話しておったわ。」
食事が終わり今日はもう遅いので、このままテルースの部屋に泊まることとなった。明日はまたこの2人の兄の元へ向かう。直人は余りにも目が覚めないので少しばかり夢ではないのかも知れないと思い始めた……。
部屋の外に出て歩き出す。
「普通に考えれば一番大きな建物に住んでいしょうだけど…?」
まあ、会ったことない言ってたし知らないか。
サラキアは少し考えこんでいる。
「しょーだ、おねーちゃんに聞いてみりゅ?」
「おねーちゃん?」
サラキアが言うには自分は15番目の子供だから他の家族に聞いてみようと言うことらしい。確かに兄弟とかはいるのだろう。ダンジョンを管理していたサラキア。まあ畑だったわけだけど。管理しているのが全部兄弟の可能性もあるのだ。
「一番近い歳のおねーちゃんが隣の畑管理してりゅよ?」
「そうか聞いてみても良さそうだな。」
サラキアの姉か…ダンジョンは200年に一度とか言ってたし、200歳以上だよな~。それなら流石に魔王にあった事があるか?
ということで、サラキアの姉さんの1人に会いに行くことになった。
「ねえ、母さん?」
「ん~?」
姉のもとへ向かっていたはずだが何故かここは林の中である。地下にいるはずなのに木が生えているのだ。
「木が生えてるけどこれは?」
「いちおー魔導具だよ~。これがにゃいと空気の調節ができないかりゃねー。」
なるほど。
サラキアが言うには、この魔導具に魔力を注ぐ仕事をしている人もいるとか。
「おねーちゃんの畑はこの林の途中にありゅの。」
そのまましばらく歩き続けた。
少し開けたところが見えてくると右側に扉があるのが見えた。
「ここ?」
この扉が姉の畑なのか聞いてみる。サラキアは頷いた。
「おねーちゃんも一度しか会ったことにゃいの。だからちょと心配。」
魔王の子供逹はどうなってるんだ?
扉の前に立ち、ノックをする。反応がない。
「……?」
少し扉を開け中を覗き込む。話に聞いてた大きな魔物がいる。そのまま扉を閉めた。
「ここから入るの無理じゃね?」
「入ってどうするつもりかの?」
背後から声がする。
「何って……ん?」
父さんと母さんは横にいる…じゃあ誰と話してたんだ?
振り返るとそこには10台後半くらいに見える魔族の娘が立っていた。
「そこはわらわが管理する畑故、わらわの許可が無いと入るのは危険になるぞ?」
手を腰に当て踏ん反りかえっている。
「テルースおねーちゃん?」
「ん?わらわの名を知るお前は誰だ?」
「おひさしぶりでしゅサラキアになりましゅ。」
テルースはサラキアの顔を覗き込んだ。
「そうか、サラキアか。生まれた時に一度会っただけだから顔はわからなんだよ。」
久しぶりに会えてテルースは嬉しそうにしている。
「ところでこの2人はサラキアとどのような関係なのだ?人間にみえるのだが?」
値踏みするかの目でこちらをみている。少し圧を感じる気がする。やはりサラキアより強そうだ。
「元旦那と息子だにょ。」
サラキアは少しも気にせず2人を紹介した。そこへテンタチィオネはすかさず挨拶をいれた。
「初めまして、元旦那のテンタチィオネです。ここでもサラキア(直美)の旦那の座狙ってるんでよろしく。」
うをおぉぉーーいっなにいっちゃってるのー??
「父さん少しは警戒しなよ!こう見えて母さんより200年以上生きてる分強そうだよ?」
突然空気が氷ついたような寒さを感じた。
「あら…?ちょ~~っとマナーのなっていないお餓鬼さまがいるようで?」
ゴゴゴゴゴという効果音が聞こえてきそうなくらい、テルースから殺気が漏れている。
「さて、冗談は置いておくとして。」
あんな殺気出していて冗談ですますのかこの人はっ
「せっかくいらしたのでわらわの畑でも案内します故、どうぞお入り下さい。」
テルースは扉を開け入るように進めて来た。3人は進められるままダンジョンの中へ入る。さっき見た大きな魔物がいる。
……牛みたいだ。
「その子は門番なので許可があるものは襲わぬ。先へ進むぞよ?」
4人で地下49階へ上がる。
「ここはどんな魔物がいるんだろう。」
「ここはワイルドボアがおる。サイズが尋常ではないが。ちなみに、ドロップは根菜系になるぞよ。」
前方から走る音が近づいてくる。だんだん音がが大きくなるにつれ姿が見えてきた。頭が天井スレスレでたまにぶつけながら向かってくる。どう見てもマンモスだ。
「いやあれは猪じゃなく、マンモス!象じゃないのかっ?」
「「「そう言われても?」」」
「そこ首を傾げてハモらないでっ」
向かってくるのでひとまず避ける。ワイルドボアは壁にぶつかるまで走り続けた。足が止まるとゆっくり向きを変え近づいてくる。
「おたくの畑の作物(?)は凶暴ですね…」
「まあ、新鮮な証拠故諦めるしかないぞよ。」
4人でそれぞれ足を狙って飛びかかる。まあそこしか届かないと言うことでもある。するとあっさり倒れ込んだ。倒れただけで消えてしまった。
「弱い……?」
「大きなものほど体を横にしたらもう先がないからかな。」
ワイルドボアが倒れた後には四角い箱が落ちていた。『飯うまカレー』と書かれている。
「レトルトカレーかよ!」
「「「普通だね。」」」
普通なんだ……
その後何匹か収穫(?)してからテルースが部屋へ招待してくれた。
『飯うまカレー』『ほんわかシチュー』『これぞボルシチ!』が各数個と、ダイコン、人参、ゴボウなどが出た。
「ご飯にしる~」
「そうしよう。」
両親は呑気だった。レトルトを食べているとテルースが話かけてきた。
「ところでお前達は、わらわに何か用があったりはしないのか?」
「「「…………あっ」」」
テルースに言われるまですっかり忘れていた3人だった…
「魔王の行方とな?」
「はい。どこにいるかしりませんか?」
「はっきり言って知らんな。」
テルースも知らないようだ。
「100年程前に見かけた時は、都内を巡回しておるようであったが。……そうだ。兄上なら知っているかも知れぬ。よく魔王のことを話しておったわ。」
食事が終わり今日はもう遅いので、このままテルースの部屋に泊まることとなった。明日はまたこの2人の兄の元へ向かう。直人は余りにも目が覚めないので少しばかり夢ではないのかも知れないと思い始めた……。
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
World of Fantasia(ワールド・オブ・ファンタジア)
緋色牡丹
ファンタジー
生きる意味を見出せない三十二歳の男・山田緋色。
夏の夜、光の渦に呑まれ、彼が目を覚ましたのは――幻想の森だった。
壊れた愛車、知らない空、そして湖に浮かぶ青髪の少女。
異世界での出会いが、“止まった人生”を再び動かしていく。
異世界叙情ファンタジー、開幕──
※この小説は、小説家になろう、カクヨムにも同時掲載しています。
挿絵はAIイラストを使ったイメージ画像です。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる