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1年後
結婚式
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最初は冗談じゃない。って本気で思っていたけど…
今では「とうとう、この日を迎えたんだ」
って思うと少し涙が出そうになる。
今日は、ユーグとの結婚式だ。
侯爵家嫡男の結婚式にしては質素で控えめではあるけれど、それなりに招待客のいる賑やかなものになった。
俺が騎士なので、俺の衣装は式典用の騎士服。
その為、ユーグの衣装がなかなか決まらなくて少し焦った。
俺と合わせた衣装にするつもりで、半年前から準備していたらしい。
3か月前の衣装合わせで、騎士専用の礼服しか着られないから。
と告げた時の、ユーグの呆然とした顔がいまだにちょっとちらつくんだけど…。
よく間に合わせたよな。って思うくらいに
デザインの変更された礼服。
それでも、ユーグによく似合って、改めてかっこいいなって思って
……ちょっと惚れ直した。
そんな彼のもとに、父親とともにヴァージンロードを歩きながら向かう。
ユーグの少し前で立ち止まった父は
「2人で今よりももっと幸せになりなさい。」
と、声をかけてくれた。
そして、仲間の騎士たちにも散々冷やかされながら披露宴まで終えた俺たち2人はその足で神殿へ向かう。
禊に入り、胎を借り受け、そのまま子作りに入るために…。
胎を借りることが認められても、簡単に子供ができるわけではないらしい。
まぁ、もともと子供ができる体ではないのだから仕方がないことではある。
その為、施術前に双方の意思が揺らがないか、何度も確認が入る。
怖くないか?と言われれば
正直怖い。
自分の体が、一時的にとはいえ女性化するのだ。
そして、胎にも相性が存在するらしい。
俺にも、ユーグにも適性があれば妊娠自体はすぐにできるのだそうだけど…。
今では「とうとう、この日を迎えたんだ」
って思うと少し涙が出そうになる。
今日は、ユーグとの結婚式だ。
侯爵家嫡男の結婚式にしては質素で控えめではあるけれど、それなりに招待客のいる賑やかなものになった。
俺が騎士なので、俺の衣装は式典用の騎士服。
その為、ユーグの衣装がなかなか決まらなくて少し焦った。
俺と合わせた衣装にするつもりで、半年前から準備していたらしい。
3か月前の衣装合わせで、騎士専用の礼服しか着られないから。
と告げた時の、ユーグの呆然とした顔がいまだにちょっとちらつくんだけど…。
よく間に合わせたよな。って思うくらいに
デザインの変更された礼服。
それでも、ユーグによく似合って、改めてかっこいいなって思って
……ちょっと惚れ直した。
そんな彼のもとに、父親とともにヴァージンロードを歩きながら向かう。
ユーグの少し前で立ち止まった父は
「2人で今よりももっと幸せになりなさい。」
と、声をかけてくれた。
そして、仲間の騎士たちにも散々冷やかされながら披露宴まで終えた俺たち2人はその足で神殿へ向かう。
禊に入り、胎を借り受け、そのまま子作りに入るために…。
胎を借りることが認められても、簡単に子供ができるわけではないらしい。
まぁ、もともと子供ができる体ではないのだから仕方がないことではある。
その為、施術前に双方の意思が揺らがないか、何度も確認が入る。
怖くないか?と言われれば
正直怖い。
自分の体が、一時的にとはいえ女性化するのだ。
そして、胎にも相性が存在するらしい。
俺にも、ユーグにも適性があれば妊娠自体はすぐにできるのだそうだけど…。
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